思想 第439号-第444号(昭和36年1月~6月)
第439号(昭和三十六年一月五日發行)1961-1
科学の役割
科学における国際協力と自主性(坂田昌一/牧二郎)
科学者と政治行動(藤本陽一)
科学とヒユーマニズム(富山小太郎)
安保闘争の「総括」と問題点(南博)
日本の近代化-概念構成の諸問題-(J・W・ホール)
M.ウェーバーにおける形式的思考の意味[下](安藤英治)
現代における民主主義[下](津田道夫)
明治哲学における護教主義→現実主義の三つの理論(船山信一)
ブルジョア革命と地主制—比較「革命」史的研究—(飯沼二郎)
日本における母親運動の歴史と役割(田中寿美子)
≪随想≫内山完造と「漫談」—「花甲録」について—(竹内好)
≪時評≫西欧における社会民主諸政党(嬉野満洲雄)
【思想の言葉】
第440号(昭和三十六年二月五日發行)1961-2
政治・社会・文化[上]—現代日本の位置づけのためのノート—(綿貫譲治)
社会発展史をめぐる日本史学とソビエット史学との断層(永原慶二)
アジア・アフリカと日本—民族と平和についての考え方—(岡倉古志郎)
日本農業・農民の歴史的把握をめぐって(古島敏雄)
新農業政策と農民の動向(河合悦三)
社会主義社会の過渡的性格について(副島種典)
J.デューイとアメリカ思想におけるヴ・ナロード運動[上](L.S.フォイヤー)
≪紹介≫日常言語学派への頂門の一針—F.Gellner,Words and Thingsを読んで—(中村秀吉)
≪書評≫福島正夫著『人民公社の研究』(福島裕)
≪時評≫実践をとおしての政治論の反省(大江志乃夫)
≪資料≫軍縮—ソ連側提案と西方側提案の比較
【思想の言葉】
第441号(昭和三十六年三月五日發行)1961-3
主権と軍事協定
軍事協定と主権(長谷川正安)
イギリスの統治構造と軍事協定(横越英一)
基地協定と主権(神谷不二)
フランスの統治構造における軍の地位[上](横田地弘)
西ドイツにおける主権と軍事協定(斉藤孝)
カンボジア中立主義の研究(V.M.レディ)
中立主義と植民地主義(J.アガルワル)
松川裁判の論理—「外から自白を見る」ことの思想史的意義—(小松茂夫)
政治・社会・文化[中]—現代日本の位置づけのためのノート—(綿貫譲治)
新安保体制下の言論操作と反体制勢力(稲葉三千男)
≪時評≫「言論の自由」と「右翼の暴力」—嶋中事件におもう—(渡辺洋三)
「日韓交渉」の思想と現実(藤島宇内)
≪紹介≫『文学と革命』—トロツキーの悲劇(松田道雄)
【思想の言葉】
第442号(昭和三十六年四月五日發行)1961-4
国民教育の課題
国民教育をめぐって(日高六郎)
憲法と国民教育—憲法から見た日本の政治と教育—(小林直樹)
技術革新と科学技術教育(高浜介二)
国民教育における教科の役割(遠山啓)
国民教育と社会教育(長洲一二)
国民教育運動における一、二の問題(森田俊男/伊ケ崎暁生)
≪資料≫教員層の意識構造(大橋幸)
構造的改良の諸側面(山崎功)
政界の黒幕とその役割—大正政治史におけるその変貌をめぐって—(今井清一)
婦人運動における労働婦人の役割—公務的・事務的部門の問題点—(山村ふさ/田沼肇)
≪随想≫近代日本史の社会科学的研究—一九六〇年箱根会議の感想—(川島武宜)
言葉の問題(高津春繁)
≪書評≫面白くてためになる不便な本—『戦後日本の思想』を読む—(中野重治)
≪紹介≫サルトル著『弁証法的理性批判』について(平野啓之)
≪時評≫「嶋中事件」と「飯守発言」をめぐって(福田平)
【思想の言葉】
第443号(昭和三十六年五月五日發行)1961-5
自治体と地域民主主義
地域民主主義の課題と展望(松下圭一)
地域の行政組織と支配構造(河中二講)
自治体政治の構造(大島太郎)
地域開発と地方自治体(高木鉦作)
「地方自治の本旨」とその機能(赤木須留喜)
哲学的イデオロギー闘争の二つの焦点—「思想の平和共存」と疎外—(花田圭介)
≪随想≫イデェを見る眼—和辻さんを偲ぶ—(谷川徹三)
≪書評≫武谷三男編著『自然科学概論』第二巻—現代科学と科学論—(近藤洋逸)
≪時評≫宗教と新安保体制—激化する攻勢と国民の抵抗—(佐木秋夫)
【思想の言葉】
第444号(昭和三十六年六月五日發行)1961-6
特集 ナショナルなもの—その評価をめぐって—
日本における独立の問題(上原專禄)
アジア・アフリカにおける独立と平和の意識—日本人の民族意識の問題にふれて—(岡倉古志郎)
日本における民族と独立の問題(上田耕一郎)
日本おける「国民的なもの」の形成—課題と方法—(福田歓一)
政治的独立と国民経済の形成—歴史的な視野からの考察—(大塚久雄)
「デモクラシイ」と「ナショナリズム」—現代日本における意識と行動—(京極純一)
日本人の対外意識—アプローチ設定のためのノート—(武者小路公秀)
最近のナショナリズム論について(松田道雄)
インターナショナルの根(谷川雁)
人類・平和・独立(務台理作)
≪資料≫戦後思想における「ナショナルなもの」Ⅰ(荒瀬豊編)
≪随想≫ナショナル!ナショナル!(渡辺一夫)
和辻学の未来的意義(中村元)
平等思想と社会保障(高橋長太郎)
≪書評≫山田盛太郎著『日本農業生産力構造』(飯沼二郎)
≪時評≫その余塵の中で—AA作家会議東京大会をめぐって—(木下順三)
【思想の言葉】