潮流 第4巻第7号-第10号、第5巻第1号(昭和24年7月~25年1月)
第四巻第七號(昭和二十四年七月一日發行)七月號
海・外・夜・話
☆トルコ物語
☆クオ・ヴァディス?
☆ダレス氏の危險な關係
第五國會の欺瞞—米國對日援助見返資金特別会計法案について—(風早八十二)
詩 花花(安藤次男)
國家資本主義と人民民主主義(井上晴丸/宇佐美誠次郎)
特集 民族産業の崩壊と防衞
集中生産と「日本型」産業合理化(石井金之助)
ルポツタージュ 明日のための記録—茨城の産業防衞—(本誌特派記者團)
中國問題ノート—官僚資本に就て—(高臨渡)
小麥の故郷を探る(杉浦明平)
デモクラシーの苦悶—哲学と政治学における絶對主義と相對主義—(ハンス・ケルゼン)
青票白票◇うんこデモ
◇頸をしめる新劇人
=レター・ボックス=
第四巻第八號(昭和二十四年八月一日發行)八月號
巻頭詩 “われわれは生きている”
☆海外夜話☆
☆赤いヒステリア? ☆人さらい譚
☆ツレントン殺人事件
世界政府の幻想(ラインホルト・ニーバー)
特集 —日本支配層の破局—
日本獨占資本の悲劇—その内部抗争を抉る—(杉山弘人)
風雲をはらむ八月政局(匿名座談会)
恐慌下の地方政治(三谷達彦)
ルポルタージュ 中共貿易を擔う人々—業者・華僑・政党をめぐって—(編集部)
明日のホンコン(德田太郎)
≪日本の顔≫鍋山貞親行狀記
憎まれっ子の行方(三木鶏郎グルウプ)
≪青票白票≫★東大事件★銀座の素顔
創作 叛亂軍[上](金達壽)
◆レター・ボックス
◆後記
第四巻第九號(昭和二十四年九月一日發行)九月號
巻頭詩 雷鳴(伊藤和)
國鐵民同と統一派(松澤昭太郎)
法の危機と實力行使≪座談会≫出席者(戒能通孝/鈴木市藏/伊藤律/吾妻光俊/磯田進)
アジヤの生んだ性格俳優(高山五郎)
労働貴族の傳統(神野璋一郞)
☆ラジカル・デモクラツトの任務(帆足計)
☆旧友大塚久雄君のこと(小林義雄)
☆ルポルタージュについて(野口肇)
☆「眞相」の賣れる眞相(佐和慶太郎)
山に立てこもる地主(牧瀬恒二)
<日本の顔>野間宏(瓜生忠夫)
[諷刺小説]中學校建築奇譚(杉浦明平)
創作 叛亂軍[下](金達壽)
◆国鉄赤字のうら話
▼レター・ボックス
第四巻第十號(昭和二十四年十月一日發行)十月號
≪巻頭詩≫大風景(高田新)
特輯 十月政局の展望
暴力と僞瞞政治(神山茂夫)
われら敗れず—人民攻勢の底流—(聽濤克己/高原晋一/福田眞吾/林白言/中原淳吉)
獨占資本の再編と主體の存亡(小田邦雄)
毛澤東を讃う(中野好夫)
米國の世界経済政策とアジヤ(堀江忠男)
フェア・ディールの敗北とアメリカ議会(宮地健次郎)
<時評>民衆を愚弄する三大新聞
[日本の顔]黑沢明(瓜生忠夫)
北一輝と井上日召(田中惣五郎)
ショーヴィニズムの仮面(中島健藏)
「清」と「濁」(荒正人)
成吉思汗と北大西洋條約(武林無想庵)
百貨店漫筆(藤原信夫)
植民地のはなし(許南麒)
病氣の社會性(宮本忍)
[ユーモア小説]フィリッポフ氏とクラワーさん(間山良治)
▽レター・ボックス
▽後記
第五巻第一號(昭和二十五年一月一日發行)一月號
☆日本礼讃[世界名作選・その二]
門松~贈答~箴言~宰我~希望~インヴィジヴル・トレイド~社民~プロデューサー~未來~建設~夕刊
—一九五〇年の課題—
眞の講和について(志賀義雄)
対日講和と世界情勢(平野義太郎)
対日講和と中共承認(岩村三千夫)
迫り來る世界恐慌とアメリカ[座談会](堀江邑一/鶴見和子/小椋廣勝/蝋山芳郎)
一九五〇年を豫言する[アンケート]
天皇に與う[公開狀]
天皇制と一少年(佐藤茂盛)
三鷹事件公判の記録(鈴木市藏)
ルポルタージュ 淡路島(田中松次郎)
[第一回]企業分析 鐵鋼
新春対談
日本初昔きのうきょう(長與善郎/中野重治)
★Fool's Who★
日本紀元は一三二〇年新しい(田村栄太郎)
[隨筆]書斎をもたぬ人たち(野間宏)
何処にイノチを捨てるか(山岸外史)
[論壇]戰後恐慌の理論的諸問題(井汲卓一)
勝利と克服のために—西洋文明批判—(ルイス・マムフォード)
[隨想]民衆演劇あれやこれや(森田草平)
[小説]ハコネ用水(タカクラ・テル)