教育 第3巻第7号-第12号(昭和10年7月~12月)
教育 第三卷第七號 昭和十年七月
形象藝術の創作及び表現の過程(松本亦太郎)
創造的教科のカリキュラム上の地位(山下徳治)
絶對音聽の心的構造(高野瀏)
音樂の綜合的基礎教練(眞篠俊雄)
發聲法とその指導(上野耐之)
新訂尋常小學唱歌の批評(小松耕輔)
書道随想(津田靑楓)
藝術教育に於ける生命體操と其教材(三橋喜久雄)
學校におけるリトミック運動(マリア・バード)
海外教育思潮
藝術教育運動の諸相(依田新)
教育評論
教育的解釋學の方法と領域(石山脩平)
日本教育學史料
神津仙三郎傳(田邊尚雄)
教育随筆
下から見た音樂(兼常清佐)
母と子を語る(村岡花子)
工藝意匠に就て(足立源一郎)
庭を眺めながら(内藤濯)
教育時論
美術政策と美術教育(城戸幡太郎)
汎太平洋新教育會議を杞憂す(留岡清男)
教育時事
全國高等學校長會議 實業専門學校長會議 高等師範學校長會議 全國小學校女教員大會 全國中學校長會議 全國聯合學校衛生大會 東京府校外救護聯盟成る 本年度高文試驗憲法擔任者變更 市の中小學校より臺灣へ義捐金 岩手の缺食兒童は副業で自活せよ 東京府のn海外視察教員決る 小作爭議で兒童盟休 汎太平洋新教育會議を日本で開催 イギリスの恩給問題 オクラホマ州ハイスクールの教科過程の變遷 ニューヨーク市學童生徒の救護問題
教育書評
千葉春雄編「讀む・綴る心理と國語教育」(松本金壽) 増田幸一著「職業指導二十講」(宗像誠也) 朝原梅一著「幼稚園託兒所保育の實際」(留岡清男)
六月雜誌單行本文獻總攬
八月「形象と數學」號内容豫告
教育 第三卷第九號 昭和十年九月
社會形態の變遷と學校教育(藏内數太)
カリキュラム改造及構造の基準檢出に關する一社會學的考察(高山潔)
小學校カリキュラム問題のシムポジウム
小學校カリキュラムの改革案(及川平治)
小學校カリキュラムの問題(佐々木秀一)
小學校カリキュラムの改革案に就いて(木下竹次)
カリキュラムの改革案を讀みて(赤井米吉)
提案についての所感(野間忠雄)
小學校カリキュラム問題の批評所感に就て(及川平治)
海外教育思潮
道徳性の國民政策的陶治(熊谷孝)
教育評論
中鋒説について(石川格一郎)
日本教育學史料
大學教育の功勞者としての濱尾新先生(今井登志喜)
教育随筆
郷土建設への實踐(小田内通敏)
自己暗示と空氣(遠藤隆吉)
教育の回想(坪田譲治)
教育時評
汎太平洋新教育會議は何を寄與したか(山下徳治)
教育時事
汎太平洋新教育會議 選擧肅正には教師も使ふ 東北振興調査會の教育其他に關する決定 全國中等學校女教員大會 全國商業科教員大會 東京市教育疑獄の判決 高専校長等に憲法講義 近視の激増 兵庫縣で中學卒業の職工激増 中學四年制反對の猛運動 東京府立第二高女で斷髪禁止 小學生溺死で責任者を送局 愛國カレッジの創設 ユダヤ人勞働大學の創設 米國の失業靑年救濟案 ニューヨーク市の學校給食
教育書評
輿水實著『解釋學と意義學』(石山脩平) 河合榮治郎著『學生生活』(正木正) 「産業と教育」編輯部編纂『教育年鑑』(留岡清男) 新見吉治著『ナチス祖國愛の教育』(依田新) 本庄陸男著『白い壁』(山下徳治)
八月雜誌單行本文獻總攬
次號「公民・政治教育」倍大特輯號内容豫告
教育 第三卷第十號
公民教育と政治道徳(前田多門)
公民教育と經濟道徳(道家齋一郎)
教員生活と公民教育(河野通保)
公民科を活かす方法(春山作樹)
靑年學校の修身及公民科(廣濱嘉雄)
公民教育の基礎問題と公共心の養成(山下徳治)
應募論文とその批評
公共心の養成と學級指導(竹内親儀)
公共心の養成と學級指導(山本一男)
應募原稿いついて(編輯部)
教員と政治運動 座談會(阿部重孝/池田宏/市川房枝/菊川忠雄/木村正義/黑田照清/柴田善三郎/島中雄三/下中彌三郎/城戸幡太郎/留岡清男)
海外教育思潮
英國の勤勞者職業教育(大内經雄)
教育評論
心學教化と明治維新(秋山謙藏)
教育時評
中學四年五年の問題(關口泰)
地方財政と教育費(中重信)
自傳現代日本教育學 その三
經歴の要領(棚橋絢子)
余の幼児より今日迄の概觀(井上哲次郎)
私の經歴と教育上の主義(高田早苗)
自傳の中に織り込んだ柔道と師範教育の眞随(嘉納治五郎)
小學から大學までの教育的經驗(安部磯雄)
私の小年、靑年時代の環境と教育(松本亦太郎)
私の今日に至るまで(安井哲)
農民教育家となりし我を語る(山崎延吉)
教育時事
文部省豫算決まる 靑年學校教授訓練科目要旨の公布 教員俸給の未拂全國的に増加 五ヶ年計畫で東北靑年學寮 學位論文をめぐって商大で紛擾起る 訓導の休盟事件 世界教育會議次回は日本 ニューヨーク市の野外圖書館 既婚婦人と教員採用 カルフォルニヤの「貧困兒童救濟案」 英國の兒童虐待統計 モスカウ大學の英米研究所閉鎖さる
教育書評
坪田譲治著『魔法』(小山東一) イリイン著、玉城肇譯『おもしろい時計の歴史』(今野武雄) 松浦鎭次郎著『岡田良平先生小傳』(櫻井武雄)
九月雜誌單行本文獻總攬
十一月號内容豫告
教育 第三卷第十一號 昭和十年十一月
江戸時代末期の教化運動(石川謙)
徒弟教育と商店法(井上貞藏)
各科教授の問題
算術教授の問題(齋藤武治)
齋藤氏の論文を讀みて(靑木誠四郎)
國語教育實踐途上の岐路(鳥海諒一)
「國語教育實踐途上の岐路」(佐々木秀一)
兒童自治に基く學級經營(松永健哉)
松永氏の報告を讀みて(留岡清男)
研究調査
中學校に於ける進學指導(山下俊郎/靑木誠四郎)
日本教育學史料
井上毅評傳(宮島清)
教育随筆
アメリカの最重要なる一邊を旅行して(杉森孝次郎)
南洋に於ける第二世の教育問題(住江金之)
代用教員(小岩井淨)
なぜ叱らなかったか(らいてう)
秋晴にドナウを下る(安部能成)
教育評論
「宗教教育答申案」の歴史性(留岡清男)
教育時事
師範學校の宗教教育に關する答申案決定 文部省の國民精神作興運動 大阪市の實業教育五十周年記念會 靑年學校全生徒に手帳を配る 夜間女學校卒業者に資格を與ふ 級長になり損って學校へ放火 一高駒場へ移轉 第二回日本精神薄弱兒愛護協會總會 ロンドン・タイムス「教育附録」の二十五周年 英國に於ける學童觀劇運動 ポーランドの教育組織 獨逸の家事教育 アメリカの學校放送 北米フッドリヴァー・ハイスクールの外國語正科に日本語を採用
教育書評
三澤房太郎著『職業指導の理論と實踐』(三井透) 田制佐重著『日本教育思潮概説』(武田勘治) 柳田國男著『郷土生活の研究法』(小田内通敏)
十月雜誌單行本文獻總攬
十二月號内容豫告
一月「日本現代教育學説批判」號内容豫告
教育 第三卷第十二號 昭和十年十二月
宗教教育私見(菅圓吉)
世相と教育(小泉丹)
世界教育會議の使命(大島正徳)
兒童保護に於ける文政型と恤救型(留岡清男)
各科教授の問題
メートル法度量衡と少數初歩指導について(岩崎雷太郎)
岩崎氏の論文を讀んで(遠藤重郎)
教材「雪丹」(岸本達也)
岸本氏の論文を讀みて(石川脩平)
低能兒教育に於ける諸問題(皇晃之)
皇氏の論文を讀む(奥田三郎)
教育評論
我が教育界の一年史(山下徳治)
海外教育思潮
獨逸に於ける少年福祉保護法(藤田忠)
研究調査
學姓頒布前に於ける房總の寺子屋教育(鴇田惠吉)
教育時評
小學理科書の改正と實際家の使命(栗山重)
教育時事
文政審議會の廢止と文部省の學制改革 文教刷新の内閣審議會開かる 教學刷新評議會設置さる 社會教育主管課長會議 靑年學校教員養成所長會議 實業教育改善に關する各經濟團體の答申 小學校長の奏任待遇 第三十一回關東聯合教育會 第八回社會事業大會 東京の學齡兒童の三分の一は病弱 同志社大學六十周年紀念 中央大學創立五十周年紀念 ローマ字運動五十周年祭 國際聯盟の教育事業 ペンシルヴァニア大學の博物館教育 ニューヨーク市諸學校のソーシャル・センター運動
教育書評
乙竹岩造著『日本教育史の研究』(小杉巌) 伏見猛彌著『我國に於ける直觀教授・郷土教育及合科教授』(梅根悟) 加藤正英著『幼兒保育の基礎としての兒童心理學』(松本金壽)
十一月雜誌單行本文獻總攬
一月特輯「日本現代教育學説批判」號内容豫告
二月特輯「入學試驗問題」號内容豫告