雑誌ジンミン ブンコ 180001043

人民文庫 第2巻第9号-第15号、第3巻第1号(昭和12年8月~13年1月)

サブタイトル
著者名
武田 麟太郎 編者
出版者
人民社
出版年月
1937年(昭和12年)8月
大きさ(縦×横)cm
25×
ページ
6冊
NDC(分類)
900
請求記号
C900/J52/2-9
保管場所
地下書庫中公新社
内容注記
欠:2(12-13)、保存箱収納
和書
目次

第2巻第9号
[小説]
女の危機(平林彪吾)
正直な人々(第二回)(那珂孝平)
ある家族(山本又男)
獨絃哀唱(井上友一郞)
あらがね(第四回)(間宮茂輔)
市井談義(關東・關西版合併)
同情園兒所の火災(堀田昇一)
六大リーグ戰は興行か(堺健)
農村の疾病率と死亡率(美矢絃之介)
八幡の社大黨議員諸君(細川澄)
横浜市議の大名行列(間瀨竹藏)
札幌市電の勞働爭議(津山次郞)
生活はこれだけ低下した(本庄陸男)
勤勞者の生活感想をぶちまける 座談會 東京の江東地區と云はれる勞働者の街、その地に於る昭和十二年夏の一夜を語り明した現代世相の縱横談(鍛冶工・工藤甚吉/ボーイ・齋藤新藏/金屬工・山田弘/鍛冶工・村田喜夫/登錄勞働者・佐藤信/同・田頭正治/電氣工・多田滿雄/
職工・木村久治)
[隨想]
世間ばなし(武田麟太郞)
僕の黑板(德永直)
靑眼白眼(高見順)
乾岔子島(新田潤)
「崖」に對する感想(澁川驍)
ハイネの序文(小堀甚二)
[詩]
汐留(菊岡久利)
雀(高橋新吉)
黎明(岡本潤)
演劇時評(森洪太)
詩歌時評(金子光晴)
小説月旦(大鹽平九郞)
[文藝批評]
文學主義の潮流にいつて(酒井逸雄)
民衆的自覺の問題(藤原定)
自然主義リアリズムを超えて(山室靜)
編輯後記
 
第2巻第10号
小説
米二十石(讀切)(丸山義二)
女の危機(後篇)(平林彪吾)
あらがね(長篇第五回)(間宮茂輔)
◇讀者の頁
市井談義
試驗地獄の緩和方法(揚逵)
農村の山河荒凉たり(福島和人)
帝國藝術院とは(加藤悅郞)
金縛りになった大學生(那珂孝平)
日本的な報道記事(間瀨竹藏)
文藝懇話會の解散(加藤悅郞)
新日本文化と指導者(堺健)
忠實なる報道(加藤悅郞)
生活必需品たる「新聞」(本庄陸男)
日淸戰爭餘聞 李鴻章 襲擊事件の顚末 北支事變の發展は必然的に、四十餘年前の日淸戰爭を想起する。小山六之助翁の李鴻章射撃事件はその側面史であり、靑春日本の感情風景である。事實は小説より奇なる人間の生涯の歷史の進行!(語る人・小山六之助/聽く人・神崎淸/
福島鵬)
◇藝術家(デッサン)(大田耕士)
一種の傑作主義(中野重治)
僕の黑板(その三)(德永直)
中條百合子氏について(伊藤整)
世間ばなし(その三)(武田麟太郞)
靑眼白眼(その三)(高見順)
えんぴつ語(その一)
詩欄
閃めく(中川今朝彌)
雹雨のある夜(平岡高槻)
冬の日だまり(菊岡久利)
山村暮鳥の詩の改竄に關して藤森成吉氏に與ふ(草野心平)
人民文庫詩欄設置への言葉(金子光晴)
映畫時評(間瀨哲一)
詩壇時評(金子光睛)
小説時評(大鹽平九郞)
演劇時評(森洪太)
批評
文學の現代的性格とその典型(平野謙)
文學の政治性と政治の文學性(藤原定)
科學と文學の對立は成り立つか(酒井逸雄)
編輯後記(武田麟太郞)
 
第2巻第11号
臨時號發刊に當つて(武田麟太郞)
文學の現代的性格とその典型(平野謙)
科學と文學の對立は成り立つか(酒井逸雄)
日淸戰爭餘聞 李鴻章 襲擊事件の顚末 北支事變の發展は必然的に、四十餘年前の日淸戰爭を想起する。小山六之助翁の李鴻章射撃事件はその側面史であり、靑春日本の感情風景である。事實は小説より奇なる人間の生涯の歷史の進行!(語る人・小山六之助/聽く人・神崎淸/
福島鵬)
◇藝術家(デッサン)(大田耕士)
一種の傑作主義(中野重治)
僕の黑板(その三)(德永直)
中條百合子氏について(伊藤整)
世間ばなし(その三)(武田麟太郞)
米二十石(丸山義二)
井原西鶴(武田麟太郞)
編輯後記(武田麟太郞)
 
第2巻第14号
家主の息子出征す(堀田昇一)
カステラ(新田潤)
獨絃哀唱(井上友一郞)
あらがね(第七回)(間宮茂輔)
詩 初秋の詩(小野十三郞)
平野通信(和田傳)
靑眼白眼(高見順)
世間ばなし(武田麟太郞)
人民文庫
讀者の頁
市井談義
函館便り(大江卯作)
洪水の跡を行く(朝井喜一郞)
疫痢記(竹内昌平)
冷淡な新聞報道(細野孝二郞)
樺太の町(本庄陸男)
とげの話(松田解子)
視野の狹い文壇批評(布施辰治)
滿洲紀行(矢田津世子)
演劇(松尾哲次)
映畫(伊藤勝)
ヤセンスキー「人間は皮膚を變へる」(本庄陸男)
八田元夫「演出論」(那珂孝平)
散文的文學論 凡ゆる作家が登場する。そして凡ゆる作家は否定された。宇野氏の良心は嚴しく各作家の虛をついた。永井荷風、森鷗外、芥川龍之介、山本有三、何故彼等は否定されたか。(宇野浩二/德永直/高見順/窪川稻子/武田麟太郞/那珂孝平)
編輯後記(武田麟太郞)
 
第2巻第15号
昔の繪(南川潤)
鐵路(古澤元)
昇降機(砂原彪)
あらがね(第八回)(間宮茂輔)
平野通信(和田傳)
靑眼白眼(高見順)
世間ばなし(武田麟太郞)
人民文庫
讀者の頁
市井談義
カナモジ文化(松本淸)
我等の國民保健(荒井潤)
不拂敎員の昨今(大瀧重直)
凶作地方の百姓はどうする(秋山貞一)
定價の不合理(溝口績)
二つの風景(田村泰次郞)

街(金子光晴)
冬の蟋蟀(菊岡久利)
さようなら上海(草野心平)
哈爾濱の一夜(大谷藤子)
演劇(那珂孝平)
映畫(伊藤勝)
文壇批評家論(布施辰治)
散文的文學説(宇野浩二)
人民文庫小説總目次
新年號豫告
一九三七年の文學 座談會(新田潤/平林彪吾/湯淺克衞/井上友一郞/那珂孝平/澁川驍/荒木巍)
編輯後記(武田麟太郞)
 
第3巻第1号
道化(荒木巍)
收穫のバトン(平林彪吾)
景色なき繪(那珂孝平)
臍繰物語(澁川驍)
崖の下の家(堀田昇一)
市場の隣り(石光葆)
惑ひ(松田解子)
嫁(和田傳)
湯澤(川崎長太郞)
臨時人夫(竹内昌平)
秋近し(丸山義二)
ある不安(井上友一郞)
大寒小寒(菊池克己)
きものと下駄(本庄陸男)
化粧(高見順)
あらがね(第九回)(間宮茂輔)
人民文庫
讀者の頁
島木健作「生活の探求」(平林彪吾)
村山知義「新選組」(本庄陸男)
和田傳「沃土」(丸山義二)
編輯後記(武田麟太郞)