群像 第14巻第1号-第5号(昭和34年2月~5月)
群像 二月號(昭和三十四年二月一日發行)
グラビア 代表的日本美(安部公房)
[創作]
これぐらいの結婚(81枚)(由起しげ子)
流浪(川崎長太郎)
若菜會(長谷川四郎)
落葉ふりやまず(丸岡明)
敦煌(連載第二回)(井上靖)
曉鶯因縁(女妖啼笑)(奥野信太郎)
再び「文學の藝能化」について[文藝時評](河上徹太郎)
映畫を必要とする現實[映畫文化の諸相](福田定良)
國語審議會案の送りがな(塩田良平)
三好十郎の業績(荒正人)
座談會 新しい文學とは何か(北原武夫/山本健吉/佐々木基一)
新しいタイプの文學者の出現
現代は文學の轉換期か
素人作家と専門作家の差
「文學の新しさ」とその本質
新人に見られる二つのタイプ
既成文學からの脱出
三島由紀夫論(新人)(野島秀勝)
商君とクレオメネス(入江啓四郎)
皇太子妃の“宗門あらため”(佐木秋夫)
面白い國日本(亀倉雄策)
評傳として比類の少ない文學(二葉亭四迷傳)(稻垣達郎)
男心をよむ(告白的女性論)(圓地文子)
好色論(日本文學の傳統)(舟橋聖一)
一言
氣味の惡い文章(本多秋五)
短歌の宿命(五島美代子)
皇族に離婚の自由はあるか(藤原弘達)
第二幕[文學自傳](木下順二)
宮本百合子論(實感的作家論)(平林たい子)
一頁作家論
河上徹太郎
遠藤周作
舟橋聖一
創作合評(141回)(大岡昇平/中村光夫/三島由紀夫)
自鳴鐘
女神像
冬紅葉
御目の雫
侃侃諤諤
讀者月評
創立五十周年記念特別大懸賞
表紙・カット 加山四郎
群像 三月號(昭和三十四年三月一日發行)
グラビア オブザーバー(佐々木基一)
[創作]
敦煌(連載第三回)(井上靖)
鳥獸蟲魚(吉行淳之介)
遠吠え(大井廣介)
透視圖法(安部公房)
陸橋(新人110枚)(小久保均)
好色論[日本文學の傳統](舟橋聖一)
中村光夫氏の近著二つ[文藝時評](河上徹太郎)
四つの映畫的空間[映畫文化の諸相](福田定良)
〈書評〉「現代藝術はどうなるか」〈日高六郎〉
現代文學における性表現(瀬沼茂樹)
座談會 小説の文章について(龜井勝一郎/遠藤周作/梅崎春生)
文章は亂れて來ているか
論理的文章と情感的文章
新人の文章について
不安定な日本語
詩と言葉
評論の文章について
多作、混亂の後に
大阪のおなご(宮本又次)
學者と作家(桑田忠親)
嗅ぐたのしさ(橋爪檳榔子)
藤原藤房の畫像(西村貞)
「お芝居」の土臺(濱村米藏)
日本左衛門素描(所三男)
異邦人意識と人類意識(伊藤整)
一言 佛教學者の怠慢(本多顯彰)
NHKの君が代(佐多稻子)
下敷きと小説(中村眞一郎)
深巷雜談[女妖啼笑](奥野信太郎)
一つの生活感情[文學自傳](椎名麟三)
宇野千代論[實感的作家論](平林たい子)
一頁作家論
中野重治
瀬沼茂樹
井上靖
創作合評(142回)(大岡昇平/中村光夫/三島由紀夫)
これぐらいの結婚
家と家のあいだ
河
侃侃諤諤
讀者月評
創立五十周年記念特別大懸賞
表紙・カット 加山四郎
群像 四月特大號(昭和三十四年四月一日發行)
グラビア 上方の作家 宇野浩二/川端康成/外村繁/丹羽文雄/井上友一郎/椎名麟三/野間宏/由起しげ子 文・山本健吉
[創作]
マリヤ(連載第一回)(北原武夫)
雪のなか(90枚)(阿部知二)
詩神(火野葦平)
敦煌(連載第四回)(井上靖)
好色論(日本文學の傳統)(舟橋聖一)
國際主義の運命(高杉一郎)
政治の周邊[文藝時評](埴谷雄高)
異常性と日常性[映畫文化の諸相](福田定良)
行動的自我の文學[「作家は行動する」を中心に](小田切秀雄)
おんなの書いた小説(高橋義孝)
座談會 文學・非文學(河上徹太郎/江藤淳/平野謙)
文學理念と現代小説との遊離
「組織と人間」という定式
批評は有数か
技術化された作家の眼
讀者の要求について
エピゴーネンの非文學性
文学・非文學の尺度
保守的文化人(藤原弘達)
憶測(三好達治)
この頃(土方與志)
中共と民藝(安藤更生)
道順的思考方式について(鵜飼信成)
くらにあつた本物(中村溪男)
橋本九段と私(土屋淸)
皇太子妃餘聞(長野甞一)
古本漁りの話(上林曉)
西歐とは何か(加藤周一)
一言
正力松太郎氏への進言(草野心平)
環境のせい(戸川エマ)
緑蔭の記(女妖啼笑)(奥野信太郎)
中島健藏論[實感的作家論](平林たい子)
人間と技術[文學自傳](荒正人)
一頁作家論
火野葦平
曾野綾子
創作合評(143回)(椎名麟三/佐々木基一/野間宏)
鳥獸蟲魚
チエブトイキン
陸橋
花里町・町史補遺
侃侃諤諤
讀者月評
群像「新人文學賞」について
表紙・カット 加山四郎
群像 五月特大號(昭和三十四年五月一日)
グラビア 現代の關所(遠藤周作)
[創作]
夜と畫の鎖(連載第一回)(小島信夫)
マリヤ(連載第二回)(北原武夫)
敦厚(完結)(井上靖)
去年の雪(一六〇枚)(森三千代)
雲漠々[女妖啼笑](奥野信太郎)
文運降盛時と大學文學部(渡邊一夫)
ユーモアと現實(映畫文化の諸相)(福田定良)
書評「現代ヨーロッパの精神」(江藤淳)
幸田文論(實感的作家論)(平林たい子)
闇のなかの思想(文藝時評)(埴谷雄高)
座談會 短篇小説と長篇小説(小田切秀雄/大江兼三郎/安岡章太郎)
最近の小説の傾向
中篇というジャンル
文體と觀念
現代小説のヒーローについて
戰後派の仕事について
短篇小説の將來
それからそれ(坪内士行)
中立主義とイントレランス(鮎澤巖)
火焔山(北川桃雄)
役者稼業(千谷道雄)
米一斗五升(木山捷平)
無題(本田正次)
現代小説の状況(山本健吉)
[一言]
入試科目のこと(白井浩司)
なつてない公聽會(田中壽美子)
ある前書(庄野潤三)
十八歳と三十四歳の肖像畫(文學自傳)(三島由紀夫)
文學と家庭の幸福(尾崎一雄)
文學と政治の間で(杉浦明平)
好色論[日本文學の傳統](舟橋聖一)
一頁作家論
阿部知二
阿川弘之
武田泰淳
創作合評(144回)(椎名麟三/佐々木基一/野間宏)
世界の終り
雪のなか
第四間氷期
侃侃諤諤
讀者月評
群像「新人文學賞」について
表紙・カット 加山四郎