雑誌シソウ 180001097

思想 第391号-第402号(昭和32年1月~12月)

サブタイトル
著者名
出版者
岩波書店
出版年月
1957年(昭和32年)1月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
1冊
NDC(分類)
051
請求記号
C051/Sh91/391
保管場所
地下書庫中公新社
内容注記
欠:394
和書
目次

第391号(昭和三十二年一月五日發行)1957-1
日本近代思想における外来要素と自生要素(家永三郎)
内村鑑三小論—日本における一プロテスタントの歴史的運命—(鹿野政直)
思想家としての透谷(鈴木正)
資本蓄積と小商品生産—日本資本主義構造論の再検討[その一]—(井上晴丸/宇佐美誠次郎)
「ゲルマン的共同体」とはなにか—「諸形態」の理解のために—(藤原浩)
支配層における政治倫理の傾斜—日ソ交渉史を中心として—(須田禎一)
教科書における「中正」の問題(長洲一二)
心理学の世界について(狩野陽)
極東民族大会の思い出—アジアの独立勤労者運動の黎明—(渡辺春男)
≪書評≫
山田盛太郎編『変革期における地代範疇』を読んで(小林良正)
井上光貞著『日本浄土教成立史の研究』を読む(渡辺照宏)
【思想の言葉】

第392号(昭和三十二年二月五日發行)1957-2
市民的法秩序と社会権利—労働者権の理論を中心に—(沼田稲次郎)
近代憲法における社会的権利(長谷川正安)
基地の法社会学—その法構造と法廷闘争—(潮見俊隆)
私法イデオロギーの展開と近代憲法の成立—法解釈学と法社会学との関係を中心にして—(渡辺洋三)
日本における資本蓄積と半封建制—日本資本主義構造論の再検討[その二]—(井上晴丸/宇佐美誠次郎)
ある家族のコミュニケイション生活—マス・コミュニケイション過程における小集団の問題—(加藤秀俊)
形式論理学と非形式論理学—「形式論理学の限界」について—(吉田夏彦)
≪紹介≫
C・ライト・ミルス『パワー・エリート』(田口富久治)
≪書評≫
ドイツ革命史の諸問題—篠原一著『ドイツ革命史序説』によせて—(村瀬興雄)
【思想の言葉】

第393号(昭和三十二年三月五日發行)1957-3
科学と哲学—進化論をめぐって—
現代進化学の概観(駒井卓)
物質代謝と進化(宇佐美正一郎)
人類の進化(J・ホールデン)
生物進化論における仮説と実証(八杉龍一)
現代遺伝学と進化論—主流的見解への方法論的疑問—(武谷三男)
スペンサー主義の流行—日本とアメリカの場合について—(永井道雄)
思想の進化と退化(長谷川如是関)
ギリシア科学における「実験」と類比—社会学的科学史の一問題点—(三田博雄)
教育行政についての国民的発想—理論的背景と一つの地域における問題点—(持田栄一/市川昭午)
独占段階における賃金と日本農業—日本資本主義構造論の再検討[その三]—(井上晴丸/宇佐美誠次郎)
≪書評≫
星野芳郎著『現代日本技術史概説』(田中慎次郎)
三枝博音著『日本の唯物論者』(竹内良知)
『現代日本の思想』の思想とその批評—久野収・鶴見俊輔両氏の著書の問題性—(藤田省三)
【思想の言葉】

第395号(昭和三十二年五月五日發行)1957-5
特集 歴史
現代歴史学の根本問題—マルクス主義歴史家への提言—(林健太郎)
現代史研究方法の問題点—一史的唯物論者の反省—(井上清)
歴史の中の人間—サルトルについて—(清水幾太郎)
社会心理学的方法と現代(綿貫譲治)
史的唯物論と大衆社会(松下圭一)
史的唯物論と「現代」(小松茂夫)
現代資本主義社会と労働者階級—独占段階における窮乏化法則についての一考察—(岡稔)
≪上部構造論の諸問題≫
文化史と文化遺産の問題(家永三郎)
政治現象としての上部構造(松本新八郎)
歴史における思想—思想史の方法に関する一試論—(尾藤正英)
≪歴史の地域的特質と世界的統一≫
近代的原理とアジア(尾鍋輝彦)
世界史におけるイスラム(前嶋信次)
日本近世史の特殊性について(奈良本辰也)
≪歴史学の方法≫
理想型の問題—M・ウェーバーの社会科学方法論の一つの反省—(青山秀夫)
政治史の対象について(石母田正)
歴史とコミュニケイション—歴史科学・弁証法論理学・コミュニケイション論—(上山春平)
実証主義史学の克服(貝塚茂樹)
歴史認識の方法について(矢田俊隆)
≪学界展望≫
歴史学界の動向[その一]—最近の日本史研究の概観—(永原慶二)
≪紹介≫
西独史学の動向—ワルター・ホーファーの近著を中心に—(西村貞二)
≪書評≫
丸山真男著『現代政治の思想と行動』(遠山茂樹)
≪対談≫歴史感覚・歴史意識と歴史学—歴史のとらえ方の反省と日本史学の建設のために—(上原専禄/加藤周一)
【思想の言葉】

第396号(昭和三十二年六月五日發行)1957-6
孫文観の問題点(竹内好)
孫文の民族主義と大陸浪人—世界主義・民主主義・大アジア主義の関連について—(野村浩一)
民本主義者の孫文像(野原四郎)
戦争の中の孫文像(野沢豊)
日本左翼の孫文理解(新島淳良)
孫文思想の形成と継承(安藤彦太郎)
[資料]新聞に描かれた孫文(野沢豊)
日本における孫文関係文献目録(野沢豊)
孫文年譜(安藤彦太郎)
ミルの政治理論—干渉主義・社会主義・民主主義論に於ける一慣性の問題—(小川晃一)
戦後青年の精神形態[下](藤原弘達)
≪書評≫
古島敏雄著『日本農業史』(堀江英一)
【思想の言葉】
『思想』1957年1~5月号総目次

第397号(昭和三十二年七月五日發行)1957-7
「弁証法と近代論理」の共同研究について(市井三郎)
マルクス主義のコミュニケイション論(鶴見俊輔)
マルクス主義論理学の批判的分析(上山春平)
形式論理学の対象と弁証法(中村秀吉)
形式論理学から見た弁証法的論理学—運動の定式化を中心として—(石本新)
帰納法と弁証法(市井三郎)
論理法則の意義について—ソヴェトの総括論文批判—(篠崎武)
人間悪の意識と国家体制(田村圓澄)
≪学界展望≫
哲学界の動向[その一]—最近の分析哲学—(吉村融)
社会心理学研究の動向(永井道雄/加藤秀俊)
≪世界の学界≫
イタリア哲学界とルネサンス研究(清水純一)
現代社会学における階級の理論(富永健一)
【思想の言葉】

第398号(昭和三十二年八月五日發行)1957-8
マルクス主義と「現代」
現段階における民主主義(佐藤昇)
労働運動の現代的課題—階級と国民—(塩田庄兵衛)
新中間層の諸問題(黒川俊雄)
ビュロクラシーと社会体制—とくに社会主義との関連について—(田中清助)
現実的矛盾について—唯物弁証法における矛盾の概念についての再論—(村松一人)
近代日本における中間層の形成過程[上]—自然村と擬制村の問題をめぐって—(神島二郎)
経済史研究における構造的把握と発展史—堀江教授の書評に答える—(古島敏雄)
≪学界展望≫
哲学界の動向[その二]—最近のプラグマティズム—(福鎌達夫)
哲学界の動向[その三]—マルクス主義哲学—(竹内良知)
社会学研究の動向(高橋徹/北川隆吉)
≪書評≫
潮見・渡辺・石村・大島・中尾著『日本の農村』(福武直)
【思想の言葉】

第399号(昭和三十二年九月五日發行)1957-9
軍国主義研究会の経過について(藤原彰)
大正期における軍部の政治的地位[上](今井清一)
総力戦段階におけるミリタリズム研究の課題—一つの研究ノート—(石田雄)
記録映画の理論について—映画理論の基礎としての必要性—(今村太平)
論理実証主義と倫理学(大淵和夫)
フリー・メースンとドイツ啓蒙主義—レッシングのフリー・メースン論を中心として—(井汲越次)
≪学界展望≫
思想史研究の動向[その一](松本三之介)
≪世界の学界≫
最近のフランスにおけるベルグソンとベルグソニスム(仲沢紀雄)
【思想の言葉】

第400号(昭和三十二年十月五日發行)1957-10
≪『思想』400号に寄せて≫
『思想』の十七年—昭和四年から昭和二十年まで—(谷川徹)
『思想』の思い出(林達夫)
読者の一人として[上](久野収)
≪日本の軍国主義≫その2・補論
「軍人精神」の論理—とくに昭和期におけるその変貌—(土方和雄)
戦後日本における軍事力の統制[下]—自衛隊とミリタリズムの危険性について—(福島新吾)
ワイマール共和制とドイツ国防軍(村瀬興雄)
アメリカ合衆国における軍人と政治—マッカーサーの場合—(岡部広治)
ゲオルク・ルカーチと歴史主義の問題(徳永恂)
≪学界展望≫
歴史学界の動向[その二]—最近の西洋史学の諸問題—(柴田三千雄/遅塚忠躬)
歴史学界の動向[その三]—最近の中国史研究—(五井直弘/古島和雄)
≪紹介≫
ダニエル・ベル編『アメリカの新右翼』(斎藤真)
【思想の言葉】

第401号(昭和三十二年十一月五日發行)1957-11
経済理論の意義と有効性
マルクス主義経済理論と現代資本主義研究(小椋広勝)
近代経済学における計量模型の作成とその利用(高橋長太郎)
産業連関論の方法と意義(市村真一)
経済統計学の基礎的問題—経済研究における統計の意義—(上杉正一郎)
生産的労働の概念(野々村一雄)
実現論なき恐慌論—宇野教授の諸説への一疑問—(川合一郎)
形式論理学と弁証法論理学ならびに認識論との関係について(田辺振太郎)
学究生活の思い出(宇野弘蔵)
≪学界展望≫
経済学界の動向(伊東光晴/佐藤金三郎)
思想史研究の動向[その二](城塚登)
≪書評≫
寺沢恒信著『弁証法的論理学試論』篠崎武著『弁証法論理学序説』(近藤洋逸/好並英司)
【思想の言葉】

第402号(昭和三十二年十二月五日發行)1957-12
社会主義法の現在的な諸問題[上](福島正夫)
訴訟における事実の認定について—誤判の危険性—(鴨良弼)
法の存在構造—法における権力と価値—(小林直樹)
≪『思想』400号に寄せて≫その2
『思想』の初期の思い出(和辻哲郎)
小さな歴史(清水幾太郎)
イタリア憲法と民主主義の問題(山崎功)
戦後日本の農民の意識変革—山梨県下の実態調査—(河合悦三)
≪日本の軍国主義≫その3
大正期における軍部の政治的地位[下](今井清一)
≪学界展望≫
法学研究の動向(渡辺洋三/長谷川正安)
≪書評≫
川島武宜著『イデオロギーとしての家族制度』(青山道夫)
【思想の言葉】
『思想』1957年6号~12号総目次