公論 第2巻第10号,第3巻第3.11号(昭和14年12月~15年11月)
第二巻第十號(昭和十四年十二月一日發行)十二月號
表紙(鶴田吾郎)扉・目次カット(里見勝藏)
輿論結論
米の問題(有馬賴寧)
脳神經の第十三對(林髞)
統制時局寸感(河上徹太郞)
國體の本義(松永材)
文化及び教育の極端な政治化を拝す(小口優)
日本緒學の世界普遍性(藤澤親雄)
永井柳太郎氏と自分(森田草平)
政治に希望あらしめよ(赤松克麿)
亞細亞の問題(ビハリ・ボース)
「下請」乃至「御用聞き」國策排撃(小汀利得)
三大特別論文
新支那思想原理の緒前提の探求
新支那建設の政治的緒原理
對支文化工作と東亞協同體論
英國の大陸政策及勢力均衡の觀念(池崎忠孝)
モーロトフの外交(布施勝治)
汪精衞氏の日支合作論(今中次麿)
中央政權樹立の前夜(村田孜郎)
日米國交調整の根本問題(鶴見祐輔)
内外變局に対する經濟處理(阿部賢一)
為替基準の變更と自主性(瀧口義敏)
食糧問題
時局下日本の食糧問題の展開とその解決(水野武夫)
重大化せる食糧政策(原祐三)
事變下食糧問題の檢討(高木六郎)
世界列強の動向とその經濟力(座談會)
出席者(三菱商事株式會社業務部長 飯野浩次/日本郵船株式會社企劃課長 市原章則/東亞研究所福總裁 大藏公望/海軍省嘱託海軍少佐 柳沼七郎/陸軍省情報部歩兵中佐 福山寛邦/前法制局長官 船田中)
文藝時評 文學の傳統と動態(青野季吉)
支那・巷の人々[グラフ]公論寫眞シリーズ
大雅堂[巨匠傳1](村松梢風)
老將の面影[呉凧孚會見の印象](尾崎士郎)
文學的現實より(安田與重郎)
岸信介訪問記(近藤日出造)
新トルコ建設者ケマル・パシヤ(大川周明)
六號陣營
社會時評
政治時評
政黨時評
文壇爆撃機
映畫時評
演劇時評
時局と政黨時評
小節 樅の家(川端康成)
小節 日和下駄の女(日比野士朗)
小節 草刈場(伊藤永之介)
本誌特輯 世界の動き
米國新中立法の成立
市井的獨逸觀
英國は戰爭をどう遂行するか
動中靜の地中海
重慶に於ける和平派
新疆へのソ聯進駐説
支那共産黨と延安會議
共産黨とスペイン
ソ聯邦の對歐政策と占領後の波蘭に於ける政治工作
佛蘭西共産黨の行方
第三巻第三號(昭和十五年三月一日發行)三月號
表紙(鶴田吾郎)目次カット(里見勝藏)
輿論結論
内閣と國策(大藏公望)
新内閣への緒試錬の意味(堅山利忠)
ジャーナリズム再識論(大藏九四)
夢をもて(山岸外史)
無爲な一致・有能な對立(溝口勇夫)
議席より見たる議會と政黨(三輪壽壯)
農業五ケ年計畫を樹立せよ(勝間田清一)
事變に於ける農業問題(遠藤三郎)
經濟の論理と倫理(板垣與一)
現代教育論(長田新)
國威の問題(杉森孝次郎)
聖戰の意義(松村秀逸)
[日本經濟の難局打開方策]
戰時經濟の再建設について(阿部賢一)
櫻内財政とインフレーション問題(金原賢之助)
經濟統制の轉機(本位田祥男)
我經濟圏の擴大と其の内容(岩崎英恭)
經濟界行詰り打開策(石山賢吉)
統制經濟の前途の爲に(河野密)
石油問題(小島精一)
新中央政權と法統問題(横田實)
東亞の創制と國民の気魄(小日山直登)
反共ソの組織と活動(稻垣守克)
國内思想問題と國家總力戰(鈴木庫三)
精動を衝く
◇精動改組の動向(阿部眞之助)
◇精動に更正の道あり(上村哲彌)
六號陣營
社會時評
經濟時評
外交時評
文化直言
政治時評
思想時評
教育時評
女性についての一考察(林髞)
詔勅中心二千六百年史[二](森清人)
古代に於ける外來文化の攝取(後藤守一)
親子中心の家族と「子供本位呼稱法」(河村只雄)
汪政權の成立と日・支人心の融和
出席者(滿鐵總裁 大村卓一/石濱知行/大西齋/陸軍情報部 藤田中佐/元總領事 船津辰一郞)
外人の見たる赤穂義士(木村毅)
ロンドン塔(高柳賢三)
病氣と仕事(上林曉)
廿一世紀(杉山平助)
松岡洋右氏訪問記(近藤日出海)
有情非情[俳句隨筆](栗林一石路)
淺春[短歌](前川佐美雄)
フランドルの罌栗(ジェイムズ・ボイド)
虚妄の藝術(石上玄一郎)
小節 その一郭(和田傳)
小節 寄附金持ち逃げの件(井伏鱒二)
戯曲 夏子(和田勝一)
特輯 世界の動き
獨乙の對英封鎖戰
獨乙とバルカン協商國會議
ソ聯邦の對支政策
蘇芬戰爭の再檢討
大戰と印度の動向
第三巻第十一號(昭和十五年十一月一日發行)十一月號
目次カット(棟方志功)
社説
◇一周年を迎えて
◇坤輿一宇の大詔を拝して
◇日獨伊三國同盟の意義
輿論・結論
植民と日本女性(大槻正男)
國防と海洋(高瀨五郎)
地方文化運動の意向(上泉秀信)
幕末尊皇派と議會論(所三男)
料理屋異變(住田正一)
驚くべき科學の話(竹内時男)
下意上達(伊井英一)
科學教育の基礎工作(山下俊郎)
新體制と文學精神(今日出海)
知識青年に熱望す(山崎誠)
「新しき人」の出現(酒枝義旗)
教育新體制の根本問題(長田新)
食糧問題の進路(大川一司)
日本臣節論(森清人)
三國同盟の眞意義
三國同盟と日本經濟の將來(竹村忠雄)
日獨伊同盟の勝利(杉山平助)
三國同盟の世界觀的意義(大串兎代夫)
國際眞情勢と海洋國防國家[座談會]
(司會者 武村忠雄/江澤譲爾/小里玲/清澤洌/重松宣雄/高瀨五郎/藤田吉左衛門)
六號陣營
政治時評
經濟時評
社會時評
思想時評
文化直言
樂壇時評
映畫時評
兒童文化の建設[座談會]
(伊藤清/小川未明/大熊信行/城戸幡太郎/佐伯郁郎/坂本越郎/波多野完治/村岡花子/百田宗治/司會者 上村哲彌)
奴隷時代のアメリカン・ニグロ(河村只雄)
朱舜水と日本武士道哲學(橋本政尾)
新たなる運命(大瀧重直)
間宮林藏雜記(佐々木千之)
南方開拓の先驅者達(永松淺造)
有馬賴寧伯伊藤述史氏 漫畫訪問(繪と文・近藤日出海)
愛國運動物語[其の二]
(寺田稻次郎/葛生能久/岩田愛之助/井田磐楠/松木良勝/大熊信行/杉山平助/繪と文・近藤日出海)
論壇を衝く(芋生)
文壇無門關(太郎冠者)
去來[歌](齋藤史)
厄日晴[句](長谷川かな女)
城[詩](菊岡久利)
特輯 世界の動き
◇ジブラルタルを繞って
◇三國同盟と米ソの態度
◇蘭印を繞る日米爭覇戰
◇新興ハンガリア
◇歐洲戰爭と世界經濟
小説 凝視 百三十枚(野澤富美子)
小説 雜遊記(中谷孝雄)
小説 人間往來(宇野浩二)