雑誌シソウ 180001099

思想 第415号-第426号(昭和34年1月~12月)

サブタイトル
著者名
出版者
岩波書店
出版年月
1959年(昭和34年)1月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
1冊
NDC(分類)
051
請求記号
C051/Sh91/415
保管場所
地下書庫中公新社
内容注記
和書
目次

第415号(昭和三十四年一月五日發行)1959-1
現代資本主義に接近する二つの途(小原敬士)
マックス・ウエーバーと現代資本主義(青山秀夫)
現代日本経済の分析方法(内田忠夫/渡部経彦)
現代資本主義分析に関する若干の問題—マルクス主義における修正主義理論への批判を中心に—(向笠良一)
恐慌の必然性は如何にして論証—川合一郎君の疑問に答う—(宇野弘蔵)
物理学の言葉とその意味—観測と解釈の問題—(富山小太郎)
絶対無のつまずき—西田幾太郎の場合—(市川白弦)
武士の主従関係—その集団論的一考察—(吉永清)
日本政党史論[序論五](升味準之輔)
頭の労働と手の労働[下]—カント認識論の批判のために—(A・ソーン—レセル)
≪時評≫現代資本主義論争(北田芳治)
≪書評≫古島敏雄編『日本地主制史研究』(河野健二)
≪随想≫部落根性(杉浦明平)
【思想の言葉】

第416号(昭和三十四年二月五日發行)1959-2
警職法問題と日本民主制(升味準之輔)
警職法「改正」反対運動と労働者階級(中林賢二郞)
警職法「改正」をめぐる婦人層の動きについて(関谷嵐子)
警職法「改正」反対運動と青年・学生層の問題(北川隆吉)
警職法「改正」と各地方の運動
 [その一]石川県の場合(中村静治)
 [その二]九州各地における闘争の思想的意味について(谷川雁)
 [その三]高知県の場合、特に勤評反対闘争との関連において(西森稔)
≪民主主義と行政権≫
 法治主義と行政権[中]—「法律による行政」とは何か—(渡辺洋三)
現代政治とキリスト教[二]—革命と抵抗権の問題—(宮田光雄)
≪書評≫務台理作著『哲学概論』—人類ヒューマニズムと第三の立場—(梅本克巳)
≪随想≫「大東亜戦争」下における基督教の弾圧(米田勇)
    悪法撤廃運動の思い出(林百郎)
【思想の言葉】

第417号(昭和三十四年三月五日發行)1959-3
戦後における農民意識の変容(福武直)
日本の労働者の社会意識—大企業組合の場合—(天達忠雄)
農村青年の意識変革への道程—地域青年団の運動史的考察から—(谷正水)
ナションの論理と植民地主義の論理—戦後フランス民族意識研究の一部—(武者小路公秀)
『種の起源』の論理—ダーウィンにおける原子論とアリストテレス主義—(三田博雄)
歴史と世界史と歴史的実存(K・レーヴィット)
国民教育における「中立性」の問題[下](勝田守一/堀尾輝久)
≪世界の学界≫日本史家のみた英国経済史研究(古島敏雄)
≪書評≫下村寅太郎編『現代哲学入門—唯物論と人間—』(花田圭介)
≪時評≫「第八次教育研究集会」をめぐる問題点(日高六郎)
【思想の言葉】

第418号(昭和三十四年四月五日發行)1959-4
論理構成の論理(中村秀吉)
物理学と実体論(梅沢博臣)
「現代資本主義論」の方法について(岡稔)
経済学における数学的方法の利用について(是永純弘)
平和運動の内在的論理—「運動の転換」と原水爆禁止運動—(武藤一羊)
日本政党史論[序論六](升味準之輔)
≪書評≫宇野弘蔵著『「資本論」と社会主義』(林健太郎)
≪時評≫皇太子妃決定と国民の反應(稲葉三千男)
    社会教育法改正をめぐる社会教育観(吉田昇)
≪随想≫漢文教育と愛国心—碧眼に映った日本の一面—(R・ドーア)
    皇太子妃とハイ・ティーン(江藤淳)
【思想の言葉】

第419号(昭和三十四年五月五日發行)1959-5
 歴史における動機と原因
歴史的発展を動かすもの—ドイツ歴史主義によせて—(原佑)
社会理論における客観的なものと主体的なもの(出口勇蔵)
史的唯物論における原因と動機—心理主義・多元主義・実存主義に関連して—(梅本克巳)
社会行動の動機と原因(作田啓一/間場寿一)
価値体系分裂の一断面—ジェズイッティスムとその周辺—(中村雄二郎)
経済学者および革命家としてのローザ・ルクセンブルク(P・スウィージー)
法治主義と行政権[下]—「法律による行政」とは何か—(渡辺洋三)
学究生活の思い出[上](務台理作)
≪世界の学界≫最近の上部構造論—史的唯物論のカテゴリーについて—(藤野渉)
≪時評≫砂川事件判決をめぐる法律的問題点(潮見俊隆)
    最低賃金制の思想と運動(海野幸隆)
≪随想≫チベット文化とチベット問題(川喜田二郎)
【思想の言葉】

第420号(昭和三十四年六月五日發行)1959-6
 特集 組織の問題
「組織の問題」について(日高六郎)
組織過程と象徴過程[上]—組織論研究ノート—(石田雄)
組織過程の発達と挫折(塩原勉)
組織とイデオロギー[上](田中清助)
組織の形態と組織の機能[上](田沼肇)
組織・有機体・機械—思想史的スケッチ—(清水幾太郎)
戦後日本における組織の問題(上田耕一郎)
革新政党の組織力—日本社会党の場合—(久芳健夫)
保守政党の組織活動—大衆の組織化を中心に—(高原真男)
労働組合の組織活動(高木督夫)
職場内における組織活動—職場闘争とサークル活動を中心に—(北川隆吉)
農民の組織化—「反地主」の場合と「反独占」の場合を対比させつつ—(一柳茂次)
平和運動の頂点と底辺—安保条約改定阻止運動をめぐって—(高根正昭)
現代社会学における組織の理論(宇治田夫美子)
経営学における組織論(野田一夫/森本三男)
マルクス主義組織論の流れ[上](香内三郎)
≪時評≫安保条約改定と憲法擁護運動(不破哲三)
    労働争議と警察—主婦と生活社の争議の場合—(横井芳弘/小田成光)
≪随想≫作家の内と外—集団的自我について—(開高健)
≪書評≫石上良平著『英国社会思想史研究』(小川晃一)
【思想の言葉】
『思想』1959年1~6月号総目録

第421号(昭和三十四年七月五日發行)1959-7
 日本の戦後世代
日本の民主主義と戦後世代(佐藤昇)
戦後世代の生活と思想[上](松下圭一)
労働組合と戦後世代(石原慎三)
ホワイトカラーの戦後世代—銀行労働組合を中心に—(高田佳利)
農村の民主化と戦後世代(丸岡秀子/新沼静)
≪組織の問題≫その2
 組織とイデオロギー[中](田中清助)
 組織の形態と組織の機能[下](田沼肇)
近代ナショナリズム理解の試み(桑原武夫)
現代政治とキリスト教[三]—戦争と平和の問題—(宮田光雄)
≪書評≫思想の科学研究会編共同研究『転向』(本多秋五)
≪時評≫選挙と組織活動—革新政党・創価学会・ナチスを比較しつつ—(高木宏夫)
≪随想≫「自分の頭で考える人」を—ある近郊農村の社会教育—(徳永功)
【思想の言葉】

第422号(昭和三十四年八月五日發行)1959-8
科学方法論と社会的実践(市井三郎)
社会行動の生物学的基礎とその意義(八杉竜一)
経済行動の心理的分析について(中内恒夫)
≪組織の問題≫その3
 現代における組織の問題[上](日高六郎)
 組織過程と象徴過程[下]—組織論研究ノート—(石田雄)
 組織とイデオロギー[下](田中清助)
 行政学における組織の理論—アメリカの場合—(渡辺保男)
 マルクス主義組織論の流れ[下](香内三郎)
『種の起源』の生態学(渋谷寿夫)
現代政治とキリスト教[四]—戦争と平和の問題[つづき]—(宮田光雄)
≪書評≫『狩野享吉遺文集』—日本思想史における狩野哲学の位置—(上山春平)
≪時評≫オリンピック思想と東京オリンピック(斎藤正躬)
≪随想≫モラルと私生活(星野芳郎)
【思想の言葉】

第423号(昭和三十四年九月五日發行)1959-9
文化人類学における現在の課題(泉靖一)
文化の生態学—ひとつの進化論の試み—(川喜田二郎)
文化人類学における進化論的方法—史的唯物論の見地からの検討—(太田秀通)
マックス・ウエーバーにおける主体の問題—エートスとしての方法論—(安藤英治)
農本主義論の再検討(安達生恒)
日本経済史研究の当面する課題[三]—「理論」と「実証」をめぐる二、三の問題—(安良城盛昭)
≪組織の問題≫
 政治的統一の組織化[上]—マルクス主義と統一戦線—(増島宏)
学究生活の思い出[下](務台理作)
≪世界の学界≫アメリカにおける現代中国史研究(貝塚茂樹)
≪書評≫清水幾太郎著『現代思想入門』
    加藤周一著『現代ヨーロッパの精神』(古田光)
≪時評≫原水爆禁止運動と安保改訂問題—「国民」の理論と大衆運動の論理—(荒瀬豊/吉田一人)
    松川裁判の十年とこれから(塩田庄米兵衛)
≪随想≫現代のお化け(瓜生忠夫)
【思想の言葉】

第424号(昭和三十四年十月五日發行)1959-10
 現代史の方法
現代史の方法(篠原一)
史的唯物論と「現代」[続](小松茂夫)
歴史のなかの現代(河野健二)
イデオロギー体系としての国家—「昭和史論争」によせて—(浅田光輝)
日本近代史研究における資料批判—「極東民族大会の思い出」に関連して—(山辺健太郎)
現代経営経済学の基礎理論(野口佑)
≪日本の戦後世代≫
 戦後世代の生活と思想[下](松下圭一)
≪書評≫遠山茂樹・今井清一・藤原彰著『昭和史』[新版](松沢弘陽)
≪時評≫教育を守るということ—勤評問題の基礎にある課題—
(成田克矢)
≪随想≫アメリカの平和運動における新しい動き(J・G・ロバーツ)
    主婦のめざめと「小さな幸福」—「ひなたグループ」の歩みから—(栗田やす子)
【思想の言葉】

第425号(昭和三十四年十一月五日發行)1959-11
 現代の価値観
現代における価値の問題(清水幾太郎)
社会的価値と個人的価値[上]—価値転換の構造を中心として—(城塚登)
価値体系と信念体系—価値転換の社会心理学的考察—(岡田直之)
科学的認識と価値評価—統一的価値体系設定のために—(中村秀吉)
日本人の価値意識構造(橋川文三)
日本の大衆の人生問題—価値変革への契機をどうとらえるか—(高木宏夫)
大企業における価値意識の動態—新しい座標軸を求めて—(高畑昭久)
≪現代の思想における価値の問題≫
 マルクス主義における価値の問題(藤野渉)
 プラグマティズムにおける価値の問題(山田英世)
 実存主義における価値の問題(松浪信三郎)
 精神分析論における文化価値の問題—フロイトを中心に—(南博)
 論理実証主義・分析哲学における価値の問題(大淵和夫)
三〇年代イギリス知識人の転向問題—コードウェルとスペンダー—(日高八郎)
欧米における価値転換の様態(阿部知二)
日本人の思想における異質の価値の無葛藤の共存(家永三郎)
≪書評≫松下圭一著『市民政治理論の形成』(山崎正一)
≪時評≫『現代の理論』の問題(中島健蔵)
≪随想≫有効性の上にあるもの(本多秋五)
    ファシズムを防いだフランスの知識人(ねづまさし)
【思想の言葉】

第426号(昭和三十四年十二月五日發行)1959-12
文学における幻影と現実—コードウェルの詩論をめぐって—(平野敬一)
文学における言葉の機能—言語過程説の具体的検討—(荒木享)
文学的表現について(吉本隆明)
マルクス主義美学の根本問題—伝統的理論の批判と現代的課題の設定のために—(中野徹三)
十七世紀フランスの懐疑論—ラ・モット・ル・ヴァイエとピエール・ペールを中心に—(野沢協)
ド・ゴールにおけるナションの論理—戦後フランス民族意識研究の一部—(武者小路公秀)
≪現代の価値観≫その2
 日常的利害と長期的利害(中林賢二郎)
 農村における価値変革の問題[上](中野芳彦/河村望)
ふたたび極東民族大会について—山辺健太郎氏の批評に答える—(渡辺春男/小山弘健)
≪書評≫岡本清一著『自由の問題』(栗田賢三)
≪時評≫安保改定反対闘争と社会党の分裂—民主社会主義勢力の前途—(吉谷泉)
≪随想≫滞仏雑感(新村猛)
【思想の言葉】
『思想』1959年総目次