群像 第15巻第1号-第4号(昭和35年1月~4月)
群像 新年特大號(昭和三十五年一月一日發行)
グラビア 作家の休日
佐藤春夫/室生犀星/中野重治/伊藤整/高見順/大岡昇平/井上靖/圓地文子
座談會 現代作家論 (臼井吉見/江藤淳/中村光夫/平野謙/山本健吉)
正宗白鳥 外村繁 谷崎潤一郎 丹羽文雄 佐藤春夫 高見順 室生犀星 石川達三 廣津和郎 舟橋聖一 川端康成 伊藤整 井伏鱒二 平林たい子 中野重治 佐多稻子 上林曉
文學的現代紀行(一)(高見順)
日本文化探檢(一)(川喜田二郎)
女を生きる(一)(圓地文子)
交友斷片
靑木南八(井伏鱒二)
唯今漂流中(埴谷雄高)
ささやかな交友(曾野綾子)
「侃侃諤諤」を駁す(三島由紀夫)
日本人の禮儀(田岡良一)
師匠のとし(吉村公三郎)
甘から談義(石井良助)
晩秋寫生行(大河内信敬)
この車の乘手たち(小島信夫)
雜音(林屋辰三郎)
スキー(網野菊)
オホーツク海岸の冬ごもり(駒井和愛)
創作合評(152回)(阿部知二/平林たい子/龜井勝一郎)
老櫻
海邊の光景
ふき溜りの人生
二葉亭四迷と「其面影」[日本文壇史](伊藤整)
侃侃諤諤
讀者月評
野間文藝賞の決定
創作特徴
剥製の猫(舟橋聖一)
市中隱栖(上林曉)
賭(安部公房)
逆杉(大岡昇平)
階下の家(三浦朱門)
眼と風(火野葦平)
灰色の午後(連載第四回)(佐多稻子)
告ぐるうた(連載第一回)(室生犀星)
表紙・カット 近藤弘明
群像 二月號(昭和三十五年二月一日發行)
[創作]
婉という女(223枚)(大原富枝)
世間(北原武夫)
痺れる豫感(由起しげ子)
モデル(梅崎春生)
灰色の午後(完結)(佐多稻子)
告ぐるうた(連載第二回)(室生犀星)
なんか違ふといふことについて(文學的現代紀行)(高見順)
バナナ(女を生きる)(圓地文子)
座談會 現代作家論(小田切秀雄/佐伯彰一/江藤淳/佐々木基一)
野間宏 阿川弘之 椎名麟三 安岡章太郎 埴谷雄高 吉行淳之介 武田泰淳 庄野潤三 梅崎春生 小島信夫 大岡昇平 開高健 三島由紀夫 大江健三郎 井上靖 遠藤周作 中村眞一郎 深澤七郎 福永武彦 長谷川四郎 加藤周一 安部公房
日本人の心理構造(中村菊男)
電話騒動(阿川弘之)
來日寫眞家の見た日本の映像(金丸重嶺)
ロバでめぐる旅(伊藤信吉)
大衆と文學(吉田健一)
南海の日本人(日本文化探檢)(川喜田二郎)
石川啄木の結婚(日本文壇史)(伊藤整)
私小説精神(川崎長太郎)
交友斷片
小松淸大人のこと(渡邊一夫)
掛けねのない話(大井廣介)
昔にかえる(壺井榮)
「愛婉」の大道を行く(「はるかな女たち」を讀む)(吉行淳之介)
陋巷五十年(村川堅太郞)
創作合評(153回)(阿部知二/平林たい子/龜井勝一郎)
剥製の猫
賭
島へ行く
憂鬱な獸
小説 永井荷風傳
侃侃諤諤
讀者月評
表紙・カット 近藤弘明
群像 三月號(昭和三十五年三月一日發行)
[創作]
幽明界なし(佐藤春夫)
日暮れて(なかのしげはる)
後退靑年研究所(大江健三郎)
川田宗吉とのつきあひ(尾崎一雄)
告ぐるうた(連載第三回)(室生犀星)
熱愛者(285枚)(中村眞一郎)
實感の敗北について(文學的現代紀行)(高見順)
歌舞伎世界(女を生きる)(圓地文子)
生活樣式の改造(日本文化探檢)(川喜田二郎)
亞歐大陸的と日本的(長與善郎)
座談會 文藝映畫(椎名麟三/市川崑/佐々木基一)
文藝映畫はなぜ流行するか
文藝映畫の役割
文學と映畫の相互作用
小説の表現と映畫の表現
最近の文藝映畫について
映畫批評の問題點
東京の古本屋(西川正身)
マカロニ小麥(山下孝介)
この不思議なるもの、人間(白井浩司)
人間差別について(原田伴彦)
渡邊崋山筆鷹見泉石像について(吉澤忠)
芝居づくり(小山祐士)
マス・コミ文化の行方
新しい文學はマス・コミからは生れない(安岡章太郎)
映像は言語の壁を破壞する(安部公房)
なぜテレビのそばを離れないか(小島信夫)
マス・コミ文化のプラス・マイナス(何初彦)
アメリカにおける有島武郎(日本文壇史)(伊藤整)
交通斷片
文學者に惡い奴はいない(武田泰淳)
友は新らしくはできない(新庄嘉章)
僕の交友日記(深澤七郎)
創作合評(154回)(阿部知二/平林たい子/龜井勝一郎)
灰色の午後
婉という女
大きな赤い太陽
侃侃諤諤
讀者月評
表紙・カット 近藤弘明
群像 四月特大號(昭和三十五年四月一日發行)
グラビア 好きなとき 川端康成 河上徹太郎 丹羽文雄 上林曉 野間宏 吉行淳之介 大江健三郎 佐多稻子
創作特集
告ぐるうた(連載第四回)(室生犀星)
手首、足首(野間宏)
虫(田村泰次郎)
スパニエル幻想(阿川弘之)
病む心(62枚)(きだみのる)
離脱(55枚)(島尾敏雄)
杖(81枚)(田中澄江)
風景の中の關係(60枚)(吉行淳之介)
職業としての文學について(文學的現代紀行)(高見順)
座談會 女流作家(佐多稻子/圓地文子/曾野綾子/平林たい子)
「女流作家」という見方
男の作家の描く女
小説は男の仕事か
「戰後派」の出なかつた理由
女流批評家はなぜ出ないか
情痴を描くことについて
男と女のちがいについて
自傳ヤマメ釣り(今西錦司)
小鳥來遊(立野信之)
心のうさのすてどころ(時實利彦)
ラクダに乘つた話(深尾須磨子)
歴史のなかの靑年(奈良本辰也)
サド侯爵の城(遠藤周作)
たくまざる美(明石信道)
現代文學の根底(靑野季吉)
小説家の感動する小説(丹羽文雄)
斜視的映畫論(大西巨人)
山と谷の生態学(日本文化探檢)(川喜田二郎)
ラブレター(女を生きる)(圓地文子)
有島武郎がクロポトキンに逢ふ(日本文壇史)(伊藤整)
交友斷片
十一谷義三郎(本田顯彰)
庄野潤三と知り合つたころ(安岡章太郎)
八達嶺の會(十返肇)
亡友(木下順二)
創作合評(155回)(奥野信太郎/山本健吉/佐藤朔)
熱愛者
パルタイ
日暮れて
侃侃諤諤
讀者月評
「新人文學賞」について
表紙・カット 近藤弘明