世界文化 第1巻第1号-第3号、第2巻第2号(昭和21年3月~22年5月)
世界文化 創刊号
本誌の意圖
世界民主主義(馬場恒吾)
封建的殘存勢力の經濟的基礎(向坂逸郎)
世界史の輯換(林健太郎)
輿論の本質とその所在(本田喜代治)
民主主義革命の現段階と諸政黨(山川均)
近衛と木戸(岩淵辰雄)
震撼する財閥(岡田宗司)
軍閥の暗躍(眞崎甚三郎)
三木淸と戸坂潤(船山信一)
文學精神は言ふ(豊島與志雄)
人間と日本國民について(靑野季吉)
創作
雨(丹羽文雄)
感傷の塔(川端康成)
平和への努力(近衛文麿)
世界文化 三月号
人類の死滅を救ふもの
絶對平和の基礎條件(横田喜三郎)
恒久平和の新構想(シヨツトウエル)
人民戰線の旗の下に(山川均)
世界安定勢力としての中國の地位(石濱知行)
天王制と皇室財産(鈴木茂三郎)
國史再建に關する文相への意見書(土屋喬雄)
日本の古代と支那の文物(駒井和愛)
日本人の平和性と樂天性(長谷川如是閑)
食料危機突破の民主的解決(岡田宗司)
極光(河上肇先生を憶ふ)(大岩誠)
大東京復興物語(石川榮耀)
水戸自由主義(髙田保)
スウェーデンの思ひ出(市河彦太郎)
創作
家(芹澤光治良)
乾杯(豊島與志雄)
陸軍の秘史「三月事件」「十月事件」の眞相(田中少佐)
世界文化 四月号
武力なき國家(巻頭言)
原子力時代か(佐藤信衛)
人口問題に於ける戰爭と平和(大河内一男)
新憲法と戰爭權抛棄の意義(木下半治)
日本資本主義の根本問題(岡崎三郎)
復員軍人の社會的動向(林要)
主權槪念の推移(原田鋼)
停滞する民主主義(岩淵辰雄)
科學近想(林髞)
死に直面して(大森義太郎)
日本の現實と映畫 筈見恒夫
春のふろしき(堤千代)
ソヴエト文學昨今(袋一平)
戰爭文學の新しき出發(山崎八郎)
紐育(ポオル・モオラン/西篠八十譯)
創作
鬚のある顔(新田潤)
良い娘達(立野信之)
世界文化 五月号
舊態依然たる新政黨
經濟學に於ける科學と思想(宇野弘藏)
添う總選擧と日本の民主化(今中次麿)
わが國のインフレーシオンとその對策(岡橋保)
現代西歐の文化思想(荒川龍彦)
現下に於ける米價問題(稲村順三)
社會黨の財經政策批判(阿部賢一)
チエールとパリ・コミューン(小牧近江)
随筆
面と體(小泉丹)
文化の自主性(立野信之)
戰後の文學界(深田久彌)
(創作)みぞれ(伊藤永之介)
再建日本史案(土屋喬雄)