若い人 第5巻第1号 = 改題前85号(昭和18年4月)
白秋研究特輯號
人間白秋
大白秋の人物(河井酔茗)
白秋と踊(前田夕暮)
人間白秋の童心(川路柳虹)
北原白秋氏初期の作品(有本芳水)
白秋詩性の出發點=第一詩集「邪宗門」及び「思ひ出」その他=(福田正夫)
「邪宗門」と「思ひ出」の性格乖離(高祖保)
水墨集印象(平野威馬雄)
「海豹と雲」の解説(安藤一郎)
詩人としての白秋
形式感の名詩集(日夏耿之介)
北原白秋君についての小感(千家元麿)
白秋の童謠とと民謠
囘想二十年((平木二六)
白秋氏の童謠と民謠とに就いて(都築益世)
超脱的閑居の精神 〈日本の笛〉に就いて(松本帆平)
詩
木炭バスの片隅で―謹みて英靈の母たちへささぐ―(石原廣文)
剏業―亡き父の靈に捧ぐ―(長谷部龍)
野バラの歴史(關澤潤一郎)
石器のある村(木村茂雄)
サン・ルームで(久松匡)
出發の朝(神保敬)
秋の眼(中村千尾)
寶塔(三浦槐太郎)
夜の歌―京成新三河島驛附近―(宮本孝一)
死の化粧(加藤蒔夫)
わらび(末原ヒサ)
歌人としての白秋(中村正爾)
初期の歌集「桐の花」と「雲母集」に就いて(筏井嘉一)
「雀の卵」に就いて(鈴木杏村)
「黑檜」に思ひを寄せて(北見志保子)
白秋の印象と思ひ出
あの頃(高村光太郎)
巨匠の成長(正富汪洋)
北原白秋氏の印象(井上康文)
白秋先生について(生田花世)
印象二三(長田恒雄)
白秋先生の思出(南江治郎)
十一月二日の囘想(藪田義雄)
白秋先生の歌集―その編纂談義―(木俣修)
八面玲瓏(龍野咲人)
白秋の藝術について―一斷面―(大江滿雄)
白秋の藝術に就いて(仲村久慈)
白秋の昭和詩壇に對する影響(勝承夫)
白秋の影響(近藤東)
死の啓示〈昭和詩壇への白秋の影響〉(山田岩三郎)
白秋と旅(伊波南哲)
白秋氏をめぐる人々(倉橋彌一)
詩
菊(仲村大助)
リヤカーの詩(堀口德寧)
秋の笛(國友千枝)
青空(木口松藏)
寂寥(澤木榧)
師走(五井昌久)
初冬(柏熊利根)
朝燒(富田輝男)
ある日の國民學校々庭にて(清水宗雄)
新人集 (砂越敏明/秋葉啓/村岡大樹/其の他)
詩集評・後記・受贈誌紹介・社告
表紙・カツト(三谷一馬)