季刊 作品 第1号-第5号(昭和23年8月~25年6月)
第1号
レイテの雨(百三十枚)(大岡昇平)
バベの木かげ(井伏鱒二)
父子來迎(檀一雄)
諏訪にて(平林たい子)
織田信長(第一回)(坂口安吾)
作家の思ひ出(廣津和郞)
立冬(木山捷平)
B島風物誌(百枚)(梅崎春生)
稻村雜談(第一回白樺まで)(志賀直哉)
★傳統と反逆(對談)(小林秀雄/坂口安吾)
第2号
二十歳の周圍(百枚)(眞鍋呉夫)
海邊の椅子(石上玄一郞)
蟹(瀧井孝作)
寄食者(八木義德)
枯木の花(木山捷平)
サン・レミ腦病院(百八十枚)(耕治人)
井伏鱒二は惡人なるの説(太宰論)(佐藤春夫)
志賀文學と太宰文學(尾崎一雄)
田山花袋(廣津和郞)
稻村雜談(第二回)(志賀直哉)
「細雪」その他(谷崎潤一郞)
第4号
―推薦新人二作―
ロツダム號の船長(竹之内靜雄)
日本の牙(百三十枚)(池山廣)
小さな山羊の記錄(坂口安吾)
無智無能(井伏鱒二)
風と繫ぐ(藤原審爾)
菊池寛(廣津和郞)
早春夢(外村繁)
優鬱なる風俗畫家(百枚)(菊岡久利)
知識階級について(小林秀雄)
恐ろしい陷沒(批評と批評家について)(三好十郞)
制作について 梅原龍三郞をかこむ座談會(志賀直哉/廣津和郞/富永惣一/梅原龍三郞)
第5号
新人競作號
青い海の記憶(由起しげ子)
ユダの告白(新人五十枚)(直井潔)
ドミノのお告げ(新人七十枚)(久坂葉子)
北江(新人七十枚)(森田幸之)
曠野(百三十枚)(眞鍋吳夫)
富士(田宮虎彦)
よきサマリア人(小山淸)
菊池寛(廣津和郞)
料理(耕治人)
ニセモノ記(石川淳)
へんな戀(川崎長太郞)
昨夜の夢(志賀直哉)
風俗小説について―丹羽文雄へ―(福田恆存)
戰爭について(未發表)(ギイ・ドゥ・モーパッサン)
カミュ氏のペスト(在パリ・片岡美智)