群像 第16巻第6号-第9号(昭和36年6月~9月)
六月号
創作
狐草紙 八十枚(花田清輝)
夜桜(中山義秀)
煙管(田村泰次郎)
平和の日々 新人九十枚(平田敬)
愛する人達(八十四枚)(立原正秋)
わが塔はそこに立つ(野間宏)
三島由紀夫の家(現代作家論)(江藤淳)
文學は変質したか(常識的文学論)(大岡昇平)
日本文化の基本的性格(歴史家のみた日本文化)
(家永三郎)
座談會
日本文壇と外國文學
批評家の外國文學尊重
外國文學の影響と帰巣性
私小説と僕小説
模倣と影響について
ヘソの緒のあるなし
日本の短編小説と長編小説
日本文学の伝統について
(中村眞一郎)
耄碌寸前(森於菟)
ペルシア陶器と中國陶器(三上次男)
煉瓦女工(原泉)
片仮名文化(八幡一郎)
ブドウ酒殺人事件(杉浦明平)
政治小説論(佐伯彰一)
挫折者の夢(高見順論)(磯田光一)
病気
柳に雪折れなし(壺井榮)
病院生活(遠藤周作)
精神病型(埴谷雄高)
年月のあしおと
(明治・大正・昭和の文學的思い出)(廣津和郎)
近況
雑誌の保存(荒正人)
売場にいるムスコ(由起しげ子)
菊がさね(稻垣達郎)
創作合評(169回)
長い谷間
靴の話
雪折れ
ある女の遠景
(平林たい子/山本健吉/北原武夫)
侃侃諤諤
悪文追放
讀者月評
新人文學賞応募規定
七月号
創作
不毛(新連載)(平林たい子)
渚(室生犀星)
驛(梅崎春生)
魔の時間(きだみのる)
狭い道(井上友一郎)
わが塔はそこに立つ(9)(野間宏)
沖縄(木下順二)
年月のあしおと
(明治・大正・昭和の文学的思い出)
(廣津和郎)
大衆文学批判(常識的文学論)
(大岡昇平)
座談会
文藝時評というもの
文藝時評はたるんでいるか
中間小説の問題
文藝時評の権威
作品本位ということ
よみちがいとかきちがい
批評の基準
文藝時評のありかた
(河上徹太郎/江藤淳/平野謙)
日本語はどうなるのか(澤柳大五郎)
本道楽(庄司淺水)
トルストイと数學(遠山啓)
青葉のなかのみ仏たち(遠藤元男)
パリと東京(新村猛)
三つのフランス戯曲(アヌイ、サルトル、イオネスコ)
(中村光夫)
酒
酒少々の私のたのしみ(佐多稲子)
馬鹿つぽさ(草野心平)
酒の効用(寺田透)
沈静期の文學(手塚富雄)
大岡昇平のシニシズム(現代作家論)(小島信夫)
近況
関西の旅(亀井勝一郎)
奈良の半日(圓地文子)
近作について(田中千禾夫)
小説の可能性(成相夏男)
創作合評(170回)
作品
孤草紙
邂逅
愛する人達
渚と潮
(三島由紀夫/庄野潤三/安部公房)
侃侃諤諤
悪文追放
讀者月評
新人文學賞応募規定
八月号
創作
まぼろしの記(134枚)(尾崎一雄)
正義の人(中村眞一朗)
犬を連れた女(由起しげ子)
梅雨空(三浦朱門)
わが塔はそこに立つ(10)(野間宏)
不毛(2)(平林たい子)
年月のあしおと(明治・大正・昭和の文学的思い出)
(廣津和郎)
再び大衆文学について(常識的文學論)(大岡昇平)
文學運動と文壇仲間
座談会
明治時代の文學運動
同人雑誌と文學運動
「近代文學」の運動
「新日本文學」の運動
第三の新人グループ
世代の對立
出版社と文學グループ
雑誌と思潮
(山本健吉/遠藤周作/佐々木基一)
文學的記録映畫(佐藤朔)
太平洋の船(巖谷槇一)
「にせもの」あれこれ(嘉門安雄)
泥棒女中(藤枝静男)
純文學と通俗小説(平田次三郎)
腹話術師とその人形(佐多稲子論)(花田清輝)
仕事場
家の外で(高見順)
仕事部屋(阿川弘之)
仕事のための部屋(田中澄江)
ある鍛冶屋(椎名麟三)
青野季吉研究(なかのしげはる)
創作合評(171回)
作品
半端者の反抗
白い小さい踵
鯨神
渚
(三島由紀夫/庄野潤三/安部公房)
侃侃諤諤
悪文追放
讀者月評
新人文學賞応募規定
九月号
創作
おまへの敵はおまへだ(177枚)(石川淳)
不毛(平林たい子)
わが塔はそこに立つ(11)(野間宏)
隅田川(174枚)
年月のあしおと(明治・大正・昭和の文學的思い出)
(廣津和郎)
推理小説論(常識的文学論)
(大岡昇平)
辭書
辭書の効用(梅崎春生)
父と辭書(圓地文子)
「神の辭典」(杉浦明平)
作家の実生活と文學
武士と政治談義
政治活動と作品の完成美
濫作とジャーナリズム
社会の畫一化と文學者の抵抗
外国作家の生活
ゴルフ・自動車・株等について
新しい世代と新しい文學
文學者の生活喪失
(高見順/安岡章太郎/平野謙)
ラオスの砂金と阿片(松本信廣)
作品の運命(土方定一)
代々木の出店(大井廣介)
文庫いろいろ(岩猿敏生)
乱視(薄田研二)
私小説について
自己探検の文章(大江健三郎)
外村繁君へ(現代作家論)(青柳瑞穂)
外村繁君を悼む(中谷孝雄)
創作合評(172回)
充された生活
家族団欒図
まぼろしの記
(三島由紀夫/庄野潤三/安部公房)
侃侃諤諤
悪文追放
新人文學賞応募規定