潮流 第2巻第1号-第10号(昭和22年1月~12月)
第二巻第一號(昭和二十二年一月一日發行)新年特大號
[巻頭言]若い世代への期待
特輯 若き世代の發足
知識階級現在の任務(田邊元)
新學問論[檢討會](丸山眞男/飯塚浩二/川島武宜/大塚久雄/中村哲/野田良之)
現代精神の方向
現代精神的情況—個性主義の制動性について(高桑純夫)
新しい哲學の旗を(山田坂仁)
愛國とは何か(鹿地亘)
—1947年展望—
民主々義革命の發展から勝利へ(伊藤律)
憲法に權威あらしめるもの(鈴木安藏)
平和條約の成立が齎すもの(田中慎次郎)
詩 三輪車(大木實)
歌 長丘集(山口茂吉)
句 年末歳旦(荻原井泉水)
◇漫畫 肌の違ひ(近藤日出造)
女はなぜズロースをはくか?(タカクラ・テル)
文藝時評[一](正宗白鳥)
潮流時評
[文化時評] 映畫 演劇 放送
編集後記
カット(木下大雍)
[創作] 國道(宮本百合子)
第二巻第二號(昭和二十二年二月一日發行)二月號
[巻頭言]農民と勞働者の協力
特輯 農業危機と民主革命
東洋的農業の危機(木下彰)
農業「過剰人口」の一考察(硲正夫)
農村文化向上の要因(江口渙)
農業生産組織の改革(福島要一)
潮流時評
[文化時評] 映畫 演劇 放送
二つのドイツ—ドイツ・ボナパルト主義への覺書—(松田智雄)
日本財政民主化の方向(島恭彦)
地方選擧の意義(本多助太郎)
危機と科學者(渡邊慧)
「くにのあゆみ」批判(井上清)
文藝時評[二](正宗白鳥)
歌 貌(木俣修)
編集後記
カット(木下大雍)
[創作]「チェリコフの家」後日(間宮茂輔)
第二巻第三號(昭和二十二年三月一日發行)三月號
[巻頭言]講和條約締結の前提
特集 講和條約締結の前提
平和條約の成立と日本(横田喜三郎)
國際政治の再開と日本(田畑茂二郎)
産業復興計畫における輸出入バランス主義の檢討(小林良正)
詩 曠野(丸山薫)
句 江東焦土吟(石田波郷)
東洋における民主主義革命の理論的問題(森谷克己)
ルネサンス世界の崩壊(杉浦明平)
現代ジャーナリズム批判(宮川實/田中慎次郎/小森田一記/畑中繁雄/美作太郎/瓜生忠夫)
中國地方の印象[地方文化現地ルポルタージュ](山田鐵郎)
文藝時評[三](正宗白鳥)
[時評] 潮流時評 映畫 演劇 放送
編集後記
カット(木下大雍)
[創作] 來るべきよき日のために(江口渙)
第二巻第四號(昭和二十二年五月一日發行)四・五月號
特集 日本資本主義の現狀分析
序 方法論の檢討について(潮流編集部)
日本資本主義の構造的危機(平野義太郎)
日本金融資本の現段階(古川十藏)
日本農業における階級構成(小池基之)
民主革命における農民運動(菅間正朔)
勞働組合の構造(磯田進)
國内市場論—工業再建の方向—(内田義彦)
官僚制の現代的性格(山本正美)
戰時・戰後における日本資本主義の一考察(安藤良雄)
潮流時評
編集後記
カット(木下二介)
田辺哲學批判—「知識階級現在の任務」を中心として—(眞下信一/武谷三男/古在由重/氷上英廣/中村哲)
第二巻第五號(昭和二十二年六月一日發行)六月號
[圖表]統計に現れた農村の實態
歴史の推進力(飯塚浩二)
農業における資本主義の發展(信夫清三郎)
新内閣に何を望むか(田中慎次郎)
◇潮流時評
歌(鹿兒島壽藏)
近代人の視角
文學の大衆化—座談會—(正宗白鳥/中野好夫/除村吉太郎/鹿地亘/岩上順一/平野謙/ひろし・ぬやま/荒正人)
[創作]暗い青春(坂口安吾)
第二巻第六號(昭和二十二年七月一日發行)七月號
[圖表]重要産業の實態(その一石炭)
日本資本主義と國外市場(風早八十二)
アジア的宗教について(鈴木俊郎)
アジア的生産様式論(岡本三郎)
ユートピア物語の一挿話(渡邊一夫)
資金算定の基礎問題(大友福夫)
社會黨の經歴と性格(山崎早市)
近代人の視角
第二巻第八號(昭和二十二年十月一日發行)九・十月號
[圖表]重要産業の實態(その三電力)[口繪]
理論物理學と自然辯證法(坂田昌一)
最近ロシア文學の世界史的意義(除村吉太郎)
ダーウィン以後の進化論(八杉龍一)
歴史學の方法論について—いわゆる大塚史學をめぐって—(服部之總・林健太郎/高橋幸八郎/内田義彦/松本新八郎)
先生異變(森於莵)
現地報告[長野](高山洋吉)
詩 肖像(小山正孝)
近代人の視角
第二巻第九號(昭和二十二年十一月一日發行)十一月號
[圖表]重要産業の實態(その四 輸送)[口繪]
二つの谷—農業技術科學化への途—(川田信一郎)
社會結合の日本的特質—封建的主義の問題—(福武直)
明治維新革命の主體性(奈良本辰也)
愛と死との和解(松田道雄)
近代人の視角
★時代の侮蔑
★「日本に於ける近代國家の成立」について
★気象界の家族主義と封建性
★清水澄博士の遺書
[創作]殘像(野間宏)
第二巻第十號(昭和二十二年十二月一日發行)十二月號
[圖表]インフレーション下における通貨と金融[口繪]
大工業の歴史的意義—近代的民主主義の經濟的基礎—(上林貞治郎)
對日講和と中國(岩村三千夫)
日本基督教の功罪(赤岩榮)
勞働はいかに描かれたか(北川桃雄)
姦通罪の運命(瀧川幸辰)
近代人の視角
★文化の壊滅を救え
★歴史の底流
★所謂「マルクス主義と近代經濟學」
東洋と西洋(新村猛/中井正一/久野牧/重澤俊郎/青山秀夫/重松俊明)