潮流 第1巻第7号-第11号(昭和21年7月~11月)
第一巻第七號(昭和二十一年七月一日發行)七月號
[巻頭言]政治の主體と據るべき基準
特輯 政治の現實的基礎と理念
政治革命と今後の國政(戸澤鐵彦)
世界と政治の理念(大澤章)
日本議會政治の現實的基礎(加藤勘十)
座談會 日本政治の主體と國際環境(平貞藏/蝋山政道/平野義太郎/堀眞琴/田村幸策)
戰爭犯罪の理論的解剖(團藤重光)
獨立朝鮮の國民經濟(鈴木武雄)
歐洲問題の所在(中西功)
新文學の足場(小田切秀雄)
「眞夏の夜の夢」後記(土方與志)
ソヴェート映畫手探り記(龜井文夫)
戰時中の對日研究の一端(青山和夫)
山・を・讃・へ・る[隨筆](田部重治)
歌 山鳩の賦(土屋文明)
句 眞珠の一粒(中村草田男)
潮流時評
文化時評 放送 映畫 演劇
[創作]短篇 楯(細野孝二郎)
長篇 佛印進駐誌(石川達三)
編輯後記
カット(木下大雍)
第一巻第八號(昭和二十一年八月一日發行)八月號
[巻頭言]封建性檢討の新課題
—日本封建遺制を抉る—
日本封建遺制の史的考察(土屋喬雄)
所謂「封建的」の科學的反省(大塚久雄)
「資本主義論爭」ノート(内田義彦)
日本國家とその軍隊及び戰爭(對馬忠行)
民族問題の基底(平野義太郎)
潮流時評
文化時評 放送 演劇
詩 馬鹿の花(三芳達治)
歌 臼ひく歌(江口渙)
軍需補償打切りの論點(土屋清)
産業の社會化(高橋正雄)
人民憲法の基本原則(野口八郎)
在華日本資産の處理狀況(張一凡)
世界政治漫畫(田村太郎)
西田先生の思ひ出(高山岩男/繪・西田靜子)
信仰から藝能へ(武田祐吉)
雲間隨筆(飯田蛇笏)
—創作—長篇 佛印進駐誌[終稿](石川達三)
あらし(楊朔/吉川操・譯)
編輯後記
カット(木下大雍)
第一巻第九號(昭和二十一年九月一日發行)九月號
[巻頭言]新日華關係樹立の意義
特輯 社會主義方式と生産の構造
社會主義と厚生經濟學(安井琢磨)
ソ聯生産方式の檢討と日本への適用(平館利雄)
社會民主々義の經濟的基礎(川崎巳三郎)
人間と生産と技術と(三枝博音)
東西文化の交流と日華提携の基本條件
座談會(徐逸樵/苗劍秋/平野義太郎/鹿地亘/阿部義宗/小宮義孝/大來佐武郎/脇村義太郎/長谷川如是閑)
潮流時評
詩 雜草と子供(土岐善麿)
對日賠償問題(エドガー・スノウ)
日本は今後どれ程の人口を養ひ得るか(大内兵衞)
巴里平和會議の意義(島田巽)
失業反對鬪爭と反共戰線(伊藤憲一)
國際カトリック戰線の性格(原子林一郎)
[文化時評] 演劇 放送
□新人物論□ 高倉テル 大塚久雄
幸徳秋水と大逆事件の眞相(渡邊順三)
映畫俳優の主體性に就いて[座談會](青山敏夫/瓜生忠夫/小澤榮太郞/河野秋武/原節子)
編輯後記
カット(木下大雍)
小説 天譴(中山義秀)
第一巻第十號(昭和二十一年十月一日發行)十月號
[巻頭言]ヒューマニズムの傳統への反省
—特輯 ヒューマニズムの現代的意義—
ヒューマニズムの現代的性格(中村哲)
近代ヒューマニズム—その能働的精神—(金子武藏)
ブルジョア・ヒューマニズムの批判(秋澤修二)
新ヒュウマニズムの社會經濟的基礎(出口勇藏)
潮流時評
[文化時評] 映畫 演劇 放送
詩 龜ならぬ龜(北川冬彦)
歌 夢—夢二遺品の展覽會を見て—(土井晩翠)
農業恐慌は何時來るか(栗原百壽)
ゼネストを活かす道(新島繁)
失業問題の性格(藤林敬三)
議會に何を觀たか—今議會は階級鬪爭の戰場となった—(中西伊之助)
ヒューマニズム文學の出發點(岩上順一)
近頃憤慨記(佐藤垢石)
◇重慶を戀ふる(郭沫若)
新人物論
文化映畫シナリオ募集
編輯後記
カット(木下大雍)
小説 鳴海講師の憂鬱(伊藤整)
第一巻第十一號(昭和二十一年十一月一日發行)十一月號
[巻頭言]不安と再建
特輯 不安に就いて
恐慌の過去と將來(中山伊知郎)
ニヒリズムとデカダンス(中島健藏)
アメリカ資本主義はいづこへ(都留重人)
家族制度の地盤と構造(戒能通孝)
國共紛爭と第三勢力の擡頭(波多野乾一)
中國の人民文化(鹿地亘)
國民學校教師論(下村湖人)
新民法と男女平等論(松田解子)
哲學者の死—三木清氏の思ひで—(生田勉)
歌 電車にて(渡邊順三)
句 句帖より(冨安風生)
盬名田日記—ヒューマニズムの周圍—(片山敏彦)
明治の諸戰爭と社會不安(木村毅)
潮流時評
[文化時評] 映畫・演劇 放送
編輯後記
カット(木下大雍)
小説 架空訪問記(宮内寒彌)