コトバ 第6巻第7号-第13号(昭和11年7月~12月)
第六卷 第七號 七月號
目次
國語材の統計的研究 (大西雅雄)
傳達の機能より見たる詩と散文 (吉武好季)
スラヴ語の動詞のアスペクト (井桁貞敏)
人は藝術を模倣する (名取堯)
國語敎材の韻律學的研究(二) (湯山淸)
俳諧俳文の洒落 (中島良夫)
須貝・眞鍋兩氏譯、イエスペルセン原著
『人類と言語』の譯しぶりを評す (小林英夫)
言語心理學文献解題 (波多野完治)
田邊壽利著『言語社會學』評 (小關藤一郎)
波多野完治著『文章學』を讀む (吉武好孝)
垣内松三先生の『國語の力』改版 (名取堯)
佐久間鼎著『現代日本語の表現と語法』(大西雅雄)
卷頭言・昭和十一年上半期聰目次・コトバの會記事
編輯後記
第六卷 第九號 七月號
目次
【文法・文體の研究】
文法以前 (今泉忠義)
文法より文體へ (小谷照雄)
文體・文法の世界化的動向 (山崎謙)
譬喩的表現と文體 (吉武好孝)
らむの檢討 (松尾捨治郎)
最近の感想(コトバの會一週年記念・諸家回答)
五十嵐力 山崎謙 大島正德 菊澤季生
石崎正 小倉進平 中島泉太郎 湯原淸
石黒魯平 小林英夫 藤原定 佐久間鼎
井桁貞敏 佐藤良夫 吉水千之 安藤正次
康峰生 中島良夫 岡島繁 大岩正仲
奥中孝三 湯山淸(到着順)
【國語國字問題】
國字問題について (松原秀治)
ローマ字問題嚴正批判 (大西雅雄)
日本の雰圍氣(アナトール・フランス)
國語敎材の韻律學的研究(三) (湯山淸)
批評と飜譯 (大岩正仲)
言語心理學文献解題 (波多野完治)
橘正一著『方言學概論』(大西雅雄)
卷頭言・コトバの會記事・學界消息・編輯後記
第六卷 第十號 九月號
目次
スタイルについて (藤原定)
空海の文體論 (大場俊助)
聞香説 (佐藤良雄)
スラヴ語の動詞のアスペクト (井桁貞敏)
言語の機能 (小林智賀平)
國語子韻の聲調的研究 (吉水千之)
詩と散文との差異に對する一考察 (丸山覺)
狂歌狂文に表はれた滑稽と洒落 (中島良夫)
源氏物語の新しさ (須田正平)
松宮彌平氏の「日本語敎授法」を讀む (大西雅雄)
中島健藏氏の「現代文藝論」と相馬黒光女史の「默移」 (名取堯)
板垣市藏氏著「國文學史綱」 (小西孝作)
卷頭言・夏季講習會の記・聽講者諸氏の感想・編輯後記
第六卷 第十一號
目次
無題 (岡倉由三郎)
漢字の問題に就いて (山口察常)
あて字の廢止 (吉田澄夫)
放送と漢字の問題 (佐藤孝)
漢字音讀專用論 (宮田幸一)
聾唖敎育から見た漢字問題 (山岡勘一)
漢字・カナ・ローマ字 (石黒修)
カナモジ運動の方法論 (松坂忠則)
發音カナヅカイの主張 (富澤功)
國字問題解決の原動力は何か (岡崎常太郎)
超社會式 (石黒魯平)
ローマ字調査會の眞相 (佐伯功介)
臨時ローマ字調査會の真相 (宮崎靜二)
國定ローマ字綴方の制定 (菊澤季生)
調査會式ローマ字是非論 (奥中孝三)
所謂調査會式綴方の理論 (神保格)
ワカバヤシ著「漢字ノ組立ト云イカエノの研究」 (大西雅雄)
カナモジカイの「制限五百漢字」 (金原省吾)
卷頭言・第六卷四―九月總目次・コトバの會記事・編輯後記
第六卷 第十二號
目次
構想作用 (金原省吾)
文章構成の言語理論 (大西雅雄)
表現に於ける論理的精神 (輿水實)
文章に於ける事實と想像 (吉武好孝)
文章構成の敎育實踐
作文敎育の諸問題とその實踐 (平田義雄)
現行綴方敎育の動向と批判
「負けず嫌ひ」の語類 (淺野信)
フロォベェルの文章論 (名取堯)
德田秋聲の文章について (鹽田良平)
精神分析言語學 (大槻憲二)
文學に於ける表現の映畫性 (名原廣三郎)
卷頭言・コトバの會記事・編輯後記
第六卷 第十三號
目次
「フランス語の文體」の序 (小林英夫)
スラブ語の動詞のアスペクト(三) (井桁貞敏)
上代歌謡の純母音脱落 (吉水千之)
文學に於ける自我の古代的形態 (小面孝作)
隨筆
親鳥 (金原省吾)
一茶翁の古郷を訪ひて (大西雅雄)
野の花 (名取堯)
文の種類と指導の相 (中田憲久)
意義の區別と音韻 (有坂秀世)
個人言語と一般言語 (辰宮榮)
卷頭言・雜誌論文抄・コトバの會記事・編輯後記