新小説 第1巻第1.7号,第4巻第11.12号,第5巻2号(昭和21年1月~25年2月)
第1巻第1号
蠅打器の必要(文藝時評)(中野好夫)
現代精神の反省(座談會) △古典復興の功罪 △精神の動脈硬化 △文學精神の再建(河上徹太郞/龜井勝一郞/西村孝次/石川達三/丹羽文雄)
愚痴(土方與志)
本多さん(久保田万太郞)
新小説のむかし(柳田泉)
映畫時評(津村秀夫)
―創作―
群盲(石川達三)
煙草(岩倉政治)
庭(太宰治)
醜女(倉光俊夫)
編輯後記
第1巻第7号
―△△△評論特輯△△△―
作家の批評論の答へる(古谷綱武)
公開訊問(福田恆存)
批評(板垣直子)
批評と世代(十返肇)
小林秀雄論(中野好夫)
惱みと幻滅(本多顯彰)
組織的隆盛(金原健兒)
風の便り(石光葆)
粟津(石野經一)
―創作―
いづこへ(坂口安吾)
黄昏の旅(北條誠)
よりよき事の爲に(靑山光二)
悲情の歌(矢野朗)
幼年の街(佐々三雄)
☆作品月評・新秋の作品
詩・歩く(大木賢)
第4巻第11号
音無河畔より(尾崎士郞)
西郊斷想(中野好夫)
文學の傳統―對談―(舟橋聖一/外村繁)
輪王寺宮(野尻抱影)
山の土(田村秋子)
中間派小説(堀木克三)
恐怖と世界平和(藤原定)
アメリカンチヤプスイの庭(吉田謙吉)
現代人と宗敎
危險な關係(亀井勝一郞)
學生生活と宗敎(田中耕太郞)
キリスト敎と共產主義(赤岩榮)
文學と宗敎について(靑野季吉)
|書評|
日夏耿之介「鷗外と露伴」(西村孝次)
深尾須磨子「君死にたまふることなかれ」(古谷綱武)
―小説―
山間の廢驛(佐藤春夫)
朝と夜(八十七枚)(立野信之)
血綠(小谷剛)
籤(榊山潤)
アスパラガス(宮内寒彌)
陋巷點々(井上孝)
魔女裁判(第二囘)(火野葦平)
第4巻第12号
未發表 ハムレットとドン・キホーテ(ツルゲーネフ/原久一郞譯)
四つの文字(林房雄)
あいびき(榛葉英治)
暗い扉の中の靑春(長谷健)
奇妙な復讐(田中英光)
旅行者(靑山光二)
重い紙片(野村尚吾)
魔女裁判(第三囘)(火野葦平)
西郊斷想(中野好夫)
音無河畔より(尾崎士郞)
鶴龜算の功罪(矢野健太郞)
ロング・ラン(千田是也)
映畫の「勸進帳」(三宅周太郞)
新聞小説論―對談―(靑野季吉/平林たい子)
第5巻第2号
香水(井上友一郞)
旅行者(靑山光二)
夫婦萬歳(淸水基吉)
髑髏杯(森三千代)
囚人(中村八朗)
とれいらあ・ばす(伊馬春部)
魔女裁判(火野葦平)
刺殺された墺國皇后エリザベタ(石川秋風)
新劇の斷層―薄田硏二愛慾行の史的考察―(神田重隆)
海外學術文献蒐集小話(犬丸秀雄)
玄人と素人(矢野貫城)
修道院とエレヂー(中山富士子)
ダンスと私(島崎敏樹)
異邦人(一三○枚)(辻克一)