雑誌リョウキ ガホウ 180001037

猟奇画報 第1巻第1号、第2巻第1号-第4号 = 第1号-第5号(昭和4年12月~5年4月)

サブタイトル
著者名
出版者
日本風俗研究会
出版年月
1929年(昭和4年)12月
大きさ(縦×横)cm
25×
ページ
5冊
NDC(分類)
384
請求記号
C384/R97/1-1
保管場所
地下書庫中公新社
内容注記
保存箱収納
和書
目次

獵奇畫報 第一卷第一號 昭和四年十二月
畫報
 艶畫の包紙繪
 飛んだ發明藥
 支那刑罰圖譜
 意氣人魚開發任
 近代妾風俗の變遷
 江戸時代新吉原六箇町出入の鑑札
 荒木又右衛門の起請文
 後醍醐天皇恩賜の日章旗
 三つ子受胎と成長圖(ウィルト・秀高)
 實佛よりも恐ろしい岩水晶の髑髏
 怪奇なメキシコの陶器
 戰爭を擬人化したら(クビン)
 箱入娘(北尾政美)
 狸のグロテスク味(月岡芳年)
 二股大根の舞踊(歌川國貞)
 獨樂繪の怪(歌川國芳)
 刺靑の魅力
 近代佛蘭西エロチック畫集
  子堕し婆さん(レアンドル)
  御婦人の蚤御難(タッセール)
  女輕業師(筆者不詳)
  小さな奥様(ド・ボーモン)
  婦人専用馬車(エードブラン)
  婦人理髪師の許にて(ゲルボール)
  藝術と飢えたる藝術家(ブルーデ)
  これだけ武裝すれば大丈夫(レアンドル)
  不滿な有角獸(筆者不詳)
  血を絞られる愛人(ラニエ)
 逆立三題
  輕業師の藝當
  角兵衛獅子
  摩天閣上の逆立
 舌出し挨拶(ヘヂン撮影)
 魔法と呪符
  魔法使シモンと聖
  ペテロとの論爭
  ゾハルの首の呪符
  世界の七不思議
 世界古城巡禮
  霞ヶ城〔日本〕
  ダンルース城〔愛蘭〕
 秋の展覧會より
本文
 女の匂ひと麝香考(遊行夏彦)
 文藝に現れた「夜鷹」(石川巖)
 香料漫談(高月代二)
 傳説物の起源 梟の獨りぼっちと寒がり(藤澤衛彦)
 木邦往來 南蠻奇談のうち(田瀬月奢)
 江戸物研究
  黄表紙狐の嫁入考(藤澤衛彦)
  怪奇草雙紙概論(尾崎久彌)
  吉原いかもの考(村上靜人)
 性的食物正誤 一(春日生人)
 繪入獵奇辭典(日本風俗研究會)
 編輯言

獵奇畫報 第二卷第一號 昭和五年一月
新年號
讀物
 穴無し小町考(遊行夏彦)
 殺人魔術(畑耕一)
 世界吸血鬼考(モンタギュ・サマアズ/竹内道之助 譯)
 特輯記事
  新釋川柳語彙(藤澤衛彦)
  挿花秘話(龜齡軒莎來)
  性的食物正誤(春日生人)
 黄表紙世帶評判記(藤澤衛彦)
 文藝に現れたる「夜鷹」(石川巖)
 昭和四年度本邦獵奇總決算(高月代二)
 繪入獵奇辭典
極彩色口繪
 艶畫の包紙繪(英泉筆)
 好色醫者檢脈の圖
 影繪姿・大蛸と僧の行(西川祐信筆)
 珍刑罰・竹筒の刑 支那刑罰圖譜・其二
西洋軟派畫選
 大丈夫まだ足は見えません(タッセール)
 あな麗はしの後姿よ(ヴァンルウ)
 猛烈極まる夜會(ノオデ)
 危險な遊戯(ボジオ)
 キュピッドも逃げ腰(メリアン)
 昔のマネキン(逸名氏)
近代遊女風俗の變遷
飛龍がシルクハットを銜へて
お尻の用心、御用心(宮川春信)
泰西怪異畫選
 人馬ケンタウルの爭ひ(ベックリン)
 怪物パイプ
 首は截られても
 心靈界との交通圖
 偉效ある古代の呪符
人首改造の圖
身振拳行進曲(芳虎・貞房)
狐のエロチック味(芳幾・國芳)
桂馬のフンドシ(國芳)
變態お目出度古典カリケチュア(國芳・芳年)
ドン・ファン乳に魅らるる圖(葛飾北齋)
琴古王(鳥山石燕)
動物劇
白牛皮版安南渡航地圖
甲蟲を首とせる埃及の國王
甲蟲の子孫クレオパトラの戰勝踊り
ミルトン 失樂園の繪畫化
世界古城巡禮 二
 松本城〔日本〕
 グラミス城〔蘇格〕
古代の海賊船
人穴お糸の刺靑

獵奇畫報 第二卷第二號 昭和五年二月
天變地妖人異號
RYOKI GRAPH
 變態風の神(梅の本鶯齋)
 驚天動地雷電の種々相
 光魔の天桂・黄道光
 怪雲妖雲の種々相
 異變を前兆する彗星の出現
 ブロッケンの幽靈
 日本のアントヘリア
 蟄龍昇天の眞相
あらこわや遊廓地震の圖
海嘯慘害の圖
暴風雨に湖水と化した本願寺
震後大津波の圖
外神田昌平橋附近の大風
セント・エルモの火
地震・かみなり・火事・おやぢ
樹妖 時に彼、山野にはびこる
動物電氣の不可思議
目力持と毛力持
人間の「隣人」
足藝美人早咲小櫻太夫
獸人鳥人の傳統形式〔推定〕と獸婚説話に見ゆる類獸の立場
小豆あらひの怪僧(竹原春泉)
傳説に殘る雪女(春信・芳幾・弘光・両慍齋)
室の亡魂(北尾政美)
生殖力を象徴する假面
源頼家のデスマスク
猶太人職業鑑
極彩色口繪
 寢ぶとり(勝川春泉筆)
 永遠の猶太人(ギュスタヴ・ドーレ筆)
 珍奇・地震の辯(地震鯰由 圖)
 骸骨女と血の葡萄酒
讀物
 淫雷男臍取譚(遊行夏彦)
 黄表紙・這奇的見世物語考(藤澤衛彦)
 近世奇病抄(高月代二)
 夢合と其種類(尾崎久彌)
 夢經時代からの夢の歴史(田瀬月奢)
 特輯記事
  日本天變地妖繪卷(藤澤衛彦)
  傳統的佛説による人異因果繪卷(佐野日鴉)
  日本人異年表(日本傳説學會編)
 永遠の猶太人(松村武雄)
 Der wandernde Ewige Jude(藤岡光一)
 性を表象せる原始假面(南江二郎)
 花街に於ける紋章の研究(加藤藤吉)
 世界吸血鬼考 二(竹内道之助)
 繪入獵奇辭典

獵奇畫報 第二卷第三號 昭和五年三月
極彩色口繪
 風俗三十三相のうち ねむさう(月岡芳年筆)
 妖婆二題
  足で研ぐ女(ギルレエ筆)
  一つ家の老婆(芳年筆)
 ヴヱニスで行れた姦夫姦婦の刑罰 十八世紀初の版畫
 丸髷の起原をなした遊女勝山の髪結ひ振(豐國筆)
讀物
 生雛人形説話推移譚(遊行夏彦)
 近代花街年中行事(加藤藤吉)
 船員巡禮記(永見徳太郎)
 發掘された鬼の首(島影盟)
 江戸犯罪實話奇聞(高月代二)
 世界吸血鬼考 完(竹内道之助)
 酒の木香づけ秘法
 編輯言
 繪入獵奇辭典(藤澤衛彦 監修/日本風俗研究會)
りょうき・ぐらふ
 花街年中行事
  一月と四月〔夕霧太夫の玉章、吉田屋、さし紙實物、祇園甲部八坂の女紅場始業式〕
  四月・五月・六月〔手兒舞種々相、太夫道中、新田練場番組〕
  東西夏景色〔京都祇園祭鶏鉾、柳橋藝妓のあだ姿〕
 花街妖麗變態姿
 近代花街風俗の變遷
  〔一〕藝妓娼婦の風俗
  〔二〕藝妓娼妓の風俗
  〔三〕東都新島原全盛時代
 貸座敷隆盛時代の展開
 番町皿屋敷・於菊井傳傳
 彌生雛祭宵玩具人形合戰(龍齋芳豐筆)
 引込禿(北尾政美筆)
 上野地藏畔の色狐
 狸の接吻
 女皇の輕業(ルガメエ筆)
 ローラ・モンテツの踊り(ステック筆)
 鷹の嫉妬
 嗅ぎ煙草 瑞西風の風呂
 地上樂園(ボッシュ筆)
 聖ヂャック魔法使の大祓を行ふ(ブルーゲル筆)
 世界古城巡禮 三
  小濱城址〔日本〕
  リーヅ城〔英國〕
 教會堂内にある性的楯形紋地
 蟄蟲始めて振ふ
 大蛇眠より覺む
 魚陟りて氷を負ふ

獵奇畫報 第二卷第四號 昭和五年四月
花と酒號
極彩色口繪
 寢くたれ髪(國芳筆)
 花の精(ヘルマン・ヘンドリッヒ筆)
 仲の町の花(菱川英泉筆)
 想ひ耽る未だ見ぬ世界(ランゲン筆)
扉 「酒屋の鬼」
讀物
 艶麗花見姿(笹川臨風)
 黄表紙世諺 紺屋雛形考(藤澤衛彦)
 性的刺靑考(南江二郎)
 花は深川の岡場所と仲町の羽折(村上靜人)
 近世女人奇話集(高月代二)
 露國皇帝ニコラス二世の生存(中里機庵)
 續花街に於ける紋章の研究(加藤藤吉)
 酒盃の起原(風雨旅人)
 石決明の盃(田瀬月奢)
 編輯言
 東西酒徳利くらべ 附レッテルとグラス
  足利末期の酒屋の徳利 江戸時代遊女屋の酒徳利 最古の葡萄酒壜 十八世紀のワイン・グラス 十八世紀の葡萄酒壜 ヂン及び芳香酒用のグラス
獵奇グラフ
 花の輪舞(ベックリン筆)
 春の目覺め(ベックリン筆)
 獅子つぱな
 都の花〔東京〕
  上野秋色櫻の由禮 植物園の染井吉野 小金井堤の旭櫻 花見傘 隅田川、都鳥の故事
 都の花〔京都〕 昔から今
  祇園の花とうたはれた祇園林茶店の女梶女 花の舞妓姿 祇園都踊の「花盛り」 都踊の茶席
 都の花〔京都の二〕
  春の大原女 春の嵐山 京の花見、掛茶屋 頃は二八花の春
 花に風
 花に雨
 世界一のキャバレエ(フウガス筆)
 今は昔、酒場の女給(ジョン・コールド筆)
 夜が更けるほど功徳はあらはる
 ハイデルベルヒの大酒樽
 酒の運輸船マーゲート・ホイ號の乘客(筆者不詳)
 日本化物カリカチュア集 その五〔鳥山石燕の瀬戸大將〕
 猩々の種々相
  猩々舞始終八癖 猩々の見世物 文政酒戰に使用された六升五合杯 江戸時代に想像された猩々の正體
 春や春 人形芝居のひとくさり
  三人の泣き男 眠れる王女 タランテラ踊り
 鑑賞(マルテスト筆)
 このポーズお氣に召して?(タッセール筆)
 近代下町娘風俗の變遷
  花下猫を抱ける東みがき小町娘(熊澤喜太郎筆)
  龜井戸天神初卯の戻り日本橋邊問屋の娘(田中吉五郎撮影)
  くるくる簪下谷邊商家の娘(熊澤喜太郎撮影)
  崩し天神色娘(揚州周延筆)
  歐化時代に於ける下町娘の洋風
  束髪姿
  現代
 眼隠し(ボジオ筆)
 駄目よ駄目駄目(スウマ筆)
 水温む頃出現の怪〔日本とイギリス〕
 トーテム像の現在
  アオリ島のトーテム 英領コロンビア及びアラスカの酋長一家を刻み込んだトーテム ヂャスパア國立公園のトーテム
 世界古城巡禮 四
  ガイヤール城址〔佛蘭西〕
  明石城〔日本〕
 虱わく頃(ガヴーニ筆)