廓清 第4巻第10・11号、第27巻第1号-第12号(大正3年10月、昭和12年1月~12月)
廓清 第四卷第拾・拾壹號 大正三年十月
娼妓自由廢業案内
廓清會は何故自由廢業を奬勵する乎
政治上より觀たる自由廢業(島田三郎)
社會上より觀たる自由廢業(安部磯雄)
宗教上より觀たる自由廢業(山室軍平)
教育上より觀たる自由廢業(宮田脩)
道徳上より觀たる自由廢業(内ケ崎作三郎)
法律上より觀たる自由廢業(西村勘之助)
衛生上より觀たる自由廢業(松浦有志太郎)
自由廢業に就て各方面に望む
一般社會に望む(益富政助)
特に全國各教會に望む(小崎弘道)
各警察係官諸氏に望む(伊藤秀吉)
貸座敷業者に與ふる書(伊藤秀吉)
女郎衆に與ふる書(白萩)
自由廢業の過去現在及將來
自由廢業の歴史
自由廢業後の女は何うなる
娼妓の實生活と自由廢業の案内
娼妓制度の歴史/娼妓になる道筋/詐僞のやうな前借金/娼妓生活の内情/娼妓取締規則/前借金返濟は出來ない相談/年期が明く迄には取返しのつかぬ病/娼妓になるのは自殺の道行/娼妓業は泥棒製造業/娼妓になるより泥棒が増し/外國の娼妓/外國の樓主/借金と身體は別物/太政官達娼妓解放令/樓主は部屋を借すだけ娼妓は間借りするだけ/廢業は法律上本人の勝手次第/自由廢業防禦保險會社/自由廢業心得十五ヶ條/此手に乘せらるると住替/逃亡娼妓を隠匿しても罪にならず/自由廢業を下手に勸誘すると罪になる/合意廢業と自由廢業との利害/自由廢業は樓主にも親切な遣り方/苦痛だといふなら詐僞/樓主は自廢娼妓の親許に差押へするか/盗人たけだけしい樓主の心事/財産差押は恐るるに足らず/地方の仁人の注意せらるべきこと/藝妓酌婦の廢業は最も簡單
廓清 第二十七卷第一號 昭和十二年一月
國民生活と税制問題(安部磯雄)
廢娼の思想的根據(帆足理一郎)
最近の世相と感想(布施辰治)
成年賣笑婦の更生手段(徳田六郎)
酒煙草は人生の油に非ず(岡田道一)
三重縣會の廢娼決議に就いて
男女問題の一考察(家田作吉)
近代生活と民衆娯樂(木藤冷劍)
時事評論(村上雄策)
各地の遊廓改善策
愛媛三重の廢娼通過(伊藤秀吉)
最近の廓清運動(記者)
鳥取縣の前縣廢娼近し
廓清 第二十一卷第二號 昭和十二年二月
一家團欒に就いて(安部磯雄)
性生活の粛正(賀川豐彦)
青年賣笑婦の更生手段(徳田六郎)
年頭所感(布施辰治)
飲酒喫煙は自殺なり(岡田道一)
良心の慰安(山室軍平)
海外の婦人ニュース
秋田縣の身賣防止問題(家田作吉)
二千六百年の祝典に就t(戸谷清一郎)
時事評論(村上雄策)
愛媛鼎の廢娼實施協議會
各地に擧る改善策の種々相(記者)
最近の廓清運動(記者)
廓清 第二十七卷第三號 昭和十二年三月
立憲政治の將來(安部磯雄)
庶政一新と民衆の理解(布施辰治)
成年賣笑婦の更生手段(徳田六郎)
國防の本義を質す(尾崎行雄)
與ふる者の幸福(山室軍平)
尊き福音と感恩の篤行者(家田作吉)
近代劇に現れたる公娼問題(木藤冷劍)
八千代の自由廢業顛末(羽柴末男)
時事評論(村上雄策)
斯くして遊廓は滅び行く
群馬縣に於ける醫療對策(戸谷清一郎)
最近の廓清運動(記者)
大阪の流血事件に就いて(記者)
廓清 第二十七卷第四號 昭和十二年四月
東京市政の廓清(安部磯雄)
宮田脩君の追憶一片(麻生正藏)
成年賣笑婦の更生手段(徳田六郎)
我等の受けた禁酒教育(秋山彌助)
青年の質問に答ふ(布施辰治)
救濟館流血事件を質す(杉山元次郎)
果して取締に遺憾なきか(村松義一)
婦女賣買禁遏東洋會議(徳田六郎)
「灯の女闇の女」の活教訓(家田作吉)
時事評論(村上雄策)
北海道十七遊廓地取消さる
暴行樓主營業免許を取消さる
最近の廓清運動(記者)
廓清 第二十七卷第五號 昭和十二年五月
立憲政治と總選擧(安部磯雄)
ソ聯に於ける賣春問題に題す(高島米峰)
成年賣笑婦の更生手段(徳田六郎)
數字上より觀たる最近の風教
徴兵檢査の成績に就て(村上生)
公娼と私娼(菊池寛)
純眞の靑年と廓清運動(家田作吉)
現代生活と百貨店の存在價値(木藤冷劍)
公娼制度廢止の主張(金井鐵之助)
解散と總選擧から何を學ぶか(布施辰治)
時事評論(村上雄策)
最近の廓清運動(記者)
新刊紹介
廓清 第二十七卷第六號 昭和十二年六月
個人道徳と團體道徳(安部磯雄)
再解散と不信任案(布施辰治)
成年賣笑婦と更生手段(徳田六郎)
海老名彈正氏を偲ぶ(村上生)
東京の芸妓の結核調査
婦人と世相讀後感(家田作吉)
現代生活と百貨店の存在價値(木藤冷劍)
ウルグアイの妓樓廢止法案(徳田六郎)
時事評論(村上雄策)
選粛展覽會標語所感(戸谷清一郎)
海外の婦人ニュース
藝娼妓自廢讀本 上(金井鐵之助)
最近の廓清運動(記者)
廓清 第二十七卷第七號 昭和十二年七月
東京市政の現状(安部磯雄)
純潔生活の根本動力(麻生正藏)
選擧法改正の明朗派に望む(布施辰治)
成年賣笑婦の更生手段(徳田六郎)
偉人海老名先生の面影(家田作吉)
現代生活と百貨店の存在價値(木藤冷劍)
時事評論(村上雄策)
非常時日本と宗教(岡村丙子郎)
海外の婦人ニュース
藝娼妓自廢讀本 下(金井鐵之助)
虐げらるる籠の鳥
私設社會事業と公娼問題(木藤生)
最近の廓清運動(記者)
廓清 第二十七卷第八號 昭和十二年八月
オリンピックと廢娼(安部磯雄)
成年賣笑婦の更生手段(徳田六郎)
海外の婦人ニュース
純情溢るる歸省の思ひ出(家田作吉)
成年賣笑婦の更生手段(徳田六郎)
群馬縣の両面について(戸谷清一郎)
最近ダンスホール舞踏料調(木藤生)
時事評論(村上雄策)
禁煙と男女學生の覺醒(岡田道一)
八月の雜誌短評(むらかみ)
遊廓業者に痛い數々(記者)
個人消息
廓清會の事業及計畫 英文(ヘニガー)
廓清 第二十七卷第九號 昭和十二年九月
社會道徳に就いて(安部磯雄)
廢娼は風教刷新の第一歩(尾崎行雄)
成年賣笑婦の更生手段(徳田六郎)
松浦有志太郎博士を偲ぶ(林歌子)
國家の理想と國民の期待(布施辰治)
廢娼の諸問題と實施縣の状況(家田作吉)
海外の婦人ニュース
道徳的の勇氣(山室軍平)
娘を喰物にする親達
時事評論(村上雄策)
山形縣米澤遊廓廢業す
藝娼妓自廢讀本 下(金井鐵之助)
最近の廓清運動(記者)
廓清 第二十七卷第十號 昭和十二年十月
東京市の社會事業(安部磯雄)
戰後經營は廢娼から(高島米峰)
淫蕩の弊風を一掃せよ(生江孝之)
廢娼は明治維新の完成(布施辰治)
何故廢娼戰が必要か(村上雄策)
成年賣笑婦の更生手段(徳田六郎)
海外の婦人ニュース
津川先生の廢娼運動追懐談(家田作吉)
初秋諸相雜感(木藤冷劍)
再生の人(山室軍平)
時事評論(村上雄策)
續藝娼妓自廢讀本(金井鐵之助)
最近の廓清運動(記者)
廓清 第二十七卷第十一號 昭和十二年十一月
戰後の問題(安部磯雄)
非常時に於ける婦人の覺悟(穂積重遠)
大戰時の米國性病統制(伊藤秀吉)
賣笑搾取禁遏條約(徳田六郎)
夫婦道の第一歩に贐す(布施辰治)
安部先生を語る(永井柳太郎)
貞潔の徳操と銃後の家庭(家田作吉)
或靑年と家庭爭議に就て(木藤冷劍)
戰爭と女性(高島米峰)
愛國心と基督教(山室軍平)
時事評論(村上雄策)
續藝娼妓自廢讀本 二(金井鐵之助)
最近の廓清運動(記者)
廓清 第二十七卷第十二號 昭和十二年十二月
一致團結の精神(安部磯雄)
戀愛と結婚(布施辰治)
賣笑搾取禁遏條約(徳田六郎)
木下尚江氏を偲ぶ(村上雄策)
新家庭禁酒禁煙の提唱(岡田道一)
議會解散餘話と風紀問題(家田作吉)
非常時歳末感(木藤冷劍)
海外の婦人ニュース
忠孝と基督教(山室軍平)
時事評論(村上雄策)
續藝娼妓自廢讀本 三(金井鐵之助)
三重縣愈廢娼實施を決意す
最近の廓清運動(記者)