群像 第18巻第9号-第12号(昭和38年9月~12月)
群像 九月號(昭和三十八年九月一日發行)
[創作]
痩牛のいる遠景(二〇五枚)(舟橋聖一)
咲庵(八)(中山義秀)
溪流(三)(佐多稻子)
一路(十二)(丹羽文雄)
歸京(なかのしげはる)
サハラの水(新人・九十一枚)(正田昭)
大脱走(映畫雜感)(梅崎春生)
方言と文學(現代の言葉)(岩淵悦太郎)
野球の悲劇性(埴谷雄高)
群象-日本にはいつまで象が住んでいたか-(井尻正二)
根のある佛像の話(久野健)
志賀さんの葉書(淺見淵)
性の追究(座談會)(中村眞一郎/大江健三郎/吉行淳之介)
好色文學と「性」文學のちがい
臍のあるセックスと臍のないセックス
谷崎・川端・舟橋の近作について
「氾濫」に現れた性
どう性を描くか
明治以後の性意識の變遷
古くなつたフロイディズム
私小説作家の性追究
戰後派作家の性追究
田山花袋の苦悶(日本文壇史)(伊藤整)
『自動車泥棒』(書評)
文藝知識
文學賞
傳記
創作合評(196回)(河盛好藏/福永武彦/靑柳瑞穗)
風濤
盲龜浮木
白い屋形船
侃侃諤諤
讀者論評
「新人文學賞」應募規定
表紙・カット 淸川泰次
群像 十月號(昭和三十八年十月一日發行)
創作特集
『わが性の白書』四九四枚(中村光夫)
引越し(上林曉)
井戸(網野菊)
抱擁(北原武夫)
一路(十三)(丹羽文雄)
渓流(四)(佐多稻子)
咲庵(九)(中山義秀)
風濤(第二部)(一七〇枚)(井上靖)
ヒマラヤムカシトンボ(朝比奈正二郎)
或る犠牲者の生涯(今宮新)
ほら穴魚(道津喜衞)
〈座談會〉左翼文學(平野謙/花田淸輝/吉本隆明/野間宏)
左翼文學の新しいにない手
心情的なものと論理的なもの
左翼には黨派性が強いか
小林多喜二はメロ作家か
社會主義リアリズムについて
職業意識と階級意識
新人が出にくいのは何故か
中野重治・小林多喜二について
クリティシズムの問題
獨歩の周邊の爭ひ(日本文壇史)(伊藤整)
文法意識と文法知識(現代の言葉)(岩淵悦太郎)
マリリン・モンローの世界(映畫雜感)(大江健三郎)
『いやな感じ』(書評)
文藝知識
比較文學
轉向文學
實驗小説
同伴者作家
國民文學
轉換作家
侃侃諤諤
讀者論評
「新人文學賞」應募規定
創作合評〈197回〉(大岡昇平/寺田透/埴谷雄高〉
歸京
鍵をかける
ゆう女始末
罐の中
表紙・カット 淸川泰次
群像 十一月號(昭和三十八年十一月一日發行)
[創作]
假面世界 91枚(圓地文子)
硝子の城(福永武彦)
十時街頭(小島信夫)
日めくり(壺井榮)
神話(三浦朱門)
一路(十四)(丹羽文雄)
渓流(五)(佐多稻子)
咲庵(十)(中山義秀)
砂上物語(映畫雜感)(庄野潤三)
語源(現代の言葉)(岩淵悦太郎)
讀書の量(柳田泉)
豐國祭の屏風繪から(中村榮孝)
ある朝鮮と或る臺灣(草野心平)
トロカデーロの里代(金關丈夫)
津輕節(木山捷平)
〈座談會〉古典と現文壇(小田切秀雄/稻垣達郎/中村眞一郎)
なぜ古典は敬遠されるか
古典・西洋文學と文士
和歌・俳句は人を動かし得るか
學校教育と古典\t
戲作者文學について
新文學の創造と實驗小説
「もののあわれ」ということ
古典を現在に生かす
眉山と獨歩の死(日本文壇史)(伊藤整)
『年月のあしおと』(書評)
文藝知識
教養小説
諷刺文學
家庭小説
モラリスト
侃侃諤諤
讀者論評
「新人文學賞」應募規定
創作合評〈198回〉(大岡昇平/寺田透/埴谷雄高)
『わが性の白書』
劍
世阿彌
表紙・カット 淸川泰次
群像 十二月號(昭和三十八年十二月一日發行)
[創作]
假象 77枚(梅崎春生)
紙の虎(長谷川四郎)
數の年齢(深澤七郎)
ひよろひよろどん(近藤啓太郎)
日々殘影(平田敬)
一路(十五)(丹羽文雄)
咲庵(十一)(中山義秀)
溪流(完結)(佐多稻子)
女はコワイです(映畫雜感)(阿川弘之)
二葉亭四迷のロシア行(日本文壇史)(伊藤整)
入院記(中村伸郎)
ミヤコタナゴ(中村守純)
幼稚園ことば(飯泉六郎)
小説不信論者の辯(河上徹太郎)
雅語と俗語(現代の言葉)(岩淵悦太郎)
〈座談會〉よい小説とは(北原武夫/佐々木基一/安岡章太郎)
小説の意圖について
構成について
批評精神について
感動させる小説がよい小説か
文體の魅力
精神構造と風土
不易と流行
うまい小説・よい小説
『白い塔』(書評)
文藝知識
ノオベル文學賞
深刻小説
侃侃諤諤
讀者論評
「新人文學賞」應募規定
創作合評〈199回〉(大岡昇平/寺田透/埴谷雄高〉
神話
石垣いちご
歪んだ自畫像
十字街頭
礼の辻
表紙・カット 淸川泰次