労働科学 第19巻第6号(昭和17年6月)
イマヌエルカント・(譯・相馬惠美子):意力のみによつて病感を克服する
精神力に就て
原著
兼常清佐・宮内玉子:雜音の合成4
三浦豐彦:産業從業員の履物について(第1報告)
三浦豐彦:産業從業員の履物について(第2報告)
中澤仁:新裝置によるモールス符號送信用電鍵操作時に於ける上肢の労作曲線
批評及紹介
三好豐太郎:民族と人口の理論(小山榮三著)
眞邊春藏:窓の研究・採光扁(伊東恒治著)
報告
戰時緊急厚生施設懇談會
研究抄録
勞働生理:
筋疲勞に關する研究(加藤正美)
筋力に對するGlycineの影響(Horvath.Knehr and Dill.)
生理學:
疲勞時に於ける神經細胞の微細構造に就て(政山龍隣)
フェーンの生理學的作用の説明(E.Regener)
國民榮養:
基礎新陳代謝と内生窒素代謝の關係に及ぼす榮養並に環境温度の影響(Ray Treichler and H.H.Mitchell)
都市食糧殊に蔬菜確保の基礎調査に就て(岩田穰)
體格體質:邦人大腦横徑と腦重量とに就て(伴忠康/赤崎寛)
衞生學:
飲用酒精の生體に及ぼす影響に關する實驗的研究補遺(秋保竹)
鬱熱環境に於ける體温及び血液ガスの變動と之に及ぼすVtB1の影響(柴田四郎)
生科學:
體液中塩素測定用の簡單で正確な方法について(Schales.Otto and Schales. Seimas)
潜在性「ビタミン」C不足症の簡單なる臨床的判定法に就て(河野庸雄外2名)
職業病:
二酸化炭素中毒に關する臨床的並に實驗的研究(玉井良男)
外科的急性中毒疾患に於ける臟器組織及び體液の還元「グルタチオン」量並に還元型「ビタミン」C量の消長(鹿島健次郎)
職業性座瘡知見補遺(須賀清次郎)
經濟學:
満洲經濟建設の現段階(岸本英太郎)
社會政策:
日本農業に於ける中庸經營規模の適正性(田中定)
生命保險と景氣變動(近藤文二)