今昔 第1巻第1号-第3号、第2巻第1号-第12号 = 第1号-第15号(昭和5年10月~6年12月)
今昔 第一卷第一號 昭和五年十月
鐘より鐘への一循
葛西志の編者三島政行(島田筑波)
葛西について(永峰光壽)
伊能忠敬と近藤重藏の書簡(雙翠山房)
徳川時代の女性瞥見(山口君江)
よしこのと、とっちりとん(玉木榮)
本所夜話(番町老人)
歸省日誌(川越靑士)
今昔雜記
お吉不動と三浦安針遺蹟、復活せる石町の鐘、四谷の思い出展覧會、京極高門公の湯澤紀行、龍雨句集出版記念小集
江戸末期の旗本(小冥野夫原著/島田筑波校訂)
樂翁公の政治、松平圖書頭自刃、林小平の三國通覧、羽太正養の休明光記、近藤重藏目黑に新富士を作る、平山行藏の奇行
今昔 第一卷第二號 昭和五年十一月
酉の市の版畫(池田英泉筆)
鷺大明神(阪井久良岐)
半田稻荷(木村仙秀)
葛西立石(永峰光壽)
相馬大作の史的研究(鈴木隆)
新宿脱衣婆(島田筑波)
一中節千鳥(鈴木慶子)
今昔に對する諸家の推奬
歸省日誌、まみの話(河越靑士)
今昔雜記
葛西志の價値、財團法人杉山檢校遺徳顯彰會設立、塵の街よりオゾンの江の島へ
江戸末期の旗本 二(牧志摩守遺稿)
井上貫流と蒹葭堂、夏目信平北地の和歌、肥田豐後守と露國艦、植崎九八郎の上書、禁裏御普請、文化八年朝鮮人來聘、光格天皇の御詠、林大學と北村季文
今昔 第一卷第三號 昭和五年十二月
三島政行先生追善會(東京掃苔會)
いろいろの話(島田筑波)
小唄の吟味 一(湯朝竹山人)
耕山先生の思出(河越靑士)
大島より下田へ、歸省日誌
今昔雜記
第一回東京掃苔會、葛西志出版記念座談會
江戸末期の旗本 三
文政七年仙洞御所御幸、一朱銀の鑄造、天保四年及び七年の飢饉、矢部駿河守の人物、榊原主斗頭の不學、大久保加賀守、脇坂淡路守の恩賞、大鹽平八郎一件
今昔 第二卷第一號 昭和六年一月
洋學剏始の地を史蹟として指定せられむことを望む(呉秀三)
遠近道印(三田村鳶魚)
柳島妙見の初代豊國の碑と初代並びに二代豊國の門弟に就いて(七戸吉三)
池永秦良 萬葉集目安補正その他著書(森銑三)
國太夫節について(鈴木慶子)
荒井白石父祖の郷關地(吉田文俊)
今大路玄朔と村山芝塢(編輯子)
江戸時代の相撲(河越靑士)
小唄の吟味 二(湯朝竹山人)
向島七福神詣(川柳きやり社)
懸想文賣(島田筑波)
今昔 第二卷第二號 昭和六年二月
松山やきう稻荷の圖(五渡亭國貞)
加藤雀菴(三田村鳶魚)
蘭化先生の宅址に就て(河村恒喜)
虚無僧寺開帳差留一件(木村捨三)
戸田茂睡(森銑三)
小唄の吟味 三(湯朝竹山人)
箭弓稻荷(島田筑波)
一九の墓玉菊の宿(河越靑士)
支那の墳塋(渡邊凌雪)
相馬大作の史的研究(鈴木隆)
名士の墳墓に就て(佐々木庄藏)
今昔雜記
史蹟切支丹屋敷の研究を讀む、小咄再度御目見得、江戸二色、寄贈雜誌一瞥、葛西志第二卷の刊行
江戸末期の旗本 四(牧志摩守遺稿)
窪田助左衛門建白、川路左衛門尉、土岐丹後守加増、筒井平右衛門と西丸炎上、光格天皇崩御
裏表紙 實印集(田口荏庵刻印)
今昔 第二卷第三號 昭和六年三月
表紙
汐干狩(眞野曉亭筆)
唐人哥と其の替歌(高岸拓川)
大師常右衛門の風姿とその半面(吉田文俊)
橋名の今昔(鷹見安二郎)
深川の二軒茶屋(鈴木南陵)
小唄の吟味 四(湯朝竹山人)
江の島と盲人(川村恒喜)
江の島辨財天額奉納會(文日堂)
相馬大作の史的研究 四(鈴木隆)
江戸末期の旗本 五
文恭公の薨御、林肥後守と水野美濃守の免職、佃島合圖烽火
今昔 第二卷第四號 昭和六年四月
表紙面
花見かつら(眞野曉亭筆)
口繪
風外禪師遺墨(倉橋連之祐氏所藏)
風外和尚(森大狂)
ヅンバリ横丁(三田村鳶魚)
山彦秀翁歿後の河東節(島田筑波)
盲人としての塙保己一(川村恒喜)
江戸城三十六見附の本體(磯部鎭雄)
小唄の吟味 五(湯朝竹山人)
シネマの今昔(芳野芳雄)
長命寺櫻餅(永峰光壽)
相馬大作の史的研究 四(鈴木隆)
葛西志を讀みて(木村捨三)
江戸末期の旗本 六
美濃部筑前守退役、中野石翁、太田道醇の事、牧志摩守詠歌、閣老眞田信濃守、遠藤但馬守、土屋紀伊守、御勘定奉行岡本華亭、諏訪庄右衛門、羽倉外記の品川臺場論、窪田清音、江川太郎座衛門、成島邦之助、鳥居甲斐守、金田敬三郎、後藤三右衛門、水野甲子三郎
編輯後記
今昔 第二卷第五號 昭和六年五月
表紙
目高(眞野曉亭筆)
口繪
咳の爺婆さん、天神石廟
河越竹城居士遺墨
咳の爺婆さん(倉光臍石)
銅佛の背文に殘る大賈(三田村鳶魚)
赤穂義士遺聞(森銑三)
しんこ馬、あめの酉(高岸拓川)
随筆百千鳥(莫安柄)
鞘太夫の度胸(廣田星橋)
鵜の木のおしゃもじ様(鈴木南陵)
無量院に殘る疑問の一紙片(川村恒喜)
竹城居士の事ども(河越靑士)
梅若丸畫像賛語に就て(木村捨三)
両國繁盛記(鷹見安二郎)
相馬大作の史的研究 五(鈴木隆)
江戸末期の旗本 七(牧志摩守遺稿)
水野越前守の印幡沼開拓、跡部能登守、篠田藤四郎、天保十四年日光社參、両國鍵屋火事、犬追物再興、弘化元年江戸城炎上、佐渡奉行堀伊賀守、篠山攝津守、佐々木遠江守、日光奉行櫻井備中守
編輯後記
今昔 第二卷第六號 昭和六年六月
表紙
水月(眞野曉亭筆)
口繪
白雨晴るる(蜀山人賛素融畫)
佃島(明治廿二年石版畫)
靜觀房好阿(水谷不倒)
江戸の三十六見附に就て(山下重民)
風外和尚終焉地について(齋藤菊平)
悼東作翁夷曲歌(森銑三)
谷中の七面様(木村仙秀)
佃島を語る(金子政吉)
花菖蒲培養の祖松平菖翁の宅址其他(川村恒喜)
川柳「五月鯉」を出して以來(阪井久良岐)
天麩羅屋印人幽香の事(田口荏庵)
日光街道二十一驛と御社參(磯部鎭雄)
下谷稻荷と天野彌五右衛門(廣野三郎)
相馬大作の史的研究を讀みて(三浦寺水)
江戸末期の旗本 八(牧志摩守遺稿)
中川飛彈守、御勘定奉行石河土佐守、松平河内守、石河美濃守、伊澤美作守、高島秋帆、房總海岸巡見、池田播磨守と太田運八郎、大久保因幡守と一柳播磨守、松平出羽守、戸田伊豆守、淺野梅堂
編輯後記
今昔 第二卷第七號 昭和六年七月
表紙
夏祭(宮尾しげを筆)
口繪 三色版
市川團十郎 寶暦九年中村座所演工藤祐經(大場豐水筆)
江戸の盆踊(山下重民)
入谷の朝顔(岡不崩)
水底の鐘の話(小寺融吉)
安政夜話(松崎てい女)
隠口先生(森繁夫)
永見寺の玉菊(高岸拓川)
東作翁六十の賀(野崎左文)
赤穂義士の木像(森銑三)
役者似顔畫の元祖大庭豐水(島田筑波)
芳瀧畫集を見て(木村仙秀)
中村小虎の紅繪賣(吉田粂二)
編輯後記
今昔 第二卷第八號 昭和六年八月
表紙
夏祭(宮尾しげを筆)
口繪
江之嶋辨財天開帳 安政三年深川永代寺出開帳の圖(歌川國綱筆)
文使い傳説(中山太郎)
金魚の話(東道太郎)
三島政行翁の随筆(森銑三)
江市屋宗助の寄進(三田村鳶魚)
江戸名物定齊屋さん(鈴木南陵)
隠口先生に就て(森繁夫)
江之島辨天の開帳(島田筑波)
市村座木戸番文藏の事(木村仙秀)
津輕藩と小川破笠(三浦寺水)
天麩羅屋印人幽香に就て(柴陽山人)
第五回東京掃苔會記事(河越靑士)
江戸末期の旗本(牧春窓遺稿)
編輯後記
今昔 第二卷第九號 昭和六年九月
帝都復興一覧(岡不崩)
公方の稱 附大樹(山下重民)
江戸の神職(羽倉杉庵)
随筆吉原細見 一(莫安柄)
安政夜話 二(松崎てい女)
江戸末期の旗本 終(牧春窓)
江戸座俳書年表(島田筑波)
今昔に就て御願い
編輯後記
今昔 第二卷第十號 昭和六年十月
表紙
紅葉狩(眞野曉亭)
口繪
子守(本杉すみ子)
をどりの型『子守』(小寺融吉)
承應癸巳紀行 一名中仙道紀行(野々口立圃)
江戸座俳書年表(島田筑波)
編輯後記
今昔會會報
表紙裏
半瓦(田口荏庵)
今昔 第二卷第十一號 昭和六年十一月
表紙
たのしみ獨樂(宮尾しげを)
口繪
明治節(夏目漱石筆)
今昔の解(山下重民)
本所七不思議の話(中尾清太郎)
講武所藝者(森澤瑞香)
随筆吉原細見 二(莫安柄)
安政夜話 三(松崎てい女)
銀扇會合評(市川七作/小寺融吉/木村捨三/中村小虎)
江戸座俳書年表 三(島田筑波)
編輯後記
今昔會報
今昔 第二卷第十二號 昭和六年十二月
表紙
煤掃(宮尾しげを)
口繪
相州江島之眞景 コロタイプ
長唄正本追善物に現われたる變化物舞踊(山本桂一郎)
樋口宗武の研究(小笹喜三)
安政夜話 四(松崎てい女)
川口秀子の踊を見る(松鶴千枝子)
淺草掃墓記(川越靑士)
白石先生の墓と遺骨改葬(河村恒喜)
太田南畝撰文の二墓石(森銑三)
日本鑑定會記事(古筆了信)
思い付いたまま(森潤三郎)
掃墓實驗談(西村四郎)
蔵前閻魔堂の板碑(三輪善之助)
古本禮讃(凹凸會同人)
江戸座俳書年表 四(島田筑波)
編輯後記
今昔會會報