雑誌シソウ 180001100

思想 第427号-第438号(昭和35年1月~12月)

サブタイトル
著者名
出版者
岩波書店
出版年月
1960年(昭和35年)1月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
1冊
NDC(分類)
051
請求記号
C051/Sh91/427
保管場所
地下書庫中公新社
内容注記
欠:431
和書
目次

第427号(昭和三十五年一月五日發行)1960-1
 大学の自由の問題
大学の自由の理念とその条件(勝田守一)
大学の社会的使命と大学の自由(家永三郎)
大学における自由の考え方(桑原武夫)
大学における科学研究の自由—応用部門を中心に—(橋口隆吉)
地方大学の現実と大学の理念(杉原丈夫)
私立大学の危機(小田切秀雄)
大学の現実[その一]—大学院として—(藤田整)
大学の現実[その二]—学部学生として—(平野俊治)
教育行政の現代的課題—「営造物管理権」および「教育の自由」の法制史的検討—(兼子仁)
恣意的な「レーニン理解」—安良城氏への一つの答弁—(堀江英一)
≪紹介≫ホーフスタッター/メッツガー『合衆国におけるアカデミック・フリーダムの発展』
    マッキーバー『現代におけるアカデミック・フリーダム』(寺崎昌男/稻垣忠彦)
≪書評≫渡辺洋三著『法社会学と法解釈学』(加藤一郎)
≪時評≫安保条約改定反対闘争と国会(中林賢二郎)
≪随想≫大学教師の年中行事(上原專禄)
【思想の言葉】

第428号(昭和三十五年二月五日發行)1960-2
 現代資本主義とマルクス主義
現代資本主義と「現代資本主義論」(守屋典郎)
現代資本主義と労働者階級—絶対的窮乏化の現代的形態の理解のために—(黒川俊雄)
所有・経営の分離と資本主義(久我伸太郎)
管理通貨と労働価値説[上](花原二郎)
独占資本主義と中小資本—中小資本分析のための一つの覚え書—(戸田嘉久)
マルクス経済学と現代の資本主義—「マルクスの予断」はなぜくつがえされたか—(熊谷尚夫)
国家、独占、国家独占資本主義[上](井汲卓一)
≪組織の問題≫
 現代における組織の問題[下](日高六郎)
≪世界の学界≫社会主義経済学における数学の利用—ソヴェト経済学界の最近の動向について—(岡稔)
≪紹介≫軍縮を成功させるために[上]—P・ノエルーベーカー『軍備競争:世界的軍縮への一プログラム』について—(久野収)
≪時評≫砂川判決と憲法の解釈(橋本公亘)
≪随想≫三つの自叙伝を読んで(片山敏彦)
【思想の言葉】

第429号(昭和三十五年三月五日發行)1960-3
 現代における戦争と平和の思想
ラッセルの戦争と平和の思想(碧海純一)
ホワイトヘッドの戦争・平和思想(市井三郎)
ヤスパースの政治哲学(小倉志祥)
現代における唯物論の問題(梅本克巳)
M・ウェーバーにおける形式的思考の意味[上](安藤英治)
酒井雄三郎と社会問題(鈴木正)
中小企業労働者の価値変革(坂寄俊雄)
国家、独占、国家独占資本主義[下](井汲卓一)
阿部次郎の思想史的位置—大正教養主義の検討—(上山春平)
≪随想≫阿部次郎君の想い出(高橋里美)
    京大事件の回顧(石本雅男) 
    一つの伝説の歴史か?—ドイツ国会放火事件についての新しい見解—(内山敏)
≪書評≫船山信一『明治哲学史研究』(土方和雄)
【思想の言葉】

第430号(昭和三十五年四月五日發行)1960-4
 危機体験と思想形成
危機体験と思想の問題(古田光)
原爆被害者の現状と“否定”意識(伊藤壮)
戦争体験と思想の変革(田島淳)
人生的危機と思想形成—青年期の恋愛を中心に—(大野力)
熊沢蕃山の歴史的位置[上](尾藤正英)
教団における代議制の実態(鈴木宗憲)
史的唯物論のエレメントと二種類の生産(田中吉六)
ヒトラー主義の形成過程[その二](村瀬興雄)
管理通貨と労働価値説[下](花原二郎)
≪書評≫梯明秀著『ヘーゲル哲学と資本論』—「≪資本論≫を論理学として読む」ということの経済学的意義—(飯田繁)
≪時評≫合同教研全国集会に参加して—ある若い教師への手紙—(日高六郎)
≪随想≫「貿易自由化」の意味するもの(小原敬士)
【思想の言葉】

第432号(昭和三十五年六月五日發行)1960-6 
 民主主義と裁判
社会構造と裁判—明治以降の社会構造と裁判制度との関係—(川島武宜)
日本における裁判の思想史的考察—特に戦後の裁判をめぐる思想的葛藤について—(家永三郎)
「法曹」の意識構造とその変革(清水誠)
改正刑法準備草案の体制的意義(宮内裕)
国民と裁判—刑事司法過程とその問題点—(広中俊雄)
裁判の民主化を阻むもの(長尾和夫)
≪書評≫家永三郎著『裁判批判』(戒能通孝)
    桑原武夫編『フランス革命の研究』(水田洋/鶴見俊輔)
≪時評≫三池争議の問題点(高木督夫)
≪随想≫新聞の自由と暴力(江尻進)
    インド学のあり方(辻直四郎)
    二重構造の問題(藤田敬三)
【思想の言葉】

第433号(昭和三十五年七月五日發行)1960-7
経済学における原理論と段階論—『金融資本論』における両者の混同について—(宇野弘蔵)
理論の検証(中村秀吉)
社会科学における論証——『資本論』にたいする一つのアプローチ(梯明秀)
行動の基礎理論[上](南博)
脳生理学と人間行動(時実利彦)
サイバネティックスから見た精神と社会(W・ウォルター)
遵法と抵抗(末川博)
二・二六事件と朝日新聞社襲撃(今井清一)
熊沢蕃山の歴史的位置[下](尾藤正英)
≪時評≫強行採決の問題点(鵜飼信成)
    五月二四日から六月一九日まで—<民主主義擁護闘争>の問題点—(日高六郎)
    南朝鮮のデモ・蜂起—その抗争意識について—(金達寿)
≪書評≫革命のなかの人間—『幻視のなかの政治』を読んで—(松田道雄)
【思想の言葉】

第434号(昭和三十五年八月五日發行)1960-8
 日本人の意識構造
日本人の憲法意識—憲法意識の一般構造—(小林直樹)
戦後総選挙における投票行動[上](京極純一/ノブタカ・イケ)
日本人の国家意識(荒瀬豊)
警察官の思想—六・一五事件をめぐって—(福島新吾)
≪シンポジウム≫
 安保改訂反対闘争の成果と展望—国内・国際問題との関連において—(篠原一/日高六郎/斎藤真/竹内好)
現代日本における「体制」と「組織」(石田雄)
納屋制度の成立と崩壊(隅谷三喜男)
最高裁長官の思考様式(戒能通孝)
権力と新聞の自由—SCAP時代と今日—(小椋広勝)
≪書評≫宮島肇『明治期思想家像の形成』(山田宗睦)
≪随想≫村の言論統制(杉浦明平)
    熊さんと八さんとの対話—天皇様とアリゾナ・レンジャー—(渡辺一夫)
≪時評≫変転する新聞論調(中野好夫)
【思想の言葉】

第435号(昭和三十五年九月五日發行)1960-9
アメリカ人のみた日本、日本人のみた日本(飯塚浩二)
アジア・アフリカの思考様式—コナクリで学んだこと、考えたこと—(岡倉古志郎)
上海の民族資本について(野間宏)
大衆運動と無党派活動家(篠原一)
イギリス議会制民主主義(神川信彦)
戦後総選挙における投票行動[下](京極純一/ノブタカ・イケ)
中国のルソー(島田虔次)
二つの経済学と二つの遺伝学—思想の平和共存の検討—(鎮目恭夫)
現代フランス文学思潮の一底流—いわゆる≪アンガージュマンの文学≫神話をめぐって(清水徹)
インド側の見た日本の政治危機(中村平次)
≪世界の学界≫
 中国の社会主義「大躍進」の哲学—「主観的能動性」論争について—(山口一郎)
≪時評≫サルトルたちと学生たち—故樺美智子に献げる—(清水幾太郎・霧生和夫)
    安保反対運動と労働者(田沼肇)
【思想の言葉】

第436号(昭和三十五年十月五日發行)1960-10
 大衆社会論の再検討
大衆社会論の今日的位置(松下圭一)
大衆社会論と危機の問題(上田耕一郎)
大衆社会論の勝利—安保改定阻止闘争の中で—(清水幾太郎)
国家独占資本主義に関する一考察—国有化問題を対象として—(吉村正晴)
現代における組織と指導の問題—安保闘争の組織論的総括のために—(黒田寛一)
農村における“声なき声”の実態—安保問題および議会政治をめぐる態度調査から—(福武直他)
学芸大学生の意識(後藤和夫/市井三郎/山田英世)
象徴天皇制の法意識—日本人の憲法意識・そのⅡ—(小林直樹)
イギリス議会制民主主義の基礎にあるもの[下](神川信彦)
≪時評≫軍縮討議のなかのアジア、アフリカ(蝋山芳郎)
    法廷秩序と裁判官の良識—弁護士制裁事件—(佐々木哲蔵)
【思想の言葉】

第437号(昭和三十五年十一月五日發行)1960-11
 特集 民主主義をささえる原理
     —その条件とレヴェル—
民主主義の形成と経済構造—とくに議会制民主主義の形成期のばあい—(大塚久雄)
日本資本主義におけるリベラリズムの再評価—石橋湛山論—(長幸男)
民主主義とその経済的基盤—後進国における若干の問題—(隅谷三喜男)
農村部落の共同体的性格とその民主化の方向(福武直)
山村部落(きだみのる)
民主主義の原理への叛逆—浅沼委員長刺殺事件の思想的意味—(久野収)
民主主義の社会過程と心理過程(上山春平)
民主主義における人間的リーダーシップ(市井三郎)
労働運動の発展と組合民主主義—炭労および三池労組の場合—(真野京三)
反権力集団内部の民主主義—前衛党における民主集中制の考察—(佐藤昇)
諸組織間の民主主義的指導性—「国民運動」の組織論—(石田雄)
≪随想≫
 日本における議会制民主主義(蝋山政道)
 安保闘争にたいする中国的見解—日本人の思考とのへだたり—(平野義太郎)
 農民の政治意識について(近藤康男)
 『……である』についての会話—新聞は無私でありうるか—(田中慎次郎)
≪時評≫
 総選挙にのぞむ革新勢力(増島宏)
 日中関係の新局面(佐藤重雄)
【思想の言葉】

第438号(昭和三十五年十二月五日發行)1960-12
 現代ナショナリズムの条件と帝国主義
現代ナショナリズムの条件(江口朴郎)
帝国主義論と現代資本主義—経済学におけるその研究方法について—(長坂聰/戸原四郎)
西アジアにおけるナショナリズム—アフガーニーの「パン・イスラミズム」を中心に—(加賀谷寛)
ナショナリズムと低開発国(矢内原勝)
≪資料≫世界情勢の評価をめぐる中ソの論争(蠟山芳郎編)
現代における民主主義[上](津田道夫)
ワイマール・デモクラシーと知識人(三宅正樹)
法の支配と自由な言論(伊藤正己)
法と暴力(渡辺洋三)
ヘーゲルの法理論とマルクス主義—実践における意志の対象化の問題—(三浦つとむ)
婦人運動における労働婦人と家庭婦人—磯野論文の問題点—(高木督夫)
≪随想≫会津の母親たち(猪股よし)
≪書評≫宇野弘蔵著『マルクス経済学原理論の研究』(佐藤金三郎)
≪時評≫中国政策の正しい発展を阻むもの—“台湾ロビー”とその考え方—(丸山静雄)
【思想の言葉】