図書 第3年8月号-第4年12月号 = 第31号-第47号(昭和13年8月~14年12月)
第三年第三十一號 八月號(昭和13年8月5日發行)
紙の節約と廣告(安倍能成)
沙翁時代の風俗[二](本多顯彰)
ツン湖のほとり(中谷宇吉郎)
[書評]
『夏目漱石』(佐藤春夫)
『おもかげ』(日夏耿之助)
『哲學的人間學』(金子武藏)
『氣候學』(築地宜雄)
海外文化ニュース
學藝・出版・讀書ニュース
岩波通信
八月の新刊廣告
第三年第三十二號 欠号
第三年第三十三號 十月號(昭和13年10月5日發行)
アッティカの白肌地レキトス[表紙解説](兒島喜久雄)
支那理解への道(尾崎秀實)
子を産む書物[詩](高村光太郎)
エマスン-カァライルとの比較-(戸川秋骨)
バルザック斷片(水野亮)
アイヌ語研究に於ける私の苦心と思出(ジョン・バチラー)
[書評]
シラー『美的教育論』(木村謹治)
『經濟倫理の構造』(清水幾太郎)
『冬の華』(矢島祐利)
『一商人として』(齋藤謙三)
海外文化ニュース
學藝・讀書・出版ニュース
岩波文庫について(岩波茂雄)
十月の新刊廣告
第三年第三十四號 欠号
第三年第三十五號 十二月號(昭和13年12月5日發行)
クロード・ローランのセピア畫[表紙解説](兒島喜久雄)
ギリシヤ語(西田幾多郎)
「世界文學」としての日本文學(野上豊一郎)
歐洲に旅するに當りて(野上彌生子)
秋と讀書(島村盛助)
[書評]
『認識論』を讀む(池上鎌三)
『農村問題の諸相』を讀みて(渡邊庸一郎)
『近世初期農政史研究』(西岡虎之助)
『視界』讀後感(安倍能成)
海外文化ニュース
岩波通信
十二月新刊廣告
第四年第三十六號 一月號(昭和14年1月5日發行)
春水と三馬(桑木嚴翼)
老境の雜書雜讀(新村出)
書評について(中野好夫)
豚と蹄鐵とドーナッツ(高橋健二)
[書評]
『人格と人類性』を讀みて(高坂正顯)
『カント教育學其他』(細谷恒夫)
『萬葉秀歌』(土屋文明)
『現代の物理學』の出版を待ちつゝ(中谷宇吉郎)
『宇宙』(鏑木正岐)
海外文化ニュース
岩波通信
日本圖書館協會推薦圖書
一月新刊廣告
第四年第三十七號 二月號(昭和14年2月5日發行)
ミケランヂェロ作「聖家族」(村田潔)[表紙]
カントの肖像畫(天野貞祐)
夏目さん(上野直昭)
私の敬慕する先生(岩下壯一)
言論統制の一斷面(小塚新一郎)
-チェッコ問題紛糾當時の英・獨・佛の狀勢-
農村青年と讀書(結城哀草果)
[書評]
『續勘の研究』を讀む(西尾實)
『日本的性格』(清水幾太郎)
『朝の果實』(阿部次郎)
『朝暮抄』雜感(服部嘉香)
『ギリシア抒情詩選』(田中準)
海外文化ニュース
岩波通信
二月新刊廣告
第四年第三十八號 三月號(昭和14年3月5日發行)
レンブラント「冬の風景」(村田潔)[表紙解説]
トマス・アクイナスの全集(西田幾多郎)
『カント著作集』の完成(安倍能成)
カントの室(高橋穣)
田舎談語(岡田武松)
廣東にて(中山省三郎)
[書評]
『美と崇高との感情性關する觀察其他』(三木清)
『法制史論集』第二巻(土屋喬雄)
『教育學』(小林澄兄)
『ヴェニスの商人』(中西信太郎)
海外文化ニュース
岩波通信
三月新刊廣告
第四年第三十九號 四月號(昭和14年4月5日發行)
表紙解説(村田潔)
コニク・セクションス(西田幾多郎)
米の飯(小倉金之助)
光太夫遺聞(龜井高孝)
讀書三昧(山口察常)
高校生と讀書(小松攝郎)
『宗教的人間』と前田君(村岡讓)
本邦科學の慈父(冨永齊)
[書評]
『柿本人麿評訳釋篇巻之下』(武田祐吉)
『歴史と辯證法』(鬼頭英一)
『印度古代精神史』(宮本正尊)
『日本英學史の研究』(齋藤勇)
海外文化ニュース
岩波通信
四月新刊廣告
カット(向井潤吉)
第四年第四十號 五月號(昭和14年5月5日發行)
表紙解説(村田潔)
世界的名著ペスタロッチーの『醉人の妻』の出版について(小西重直)
兒童と讀書(佐佐木秀一)
ある讀書法(坂田德男)
空點房雜記の著者(内田百間)
岩波文庫を蒐めて十有三年(船津勝雄)
[書評]
『發展過程の均衡分析』(岸本誠二郎)
『行としての科學』(石原純)
『其國其俗記』(新村出)
『膠質化學』(金丸競)
海外文化ニュース
岩波通信
五月新刊廣告
カット(向井潤吉)
第四年第四十一號 六月號(昭和14年6月5日發行)
表紙解説(村田潔)
書くならわかるやうに(大島正德)
伯林の冬[四題](上野直昭)
旅-歴史研究十五年-(秋山謙藏)
勤勞青年の讀み物調べ(桐原葆見)
岩波文庫を蒐めて十有三年(船津勝雄)
[書評]
『日支交渉史研究』を讀む(石田幹之助)
『續日本思想史研究』(高山岩男)
『刑法』を讀む(木村龜二)
『ベルツの日記』(林達夫)
海外文化ニュース
岩波通信
六月新刊廣告
カット(向井潤吉)
第四年第四十二號 七月號(昭和14年7月5日發行)
表紙解説(村田潔)
本當の都會人・本當の讀書人(末川博)
伯林の冬 四題[二](上野直昭)
ロシヤ語のことども(八杉貞利)
支那語と漢文(倉石武四郎)
イエイツ二章[譯詩](山宮允)
南支にて(中山省三郎)
[書評]
『竹頭』を讀む(安倍能成)
『正法眼藏の哲學私觀』(秋山範二)
『ナチス・ドイツ憲法論』(宮澤俊義)
『耳袋』(別所梅之助)
『ミケルアンヂェロ』(宮本百合子)
海外文化ニュース
岩波通信
七月新刊廣告
カット(向井潤吉)
第四年第四十三號 八月號(昭和14年8月5日發行)
アンギアリ合戰圖素描[表紙解説](兒島喜久雄)
明治の始頃、金澤の古本(西田幾多郎)
山寺と研究所(大澤章)
紅葉山人讀むところ源氏物語のこと(村岡典嗣)
耳袋の中の話(森銑三)
佛國大學圖書館のS・O・S(瀧澤敬一)
放送文化に就いて(池島重信)
[書評]
『幽玄とあはれ』(矢崎美盛)
『澀澤榮一傳』(平野義太郎)
海外文化ニュース
良書紹介(諸家)
カット(向井潤吉)
第四年第四十四號 九月號(昭和14年9月5日發行)
『鉄道線路』マネー筆[表紙解説](兒島喜久雄)
論語行脚(武内義雄)
滿州の日本人の生活(島木健作)
巴里の本屋など(桑原武夫)
トーマス・マンの『魔の山』(望月市惠)
感謝と斷想(山口武治)
[書評]
『構想力の論理第一』(高坂正顯)
『思想の運命』(三木清)
『哲學年表』(細谷恒夫)
海外文化ニュース
良書紹介(諸家)
カット(向井潤吉)
第四年第四十五號 十月號(昭和14年10月5日發行)
『夜の顔』[表紙解説](兒島喜久雄)
ドイツ論理學(伊藤吉之助)
シルヴィオ・ペリコ生誕百五十年(大塚金之助)
政局に當つた人々の記述について(龜井高孝)
-春嶽全集一讀に因んで-
山本有三氏に觸れて(阿部知二)
-新しい全集のために-
文學青年時代の小泉三申(木村毅)
[書評]
天野貞祐著『學生に與ふる書』(岩下壯一)
九鬼周造著『人間と實存』(務臺理作)
清水盛光著『支那社會の研究』(森谷克巳)
海外文化ニュース
良書紹介(諸家)
岩波通信
十月新刊廣告
カット(向井潤吉)
第四年第四十六號 十一月號(昭和14年11月5日發行)
表紙解説(兒島喜久雄)
近思録(新明正道)
照應(片山敏彦)
「神風」と「ニッポン」(秋山謙藏)
モルフのペスタロッチー傳に就いて(長田新)
山本有三氏に於ける根本の問題(片岡良一)
[書評]
木村素衞著『表現愛』(島芳夫)
中谷宇吉郎著『雷』(小平吉男)
海外文化ニュース
良書紹介(諸家)
岩波通信
十一月新刊廣告
カット(向井潤吉)
第四年第四十七號 十二月號(昭和14年12月5日發行)
表紙解説(兒島喜久雄)
北京初見記-特に圖書館と大學-(石原謙)
アベラールとエロイーズ(壽岳文章)
予が出版事業(柳田國男)
揚子江(小泉丹)
「近思録」の筆者に答ふ(吹田順助)
[書評]
岡崎義惠著『日本文藝の様式』(西尾實)
大槻正男著『國家生活と農業』(川野重任)
海外文化ニュース
良書紹介(諸家)
十二月新刊廣告
カット(向井潤吉)