人民文庫　第１巻第１号－第５号（昭和１１年３月～７月）

第1巻第1号
生きんとする兩人（荒木巍）
癌（新田潤）
故舊忘れ得べき（長篇）（高見順）
ホテルの狂言（平林彪吾）
神樂坂（矢田津世子）
井原西鶴（長篇）（武田麟太郞）
道程（湯淺克衞）
モラル（田宮虎彦）
途上のリアリズム（伴野英夫）
横光・中河・川端（那珂孝平）
二重生活（石光葆）
紅葉の「二人女房」を讀んで（堀田昇一）
「人の誕生」を讀む（松田解子）
熱情なき映畫觀賞（大友彌之介）
簡野さんの話（矢田津世子）
靑年作家の態度（平林彪吾）
雜言一束（古澤元）
明らかなこと（小坂たき子）
宣言その他について（上野壯夫）
無名・貧乏作家の辯（細野孝二郞）
トルストの未發表日記「一九一○年」を讀む（秋田雨雀）
ロマンテック・リアリズム（江口渙）
知感記（青野季吉）
編輯後記
　
第1巻第2号
[小説]
順三郎（大谷藤子）
感情記錄（那珂孝平）
起生妙藥（古澤元）
マイナスの部分（堀田昇一）
呪文（細野孝二郎）
[六號雜記]
一靑年より文壇三大家へ（平林彪吾）
「文藝懇話會」二月號（古澤元）
文學上の「のれん」を排す（那珂孝平）
頽廢の毒（高見順）
憤りの文學（伴野英夫）
具體性の勝利（松田解子）
「封建的なもの」と鬭へ（湯淺克衞）
あれやこれや（神山健夫）
人民文庫第三歩哨報告（新田潤）
同人雜誌の價値・諸作品（澁川驍）
創作批評日記（圓地文子）
「時評」について（荒木巍）
文學低徊（田宮虎彦）
作家の立ち遲れ（堀田昇一）
「夜明け前」と「護法一揆」（秋田雨雀）
知感記（靑野季吉）
新しき人民文學の建設（江口渙）
[長篇]
故舊忘れ得べき（第二囘）（高見順）
井原西鶴（第二囘）（武田麟太郞）
編輯後記
　
第1巻第3号
[小説]
醜聞（澁川驍）
寒流（圓地文子）
故舊忘れ得べき（長篇第三囘）（高見順）
暖簾（石光葆）
平和な方（松田解子）
井原西鶴（長篇第三囘）（武田麟太郞）
[六號雜記]
頭隱して尻隱さず（高見順）
「文藝懇話會」三四月號（古澤元）
匿名批評の批評（新田潤）
同人雜誌の優秀作品（澁川驍）
プロ文學の諸作品（堀田昇一）
書きまくり（荒木巍）
宇野千代氏の「僕」（矢田津世子）
ジャーナリズムと作家（上野壯夫）
同人雜誌クラブその他（平林彪吾）
長篇小説時代の樹立（井上友一郞）
美術團體「大踏會」（吉原義彦）
四月のノート（圓地文子）
牧野信一氏の死（田村泰次郞）
詩二篇（秋田雨雀）
行動主義は何處へ行く（江口渙）
知感記（靑野季吉）
[若もの一席話]（平林彪吾／小坂たき子／大谷藤子／古澤元／澁川驍／那珂孝平／高見順／荒木巍／矢田津世子／松田解子／細野孝二郞／新田潤／上野壯夫／伴野英夫／田宮虎彦／圓地文子／石光葆／堀田昇一／本庄陸男）
既刊目錄
編輯後記
　
第1巻第4号
[小説]
肉体の罪（平林彪吾）
地下室（新田潤）
渉る世間（伴野英夫）
波の上（井上友一郞）
蔓草（矢田津世子）
[六號雜記]
文學に於ける官尊民卑（高見順）
主題の曖昧性（澁川驍）
芥川賞候補の諸作品（細野孝二郞）
「山襞」「地下道の春」評（松田解子）
新劇を訊問す（田宮虎彦）
自殺と戀愛の世相（田村泰次郞）
林房雄氏への手紙（平林彪吾）
或る抗議書（那珂孝平）
先覺者の悲劇に就て（秋田雨雀）
知感記（四）（靑野季吉）
洋學年代記に就いて（江口渙）
林房雄ことその他（武田麟太郞）
[若もの一席話]（出席者・石光葆／新田潤／伴野英夫／上野壯夫／荒木巍／圓地文子／田村泰次郞／大谷藤子／堀田昇一／高見順／本庄陸男／古澤元／田宮虎彦／細野孝二郞／那珂孝平／井上友一郞／平林彪吾／矢田津世子／松田解子／小坂たき子／澁川驍）
既刊目錄
編輯後記
　
第1巻第5号
讀者の頁
[小説]
會議（竹内昌平）
蒙昧期（那珂孝平）
黴の花（古澤元）
女の條件（上野壯夫）
五分の魂（荒木巍）
わか者一席話（巍／壯夫／彪吾／友一郞／たき子／驍／文子／潤／順／泰次郞／英夫／元／孝平／葆／解子／昌平／彌之介／孝二郞／克衞）
[六號雜記]
英雄主義の二面（澁川驍）
「文藝懇話會」六月號（細野孝二郞）
人民文庫への風（伴野英夫）
文藝映畫（大友彌之介）
「改造」・「文藝」の小説（新田潤）
文學界作品評（平林彪吾）
自然描寫の甘さ（小坂たき子）
新文學の作品評（松田解子）
同志・非同志（井上友一郞）
虛無の雜沓（田宮虎彦）
宇野千代について（大谷藤子）
吾が無知を耻づ（江口渙）
トルラアについての覺書（秋田雨雀）
知感記（五）（靑野季吉）
[長篇]
故舊忘れ得べき（第四囘）（高見順）
大學（第一囘）（田村泰次郞）
井原西鶴（第四囘）（武田麟太郞）
編輯後記