群像 第15巻第9号-第12号(昭和35年9月~12月)
第十五巻第九號(昭和三十五年九月一日發行)九月號
[創作]
死の棘[123枚](島尾敏雄)
枕頭臺(木山捷平)
囚人(倉橋由美子)
異象(石上玄一郎)
湯葉[153枚](芝木好子)
秋聲と霜川[日本文壇史](伊藤整)
カーストの起源[日本文化探檢](川喜田二郎)
[交友斷片]なが年の末(佐多稻子)
名瀨だより(庄野潤三)
昔ながらの友(青柳瑞穗)
座談會[文學者と家庭の幸福]
△現代と家庭生活の違和△愚者の文學賢者の文學△特異地帯の住人から現代の英雄へ△文學と實生活△「ホーム・ドラマ」という小説△「ホーム・ドラマ」という小説△私小説と社會小説(高見順/大岡昇平/平野謙)
大學における自由(小松芳喬)
星月夜(古畑正秋)
美術の評價と基準の喪失(柳亮)
被害妄想について(村上仁)
やっぱりプロデューサー制は欲しい(松浦竹夫)
僞繪と似繪(谷信一)
秋成の遺跡(重友毅)
平和の苦しさ(渡邊一夫)
「天下泰平策」という發想(藤原弘達)
商品としての誠實について[文學的現代紀行](高見順)
ペン・フレンド[女を生きる](圓地文子)
創作合評[160回]
——作品——・水溜り・愉しい休暇・輾轉の旅・婚約(安岡章太郎/遠藤周作/吉行淳之介)
侃侃諤諤
讀者月評
群像「新人文學賞」應募規定
表紙・カット(近藤弘明)
第十五巻第十號(昭和三十五年十月一日發行)十月特大號
グラビア 自宅附近(谷崎潤一郎・青野季吉/外村繁/平野謙/武田泰淳/三島由紀夫/小島信夫/安岡章太郎)
[創作特集]
我が草の記(室生犀星)
お月さん(上林曉)
革の臭い(安岡章太郎)
一年の間に(由起しげ子)
「クセニエン」再訪(中村眞一郎)
たくあん漬(なかのしげはる)
遠い海[262枚](安岡伸好)
順應と反抗について[文學的現代紀行](高見順)
座談會[近代文學の二つの流れ]
■谷崎的なものと志賀的なもの(伊藤整/佐伯彰一/三島由紀夫)
合邦とハインリッヒ(新關良三)
西洋乞食と立小便(佐々木忠義)
オナガ(萩原葉子)
國語審議會少數派の意見(成瀬正勝)
女性作家の生理と文學(大西巨人)
労働と人間形成[日本文化探檢](川喜田二郎)
暴力[女を生きる](圓地文子)
泉鏡花の逗子轉居[日本文壇史](伊藤整)
病床交友記(遠藤周作)
三島由紀夫論[新人](磯田光一)
[交友斷片]芝居見物(尾崎一雄)
みんな死んでしまった(田中澄江)
ゆうべの心(福永武彦)
創作合評[161回]
——作品——・遙かな國遠い國・湯葉・百萬圓煎餅・死の棘(河上徹太郞/平野謙/中村光夫)
侃侃諤諤
讀者月評
群像「新人文學賞」應募規定
表紙・カット(近藤弘明)
第十五巻第十一號(昭和三十五年十一月一日發行)十一月號
[創作]
スタア[101枚](三島由紀夫)
泥人形(佐多稻子)
青葉の翳り[136枚](阿川弘之)
下降生活者(大江健三郎)
わが塔はそこに立つ[新連載](野間宏)
エッセイ的小説と小説的エッセイ(佐々木基一)
慣習の國[日本文化探檢]](川喜田二郎)
鬪志[女を生きる](圓地文子)
分類と統一について[文學的現代紀行](高見順)
日本社會黨の結城[日本文壇史](伊藤整)
座談會[歴史小説と現代小説]
●なぜ現代小説を書くのか●文學における時間と空間●戰國時代と戰後派●地理小説の提唱●歴史小説の面白さ●どういう歴史小説を書きたいか(武田泰淳/大井廣介/花田清輝)
一年おくれの還暦(奥野信太郎)
藝術と猥褻(伊藤正巳)
草野球と關根・槐多(草野心平)
發掘ということ(和島誠一)
周邊の人(本郷新)
小さな發見(瀨沼茂樹)
文學と讀者(山本健吉)
民衆の批評精神—醫者・坊主・學者とことわざ—(金子武雄)
正宗白鳥さんのこと(室生朝子)
文学者の俗物性(荒正人)
[交友斷片]一枚の寫眞(川崎長太郎)
生きる愉しみ(大原富枝)
關西辯(椎名麟三)
創作合評[162回]
——作品——・宴のあと・革の臭い・もしそうしたいのなら・遠い海(河上徹太郞/平野謙/中村光夫)
侃侃諤諤
讀者月評
群像「新人文學賞」應募規定
表紙・カット(近藤弘明)
第十五巻第十二號(昭和三十五年十二月一日發行)十二月號
[創作]
女流[238枚](小島信夫)
青萼の梅(瀧井孝作)
木犀のある家(壺井榮)
女たらし[78枚](井上光晴)
不在證明(三浦朱門)
わが塔はそこに立つ[連載第二回](野間宏)
現代批評家裁斷(吉本隆明)
民族解散[日本文化探檢](川喜田二郎)
幸徳秋水と木下尚江の思想の變化[日本文壇史](伊藤整)
座談會[小説のうそとまこと]
・根も葉もあるうそということ・作品の普遍性はどこからくるか・小説づくりと家族の關係・「モデル」について・私小説のほんととうそ・女をかくこと、男をかくこと(圓地文子/安岡章太郎/中村眞一郎)
「人間萬歳」の英譯と武者小路氏の一展望(飯島小平)
粘土と形の世界(木内克)
河内野の白菊(松村綠)
觀客の見られない映畫(佐藤忠男)
宇宙からの聲(中村芝鶴)
ゴシップと壺(北川民次)
女(吉田健一)
上京交歡記(杉浦明平)
藝術における死について[文學的現代紀行](高見順)
愛情盲目鬼[女を生きる](圓地文子)
[交友斷片]年少の友だち(丸岡明)
舊友往来(きだみのる)
ひそかな愉しみ(吉行淳之介)
創作合評[163回]
——作品——・青葉の翳り・泥人形・二人の友(河上徹太郞/平野謙/中村光夫)
侃侃諤諤
讀者月評
群像「新人文學賞」應募規定
表紙・カット(近藤弘明)