武蔵野 第5巻第1号-第8巻第7号(大正11年4月~15年12月)
武藏野 第五卷第一號(大正十一年四月十五日發行)
口繪コロタイプ 天覧山より武藏野を望む(田村剛撮影)
同 地武藏野と低地武藏野(吉原臣卿撮影)
秩父長瀞 同
武藏野第五卷の初に(井蛙生)
武藏野會に望む(東京府知事 宇佐美勝夫)
大東京と武藏野(林學博士 田村剛)
武藏野夜話の著者と有史前の石棒(文學博士 鳥居龍藏)
むらさき(今藏湖山)
秩父長瀞及び附近の地質觀察(理學博士 神保小虎)
武藏野水傳説資料(石井正義)
荒川沿岸に於ける彌生式土器に就て(大野雲外)
吉見横穴に就て(小松眞一)
武藏野に生ふる木(二)まつ(加藤木正三)
武藏野文化と三田氏(稻村坦元)
野の戀愛傳説から(中村金之助)
廣徳寺と加々爪氏(雨花子)
早春の戀が窪へ(きむのすけ)
岩槻彌靱寺の梵松に就て(鴻雁野人)
會報
武藏野向島號 第五卷第二號(大正十一年九月廿五日發行)
表紙 東西庵南北筆あづま八景
口繪 隅田川名所一覧圖
司馬江漢畫蜀山人賛隅田川圖
江戸名所圖繪所載隅田川花見圖
明治三十年頃隅田堤花見景
隅田川沿岸の保勝(文學博士 黒板勝美)
新計畫舊事物(文學博士 幸田露伴)
公園系統と向島(林學博士 田村剛)
隅田川の兩岸(文學士 藤懸靜也)
超人工的野趣ある公園として(中村金之助)
隅田川及その沿岸に就ての考案(永峯光壽)
武藏野合戰と石濱(史料編纂官 八代國治)
業平塚に就て(文學博士 鳥居龍藏)
隅田村若宮八幡(八代生)
隅田堤の七福神(山中笑)
向島雜考(堤香)
碑文行脚(松岡生)
書架の塵
會報
武藏野 第五卷第參號(大正十一年十二月五日發行)
口繪 武藏野の春(北原正人 畫並に製版)
影向寺の瓦(記事參照)(三輪善之 助撮)
武藏野の人々より見たる富士と筑波(文學博士 鳥居龍藏)
佛頂禪師と芭蕉翁の古蹟に就て(藤田宗滴)
北海道の開拓と武藏野
小縣の板碑(小山眞夫)
四谷伊賀町と天王神社(山中笑)
貫井は昔し温井と書いた理由(前田武四郎)
龜戸天神鶯替の神事に就て(富久美新二)
大塚先儒墓所の沿革
狭山の俚歌(今藏湖山)
高麗地方に於ける石器時代の遺物(新井重晴)
影向寺の瓦(三輪善之助)
會報
武藏野 第六卷第壹號 足柄號(大正十二年五月二十日發行)
口繪(一)竹ノ下より足柄峠を望む
(二)足柄峠より小田原方面を望む
(三)足柄峠最古道より峠を望む
(四)同上峠古道
(五)武藏野會々員の踏査
(六)御殿場の古墳
足柄峠付近地圖
足柄峠付近山獄
足柄峠の研究
文化史より見たる足柄山(文學博士 鳥居龍藏)
足柄踏査紀行(坂本登)
足柄紀行斷片(小松生)
御殿場付近の古墳(八幡一郎)
足柄研究資料斷片(K生)
武藏野 第七卷第一號 (大正十三年七月拾日發行)
『武藏野』を月刊とするに就て(文學博士 鳥居龍藏)
帝都復興と史蹟の保存(文學博士 黒板勝美)
史蹟保存と公園計畫(井下淸)
地質の時代
武藏野臺地の地形と地質(理學博士 脇水鐵五郎)
近郊の一日(坪谷水哉)
八代博士と武藏野會
震後雜詠(河越靑士)
水と土と(川島つゆ)
靑葉若葉の頌(井下淸)
麻布の七不思議(鶴岡春三郎)
江戸の名物とされし野菜類(山中笑)
武藏野に生ふる木(其三)(三木謙吾)
不滅の光りに憬れて(蘆村葉人)
梅菊舶來の説(農學士 外山英策)
大正十二年度事務報告
編輯室より
帝都復興に際し史跡名勝天然記念物保存に關する建議書
武藏野 第七卷第二號 (大正十三年八月二十日發行)
武藏野のメンヒル「南葛立石村の立石」(文學博士 鳥居龍藏)
武藏野武士の文學と三田氏(稻村坦元)
武州御嶽山案内(一)(竹溪生)
武藏野から高遠へ-繪島の後半生(北村勝雄)
畫寝ざめ(川島つゆ)
向島弘福寺に就いて(中村金三郎)
千田庄兵衛の石像と女夫石(山中笑)
馬室村名稱考(藤井襄)
昔の横濱(鹽田力藏)
府下に於ける假指定天然記念物(稻村生)
江戸川越へて(三輪善之助)
兒玉郡と兒玉黨-研究旅行豫記
目黑より調布へ…研究旅行記
會報
武藏野 第七卷第三號 (大正十三年九月二十日發行)
口繪 石戸蒲櫻
蒲櫻下の古碑
挿繪 玄同放言の蒲櫻
泉福寺の古燈籠
石戸の蒲櫻(理學博士 三好學)
蒲冠者範頼(永峰光壽)
華山寫生の蒲櫻(島田筑波)
思出多き蒲櫻の板碑(山中笑)
八王子及其附近案内(竹溪)
蒲櫻行(川島つゆ)
樹の爲めか人の爲めか(井下淸)
泉福寺所藏靑銅燈籠に就いて(永峰光壽)
堀兼の井戸考(堤香)
貞永の板碑に就て(出井高義)
江戸の狛犬(志筑祥)
武藏に生ふる木(三木謙吾)
會報
武藏野 第七卷第四號 (大正十三年十一月二十五日發行)
口繪 不忍池(司馬江漢原畫)
上野の古地圖
挿繪 摺鉢山古墳
上野臺附近の埴輪
上代文化史上より見たる上野臺(文學博士 鳥居龍藏)
上野と不忍池(文學博士 笹川臨風)
天海僧正と上野(長澤徳玄)
秋の歌(北川五子)
了翁(三田村鳶魚)
上野公園開創の由來(坪谷水哉)
獨語(默庵)
上野戰争の回想(辻作二郎)
武藏野雜話(葉公)
上野の櫻(室田老樹齋)
會報
武藏野 第八卷第一號(大正十五年六月一日發行)
表紙繪(須長眞彦)
口繪(新長瀞)
卷頭言(文學博士 鳥居龍藏)
歴史上より觀たる程ヶ谷の變遷(沼田賴輔)
江戸に於ける石棒(山中笑)
深川史蹟の罹災に就いて(尾佐竹猛)
江東地方開發に就ての一考察(和田淸鳥)
武藏野雜記(鶴岡春三郎)
武藏国駒岡の横穴に就て(大野雲外)
荏原野の鷲草(鈴木堅次郎)
圓照寺の板碑(三輪善之助)
圓照寺板碑の詩偈に就て(中島利一郎)
雨の夕暮、矢來の坂に立ちて(志筑生)
濟まなさ(川島つゆ)
「へそまがり」と「いつとう」と云う言葉(中尾淸太郎)
上野公園創設由來に就き(坪谷水哉)
新長瀞(藤井宇次郎)
武藏野俳壇
會報
武藏野 第八卷第二號(大正十五年七月一日發行)
口繪(明治初年の江戸城梅林門及び梗桔門)
武藏野會成立當時の囘顧(文學博士 鳥居龍藏)
復興事業と史蹟の保存に就いて(文學博士 黒板勝美)
武藏野話(徳富蘇峰)
八王子史前期の三大偉人(大石俊一)
八王子付近の史蹟及其の研究(天野佐一郎)
八王子研究旅行に於ける一二の考古學的收獲(小松眞一)
武藏野話の筆禍(田中忠三郎)
淺草神社の拍板舞(三輪善之助)
東京小石川の或信仰(出井高義)
我が先輩山中先生(鳥居生)
共古翁と余(沼田賴輔)
雜録
武藏野 第八卷第三號(大正十五年八月一日發行)
口繪 東京府下立石村發見の埴輪と古墳址
立石村の埴輪土偶に就て(文學博士 鳥居龍藏)
歐米視察の感想と武藏野會(井下淸)
岩戸山古墳(所謂磐井の墓)と江戸城(文學博士 鳥居龍藏)
八王子千人隊の話(淸水庫之祐)
鶴見花月園内に發見した竪穴(塙瑞比古)
東京附近に於ける疑問の名墓(佐々木皎堂)
武藏野の庚申塔(狩野榮三郎)
狛江の月並念佛(三輪善之助)
武藏野の田園娯樂(藤井襄)
府下馬込村に發見せる火葬甕(小松眞一)
都市讃嘆(志筑祥)
武藏野の新氣象(金坂愛硯)
土の息づきをきかんかな(宮崎元)
欅・槻に就いて(杜仲軒主人)
一茶俳句新釋を讀む(春盞櫻)
複製明暦開版新添江戸圖
雜司ヶ谷の弦卷川(梅川憲一)
武藏野 第八卷第四號(大正十五年九月一日發行)
口繪(武藏深谷の並木路)
北九州のアイヌ人と關東の薄手派(挿繪五個)(文學博士 鳥井龍藏)
武藏七黨の紋所(沼田賴輔)
板碑について(柴田常惠)
ベラボオ考(蒲原有明)
上野根岸及箕輪の名稱に就て(逵邑容吉)
地名のアイヌ語について(中島利一郎)
子の山參籠(川島つゆ)
武藏野の古陶窯(挿繪二個)(三輪善之助)
『武相の古代文化』を讀む(谷川磐雄)
武藏野を過ぐ(有田利雄)
由比ヶ濱の土器片(小松眞一)
雜録
編輯たより
武藏野 第八卷第五號 兒玉號(大正十五年十月一日發行)
口繪(金鑚神社)
兒玉の有史以前(文學博士 鳥居龍藏)
兒玉地方に於ける神社について(文學博士 山本信哉)
兒玉と金鑚(中島利一郎)
武藏七黨と兒玉(中島利一郎)
児玉町附近の古墳及び發掘品に就ての感想(小松眞一)
検校塙巳一先生(矢吹葉人)
兒玉見物(三輪小陽)
兒玉町の過去(永峯光壽)
曝井碑
雜録
武藏野 第八卷第六號(大正十五年十一月一日發行)
口繪(筑波山と立石)
筑波山頂の立石に就いて(文學博士 鳥居龍藏)
欅並木の保存に就いて(林學博士 本田靜六)
江戸時代の家(龍居松之助)
東京附近に於ける疑問の名基(承前)(佐々木皎堂)
武藏野なる鴻巣町の名稱に就いて(藤井襄)
再び馬込村の火葬甕に就いて(小松眞一)
深川八幡宮額堂の鳥居淸滿の芝居看板繪に就て(齋藤辰造)
月の姿(善阿彌)
新著關八州名墓誌を讀む(佐々木生)
筑波山發見の古瓦
最後の江戸氏(小日向坊)
雜録
武藏野 第八卷第七號 切支丹號(大正十五年十二月一日發行)
口繪(切支丹屋數)
切支丹屋敷(工藤應之)
江戸切支丹屋敷の現状(三輪善之助)
吉利支丹屋敷に於る二美談(山中共古)
筑前から切支丹屋敷へ(中島利一郎)
石谷貞淸と松平信綱(石井正義/中島利一郎)
江戸人の隱語(山笑生)
雜司ヶ谷見物(小陽生)
一茶の月の句(川島つゆ)
狭山の秋色(淺川みつぎ)
武藏野の晩秋を飾る雜草(逸見敏刀)
雜録