群像 第5巻第1号-第4号(昭和25年1月~4月)
第五巻第一號(昭和二十五年一月一日發行)新年創作特輯號
表紙(梅原龍三郎)
原色口繪 ギリシャ壺の薔薇(安井曾太郎/解説・今泉篤男)
扉(久保守)目次(脇田和)
末っ兒(志賀直哉)
鈍牛言葉[詩](高村光太郎)
野守鏡[100枚](石川淳)
乾燥地帯(高見順)
あの時代(廣津和郎)
小夜と夏世[103枚](阿部知二)
火[連載・第一章完結篇](坂口安吾)
風のように(里見弴)
新連載 武藏野夫人(大岡昇平)
★かくれたる作家(瀧井孝作)
★ジュネーヴの國際文化會議(在パリ キク・ヤマタ)
★眠りの反逆(林暲)
風流東印度遊記[126枚](佐藤春夫)
創作合評[32回](尾崎一雄/龜井勝一郎/佐々木基一)
棗の木の下[117枚](洲之内徹)
[音叉]
★犯罪について(小田仁二郎)
★なまけ者の天國(島尾敏雄)
★イメージ合成工場(安部公房)
★東洋的(福永武彦)
★小説の舞臺(椿實)
★文學と青春(眞鍋呉夫)
★ある浪漫家の死(窪田啓作)
★非情の夢を(井上孝)
巻末附録 昭和25年版現代作家名簿
近影(志賀直哉氏/高村光太郎氏)
★カット(岡鹿之助/若山爲三/加山四郎/南大路一/山口薰/勝本富士雄/硲伊之助/山本正/麻生三郎/菅野圭介/木下直俊/坂口茂雄
編集手帖
第五巻第二號(昭和二十五年二月一日發行)二月號
◎表紙(梅原龍三郎)
◎原色口繪 アモールの裸像(セザンヌ/解説・今泉篤男)
◎扉(麻生三郎)
◎目次(硲伊之助)
◎近影(廣津和郎氏/大岡昇平氏)
日本から抹殺したいもの三つ[回答](六十五氏)
あらゆる發想は明晰であるということについて(埴谷雄高)
窓[パリと芝居](高田博厚)
山村記(伊藤永之介)
=創作特集=
戯曲 夜の道づれ[110枚](三好十郎)
廟(伊藤桂一)
舞踏(庄野潤三)
武蔵野夫人[連載二回](大岡昇平)
不忍池[詩](山之口貘)
邂逅[詩](大木實)
橋の雨(野口富士男)
あの時代[76枚](廣津和郎)
爐邊猫談
猫先生の辯(豊島與志雄)
暴王ネコ(大佛次郎)
家出猫(木村莊八)
偶感二題(土井虎賀壽)
パリの藝術生活(キク・ヤマタ)
[音叉]
ア・ラ・モード(大久保泰)
僞物論(青柳瑞穂)
創作合評[33回](尾崎一雄/龜井勝一郎/佐々木基一)
カット(野口彌太郎/加山四郎/久保守/山本正/南大路一/村上直俊/川合喜二郎/秋野卓美/勝本富士雄)
◆編集手帖
第五巻第三號(昭和二十五年三月一日發行)三月號
表紙(梅原龍三郎)
原色口繪 「風景」(スゴンザゥク/解説・今泉篤男)
近影(高見順氏/椎名麟三氏)
扉(吉岡憲)
目次(加山四郎)
死と永遠と 死刑囚を射圍む座談會(不光/よしき/行雲/杏奴/阿部知二)
風の丘にて[『テレーズ』、戰歿學生、私たちの責任](眞下信一)
ルオーの神[詩と繪畫における造型](小野十三郎)
童兒素描(齋藤茂吉/赤岩榮/船山馨/野間宏/麻生三郎/本多秋五/井上友一郎)
創作合作[34回](尾崎一雄/龜井勝一郎/佐々木基一)
[音叉]
眼底の幻(檀一雄)
二十世紀論(荒正人)
文學に於ける西歐と日本(中村眞一郎)
東京文化(草野心平)
讀みたい作品(守屋謙二)
——創作特集——
嘘の世界 他二篇[詩](正宗白鳥)
病院裏の人々[100枚](椎名麟三)
石を除けよ(庄司總一)
霜どけ(佐多稻子)
武藏野夫人[連載第三回](大岡昇平)
逃げる日々(宮内寒彌)
仙人掌[100枚](高見順)
カット(野口彌太郎/久保守/川端實/井上長三郎/山本正/西村愿定/河合喜二郎/勝本富士雄)
◆編集手帖
第五巻第四號(昭和二十五年四月一日發行)四月創作特集號
表紙(硲伊之助)
原色口繪 「聖堂」(岡鹿之助/解説・今泉篤男)
扉(谷澤秀晃)
目次(久保守)
夕映 三十首(齋藤茂吉)
夜は夜もすがら(石川淳)
老梅(上林暁)
阿片 110枚(井上友一郎)
日時計(梅崎春生)
背後の眼(前田純敬)
武藏野夫人[連載第四回](大岡昇平)
ヴァイオリン協奏曲(伊藤人譽)
美しき死の岸に(原民喜)
[初譯]アケディッセリル女王(ヴィリエ・ド・リラダン/齋藤磯雄譯)
二つの死(中村眞一郎)
木の芽立(伊藤永之介)
[鼎談]批評宣言(今泉篤男/吉田秀和/福田恆存)
★温浴(坂口安吾)
[讀書自傳]
二十歳以後(平林たい子)
逝く水(新居格)
讀書の始め(伊藤整)
築地のころ(山本安英)
書物と讀者の關係(德永直)
創作合評[35回](高見順/宇野浩二/平野謙)
近影(石川淳氏/梅崎春生氏)
★カット(吉岡憲/菅野圭介/大川三平/麻生三郎/芥川永/秋野卓美/勝本富士雄)
編集手帖