群像 第15巻第5号-第8号(昭和35年5月~8月)
群像 五月號(昭和三十五年五月一日發行)
[創作]
德田秋聲の周圍(100枚)(川崎長太郎)
シャンゼリゼの賓客(芹澤光治良)
告ぐるうた(連載第五回)(室生犀星)
ハイネモア號の乘組員(100枚)(曾野綾子)
神佛混淆(日本文化探檢)(川喜田二郎)
文學的文明開化思想について(文學的現代紀行)(高見順)
郷愁の時代(佐々木基一)
「草枕」とそのモデル(日本文壇史)(伊藤整)
眼鏡の悲しみ(女を生きる)(圓地文子)
創作合評(156回)(奥野信太郎/山本健吉/佐藤朔)
孤獨な靑年の休暇
杖
風景の中の關係
離脱
笑い話の種はここにもある(岩淵悦太郎)
また女に生れたい(太田三郎)
デュッセルドルフの夜(河竹登志夫)
映畫のあとさき(長谷川四郎)
紅薔薇の小徑(稻垣足穗)
老殘教師の繰り言(渡邊一夫)
交友斷片
埴谷雄高(荒正人)
圍碁ともだち(木山捷平)
友人と知人(高橋義孝)
侃侃諤諤
讀者月評
文學修行(上林曉)
地方の文學靑年たち(北川信吉)
第三回「群像」新人文學賞 當選作發表
新人賞選評 座談會(伊藤整/大岡昇平/中村光夫/平野謙)
小説 魔笛(古賀珠子)
評論 小林秀雄(秋山駿)
第四回「群像」新人文學賞應募規定
表紙・カット 近藤弘明
群像 六月號(昭和三十五年六月一日發行)
[創作]
告ぐるうた(完結)(室生犀星)
再發(遠藤周作)
白ばら(阿部知二)
中篇特集
靜物(115枚)(庄野潤三)
群猿圖(70枚)(花田淸輝)
退屈な少年(114枚)(福永武彦)
小説と批評の關係
批評家無用の系譜(瀬沼茂樹)
批評の悦び(河上徹太郎)
批評のかなしみ(江藤淳)
座談會 小説家(丹羽文雄/尾崎一雄/高見順)
分業化した小説と批評
何のために書くか
私小説の問題
流行作家について
文學の古さ、新しさ
批評家の責任について
批評の効用
小説家と批評家の關係
失われた時(戸川行男)
猫のたより(高島春雄)
韓國と無情感(淺見淵)
咳拂いとくしやめ(戸井田道三)
城の美(井上宗和)
ケベックへの誘い(田多井吉之介)
漱石と木曜會(日本文壇史)(伊藤整)
日本主義の魅力について(文學的現代紀行)(高見順)
男の陰翳(女を生きる)(圓地文子)
「コドモ」と「オトナ」(日本文化探檢)(川喜田二郎)
交友斷片
年上の友(吉田健一)
わが在地交友記(杉浦明平)
ハイデルベルクで逢つた學生(手塚富雄)
創作合評(157回)(奥野信太郎/山本健吉/佐藤朔)
德田秋聲の周圍
質屋の女房
夜と霧の隅で
侃侃諤諤
讀者月評
群像「新人文學賞」應募規定
表紙・カット 近藤弘明
群像 七月特大號(昭和三十五年七月一日發行)
グラビア ある時(廣津和郎/尾崎一雄/阿部知二/中村光夫/椎名麟三/遠藤周作/江藤淳/平林たい子)
[創作]
澪標(みをつくし)(222枚)(外村繁)
船の上(小島信夫)
さくらの花(網野菊)
靑春の歌(168枚)(丸岡明)
我が小説觀(中村眞一郎)
時代物に手を出すなということについて(文學的現代紀行)(高見順)
裸體(女を生きる)(圓地文子)
リーダーとチームワーク(日本文化探檢)(川喜田二郎)
〈座談會〉文學者は性をどう考えるか(伊藤整/大江健三郎/野間宏)
性表現における戰前と戰後
性解放の先驅者たち
日本文學と外国文學の性描寫の違い
何故性を描くか
性のタブー
いわゆる「猥せつ」について
性的好奇心の時代
解讀(高津春繁)
テレビと心(島崎敏樹)
ローテンブルクの安宿で(佐藤晃一)
歌舞伎の觀客(加賀山直三)
“經濟”ということ(隅谷三喜男)
歪んだ季節(井上長三郎)
短篇第二藝術論(佐伯彰一)
いやなコトバ(平井昌夫)
早大生の白秋と牧水と露風〈日本文壇史〉(伊藤整)
小説の中の「私」への疑問(松本淸張)
交友斷片
昔の知己(梅崎春生)
テレビ時代の友情(田中西二郎)
子供の友人と混線(由起しげ子)
創作合評(158回)(安岡章太郎/遠藤周作/吉行淳之介)
告ぐるうた
靜物
暗い夏
罠と毒
侃侃諤諤
讀者月評
群像「新人文學賞」應募規定
表紙・カット 近藤弘明
群像 八月號(昭和三十五年八月一日發行)
[創作]
水溜り(丹羽文雄)
輾轉の旅(大田洋子)
なわ(安部公房)
通遼日記(結城信一)
付添いの女(椎名麟三)
むかしの仲間(新人文學賞受賞者)(古賀珠子)
アンケート 戰後の小説ベスト5 回答七十五氏
戰後小説五種 山本健吉
男の魅力と困つた點(森茉莉)
輸入藝術の完成美について(文學的現代紀行)(高見順)
カンの良い國民(日本文化探檢)(川喜田二郎)
目白、雜司ヶ谷(女を生きる)(圓地文子)
創作合評(159回)(安岡章太郎/遠藤周作/吉行淳之介)
澪標
架橋
小さな歴史
權力者の虫の居どころ(相良守峯)
ヒマラヤ秘話(西堀榮三郎)
モラリズムごめん(丸岡秀子)
デトゥーシュ先生の言葉(關根秀雄)
海の底(新野弘)
佐倉惣五郎の實在とその激化(入交好脩)
正宗白鳥と平尾不狐(日本文壇史・百回)(伊藤整)
交友斷片
南禪寺の門(稻垣達郎)
古い友人たち(平林たい子)
昔もいまも…(白井浩司)
特集・文學者の政治への發言
六月の《革命なき革命》(埴谷雄高)
ジャーナリズムの日陰地帶で(きだみのる)
靑年のニヒリズムは消えた(手塚富雄)
騒げ騒げ、もつと騒げ(深澤七郎)
政治家のものの考え方(加藤周一)
座談會 文學者の政治行動(荒正人・江藤淳・大井廣介)
新安保と反米意識
全學連主流派と反主流派
非個性的な文學者のデモ
効果ある政治聲明を
「政治と文學」について
アンガージェの文學
いかなる社會を望むか
侃侃諤諤
讀者月評
群像「新人文學賞」應募規定
表紙・カット 近藤弘明