群像 第17巻第1号-第4号(昭和37年1月~4月)
第十七巻第一號(昭和三十七年一月一日發行)新年特大號
[創作特集]
終の棲家[新連載](圓地文子)
帽子の花(三島由紀夫)
山霧の遠景[101枚](舟橋聖一)
故里の土(中山義秀)
告別[164枚](福永武彦)
變らぬ友(阿川弘之)
みみずく大名[77枚](花田清輝)
不毛[六](平林たい子)
文學を志す人々へ[私小説に托して](河上徹太郞)
あさって會[仲間の面々](梅崎春生)
大岡昇平氏のロマンチックな裁斷(松本清張)
二十年の後に(渡邊一夫)
「資本論」と文學者(長谷部文雄)
不便なレディ・ファースト(中根千枝)
アカデミーの話(大久保利謙)
仲間的結合(桑原武夫)
十二の肖像畫[正宗白鳥](山本健吉)
年月のあしおと[明治・大正・昭和の文學的思い出](廣津和郎)
漱石の「朝日」入社[日本文壇史](伊藤整)
純文學攻撃への抗議(高見順)
▽侃侃諤諤
▽講談社賞の決定
▽野間文藝賞の決定
創作合評[176回]
——作品——・島・十日の菊・淀どの日記(武田泰淳/江藤淳/本多秋五)
表紙・カット(清川泰次)
第十七巻第二號(昭和三十七年二月一日發行)二月號
[創作]
戀責め[250枚](大田洋子)
弱い結婚(小島信夫)
みみたぶ記(丸岡明)
不毛[7](平林たい子)
終の棲家[2](圓地文子)
雨聲會の成立[日本文壇史](伊藤整)
三島由紀夫[十二の肖像畫](山本健吉)
阿佐ヶ谷會[仲間の面々](上林曉)
純文學の問題(埴谷雄高)
ナポリの誕生(内田亨)
パスカルの顔(前田陽一)
交友の思い出(諸井三郎)
タルクイニアでの大恥(摩壽意善郎)
結婚式の話(會田由)
近代の文學概念とその變遷(瀨沼茂樹)
文學を志す人々へ[同人雜誌の時期](野間宏)
年月のあしおと[明治・大正・昭和の文學的思い出](廣津和郎)
創作合評[177回]
——作品——・みみずく大名・島へ・故里の土・有情(武田泰淳/江藤淳/本多秋五)
■侃侃諤諤
■讀者論評
表紙・カット(清川泰次)
第十七巻第三號(昭和三十七年三月一日發行)三月號
[創作]
生き残った恐怖(中村眞一郎)
燒栗(網野菊)
裏の山(木山捷平)
終の棲家[三](圓地文子)
不毛[八](平林たい子)
世界の新文學[ソビエト]
死者に鞭打つなかれ[205枚](バクラーノフ/原卓也譯)
アメリカ文壇瞥見記(安岡章太郎)
新日本文學會[仲間の面々](花田清輝)
文學を志す人々[詩から小説へ](井上靖)
ローマの日本人記者(野上素一)
「大君陛下」から「大君殿下」へ(石井孝)
エロシェンコの死(中村浩)
裁判と證據(伊達秋雄)
再説・純文學變質(平野謙)
伊藤整[十二の肖像畫](山本健吉)
年月のあしおと[明治・大正・昭和の文學的思い出](廣津和郎)
明治詩壇の轉換期[日本文壇史](伊藤整)
プロレタリア文學批判と松本清張論(野間宏)
◇侃侃諤諤
◇讀者論評
創作合評[178回]
——作品——・戀責め・われはうたへどやぶれかぶれ・遅れてきた青年(武田泰淳/江藤淳/本多秋五)
表紙・カット(清川泰次)
第十七巻第四號(昭和三十七年四月一日發行)四月號
[創作]
流轉の記[67枚](深澤七郎)
春の水[75枚](藤枝靜男)
歸郷記[81枚](北原武夫)
子供の領分(吉行淳之介)
終の棲家[四](圓地文子)
不毛[完結](平林たい子)
<世界の新文學>信仰の守護者[アメリカ90枚](フィリップ・ロス/佐伯彰一譯)
鉢ノ木會[仲間の面々](吉田健一)
文學を志す人々へ[自己の確立を](椎名麟三)
妻たちへの愛情(西村朝日太郎)
古典を手術した醫師(上野景福)
知って犯す罪(高階秀爾)
ウガリットからクムランへ(關根正雄)
純文學論爭を截る[青春の荒廢について](江藤淳)
「蒲團」の成立[日本文壇史](伊藤整)
年月のあしおと[明治・大正・昭和の文學的思い出](廣津和郎)
室生犀星[十二の肖像畫](山本健吉)
■侃侃諤諤
■讀者論評
創作合評[179回]
——作品——・燒栗・媒酌人・島・死者に鞭打つなかれ(三島由紀夫/福永武彦/花田清輝)
表紙・カット(清川泰次)