群像 第9巻第10号-第13号(昭和29年9月~12月)
群像 九月號(昭和二十九年九月一日發行)
〈創作〉
舞臺界隈(94枚)〈丹羽文雄〉
子の世代(上林曉)
砂時計(連載第二回)(梅崎春生)
和歌子(阿川弘之)
花(86枚)(壺井榮)
漂民宇三郎(連載第六回)(井伏鱒二)
文壇について〈荒・十返兩氏への反論〉(竹内好)
A感覺とV感覺(Ⅲ)(稻垣足穗)
再び西田博士のこと(長與善郎)
現代人の疎外(服部達)
大岡昇平論(寺田透)
日記より(龜井勝一郎)
映畫の餐(室生犀星)
新版外人部隊(安岡章太郎)
關東大震災回想記(江口渙)
世相
「近江絹絲」と佛教(高橋新吉)
「家」とピラミッド(由起しげ子)
地藏盆(田中千禾夫)
『若菜集』前後の詩人たち(日本文壇史)(伊藤整)
書評
わが旅わが友(吉田健一)
姉妹(庄野潤三)
侃侃諤諤
演劇
繪畫
音樂
創作合評(88回)(阿部知二/臼井吉見/佐々木基一)
表紙(菅野圭哉)
目次(久保守)
カット(硲伊之助/鳥海靑兒/笹木實/梅崎惠津子)
群像 十月號(昭和二十九年十月一日發行)
〈創作〉
佐久の内裏(佐藤春夫)
漂民宇三郎(連載第七回)(井伏鱒二)
壕堀り達(川崎長太郎)
白い機影(小沼丹)
渇いた部屋(北原武夫)
詩・着物(高橋新吉)
弟と母のこと(小山淸)
砂時計(連載第三回)(梅崎春生)
切支丹事始(山本健吉)
對談 私の文學鑑定(三好達治/神西淸)
竹内好に答へる〈文壇論〉(荒正人)
三十代はこう考える(安田武)
現代演劇の問題(福田定良)
〈文藝時評〉近代批評への懷疑(山本健吉)
文化部記者退散す(尾崎宏次)
恐怖の報酬(映畫評)(木下順二)
〈世相〉
アルバイト・キャバレエ(井上友一郎)
文科の學生(佐藤朔)
上野驛で(阿部艶子)
燕と蝉(結城信一)
若き社會主義者たち(日本文壇史)(伊藤整)
書評
『白樺』派の文學(武者小路實篤)
風潮(十返肇)
今日の藝術(野間宏)
讀者月評
侃侃諤諤
創作合評(89回)(高見順/八木義徳/佐多稻子)
驟雨
遠來の客たち
壁にかかる畫像
死
舞臺界隈
濕原植物群落
表紙(林武)
カット(小山田二郎/角浩/笹木實/硲伊之助/梅崎惠津子)
群像 十一月號(昭和二十九年十一月一日發行)
〈アンケート〉
戀愛小説ベスト・スリー 七十七氏回答
〈創作〉
時計と眼鏡(長與善郎)
漂民宇三郎(連載第八回)(井伏鱒二)
むかで(島尾敏雄)
箍(北畠八穗)
砂時計(連載第四回)(梅崎春生)
夕凪の街と人と(117枚)(大田洋子)
失樂園記(渡邊一夫)
低能教授 荒氏の「文壇論」を讀んで(佐藤晃一)
〈對談〉
私の文學鑑定(舟橋聖一/三島由紀夫)
小説現代
批評精神
讀書遍歴
實作と鑑定
文學者と行動の無効
文章論
「無気力」について
「古典」と「現代」
サンドとショパン(河上徹太郎)
翻譯の文章について(宮崎嶺雄)
文藝時評 詩を批評しないことが批評家の感受性に及ぼす惡い結果について(山本健吉)
映畫と思春期(靑い麥 高校三年)(加賀淳子)
新描寫法の源流(日本文壇史)(伊藤整)
書評
晶子曼荼羅(島田謹二)
私は中國の地主だった(西野辰吉)
讀者月評
侃侃諤諤
創作合評(90回)(高見順/八木義徳/佐多稲子)
佐久の内裏
露命
男の道
洲崎パラダイス
若い意欲
ひげ
白い機影
表紙(加山四郎)
カット(硲伊之助/富井政文/笹木實/梅崎惠津子)
群像 十二月號(昭和二十九年十二月一日發行)
〈創作特集〉
制服(一幕喜劇)(安部公房)
夕凪の街と人と(127枚)(大田洋子)
野生の山羊(三浦朱門)
砂時計(連載第五回)(梅崎春生)
プールサイド小景(庄野潤三)
漂民宇三郎(連載第九回)(井伏鱒二)
雪どけ(堀田善衞)
實存主義と行動(渡邊淳)
クローデルについて(加藤周一)
〈文藝時評〉批評家の變貌(山本健吉)
〈對談〉
私の文學鑑定(椎名麟三/野間宏)
映畫の教訓
自然主義リアリズム
死と宗教
未來への統一
民衆の立場
實存主義と神
歴史と歴史小説
藝術家・漱石を求めて(荒正人)
對話書評 ジョルジュ・サンド(宇野千代/阿部艶子)
ロミオとジュリエット(映畫評)(小島信夫)
[日本文壇史]落伍作家の都落ちと文學靑年の續出(伊藤整)
書評
折口信夫全集(戸板康二)
文學の理論と歴史(服部達)
讀者月評
侃侃諤諤
創作合評(91回)(高見順/八木義徳/佐多稻子)
夢みる少年の畫と夜
むかで
箍
故國の人
水音
愛情の殺意
表紙(野口彌太郎)
カット(勝呂忠/野口彌太郎/笹木實/梅崎惠津子)