文芸倶楽部 第10巻第11号-第16号(明治37年8月~12月)
第十卷第十一號
表紙と口繪
夏の朝(山中古洞筆)
靜御前(小堀鞆音筆)
寫眞版
軍國の藝妓「柳橋の繃帶卷」(三村家とも子、若松家小糸、松田家小德、福住家やまと、ふじ家小千代)
「同上」(櫻川秀子、日野家小奴、翁家うた子、河內家小秀、日野家小米)
柳橋の繃帶卷發起人(河內家きく、松本とく、中野家老松、河內家まる、若松家なつ)、柳橋の琵琶藝者、新八幡家ほんと
露國の音樂師
美人の海水浴(牛臥の海水浴塲、新橋寺島家佳江、柳橋櫻川たま)
新橋(辰中村六助、新惠比壽家榮龍)
赤坂(春木春子、林家きん)
新潟の祝捷會(さくらやなを)
北米の水
大阪朝日座の七坊主(木村周平、高田實、秋月桂太郞、中村秋孝、小織一郞、河合武雄、熱海孤舟)
小說脚本
大伴家(小杉天外)
落日愁(齋藤溪舟)
喜劇今樣邯鄲(幸堂得知)
懸賞戰爭小說
いのち毛(海賀變哲)
未亡人(田村西男)
首途(兒島晴濱)
文士の戰爭觀
戰爭と演劇及び稗史(依田學海)
社會主義と際物文學(廣津柳浪)
時局談(某博士)
時文
人種の爭(大町桂月)
男女の交際(大町桂月)
後家(大町桂月)
數奇なる將軍(大町桂月)
單言錄(大町桂月)
雜錄
波間笑話(大下汀鶯)
赤城紀行(太田玉茗)
盗難の判斷(巖谷小波)
露宮廷の暗殺(長谷川天溪)
伊佐沼の半月(鵜澤四丁)
支那街(竹貫佳水)
凌暑錄(木村小舟)
世態
天蠶絲の話(三木愛花)
演劇
芝居八天下(杉贋阿彌)
藝林
芝居と義太夫(岡鬼太郞)
流行
戰捷紀念(近藤蕉雨)
風俗
對馬風俗(柏木加農)
勝地
三河名所(西參生)
時局漫言
日露戰爭一口浄瑠璃(鶯亭金升)
屁蘇普物語(臍腑子)
露國新作琵琶歌南山背進(弱法師)
紙上耳語(黃面樓主人)
詞苑
懸賞俳句
俳句
狂句
狂歌
都々逸
端唄
新體詩
小品文
時報
藝妓の軍資獻金論
文士演說會の景況
米國行の郡歸
坪谷水哉氏の從軍
三人種に關係ある奇話
女薙刀師の渡米
東鄕大統領と東鄕停車塲
歌舞伎座の夜興行
左團次の容態
豫告
第十卷第十二號
表紙と口繪
富士の裾野(中澤弘光筆)
滿洲の花(寺崎廣業筆)
寫眞版
新潟美人(本誌獨得原色版)
廣島藤見店ふく
美人の三曲(芳町高崎屋小政、仲之町植木屋浪子、羽前鶴岡大川屋八重)
吉原祝捷會當日の光景(二葉)
市川左團次の肖像と其の當り役
露國の美人
新橋吉本よし丸、中村屋おすみ
近江の彥根華屋千枝子、近江安辰勇、河近市樂、萬屋芳子、河崎屋政子)
甲斐の名勝
廣島廣仲店いちま、同民八、島津店一蝶
小說脚本
柳小嶋(泉鏡花)
刺客(中山白峯)
心中二枚繪草紙(巢林子原作/霞亭脚本)
懸賞戰爭小說
別れの風(小林友)
薄命記(織笠白梅)
燈臺の火(三阪水銹)
文士の戰爭觀
滿洲丸所見(塜原澁柿)
好戰論と不好戰論者(上田文學士)
文士の兩面態度(江見水䕃)
從軍實話(寺崎廣業)
時文
問答錄(大町桂月)
庭園雜感(大町桂月)
昨日の鬼(大町桂月)
戰爭請負所(大町桂月)
虐殺と人道(大町桂月)
濃霧(大町桂月)
淺草觀音の鳩(大町桂月)
犬と鳶(大町桂月)
花柳病と西洋語(大町桂月)
日本のケル子ル(大町桂月)
雜錄
戰時の廣島(坪谷水哉)
妄執の鬼火(巖谷小波)
御嶽詣(北里沿池庵)
大戰爭の死傷(長谷川天溪)
人間のバチルス(竹貫佳水)
物干竿(武田櫻桃)
枯蔦(石橋思案)
世態
露國婦人の半面(椋蓮花)
軍人家族の手內職(近藤蕉雨)
演劇
噫市川左團次(松居松葉)
松蔦談片(山田春塘)
劇と納凉(杉贋阿彌)
藝林
軍國の藝林(岡村柿紅)
互託撰(岡鬼太郞)
軍談
殉難烈士栗本特務曹長(眞龍齋貞水)
竒談
片輪車(伊藤紫琴)
風俗
羽後北秋大館の訛(天眼生)
勝地
岡堰の景(倉持靜庵)
墳墓
鈴木正三の墓(のもと)
流行
帶と帶留
詞苑
懸賞俳句
俳句
狂歌
狂句
都々逸
端唄
新體詩
小品文
時報
常陸丸殉難者合葬式
兩國の川開き
市川左團次逝く
千賀ノ浦死す
常磐津の祝捷新曲
富士見町藝者の祝捷踊
吉原の旗行列
祝捷ハンケチと東鄕子ツクタイ
增刊と次號の豫告
第十卷第十三號
表紙と口繪
小春(山中古洞筆)
時雨(鈴木華邨筆)
寫眞版
行く秋(本誌獨得原色版)(山本芳翠畫)
女浪(日本橋淸大和金助)
中京の花(名古屋若松家おもちや、同上三八)
各地の祝捷
湖南の花(大津田中屋君子、中村あい)
聖路易のゲイシヤ娘
莟の花(朝鮮京城翠樓たから、井門樓かの子)
浪華(北の新地林席力江、南地富田屋登勇)
伊勢古市備前屋安子、伊豫松山白石內豆子
七面相(實川延二郎、中村扇駒、中村芝雀、實川八百藏、伊藤右之助、市川鶴三郎、市川福之助)
小說脚本
暗擊(古洞畫)(原澁柿)
美人畫(春帆畫)(空々閑人)
脚本深沙大王(淸方畫)(泉鏡花)
懸賞戰爭小說
露(春帆畫)(大石霧山)
新島守(同上)(二牛迂人)
文士の戰爭歡
戰後文學者の方針(高田早苗)
從軍懷舊談(遲塜麗水)
ケル子ルの生涯(登張竹風)
時文
日本の武强と封建制度(大町桂月)
問答錄の二(大町桂月)
紛々錄(大町桂月)
戰時閑談(大町桂月)
雜錄
紅葉子追憶の記(山田美妙)
山の神(巖谷小波)
チエホーフ氏逝く(長谷川天溪)
續波間笑語(大下汀鶯)
筆誤落(竹貫佳水)
提灯行列(石橋思案)
世態
戰時の新聞社(篠田劔扼)
炊事當番(服部虎髯)
演劇
パオロ、フランチエスカ戀物語(上田柳村)
千葉勝(贋阿彌)
藝林
仙左衛門の團平談(なでし子)
口三味線(岡鬼太郞)
譚海
赤堀峰翁(鈴木簷馬生)
流行
冬の仕度
竒談
加賀の怪談(谷篁蔭)
切石の奇談(中田松渦子)
風俗
日向國飫肥町の綱引(近藤蕉雨)
南米の今日此頃(丸井舟乘)
勝地
戰時の舞鶴(河田烏城)
墳墓
動物の墳墓(內田茂文)
軍談
陣中奇話美人の自殺(森林黑猿)
時局漫言
ザール碁(鶯亭金升)
阿呆陀羅戰經(多毛坊主)
戰爭字藁(やつこ)
大笑裡(沒笑子)
詞苑
懸賞俳句
俳句
狂歌
狂句
都々逸
端唄
新體詩
小品文
時報
本館特派寫眞班一行の歸還
赤堀峯吉氏
料理店飲食店の增加
俳優組合の祝捷會
英詩家野口米次郞氏の歸朝
本鄕座二番目狂言
だらだら行列の禁止
吉原仲之町の新曲
故甕江博士の紀念文庫
村井弦齋氏の自著英譯計畫
定期增刊「軍談大鑑」の豫告
次號の豫告
第十卷第十四號
摩天嶺の十勇士(猫遊軒伯知)
姉川の激戰(邑井一)
味方ケ原の偵察(神田伯山)
旗艦三笠の奮鬪(神田伯龍)
關ケ原七本槍(寶井馬琴)
源三位賴政宇治の血戰(松林東玉)
伊達政宗阿武隈川の勇戰(放牛舍桃林)
仁川の千代田艦(伊藤痴遊)
鬼上官淸正(桃川如燕)
南山の聯隊旗(伊東陵潮)
吉野落(柴田南玉)
木下藤吉佐屋川の一番乘(一立齋文車)
小山評定(淸草舍英昌)
蔚山沖大海戰榎原兵曹の奮戰(昇龍齋貞丈 )
勇婦巴御前(一龍齋貞山)
豪膽の兵士(眞龍齋貞水)
眞田の入城(神田松鯉)
表紙(武內桂舟筆)
口繪(水野年方筆)
卷中の挿畫(鏑木淸方筆/山中古洞筆)
寫眞版
黄菊白菊(赤阪春本梅香、日本橋升大阪家梅香)
菊合せ(大分澄吉大黑、人丸)
講談界の勇將(この書の講演者肖像)
新潟(梅澤ひさ、阿部屋みち)
勇士の夢の跡(小劉家屯の宿舍地、鍾家屯の炊事塲)
博多(金澤、力彌)
勇士の夢の跡(大劉家屯の輜重車、海城々外の沙河)
二人連れ(赤阪春本花子、文松、仲之町大崎家桃太郞、やつこ)
千葉縣四街道の祝捷假裝會
第十卷第十五號
表紙と口繪
紅葉狩(中澤弘光筆)
秋の水(三嶋蕉窓筆)
寫眞版
菊見(本誌獨得原色版)(山本芳翠畫)
淺草公園桝谷小えん
大阪北の新地平田圓六、同桝菊
旗か家か(神戶坪井時計店の祝捷)
名古屋祝捷異裝行列(新地新金波樓きよ子、菊宮田光子)
上野の白馬會(岡田氏筆元祿の面影、小林氏筆雨後、湯淺氏筆つれづれ)
新橋(平井家榮三、久桝鶴久龍、吉中村家鶴吉)
京都の圓山と都踊のきん子
三つ巴(新橋寺島家桃太郞、芳町桔梗家花香、公園いろ)
朝鮮京城(井門樓若駒、掬翠樓春子)
小說脚本
三鱗(古洞畫)(饗庭篁村)
戀の火花(竹舟畫)(生田葵山人)
豚林(春帆畫)(モーパツサン著/長田秋濤譯)
喜劇鴛鴦亭(古洞畫)(太郞冠者作/思案外史補)
懸賞戰爭小說
赤十字(淸方畫)(山田萍南)
その一聲(同上)(小原かずを)
文士の戰爭觀
戰爭と文學美術の調和(坪谷水哉)
得利寺觀戰談(田山花袋)
雜錄
白衣の女怪(巖谷小波)
秋二日(鵜澤四丁)
故小泉八雲氏の逸事(長谷川天溪)
如菩薩(竹貫佳水)
晩秋雜興(木村小舟)
町內六十分(武田櫻桃)
寸言尺語(石橋思案)
時文
日本の社會(大町桂月)
修養(大町桂月)
ハイカラ(大町桂月)
問答錄(大町桂月)
憎まれ口(大町桂月)
世態
天ぷら通(俗佛庵)
戰時の觀覽物(近藤蕉雨)
演劇
千葉勝(贋阿彌)
藝林
講談師笑武談(空板生)
色物語(岡鬼太郞)
譚海
露西亞人の迷信(椋蓮花)
流行
髮の結振と髮飾
竒談
香取の草分け(金星)
風俗
熟池のテンテコ祭(七庵生)
勝地
加波山の紅葉(探勝旅人)
隱岐案內(木島高濤)
墳墓
動物の墳墓(內田茂文)
落語
ビールの賭飲み(快樂亭ブラツク)
詞苑
懸賞俳句
俳句
狂歌
狂句
都々逸
端唄
新體詩
小品文
時報
吉原六街藝者の旅順陷落新曲
明春一月大相撲
笑福亭福松逝く
珍無類の盗難屆
故菊五郞追善遊食會
新曲「聖代の光」
帝國文學脚本募集
「女夫波」の後篇
遺族の謝狀
來春一月發表の懸賞小說募集廣告
寫眞募集の廣告
次號の豫告
第十卷第十六號
表紙と口繪
榮ある年(山中古洞筆)
春を待つ(鏑木淸方筆)
寫眞版
すゝはき(本誌獨得原色版)
冬のあした(赤坂二代目林家濱子)
いさみ(柳橋若松家小糸)
露國美人の百態(二頁大)
金ぶすま(新橋古川家小福、國中村くに)
兩國橋の今昔(開橋式當日の盛况)
橫濱(關內新美濃小歌、朝子、吉奴)
伊豆修善寺の傷病兵療養所
下谷の丹靑藝妓(中ふじやえい)
洗ひ髮(小樽末廣見番宮子、旭川丸サ見番あん子、仙臺松本屋千代子)
小說
大黑屋福松(古洞畫)(宮崎三昧)
ほぐれ緣(竹舟畫)(齋藤紫軒)
かたゝがへ(春帆畫)(鈴木秋子)
新思想(古洞畫)(武田櫻桃)
懸賞戰爭小說
墓上の淚(淸方畫)(大石霧山)
門出(同上)(森田あきみ)
蔦紅葉(同上)(小川兎馬子)
文士の戰爭觀
戰爭と俳句(內藤鳴雪)
戰爭と批評家及其態度(松居松葉)
從軍觀戰談(新田靜灣)
時文
蜉蝣の人生觀(大町桂月)
沙魚の言(大町桂月)
宰相の詩(大町桂月)
楯の半面(大町桂月)
衛生我觀(大町桂月)
戰時の文壇(長谷川天溪)
雜錄
負傷兵(坪谷水哉)
時日の迷信(巖谷小波)
悪魔の姿(竹貫佳水)
俳句現象記(武田櫻桃)
三遷談(石橋思案)
世態
新兩國橋(對橋生)
演劇
はきをさめの記(杉贋阿彌)
藝林
煤拂(岡鬼太郞)
譚海
遼陽の冬(絹川生)
流行
春の支度
詞苑
懸賞俳句
俳句
狂歌
狂句
都々逸
端唄
新體詩
小品文
時報
七五三の祝日
落語家の從軍
痴人の夢
初冬の風色
尾崎蘿月の祭典
曾禰男の觀菊
演劇會社の訴訟
第二回紅葉祭
第九回樗牛會
常陸山の健康
長讚村有志の義擧
繪端書の流行
八百藏のお芽出度
名題と攺名
演藝茶話會
露探コリンスに係る訴訟
次號の豫告
定期增刊「初芝居」の豫告
寫眞募集の弘告
謝告