雑誌グンゾウ 180000924

群像 第10巻第5号-第8号(昭和30年5月~8月)

サブタイトル
著者名
出版者
大日本雄弁会講談社
出版年月
1955年(昭和30年)5月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
1冊
NDC(分類)
051
請求記号
C051/G94/10-5
保管場所
地下書庫中公新社
内容注記
和書
目次

群像 五月號
〈創作〉
漂民宇三郎(連載第十四回)(井伏鱒二)
砂時計(連載第十回)(梅崎春生)
女流特集
仲間(佐多稻子)
二月堂(田中澄江)
おおばこの穂(小池富美子)
坂道(畔柳二美)
この門を過ぎて(由起しげ子)
婦人作家の系譜(荒正人)
作家・モデル・作中人物(佐藤朔)
源氏物語(古典と現代文學)(山本健吉)
ミレーの祈り(私の美術遍歴)(亀井勝一郎)
〈座談會〉
現代の文學と讀者を作家はどう考えるか
・讀者との関係
・文學者の在り方
・個人主義の毒
・素人と玄人
・ほんとうの文學
(武田泰淳/野間宏/福田恆存)
顔について(青柳瑞穂)
文藝時評
藝術主義の頽廢について(淺見淵)
愛のお荷物(芝木好子)
書評
少年(遠藤周作)
プールサイド小景(奥野健男)
「高野聖」出現の頃(日本文壇史)(伊藤整)
人物案内
淺見淵
佐多稻子
侃侃諤諤
讀者月評
創作合評
・沈める瀧
・空笑
・詩経
・革命前夜の人
・午後の女
(大岡昇平/寺田透/三島由紀夫)

群像 六月號
創作
鐘乳洞(五十枚)
三好十郎
或る眼醒め(六十四枚)(川上宗薫)
砂時計(連載第十一回)(梅崎春生)

油煙(高橋新吉)
右手(六十九枚)(大屋典一)
感情旅行(百九枚)(中村眞一郎)
漂民宇三郎(連載第十五回)
(井伏鱒二)
藥師寺講堂の夜(私の美術遍歴)(亀井勝一郎)
隠者文學(古典と現代文學)(山本健吉)
文學の運命[野間宏と武田泰淳](田宮虎彦)
中國文壇の人々(徳永直)
われらにとって美は存在するか
(作品評價の混亂について)
(服部達)
革命藝術と藝術革命の問題[に就いて花田清輝氏に](高見順)
書評
夜の森(村松剛)
歸巣者の憂鬱(安岡章太郎)
文藝書評
切支丹文學に關聯して(淺見淵)
蝶々夫人(映畫評)(矢代静一)
日本文壇史
鑛毒事件の頃(伊藤整)
・鑛毒事件の田中正造と木下尚江・治安警察法の公布と勞働運動・外山正一が死ぬ・小杉天外が「初すがた」を書く・
荷風が歌舞伎作者たらんとす・川上音二郎なる人物・内村鑑三と志賀直哉
人物案内
高見順
三好十郎
侃侃諤諤
讀者月評
創作合評
・みずうみ
・春の夢
・この門を過ぎて
・二月堂
・水草色の壁
・おおばこの穂
・夜の雲
(大岡昇平/寺田透/三島由紀夫)

群像 七月號
性と言論の自由(中島健藏)
・「言論の自由」についての考え方
・「セクサス」について
・性的表現と市民道徳
・文學と取締り
・性的表現とシチュエーション
・不良出版物と文學者の差異
・性教育と性道徳
・文學とエロティシズム
・「チャタレー」を讀ませることの可否
・性と自己認識・文明批判
・不良出版物の感覚主義
・社會化と動物化
・性に関する言葉
・文學者に對する反感
・現在の刑事訴訟への疑問
・文學者と裁判
(中島健藏/伊藤整/望月衛)
新世代の詩人たち(村野四郎)
われらにとって美は存在するか
「責任の文學」の潮流(服部達)
國民は裁判官の敵か?
-田中最高裁判長官訓示を批判する(靑野季吉)
北凊事變の頃
早逝の畫家たち(私の美術遍歴)(亀井勝一郎)
詩劇の世界(古典と現代文學)(山本健吉)
文藝時評 對立者の論理(埴谷雄高)
文學に目ざめた頃
ちつぽけな事から(室生犀星)
「文章世界」と回覧雜誌(上林暁)
無人飛行機(田宮虎彦)
文學開眼(井上靖)
芽の出る頃(平林たい子)
〈人物案内〉
(北原武夫/村野四郎)
チェーホフの思い出(エム・ドロスドーワ)
イタリア映畫を見て(網野菊)
書評
冥府山水圖(三浦朱門著)(吉行淳之介)
教育・笛(田中千禾夫著)(千田是也)
侃侃諤諤
讀者月評
創作
砂時計(完結・百枚)(梅崎春生)
轉身(百九枚)(北原武夫)
詩 こばみの石(山本太郎)
漂民宇三郎(連載第十六回)(井伏鱒二)
ネクスト・ドア(百二十三枚)(赤木けい子)
第九十八回
創作合評
・發車まで
・右手
・鍾乳洞
・感情旅行
・或る目醒め
・夜の記憶
(荒正人/福永武彦/加藤周一)
「戦後十年の文學作品の傑作は何か?」讀者投票について
▲表紙(猪熊弦一郎)
▲目次 萩太郎
▲カット 硲伊之助・(織田廣喜)
▲笠木實・梅崎惠津子

群像 八月號
創作
島(百枚)(小島信夫)
裲襠(七十六枚)(壺井榮)
〈連載第一回〉
漂民宇三郎(連載第十七回)(井伏鱒二)
冒瀆(九十二枚)(大田洋子)
われらにとって美は存在するか(三)
私小説の美學(服部達)
評論的實踐と實踐的作品(高見順)
現代と詩人(鮎川信夫)
酒仙昇天(豊島與)(豊島與志雄氏の死を悼む)(阿部知二)
座の文學(古典と現代文學)(山本健吉)
新しい文學のために(加藤子明)
美術と文學(私の美術遍歴)(亀井勝一郎)
座談会
戦後十年の文學(福田恆存)
・「戦後」の規定
・「暗い繪」の例
・朝鮮戦争以後の文學
・これからの新人の基盤
・戦後の第一聲
・戦後派家の特色
・左翼作家の私小説形式
・戦後派の作品と社會的視野
・川端康成の文學
・中間小説出現
・戯曲について
・残る戦後の作品は何か
・戦後派と日常性
(福田恆存/小田切秀雄/平野謙)
書評
無意識(高橋義孝著)(石上玄一郎)
偉大なる道(スメドレー著)(小野忍)
「砂時計」論(十返肇)
文藝時評
ロビンソンの讀者(埴谷雄高)
夜の來訪者(映畫評)(田中千禾夫)
子規と左千夫と節(日本文壇史)(伊藤整)
案内人物
小島信夫
大田洋子
侃侃諤諤
讀者月評
創作合評
・砂時計
・太陽の季節
・暗い渡
・沼津
・轉身
(荒正人/福永武彦/加藤周一)
表紙(川端實)
カット(硲伊之助/笠木實/川端實)