雑誌ブンゲクジダイ 180000979

文学時代 第1巻第1号、第2巻第3,6,11-12号(昭和4年5月~5年2月)

サブタイトル
著者名
出版者
新潮社
出版年月
1929年(昭和4年)5月
大きさ(縦×横)cm
25×
ページ
5冊
NDC(分類)
900
請求記号
C900/B89/1-1
保管場所
地下書庫中公新社
内容注記
保存箱収納
和書
目次

1卷1號
新藝術新文化の母胎としてのアメリカ及びロシヤ
▼機械成熟時代の藝術と反抗意識文學(千葉龜雄)
▼唯物文學の二態様とその母胎(新居格)
病床から(小説)(藤森成吉)
鼻に基く殺人(小説)(小酒井不木)
高速度宣傳(小説)(岡田三郎)
髯男の木樵の話(小説)(佐藤春夫)
新座談會▼新しいと云ふこと▼新しい文學・映畫・劇・建築▼ブルヂョア文學とプロレタリヤ文學▼アメリカニズムとレーニズム▼藝術上の新方向(新居格/楢崎勤/秦豐吉/村山知義/淺原六朗/北村喜八/高田保/室生犀星/大宅壯一/○/勝本淸一郎/佐左木俊郎)
貧乏畫かきの町(紀行)(川路柳虹)
海邊より(感想)(吉田絃二郎)
文學靑年の社會的意義(大宅壯一)
海外文學者の生活振り(堀口九萬一)
海外文學者の戀愛硏究(小野浩)
忘れ得ぬ情景(1)獨歩の病牀に侍するの記(中村武羅夫)
海外都會風物詩集
霧の倫敦(野口米次郎)
マンハッタン・カクテル(堀口大學)
上海を俺の棺材に(金子光晴)
巴里(西條八十)
ウンテル・デン・リンデン(川路柳虹)
取って置きの話
▼穩田の神様に招かれて(長田秀雄)
▼刑事と思つたが?(沖野岩三郎)
文壇モデル小品
痩せた微笑(淺原六朗)
彼の一日(佐左木俊郎)
白い煙(武野藤介)
菊池寛氏の社長振り(菅忠雄)
談論に日を暮す佐藤春夫氏(田邊耕一郎)
超世間的な里見弴氏の生活(鈴木氏亨)
私の好きなポーズ
最も自然な姿勢(佐藤春夫)
日向ボツコの(藤森成吉)
ポカンとして(片岡鐵兵)
窓に凭りて(三宅やす子)
文壇時事問題批判
▼近代文學の都會性(大宅壯一)
▼統計表の羅列に就て(大木雄三)
▼興味的要素の問題(林房雄)
探偵趣味の映畫(映畫新講座)(村山知義)
私の十年前の囘顧 十年後の豫想 文壇諸家
私を語る ▼一つのリベット(葉山嘉樹) ▼魔術師の言葉(龍擔寺雄)
藝術の最尖端・機械による表現時代(森岩雄)
文壇ニュウス
◎新語新解
◎文壇漫畫風土記
◎文壇善癖惡癖集
▼築地小劇場の分裂
▼漱石は狂人であつたか
▼丸山順太郎氏の文功章
▼小酒井不木氏逝く
▼タゴオル翁の入京
▼海外文藝界ニュウス
▼新聞社入社試驗問題集
▼文壇諸家の近況
◎文學時代長詩
◎文學時代短歌
◎文壇小景
 
2卷3號
海外文藝界の現下の主潮
▼英文壇では問題文學の高潮(本間久雄)
▼獨逸文藝界の政治的傾向(丸木砂土)
▼佛國のアメリカ化と自己批判(飯島正)
▼伊太利文藝界の古典主義(岩崎純孝)
▼ソヴィエト文壇の祝賀行列(黑田乙吉)
▼米文壇の幕間狂言的跋扈(淸水暉吉)
世相批判(新居格)
文學的欺瞞(加藤朝鳥)
山莊の女王(中村星湖)
●人物随筆―私の最も興味ある人物―
◎ゴルキイ(前田河廣一郎)
◎萩原朔太郎(室生犀星)
◎犬養木堂(近松秋江)
◎ガンヂー(中村武羅夫)
モダン心得置くべし
▼不心得な心得(川端康成)
▼何を携帶すべきか?(淺原六朗)
▼先づ第一に服裝から(岸輝子)
▼生活・銀座・戀愛・etc.(北村喜八)
▼モダン百貨店(龍擔寺雄)
ナンセンスルウム
▼憂鬱なる微笑
▼けんか
▼電車を待つ間を
▼情的進出
▼愛の會話
▼巡査と立小便
▼サンデイカリズム
―口繪―日向にて
▼西條八十
▼室生犀星
▼十一谷義三郎
壇上の人々
▼菊池寛
▼犬養健
▼小堀甚二
▼森山草平
▼平林たい子
▼上司小劍
▼金子洋文
最近の舞臺面
▼太陽のない街
▼首斬代千兩
▼瓦斯マスク
女性の生活手帖
旅の素描(林芙美子)
銀の燭臺(城しづか)
婚姻亂麻(北村兼子)
映畫
テレーズ・ラカン
エヴァンデエリン
東京女性風景(短歌)(由利貞三)
山・海・子供(短歌)(中河與一)
高麗人の墓(短歌)(楢崎勤)
―詩―(金子光晴/柴山晴美/林蓉一郎/森脇達夫/國井淳一/神戸雄一)
私を語る
▼僕は苦しまう(岡田三郎)
▼集團の一人として(北村喜八)
掌篇暴露小説
任務(田口運藏)
同鄕人(相馬泰三)
飼馴された狼(田邊耕一郎)
新刊小論
▼「昨日の薔薇」(三上秀吉)
▼「形式主義藝術論」(雅川滉)
文壇ニュウス
◎文壇小景
▼總選擧に立てる文壇人
▼築地小劇場の更生
▼ハイエルマンス記念像
▼蝙蝠座の出發
▼蘆花未亡人の世界巡禮
▼ヒユースケンの無緣墓
▼伊太利のヅツコリ死す
◎街頭尾行
大衆文藝としての暴露小説(貴司山治)
小説
古びた、黄色い本(佐藤春夫)
仇討一景(佐々木味津三)
ハト・ハナ(室生犀星)
農村では(藤澤桓夫)
粉雪の降る夜(下村千秋)
 
2卷6號
文壇現狀論(加藤武雄)
―マルキシズム文學―マルキシズム文學以上のもの―藝術派の擡頭―モダアニズム―モダン・マルキシズム―ナンセンス文學―大衆文學―探偵小説について―心理的傾向―
明色と暗色との交響樂(世相批判)(新居格)
旣成・中堅・新進の作家群(文藝時事)(室生犀星)
無産文學の大衆化問題(文藝時事)(相田隆太郎)
或る叛逆者(感想)(生田春月)
血鹽(シネ・ポエム)(北川冬彦)
靑葉に呟く(感想)(新居格)
新戀愛學講座
▼新戀愛術(淺原六朗)
▼戀愛MEMO(龍擔寺雄)
▼失戀と別離(阿部知二)
▼彼女と彼の散歩(中村正常)
▼ダブル・ベツド(楢崎勤)
自己を語る
◎蜂須賀小六と僕(大宅壯一)
◎反語的な存在(中本たか子)
作家居住風景(漫畫)(須山計一)
―口繪―會合二つ
米國記者團を招待す。新興藝術派倶樂部の總會
文藝講演會(新居格氏/大宅壯一氏/横光利一氏/片岡鐵兵氏/川端康成氏/前田河廣一郎氏/十一谷義三郎氏/阿部知二氏/平林たい子氏/葉山嘉樹氏/雅川滉氏)
僕の八萬六千四百秒錄
◎日記抄(片岡鐵兵)
◎三日間(井伏鱒二)
◎特に書く(山田淸三郎)
◎六日間(北村小松)
◎横濱の夜(久野豐彦)
ナンセンスルウム
◎追從
◎一事件
◎陋巷の入口
◎お月様
◎耳を切る
◎美點の發見
◎ブレーキ
◎仲なほり
魔都の秘密地圖▼犯人の街(上海)▼無賴の街(南京)▼スパイの街(ハルピン)(井東憲)
現代文藝運動批判
◎プロレタリア・リアリズムの問題(前田河廣一郎)
◎どんな風に發展するか(横光利一)
◎女性のプロレタリア作家の分野(平林たい子)
◎常識の創造を(十一谷義三郎)
◎ブルジヨア・ジャーナリズム(大宅壯一)
◎新興藝術派の批判(新居格)
◎ゴリキイと僕(葉山嘉樹)
◎新興藝術派の作品(川端康成)
◎新興藝術派に與ふ(片岡鐵兵)
文壇ニュウス
◎諸家近況
▼文藝家協會の新事業
▼プロ映畫運動の實現
▼松竹が劇場封鎖
▼沙翁協會の發會式
▼春秋座の公演行惱み
▼米國の記者團來朝
▼新興藝術倶樂部の創立
◎文壇小景
精神分析と超現實主義(文學時代講座)(飯島正)
創作
殺人未遂者の手記(探偵小説)(甲賀三郎)
夜の感情(尾崎士郎)
ハト(村山知義)
女裝の男(宮地嘉六)
女體萬華鏡(懸賞小説)(山脇蔲太郎)
古びた黄色い本(長篇探偵小説)(佐藤春夫)
 
2卷11號
現代獵奇文學選集
勇猛果敢の脱獄(甲賀三郎)
ある女裝冒險者の話(横溝正史)
貸家ノート(橋本五郎)
懸賞金の亡者(井東憲)
玩具の煙(久野豐彦)
白猫ユラ(水谷準)
黑馬綺譚(佐左木俊郎)
白人を狙ふ大犯罪團南米に於ける珍奇な犯罪)(飯島正)
料理出來ない料理(獨逸に於ける珍奇な犯罪)(榎本桃太郎)
世界の怪奇と怪美を探る座談會
■世界中で一番面白い所■世界各國の女性に就て■珍奇な犯罪に就て。其他(長田秀雄/高田義一郎/木村毅/草間八十雄/中野江漢/丸木砂土/布利秋/○/赤神良讓/加藤武雄)
グラビヤ口繪 世界獵奇コレクション 漁村のフランス娘 伯林のダンスホール 露店市場の姿 黑姫の裸ダンス 黑い木魚の群 巴里モンパルナス イギリスの女巡査 阿片に親む支那婦人 臭い魚市場風景 南佛ニイスの娘たち 黑人王の愛妾の群 黑い僧侶の念佛
大戰綺語―残虐―強姦―塹壕―休養休暇―(丸木砂土)
内外犯罪實話集
○西洋建築の壁の中に(群山正次郎)
○漂白された女(佐藤富三)
○破天荒の藥物犯罪(藤木六郎)
○八面觀世音事件(舟津三郎)
東洋デカタン物語(中野江漢)
かけ離れた世界
巾着切の藝(長谷川伸)
演歌師の日記(宮島敬二)
撮影所の内幕物語(宮原芳夫)
美容院の内幕物語(高木俊朗)
エロ・グロ社會學(赤神良讓)
カジノ・フォーリ裸史(サトウ・ハチロー)
淺草裏面案内記(日野春助)
變態人物
◎變態を賣る幇間(本田一郎)
◎エロ・オン・パレード(中代富士男)
新聞に載せられなかつた話
◎改作された辭世の歌(東朝)(河田政治)
◎年數萬圓のお客様(東朝)(田中良一)
◎新聞アイロニー(東日)(溝口敏夫)
文壇を發く―グループ物語―戀愛挿話―暗闘錄―(波奈戸渉)
娘宿を語る―娘宿―掠奪結婚―狐もち―(佐近益榮)
探偵小説
バーネマウス事件(エドマンド・ピーアソン)
アリバイ(トリスタン・ベルナール)
ナンセンス・ルウム
◎隣の家庭爭議
◎ラヴ・レタア
◎處女ぢやない
◎飛び上る母
◎ビスケツト
◎猫とマダム
◎妹の話
◎秩父丸
◎その他
創作
十月十七日(平林初之輔)
針と硝子と霧(川端康成)
 
2卷12號
現代怪奇探偵小説集
■親指のない男の話(淺原六朗)
■雪のない辻馬車(北村壽夫)
■鄕愁(水谷準)
■無人島の殺人(甲賀三郎)
■誤植の靴(渥美權)
■秋の挿話(横溝正史)
■活動屋と女掏摸(岡田三郎)
怪物ヂユーマ(加藤朝鳥)
藝術派新作家集
▼肉體の海氣(福田淸人)
▼ニーナの殺人(雅川滉)
▼大竹藪(小野松二)
史上人物の病氣診斷(高田義一郎)
グラビヤ口繪・寫眞「文壇の一日」(川端康成氏/前田河廣一郎氏/堀口大學氏/横光利一氏)
文壇ニュウス
▼築地小劇場の解散▼フオツク社が邦畫製作▼尾上柴舟氏の祝賀會▼新築地の「反響」▼シンクレア・ルイスにノーベル賞▼歌舞伎俳優が小劇團結成へ▼加藤朝鳥に波蘭勲章を▼中條百合子女史歸朝す▼「春月會」の發會式
何が私を最も驚かしたか?
◎目前の拳銃自殺(長谷川伸)
◎二つの驚き(上司小劍)
◎鐵橋から跳ぶ(長田幹彦)
◎危險ABC(井伏鱒二)
◎HOMOに驚く(川路柳虹)
◎泥坊と僕(百田宗治)
◎愛戀一挿話(中村正常)
◎驛前の決鬪(佐藤惣之助)
◎謎像と靑い火玉(稻垣足穂)
◎長びくお產(白鳥省吾)
◎枕もとの蛇(翁久允)
◎怪我の功名(小牧近江)
◎戸棚に爆裂彈(沖野岩三郎)
◎幾つもの經驗(國枝史郎)
◎手首を拾ふ(龍擔寺雄)
◎驚くべき娘の魅力(橋本英吉)
◎伊達の投球(土師淸二)
文壇小景
○メリヤスと戀○紅差指の哲學○早めし早ぐそ藝の中○金と女○良き良人の典型○探しもの○娘を持つ親心
圓覺寺の洪鐘(金子薰園)
推薦短篇小説
▼高原地帶の秋(野長瀨正夫)
▼暮靄奇聞(有松英一)
▼靴(小笠原武)
▼チヤルメラ(仙波茂)
▼暗い階段(戸川靜子)
▼雀の唱歌(吉見宗雄)
佐藤春夫氏の近況(加藤四朗)
海外雜信
●悲しむべきナンセンス●超内助の功●カトリツクの殺人鬼●遺言●シヨウズ・シヨウ●ブルバン過ぎゆく●猫に警戒せよ●ある世界記録●銅貨とポケツト●ブルジオア●アメリカ、スペインを滅す
特殊犯罪實話集
◎短電波の秘密(荻原俊三)
◎掏摸師の復讐(淸水乙男)
◎愛兒をさいなむ男(北村隆)
◎上妻文太郎事件(芥川慶造)
ナンセンス・ルウム
●オートバイ●馬鹿の藥●一生涯●二枚舌●見せてごらん●蒲團の中と外●屁理屈●保護臭●早呑み込み●塀●爪●巡査か
創作
未練では無し(立野信之)
罠を跳び越える女(矢田津世子)
四本指で書いた手紙(岩藤雪夫)