人生創造 第9年第4号-第12年第11号 = 第96-140号(昭和7年4月~10年11月)
第九十六號(昭和七年四月一日發行)四月倍大號
◇宗教と經濟生活(石丸梧平)
◇新説菜根譚—寡慾聖貧、宗教と經濟生活に因みて—經濟生活(石丸梧平)
◇宗教と經濟生活
1、過去に起った宗教は人間の經濟生活を如何に處置したか、その價値の檢討。
2、現代の如き經濟組織下に、宗教は民衆生活を指導し得るか。
3、西田天香氏その他の宗教團體に於ける經濟生活の檢討。
<座談會>出席者(本莊可宗/松原寬/妹尾義郎/沖野岩三郎/江部鴨村/石丸梧平/中村星湖/宮崎安右衞門/石丸喜世子)
◇戀愛及び結婚と經濟生活(石丸梧平)
◇理想の國への出發[創造劇場臺本]—戀愛爭闘—(石丸梧平)
◇戀愛と經濟生活
1、現代の經濟組織下に於ける民衆の戀愛及び結婚
2、封建時代の戀愛人と現代の戀愛人の比較檢討
<座談會>出席者(江部鴨村/中村星湖/籾山半三郎/川路柳虹/本莊可宗/妹尾義郎/松居松翁/石丸梧平/仲木貞一/宮崎安右衞門/石丸喜世子)
◇經濟組織、戀愛と結婚、宗教的信念(上司小劍/小澤恒一/森田正馬/紀平正美/小林橘川/谷本富/石川千代松/中桐確太郎/八木理三/新居格/吉場強/岡落葉/川路柳虹/本莊可宗/西村獨境/野口援太郎/國枝史郎/兼崎地橙孫/河野通勢/安藤和風/加宮貴一/妹尾義郎/倉田白羊/大坪草二郎/宮崎安右衞門/正富汪洋/大月隆仗/小川未明/岡島松太郎/馬場剛/大江精志郎/坪内士行/山本勇夫/平山蘆江/山崎勉治/守田有秋/北村重敬/中村星湖/小野政方/諏訪三郎/西宮藤朝/高須芳次郎/兒玉庄太郎/伊原宇三郎/白鳥省吾/金子白夢/福富海岳/畑耕一/和田善八郎/光成信男)
◇踏歌帖(兼崎地橙孫)
◇俳句[地橙孫選]
◇山田五郎氏の舞踊(渡邊登喜雄)
◇時事問題の解説と批判(入野寅藏)
◇海邊裸像(石丸梧平)
◇創造學園の開設
◇カット(鍋井克之・目次、二頁、三四頁/河野通勢・扉/小出樽重・五頁/齋藤與里・五〇頁/石丸夏子・三九頁/椿貞雄・一〇頁/中川一政・九〇頁/大川逞一・九九頁/横井弘三・九二頁/戸張孤雁・一〇七頁、一一三)
◇梧平通信・支部消息・創造部會報告
講座
◇佛教の實踐論理—禪・念佛・題目に對する考察—(江部鴨村)
◇老子哲學・の新研究(高須芳次郎)
◇少年少女の性慾生活(守田有秋)
第九十九號(昭和七年七月一日發行)七月倍大號
◇都會文明と感覺(石丸梧平)
◇大阪の文化について
<座談會>出席者(池崎忠孝/大脇正一/村島歸之/池澤原治郎/小倉敬二/矢澤孝子/石丸梧平/加藤亨/齋藤弔花/林市藏/白川朋吉/竹中玉治郎/籾山半三郎/岡島松次郎/坪内士行)
◇都會生活と田舎生活
(上司小劍/谷本富/原田譲二/相馬御風/光成信男/石川千代松/鍋井克之/吉場強/小川未明/矢澤孝子/松居松翁/紀平正美/小澤恒一/大月隆仗/村松梢風/大坪草二郎/大倉柾二郎/川路柳虹/江部鴨村/池崎忠孝/仲木貞一/正富汪洋/岡落葉/沖野岩三郎/安田清風/倉田白羊/伊原宇三郎/山本勇夫/馬場剛/松原寬/小寺菊子/平山蘆江/白鳥省吾/中村星湖/山崎強治/池澤源治郎/西宮藤朝/生方敏郎/森田正馬/小木曽旭晃/蘆谷芦村/加宮貴一/松原致遠/齋藤弔花/五十嵐力/三浦參玄洞/畑耕一/小林橘川/稻垣國三郎/高須芳次郎/西村獨境)
◇石丸梧平氏歡迎會・大阪にて
▽發起人の言葉(大阪朝報社長・岡島松太郎)
▽創造の短冊(草生三郎)
▽創造人生天地春(小畑治良)
▽生きて行く道を知らせたい(竹中玉治郎)
▽熊野田村の人(長瀨玄光)
▽梅外君時代(三宅由太郎)
▽英語と歴史の先生(石橋ふじ子)
▽或るエピソード(三宮元勝)
▽大阪に精神文化を(伊達俊光)
▽歌三首(矢澤孝子)
▽心の花(今中楓溪)
▽何故に共鳴したか(齋藤弔花)
▽感想(岡田播陽)
▽感謝と身邊近事(石丸梧平)
◇哲學概論—端的に、わかり易く、哲學の根本問題—(石丸梧平)
◇幸福創造座談(江部鴨村/石丸梧平)
◇冬夏帖(兼崎地橙孫)
◇俳句[地橙孫選]
◇時事問題の解説と批判—ファッシズムに就て—(入野寅藏)
◇農民の爲めに(八木理三)
◇カット(鍋井克之・目次、二頁/河野通勢・扉/小出樽重・六八頁/大川逞一・九七頁/横井弘三・九一頁/戸張孤雁・一〇五頁、一一一)
◇梧平通信・支部消息・創造部會報告
講座
◇文學概論(中村星湖)
◇老子哲學の新研究(高須芳次郎)
◇青年期の性慾生活(守田有秋三)
第百十二號(昭和八年七月一日發行)七月倍大號
◇處世の哲學—現代社會組織下に於ける處世道の意味—(石丸梧平)
(1)人に對し、世に處する本質的生き方
(2)生きる上に,何故「處世術」を要するか
(3)何故理想の社會が生れないか
(4)社會組織の間違ひ
(5)悲しき「處世の道」
◇處世の道
(1)處世の道とはどんな道か
(2)可愛がられるとは何ぞや・利己主義に目醒めた近代人 (3)「自分を生かしてくれる者」とふ心理
(4)信念・内に生かす道
(5)自然隨順の聖者江部鴨村・短氣を起こすな生きられる (6)資本主義的社會機構の下に・處世の道はたゞ一つこの道
(7)金・現代社會組織の根本欠陥
(8)金で誠心の試驗
(9)機械化にならぬ道
(10)「機械」よりも惡い「感情的」重役
(11)「人間」は何處にある
(12)壊れた機械の處置
(13)機械から脱れる二元生活
(14)一元の生活があったか・未來にはあり得るか
(15)最後の悟
<座談會>出席者(入野寅藏/守田有秋/細田悟一/籾山半三郎/大月隆仗/松原寛/石丸梧平/江部鴨村/石丸喜世子)
◇菜根譚の處世哲學—創造哲學との對照—(石丸梧平)
(1)結果主義排斥—完成の意味
(2)「自然の情」の否定—達人の通とはそれか
(3)天は社會理想の解らぬ盲目か
(4)説は正しそうでも固定的で、生活的ではない
(5)悟の上に、個人的と社會的との、明瞭な意識を持つこと必要
(6)「自然の相」の會得に止らず、社會理想的に出發せよ。
◇處世訓
(長田幹彦/千葉龜雄/鷹野つぎ/川路柳虹/猪野毛利榮/正富汪洋/畑耕一/岡落葉/福田正夫/諏訪三郎/小澤恒一/高田保/奥むめお/大月隆仗/新居格/白石實三/大坪草二郎/上司小劍/西村獨境/馬場剛/高群逸枝/楠田俊郎/金子白夢/江部鴨村/小木曽旭晃/生田葵/高田義一郎/中村星湖/神長橿/横井弘三/山本勇夫/平山蘆江/小寺菊子/加宮貴一/坪内士行/仲木貞一/國枝史郎/籾山半三郎/高須芳次郎/永田龍雄/兼崎地橙孫/大隈俊雄/岡島松次郎/山崎勉治/吉場強/大淵幸三/池澤原次郎/金崎賢/龍山義亮/加藤朝鳥/額田六福/三島海雲/伊原宇三郎)
◇諸法實相の華—處世の道—(江部鴨村)
◇健康處世の道
眼は何處に。—美しい眼—トラホーム—近視眼・遠視眼・老眼—眼鏡の話—コンタクト・グラス—俳優の眼—光線・紫外線・赤外線—眼科醫からの主要なる注意事項—盲人の開眼、視覺と觸覺—造物主の喜び—
「不如歸」の悲しき浪子—肺病にかゝる原因—家族内の病人、夫婦關係—病める親と子供の關係—肺病と青年—年齢と養生法—消毒—肺炎—複雑なる生命の闘爭
<座談會>出席者(千葉醫科大學教授・同病院眼科ゝ長 伊東彌惠治/千葉醫科大學教授・同病院内科ゝ長 佐々貫之/石丸梧平/加藤至徳/川端章夫/本澤幸次郞)
◇馬齢帖(兼崎地橙孫)
◇俳句[地橙孫選]
◇人生創造十年史—創刊前後—(石丸梧平)
◇難局打開の内閣[政局批判](石丸梧平)
◇時事問題の解説と批判(入野寅藏)
◇道[創作](高野はま子)
◇芽[創作](月崎羊太郎)
◇カット(河野通勢・扉/鍋井克之・目次、三三頁/齋藤與里・八頁/横井弘三・二頁・九六頁/椿貞雄・六四頁/倉田白羊・六一頁/埴原久和代・一〇二頁)
◇梧平通信・支部消息・創造部會報告
第百十五號(昭和八年十月一日發行)十月倍大號
◇個と全・人生創造の哲學—東海聯盟成立記念講演會にて—(石丸梧平)
(1)戀愛認識の出發
(2)哲學とは何ぞや
(3)人生創造の哲學
(4)實在論
(5)人間價値とは何ぞや
(6)この價値を認識する方法—個と全の理論
(7)ルネサンスの人道主義
(8)文化史上の三大思想
(9)三大思想よりも、更に眞に人生の根底をなす思想
◇矛盾生活・經濟・哲學の檢討—座談會—
(1)矛盾は何處に生れるか
(2)日常生活上の矛盾
(3)神の世界、季節感情、貧富の感情
(4)「矛盾」に對する根本態度
(5)經濟組織の矛盾
(6)矛盾と人生創造の哲學
(7)勞農ロシヤ生産の目標
(8)消費の問題
(9)共産經濟失敗の觀察、ブルジョア經濟會議失敗の觀察
(10)農本主義の問題
(11)機械文明の矛盾と合理性
(12)ブロック經濟問題
(13)戀愛心理の矛盾、性慾生活の矛盾、産兒制限の問題
出席者(入野寅藏/本莊可宗/生方敏郎/細田悟一/江部鴨村/籾山半三郎/上司小劍/石丸梧平/加藤朝鳥/石丸喜世子)
◇自然と人生—生命慾の矛盾—(石丸梧平)
◇個と全、五・一五事件の公判(生方敏郎/木村毅/高群逸枝/谷本富/淺野研眞/正富汪洋/岡落葉/金子白夢/
江部鴨村/大隅俊雄/吉場強/鷹野つぎ/中村星湖/
小山文太郎/西村獨境/安藤盛/川路柳虹/平山蘆江/
五十嵐力/三島海雲/高須芳次郎/細田源吉/白鳥省吾/
仲木貞一/畑耕一/國枝史郎/大坪草二郎/小川未明/
上司小劍/額田六福/高田義一郎/犬田卯/山本勇夫/
白石實三/小寺菊子/野口雨情/坪内士行/馬場剛/
楠田俊郎/沖野岩三郎/小林橘川/岡島松次郎/
渡邊光風/楢崎淺太郎/山崎勉治/守田有秋/松原寬/
福田正夫/大槻憲二/長田幹彦/安田青嵐/秋田雨雀/
蘆谷芦村/加藤朝鳥/加藤一夫/金崎賢/伊達俊光/
妹尾義郎/光成信男/大淵幸三/大江清志郎/籾山半三郎/
龍山義亮/武田俊彦/石川千代松/本莊可宗)
◇吉祥と黒耳—眞理を語る説話—(江部鴨村)
◇個と全の認識、自由主義と個性—座談會—
出席者(石丸梧平/江部鴨村/淺井耕一郎/祖父江貞次/長野朗山/三宅直一郎/笠原道渓/松浦清平/其他東海聯盟員)
◇農本主義の問題—文壇的感想—(加藤朝鳥)
◇農學生の生活(石丸美春)
◇馬齢帖(兼崎地橙孫)
◇俳句[地橙孫選]
◇ソヴィエート・ロシア見聞記—佛エミール・ジュレイベ述—(山田新吾)
◇アメリカ文明記(三浦關造)
◇時事問題の解説と批判(入野寅藏)
◇カット(河野通勢・扉/鍋井克之・目次、五五頁/齋藤與里・一八頁/横井弘三・一一一頁/椿貞雄・八一頁/倉田白洋・一〇九頁/小出樽重・二頁/戸張孤雁・一〇五頁)
◇梧平通信・支部消息・創造部會報告
第百三十三號(昭和十年四月一日發行)四月倍大號
◇人生創造婚のイデオロギー—吾等の念願・五ヶ條—(石丸梧平)
◇人生創造婚の實践—第一部如何に結婚すべきか—(石丸梧平)
(1)就職難、生活難と結婚
(2)何を樂しみに生きているか、生き方の態度、人生を樂しむ五つの角度
(3)媒介結婚の意味—掠奪結婚、政略結婚、賣買結婚
(4)人生創造婚の發願
(5)性慾・肉體美・人格美・戀愛の機會
◇私はかくの如くして「愛」を得た—二人の青年の告白—(石丸梧平)
(1)創造意識
(2)婚約時代の手紙
◇結婚の現と夢を語る—大阪聯盟座談會—(大阪聯盟同人)
◇大阪の結婚・地方色雜感—大阪聯盟座談會速記録を讀みて—(石丸梧平)
◇結婚生活の實践—千葉懸周南支部座談會—(千葉懸周南支部同人)
◇結婚生活の鑑賞—周南支部座談會速記録を讀みて—(石丸梧平)
◇性的關係と道徳的關係(石丸梧平)
◇結婚と人生(西野錦治/加宮貴一/小寺菊子/谷本富/馬場剛/高田義一郎/高須芳次郎/小澤恒一/泉道雄/金子白夢/畑耕一/川路柳虹/正富汪洋/清澤洌/河井醉茗/江部鴨村/生方敏郎/兼崎地橙孫/龍山義亮/佐藤伊吉/伊賀駒吉郎/沖野岩三郎/新居格/白鳥省吾/平山芦江/上司小劍/淺野研眞/梅原眞隆/竹田俊彦/入野寅藏/大坪草二郎/長田幹彦/鷹野つぎ/細田源吾/中村星湖/池澤源治郎/千葉龜雄/金崎賢)
◇結婚の媒介(石丸喜世子)
◇一つの實践[創作](月崎羊太郎)
◇眞と誠[戯曲](熊谷信一郎)
◇吹雲[短歌](中島太隈)
◇創ちゃんの藝術(藤井多喜夫)
◇僕の鶏・電車の中(石丸創造)
◇句境斷想(兼崎地橙孫)
◇俳句[兼崎地橙孫選]
講座
◇維摩經講義(江村鴨村)
◇精神分析 圓滿社會生活法(大槻憲二)
◇カット(鍋井克之/小出樽重/大川逞一/横井弘三/戸張孤雁
/椿貞雄/河野通勢/齋藤與里/倉田白羊)
◇梧平通信・支部消息・創造部會報告
第百四十號(昭和十年十一月一日發行)十一月倍大號
◯創造哲學概論[人生創造夏季大學講座](石丸梧平)
第一部 哲學とは何ぞや
1.哲學とはどんな學問か
2.哲學の主題
第二部 實在論
1.實在とは何ぞや
(A)ギリシアの自然哲學・唯物論
(B)形而上學・ギリシアの唯心論
2.「完全」に對する人間の憧憬
3.形而上學によって宇宙の實在が摑み得るか
4.人生創造哲學の實在論
◯佛教概論[人生創造夏季大學講座](籾山半三郎)
第一部 哲佛教の根本思想
1.無我
2.自然と無我
3.價値の世界と平等愛
4.戒、定、慧の三學
第二部 佛教の思想體系
1.教相學
2.大乘と小乘
(A)原始佛教の再認識
(B)大乘佛教の興隆
◇哲學の話(西野錦治)
◇「生命の實相」批判—谷口雅春氏の宗教について—(川端明郎)
◇俳句[地橙孫選]
◇雨聲草話(兼崎地橙孫)
◇青春に贈る(石丸梧平)
◇僕と蟬(石丸創造)
◇時事二三(石丸梧平)
◇時事雜感(川端明郎)
◇時事問題の解説と批判(入野寅藏)
講座
◇維摩經講義(江村鴨村)
◇精神分析 圓滿社會生活法(大槻憲二)
◇カット(鍋井克之/小出樽重/大川逞一/横井弘三/戸張孤雁
/椿貞雄/河野通勢/齋藤與里/倉田白羊)
◇梧平通信・支部消息・創造部會報告