講演　第４５７号－第４９２号（昭和１５年１月～１２月）

講演第４５７号
（１）支那事変と財政經済體制
（２）我が戦時財政政策の現状
（３）起死回生した獨逸の財政政策
（Ａ）無より有を捻出したナチス財政政策
（Ｂ）甦生の契機となった信用膨張政策
（Ｃ）獨逸の公債政策と租税政策
（Ｄ）無利子無返済で済む借金法は？
（Ｅ）新財政計畫と租税證券制度
日獨戦時財政經済の検討
商學博士（田中貢）
（四）新機軸を要する貿易と對外拂
（Ａ）金現送による對外拂の前途
（Ｂ）對外拂を不安なく永續する途
（Ｃ）アウタルキーと獨逸の貿易政策
（五）ほんとうの統制經済とは？
（Ａ）獨逸統制經済の起因と其の本旨
（Ｂ）獨逸統制經済の組織と機關
（Ｃ）獨逸統制經済の運用状態
（Ｄ）統制の目的は何歳に在るか
（六）戦時經済の合理と無理

講演第４５８号
一・防共協定強化不調顚末
二・獨ソ條約の齎した影響
第二次歐洲大戦と日本
特命全機大使　（白鳥敏夫）
三・歐洲大戦と獨逸の國力
四・伊太利とソ聯邦の動向
一　はしがき
二　防共協定強化不調の顚末
（一）澎湃たる強化要望の國論
（二）意向の扜挌
（三）折衛半蔵遂に不調に了る
（四）獨ソ悠約と樞軸強化不調の因果関係
（五）排英運動に見直された日本
（六）獨ソ提携の拍車日英會談とタンチヒ問題
（七）獨ソ提携は果して寝耳に水の裏切か
（八）獨逸の言ひ分と日獨離間の策動
三　獨ソ提携の日本に及ぼした影響
（一）日ソ關係の緩和とソ聯の方向轉換
（二）歐洲動乱の勃発と日本の杞憂解消
（三）此の機會に採るべき日本の態勢
（四）日本の國内情勢と對外方針
（五）獨伊に對する日本今後の態度
四　獨逸の國力と歐洲戦争の前途
（一）獨逸國力の噂と現實
（二）長期戦と獨逸の戦争能力
（三）持久力の點から観た獨逸の経済力
（四）前回の経験と今次の對英戦略
（五）何故速戦即決にしないか
（六）ヒツトラー政権と國民の結果
（七）隔世の觀ある獨逸の経済的回覆
（八）認識不足の過少評價
（九）獨逸に最悪の場合の勝敗の歸趨
（一〇）英佛は如何なる場合に勝算立つか

五　伊太利とソ聯の動向
（一）伊太利興隆の動因と發展目標
（二）伊太利の中立維持と獨伊の關係
（三）伊太利は獨逸を見殺しにするか
（四）日本の態度戦期を決定せん
（五）和平を欲する者は寧ろ英國
（六）媾和急速實現の第六感
（七）ソ聯の活動と獨ソ接近の利害
（八）ジーグフリード線の歴史的意義

講演第４５９号
外遊途上管見
商工大臣（藤原銀次郎）
満蒙開拓と日満支の將來
満蒙産業株式會社
取締役　韓永昌

一、はしがき
二、メキシコの質屋
三、雄大な質屋風景
四、質流品のせり賣と展観
五、質入りミシンで仕事が出来る
六、質札の賣買
七、どんな物でも質に取る
八、貧民階級の物は全部無利子
九、家具類の豊富家具屋以上
一〇、管理經營と利益處分
一一、我が公設質屋改善案
一二、失業救済と福利事業は區別せよ

一、満蒙の天地を目指して
二、開拓成否の宿題土地と農民
三、自作農創定の現状と農民心理
四、心理と實情に副はぬ年賦償還法
五、長期年賦償還法の不経済性
六、實情に即した自作農創定方法
七、満州の農業と牛の重要性
八、牛の有無と其の経済的得失
九、牛飼育に伴ふ要具と牛の繁殖法
一〇、牛の國策的役割と其の普及方法
一一、満州建國と半島同胞
一二、支那事変と半島同胞
一三、満州國の成長と満人の生活感情
一四、日本の使命と東亜の黎明

外遊途上管見
講演第４６０号
敗戦主義を打倒せよ（中野正剛）

講演第４６１号
アメリカと日本
對米雑感
日本曹達株式會社
社長
（中野友禮）
アメリカと日本　日本曹達株式會社
社長
中野友禮氏講演
（一）アメリカに於て私は何を観たのか
（二）映畫はアメリカ四大工業の一
（三）アメリカの姿鏡としての映畫
（四）映畫に現はれたアメリカ創世紀
（五）米國成立の来歴とナショナリズム
（六）歐米の帝國主義と日本の植民政策
（七）我が移民の生活理想と第二世
（八）發展を阻礙する小愛國心
（九）カナダの重要性と我が對満政策
（一〇）米人は何故ニグロを怖れるか
（一一）黒ん坊を白くする方法はないか
（一二）米國に於けるユダヤ人の跛扈
（一三）無限の生産力と歐洲戦争の影響
（一四）日本と對蹠的な米國の経済政策
（一五）物資豊富に悩むアメリカの経済
（一六）アメリカの文明は石油に由来す
（一七）自動車の生産一分間に一臺
（一八）豪勢なアメリカの富豪と其の家庭
（一九）アメリカは發明家の王道樂土
（二〇）廣告と宣傳第一のアメリカ
（二一）米國の文明はラヂオと電話の文明
（二二）ユーモアに富むアメリカの國民性
（二三）アメリカ人の観た日本人と支那人
（二四）支那人の長所は何処にあるか
（二五）米國の御機嫌を取っても駄目
（二六）アメリカの排日映畫を見る
（二七）アメリカとソ聯邦の對米宣傳
（二八）アメリカのエーア・ガール
（二九）米國の對日感情と日本の違算
（三〇）米國の對支権益と對日政策
（三一）困ることも亦好いぢゃないか
（三二）艱難は日本も大成せしむる所似

講演第４６２号
歐洲大戦と英獨の將來
前駐獨特命全●大使（大島浩）
（一）はしがき
（二）何れが勝つか
（三）獨逸軍の素質及性能
（四）對波蘭戦の戦課より観て
（五）獨逸の其の食糧資源
（六）経済力より観た獨逸
（七）獨逸と其の食糧資源
（八）食糧生産に波蘭利用
（九）獨逸の軍需資源（一）鐵・石炭
（一〇）獨逸の軍需資源（二）石油
（一一）獨逸國民の士気と團結状態
（一二）獨逸は如何なる戦略に出るか
（一三）戦局膠着の理由と和平説
（一四）春季攻勢の可能性と和平の不可能性
（一五）今次歐洲戦争の前途
（一六）英國の運命と獨逸の將来
観測臺
最近の羅巴の情勢（芦田均）
米國の對日對歐政策（鈴木文四郎）
國際思潮
大戦第二期と我が態勢［獨］（アドルフ・ヒットラー）
ヨーロッパの將来［米］（ヴイセント・シーアン）
和平提案と歐洲聯邦案［英］ブレールスフォード
ソ聯邦の對日動向［米］ニューヨークタイムス

講演第４６３号
肚をつくる人間教育
（一）野人の人生観
（一）喧嘩に負けぬ極意
（二）卅年の體験に基いで
（三）人生に奇想天外のことなし

（二）放校退學の運命と家庭學校
（一）至る處退學の後ち同志社へ
（二）徳富蘇峰先生に睨まる
（三）遂に同志社より追放
（四）我に人厭がる仕事を興へよ

（三）人間の屑に心牽かれて
（一）葦原將軍に謁見
（二）所謂變り者に變つた人間なし
（三）文化人は歪曲を好む
（四）釋迦・孔子・基督も興太者なり

（四）不良青少年と模範青少年
（一）不良少年とは何か
（二）不良少年はお前達みたいな奴
（三）悍馬を天下の駿馬に化する道
（四）何が高橋是清翁を脅迫させたか
（五）不死身とはこんな奴のことか
（六）アルボース石鹸で腸を洗ふ
（七）白い手綺麗な手を警戒せよ
（八）教へぬ學校の教育方法

（五）吾が教育の本領流汗大道
（一）カルチュアの真義
（二）學校教育なるもの職分
（三）昔の私塾教育と今の學校教育
（四）弘法大師の流汗大道

（六）日本精神と肚
（一）大和魂は何處にあるか
（二）豊臣秀吉と千利休の肚藝
（三）昔の教育と今の教育の相違
（四）現代日本の悩みは何處にあるか
（五）人間になれ掛替のない人間になれ
國際思潮
歐洲大戦と世界新秩序［英］H・G・ウェルズ
國共合作は分裂するか［米］エドガー・スノウ

講演４６４号
新政府成立と事變の新局面
（一）新中央政府の生誕
（一）中央政府愈々成立
（二）中央政治會議の使命
（三）中央政治會議
（四）國民黨最高執權者の地位
（五）六全大會と汪兆銘の權能
（六）政治會議と政治委員會の關係
（七）中央政治會議の構成分子
（八）靑島會議と中央政治會議

（二）靑島會議の經過
（一）靑島會議の巷説
（二）豫想と反對な靑島會議
（三）日本の總意靑島會議を包む
（四）高宗武・陶希聖の暴露
（五）日支了解事項と北支・維新雨政府
（六）三巨頭會議と汪兆銘の報告
（七）疑念釋然たる王克敏氏
（八）王克敏氏心境を吐露す
（九）靑島會議圓満進捗の功勞者

（三）
（一）汪銘氏の和平方針
（二）和平の對重慶及び日本への影響
（三）新中央政府と蒋介石政権
（四）大乗的對支政策と日支の將來
（五）無賠償・不割譲の大局的意義
（六）新中央政府の承認問題
（七）深刻なる支那民衆の生活問題
（八）大陸経営への自覚と反省
國際思潮
新中央政府の使命と日支和平方策（汪兆銘）
汪兆銘氏の聲明と我が基本的方策（米内首相）
現下の國際情勢と岐路に立つ日本（エコノミスト）

講演４６５号
日支和平問題をめぐりて
衆議院議員　（赤松克麿氏講演）
（一）齋藤イズムは前世紀の遺物
（二）侵略主義の時代錯誤
（三）長期抗戦と支那軍の特質
（四）自力更生の典型的國民
（五）ネオ・バーバリズムの提唱
（六）反省すべき現代文化の傾向
勞働科學から観た産業報國運動
（日本労働科學研究所長　醫學博士　暉峻義等氏講演）
（一）吾々は何の焉めに働くか
（二）勞働科學と産業報國運動の基調
（三）健康に對する責任感の喪失
（四）産業前線の生産勞働力を譲れ
（五）健康保險と醫療の取引化
（六）勞働者の疾病並に浮動の原因
（七）職場明朗化と産業報國運動
（八）勞力不足と結成勞働力の重要性
（九）仕事の責任と従業員の訓練
（十）産業前線の強化と産業報國運動

國際思潮
戦後の世界をどう再建するか（G・Bシヨオ）
民主的欧洲聯合の提唱（G・D・Hコール）
政治會議を終へて（汪兆銘）
汪政権と日本の実験（ロンドン・タイムス）

講演４６６号
戦乱の欧洲を巡りて
－反省しべき日本の現状－（長谷川正道）

講演４６７号
統制経済の缺陥と改善策
（原祐三）

講演４６８号
戦略上より観たる欧洲大戦
（大場彌平）

講演４６９号
日蘇關係の現状と北支の共産運動（近藤義晴）

講演４７０号
税制改革と新税法に就て（田中豊）

講演４７１号
皇國産業道（大倉邦彦）
是からの経済はどうなるか（藤原銀次郎）

講演４７２号
獨逸の戦争目的と作戦　ヴェネッカー
獨逸の電撃作戦に就て（高瀬五郎）

講演４７３号
東亜の自主的經済建設と日満経済関係
（竹内可吉）
東亜新秩序建設と満洲國の任務
（呂榮寰）

講演４７４号
新宇宙観と新人生観（賀川豊彦）

講演４７５号
日墨貿易の重要性
－メキシコを語る－
四至本八郎
本年度物動計畫に就て
（竹内可吉）

講演４７６号
世界の大變局と日本の進路
（中野正剛）

講演４７８号
我が新政治體制と経経済再編成の前途（藤岡啓）

講演第４８０号
支那の貨幣政策と法弊問題（高垣寅次郎）

講演第４８１号
新経済体制の性格
（郷司浩平）
新体制と皇國経済道（大山斐磋麿）

講演第４８２号
世界情勢と試練に立つ日本
（平出英夫）

講演第４８３号
新体制下の経済機構に就て
－經済革新を如何にすべきか－
（小島精一）

講演第４８４号
新體制の精神的基礎（大倉邦彦）
重大時局に直面して　内閣総理大臣（近衛文麿）

講演４８５号
大政翼賛會の發足に際して
（近衛文麿）
大政翼賛運動とは何ぞや
（有馬頼寧）
大政翼賛運動
日獨伊三國同盟　成立記念特集
有史以來の國難に直面して（小林省三郎）
新体制の理想と現實（津久井龍雄）
日獨伊同盟と日本の動向（中野正剛）

講演第４８６号
三國同盟と南方問題の前途（岡田宗司）
支那事変の將來と新体制
橋本登美三郎

講演第４８７号
國土計畫に就いて（小貫弘）

講演第４８８号
三國同盟と世界情勢
（神川彦松）
日獨伊三國同盟の意義（大
島浩）

講演第４８９号
秘密戦の眞相と防謀の要領（大坪義勢）

講演第４９０号
ナチス統制経済
具体的検討（小島精一）

講演第４９１号
大日本商士隊
理念と實踐
（中尾富相）

講演第４９２号
會社経理統制令について
（追水久常）
附・會社經理統制今質疑應答