群像 第19巻第9号-第12号(昭和39年9月~12月)
群像 九月號(昭和三十九年九月一日發行)
(表紙・カット 今井ロヂン)
[創作]
生と死(武者小路實篤)
幼年(福永武彦)
二十年(三浦朱門)
歸郷(遠藤周作)
家の終わり(芝木好子)
一路(二十四)(丹羽文雄)
絹と明察(三島由紀夫)
二〇八回 創作合評
作品
「眺め」 「犬の世界」 「死の前後」 「船頭小路」
(阿部知二/手塚富雄/佐藤朔)
「オイディプース王」と「野鴨」(言葉の藝術)(中村光夫)
續 年月のあしおと(五)(廣津和郎)
岩野泡鳴と増田しも江(日本文壇史)(伊藤整)
現代作家はかく考える(對談)(三島由紀夫/大江健三郎)
・作家と批評家の関係
・作品の細部と全體
・長篇小説の書きかた
・風俗の中の眞實
・「時點」をどうきめるか
・決鬪の傷跡
・なぜ「性」を追究するか
・「ぞろつぺの小説」について
・日常性の問題
『町民大會前後』(書評)
女の眼と男の眼(映畫雜感)(丸岡明)
早稻田の豫科のころ(壺井繁治)
カンペチェの町(利根山光人)
奈良の大佛とデカンショ節(上司海雲)
圖書館に關する三節(岡部史郎)
小林秀雄書誌上の一細目について(大岡昇平)
文壇人物論
佐々木基一
吉行淳之介
文藝知識
啓蒙主義
實存主義
文藝批評
批評と解説
匿名批評
大阪文壇
浪漫的他
言文一致
アフォリズム
シュール・レアリスム
N・R・F
侃侃諤諤
讀者論評
新人文學賞應募規定
群像 十月特大號(昭和三十九年十月一日發行)
(表紙・カット・今井ロヂン)
大特集 小説風人物論
井伏鱒二(木山捷平)
尾崎一雄(川崎長太郎)
中山義秀(中野好夫)
中野重治(平野謙)
上林曉(靑柳瑞穗)
佐多稻子(花田淸輝)
丹羽文雄(井上友一郎)
伊藤整(瀬沼茂樹)
平野謙(埴谷雄高)
本田秋五(藤枝靜男)
梅崎春生(遠藤周作)
安岡章太郎(小島信夫)
吉行淳之介(安岡章太郎)
一路(二十五)(丹羽文雄)
絹と明察(完結)(三島由紀夫)
「ヒポリュトス」と「フエドル」(言葉の藝術)
續 年月のあしおと(六)(廣津和郎)
「アララギ」の成立(日本文壇史)
二〇九回創作合評
(本田秋五/小田切秀雄/寺田透)
作品
「生と死」
「マスコット」
「幼年」
「子と共に」
『ゆれる葦』(書評)
秩序と理性への挑戰(映畫雜感)(白井浩司)
侃侃諤諤
新人文學賞應募規定
別册附録 文藝知識事典
群像 十一月號(昭和三十九年十一月一日發行)
(表紙・カット・今井ロヂン)
[創作]
父イタロウ(上林曉)
靜かな影繪(九十二枚)(丸岡明)
地雷原(田中泰次郎)
遊園地にて(七十八枚)(井上光晴)
わが先生のひとり(藤枝靜男)
一路(二十六)(丹羽文雄)
日本近代文學史上最大の文學者は誰か(座談會)
(柳田泉/勝本淸一郎/吉田精一)
『個人的な体験』(書評)
「最上」の演技者黒人(映畫雜感)(安岡章太郎)
山中随想(樫山欽四郎)
トビ魚(阿部宗明)
東海道新幹線のかげに(齋藤忠)
アメリカの茶の間(小林文次)
おお日本共産黨員!(佐々木基一)
フエドルとパイドラ(言葉の藝術)(中村光夫)
續 年月のあしおと(七)(廣津和郎)
「スバル」の成立(日本文壇史)(伊藤整)
作家と社會(松原新一)
文壇人物論
武田泰淳
木下順二
島尾敏雄
文藝知識
昭和十年代
文藝家協會
ペン・クラブ
ニュー・クリティシズム
侃侃諤諤
讀者論評
新人文學賞應募規定
二一〇回創作合評
(本多秋五/小田切秀雄/寺田透)
作品
「絹と明察」
「冬の時代」
「笛」
群像 十二月號(昭和三十九年十二月一日發行)
(表紙・カット・今井ロヂン)
[創作]
長篇一擧掲載 甲州子守唄(三七七枚)(深澤七郎)
一路(二十七)(丹羽文雄)
死者への典體(藤島亥治郎)
心像界と知覺界(千谷七郎)
水と遺跡(曾野壽彦)
老年病學随想(吉川政巳)
文壇人物論
北原武夫
埴谷雄高
『俳優修業』(書評)
庶民的批評の必要性(映畫雜感)(きだみのる)
既成文壇批判(新人評論家座談會)
(上田三四二/秋山駿/月村敏行/松原新一)
・文藝時評の讀み方
・鑑賞と偏見
・既成批評家への信頼と不滿
・「近代文學」以後の批評家
・關心をもつ小説家たち
・戰後派作家の停滯
・現代文學不振の原因
・昭和十年代作家について
・文壇文學と文壇外の文學
「モデル」の問題(言葉の藝術)(中村光夫)
續 年月のあしおと(廣津和郎)
パンの會と木下杢太郎(日本文壇史)(伊藤整)
文藝知識
散文・韻文
散文精神
世界文學
ロスト・ジェネレイション
侃侃諤諤
讀者論評
新人文學賞應募規定
二一一回創作合評
(本多秋五/小田切秀雄/寺田透)
作品
「遊園地にて」
「詩仙堂志」
「最初の秋」
「地雷原」
(本多秋五/小田切秀雄/寺田透)