文芸倶楽部 第9巻第1号-第4号(明治36年1月~3月)
第九卷第一號
小說
ふられ聟(巖谷小波)
養老院(渡邊霞亭)
大納言家(中川霞城)
金蘭簿(遲塜麗水)
表紙と口繪
初烏(精彩石版畫)(武內桂舟筆)
初卯(精彩木版畫)(同人筆)
寫眞版
おめでたう
名勝風俗
附錄
繪端書
旭の兎(富岡永洗筆)
新年海(武內桂舟筆)
春の野(寺崎廣業筆)
兎に月(水野年方筆)
句二つ三つ(尾崎紅葉)
時文
平民主義の弊外數件(大町桂月)
雜錄
艷傳一則(國府犀東)
兎の疑問(岸上質軒)
奥州の兎狩(鳥谷部春汀)
獨逸の夢占(巖谷小波)
兎問題(長谷川天溪)
卯年の漫遊豫算(坪谷水哉)
睾丸の親爺(松原廾三階堂)
初笑(武田櫻桃)
兎婿(木村小舟)
眉刷毛(石倉翠葉)
初夢(齋木菊雨)
月宮殿(岩田烏山)
惠比須の緣談(幸堂得知)
〆子の兎(田村松魚)
眠れる兎(石橋思案)
世態
不正古着商(大道子)
相撲協會の炊事塲(春生)
淺草公園動物の餌料賣(公遊子)
記者倶樂部(傍聽生)
演劇
曾我の芝居(山岸荷葉)
新劇壇私見(土井春曙)
藝林
文樂と明樂(柿生)
角界漫言(門前子)
好角家譚(華生)
譚海
チーハー(古澤古堂)
巴里の賣女(榎本破笠)
流行
藝妓の春着
竒談
竹の間の怪(江見水䕃)
伊豫出石寺の奇談(橫田傳松)
大阪梅田の古狐(羽川豐翠)
酒田海向寺の即佛(梅津靑山)
首探しの火(今村利逸)
不思議の畑(飯塜直吉)
京都奇談(川本三吉)
逆竹と嫁殺しの田(滿田旭東)
お菊虫(無名氏)
阿曾岡崎の蛇穴(滿田旭東)
狸坊主(木尾翠州)
土佐の犬神(曾根小松)
鼓ケ瀧の由來(飯島如月)
勝地
九十九灣(飄々子)
郡山城趾(狐双童)
酒垂山(探勝子)
神山一乘寺(逸名氏)
風俗
山形市の初市(佐藤桂洗)
姫路地方の風俗(芙仙)
尾張多加木の風俗(野村蘭風)
山形五大祭禮(河名雅齋)
山口地方の方言と俗謠(春駒生)
墳墓
佐藤兄弟の墓(川本三吉)
宥覺坊の墓(駒井晴雄)
置賜の墳塋(濱田照燈)
講談
寶の山(三遊亭圓遊)
詞苑
懸賞俳句披露
俳句
狂歌
狂句
都都逸
端歌
時報
文士の消息
懸賞短篇小說集の檄
定期增刊及び次號の豫告
第九卷第二號
舊江戶年中行事の一班(福地櫻痴)
三十五年前(塚原澁柿)
江戶將軍と狩獵(岸上質軒)
天長節(坪谷水哉)
東都町方年中行事(雪中庵雀志)
相撲年中行事(三木愛花)
劇塲年中行事(幸堂得知)
芝居者の一年(船橋左七)
魚河岸の一年(岡本綺堂)
京都古今年中行事句合(中川霞城)
大阪年中行事(渡邊霞亭)
浪華ぶり(木崎好尙)
大阪の一月(久保田小塊)
名古屋の新年(中原指月)
神社年中行事(江上朝霞)
再度詣(齋藤溪舟)
年中行事雜考(石倉翠葉)
太神樂(雜錄)(曉鷄成)
表紙と口繪
浪に兎(精彩石版畫)(中村不折筆)
美人觀梅(精彩木版畫)(水野年方筆)
寫眞版
何を考へてるの
美人と年中行事
第九卷第三號
小說脚本
悲劇オセロ(江見水䕃)
一攫萬金(黑田湖山)
露分衣(佐藤露英女史)
ひとり捿(德田秋聲)
表紙と口繪
玉椿(精彩石版畫)(山中古洞筆)
美人詠花(精彩木版畫)(梶田半古筆)
寫眞版
寒いのね
美人と風景
時文
新年の文壇外數件(大町桂月)
雜錄
悲劇オセロに就いて(長谷川天溪)
山ふところ(田山花袋)
歸省の前夜(木村小舟)
美しき魔神(岩田烏山)
破芭蕉(田村松魚)
文藝の調和(石橋思案)
世態
大都の妖魔窟(覆面子)
足袋商(花淚生)
田舍の質屋(磨劔道士)
演劇
新年の新劇壇(土肥春曙)
芝居のあたま(園部紫嬌)
藝林
相撲と新聞(二洲橋生)
竹本小淸(柿生)
譚海
舞踏學校(巖谷小波)
車夫(齋木菊雨)
流行
海見衣裳
竒談
化猫(美峯生)
ばけ地藏(岡茂理)
勝地
大佛界隈(好奇樓)
關の地藏堂(衛藤寒舟)
講談
尼了然(松林伯鶴)
落語
ニユー(三遊亭圓右)
詞苑
懸賞俳句披露
俳句
狂歌
狂句
都都逸
端唄
新体詩
小品文
時報
樗牛高山博士を哭す
紅葉氏の翻譯小說
眉山氏の「罔雨」
小說家と畫伯の初卯詣
葛飾北齋の名額
藝妓の顏剃
五人娘
梨の殿樣
園藝雜誌
三角洲
米作畫伯逝く
千葉商店
「オセロ」の開演期日
編輯員の增加
次號の豫告
第九卷第四號
小說脚本
銕火(塚原澁柿)
あだ浪(藤本夕颷)
悲劇人の子(上田敏補/花房柳外作)
懸賞小說
ゆく雲(鈴木狹花)
神學士(平井塙村)
江戶娘(瀧夜半)
表紙と口繪
ひな(精彩石版畫)(武內桂舟筆)
雛祭(精彩木版畫)(富岡永洗筆)
寫眞版
美しいこと
美人と風景
時文
信用なき社會(大町桂月)
酒の利害(大町桂月)
贅言錄(大町桂月)
大學出身の操觚者(大町桂月)
書と碁(大町桂月)
珊瑚船を評す(大町桂月)
雜錄
獨逸印紙言葉(巖谷小波)
戀詩人旅日記(江見水䕃)
茶一碗(泉鏡花)
覺書(柳川春葉)
春の一夜(武田鶯塘)
雪の日(岩田烏山)
碧窻漫筆(田村松魚)
第一回懸賞小說に就て(石橋思案)
世態
住吉かつぽれ(二洲橋生)
大都の妖魔窟(覆面子)
演劇
芝翫の技藝(山岸荷葉)
洋式の舞臺裝飾法(土肥春曙)
藝林
吉原の幇間(垂柳生)
寄席の下座(空板生)
譚海
獵犬(小畠蓬城)
いかもの喰(木村小舟)
流行
花見の友
竒談
酒國の王(國分犀東)
血染の梅(伊藤花里)
石觀音(滿田旭東)
梨の木坂の幽靈(半笑生)
風俗
小樽の門松と繭玉(角谷山翠)
四ツ倉濱の火喧嘩(北濤野人)
御渡祭(增田春雪)
南魚沼地方の鳥追櫓(鈴木卯三郞)
勝地
水戶八景(渡邊きわ子)
護良親王手植松(田端繁松)
伊勢の古市(紅於園錦水)
墳墓
尹良親王の墳墓(紫君)
柳澤淇園の墓碑(桐鳳)
藤村庸軒墓(西村無藥)
平淸盛の墓(大江丸舊竹)
信玄の首塜(矢澤蜻蛉)
皿屋敷於菊の墓(田中新五郞)
講談
濱松譽の太皷(一立齋文車)
落語
變りもの(柳家小さん)
詞苑
懸賞俳句披露
俳句
狂歌
狂句
都都逸
端唄
新体詩
小品文
時報
文士演劇
文士演
文士大會
オセロの好評
乙羽會
花柳壽輔翁
嗚呼尾上菊五郞
新着紹介