文芸倶楽部 第3巻第1編-第4編(明治30年1月~3月)
文藝倶楽部第三巻第一編目次
口繪
酉年の元旦(表紙着色石版摺)白馬會懸賞得點者 (湯淺一郎畫)
双美戯醉翁圖(極彩色木板摺密畫) (富岡永洗筆)
東都年中行事(寫眞銅版十二頁) (淺井忠社中)
松の内(一月) (大倉正愛筆)
初午(二月) (木村貞吉筆)
汐干(三月) (吉田秋香筆)
櫻狩(四月) (藤崎阿曾吉筆)
端午(五月) (木村光太郎筆)
夏木立(六月)(都鳥英喜筆)
夕涼(七月)(庄野宗之助筆)
觀月(八月)(藤村知子多筆)
秋草(九月)(甲斐榮一郎筆)
紅葉狩(十月)(渡部審也筆)
酉の市(十一月)(小川利八郎筆)
歳の市(十二月)(荻生田文太郎筆)
小説
伽羅物狂 (巖谷漣山人)
白桔梗 (小杉天外)
塵の身 (後藤宙外)
誓の卷 (泉鏡花)
葛城橋 (江見水蔭)
千鳥ヶ淵 (石橋思案)
非國民 (廣津柳浪)
雜録
三都年中行事 (靑軒/南濤)
春潮 (平田禿木)
雲萍剳餘 (遲塚麗水)
文藝盡厄拂 (文の屋)
七福神
辨財天 (乙羽)
壽老人 (水哉)
布袋 (秋濤)
福祿壽 (叱劍)
恵比壽 (櫻桃)
毘沙門 (春雨)
大黒 (如幻)
時文
明治二十九年の文學界 (高瀨文淵)
詞筵
新體詩
和歌
俳句
狂詩
都々逸
端唄
雜報
新年の東京
芝居の色々
京美人のお座附
芝居藏
新發明人造金
文藝倶楽部第三巻第二編臨時増刊目次
白髪染 (北田薄氷女史)
かへ玉 (藤井ゆかり女史)
小公爵 (薄花女史)
うたかた (穗積ふし子)
さよ嵐 (秋山露子)
初戀 (長田蕙香女史)
心の鬼 (紫琴女史)
志のび音 (大塚楠緒子)
蛇物語 (花圃女史)
雜録
藤ごろも (鶴岡千代子)
雪の日 (金子昌子)
題自晝菊花 (野口小蕙女史)
年の暮 (西升子)
いなぶね (玉造梅子)
四季今樣 (田澤富子)
わか草
附録
忍ぶ草
ローレンス (若松賤子)
唯我獨尊 (稲舟女史)
うつせみ (一葉女史)
文藝倶楽部第三巻第三編目次
表紙
洋畫山水⦅着色石版摺⦆ (渡部審也筆)
夙に淺井忠氏社中にあって、その名鏘々たるもの、新年初刊の本誌に紅葉狩を畫いて、江湖の好評を博したり、人既にその筆力を知らん。
口繪
簾影美人⦅極彩色木板摺密畫⦆ (水野年方筆)
京美人⦅寫眞銅版⦆
月前の花ひとり梅のみならんや、京豈花の名所のみならんや、北山の木の葉の雫落ちて流れて、鴨河の底淸き水、掬んでそのままの化粧、生目を自慢の京美人。一見眞に恍惚。
小説
鹿子絞 (川上眉山人)
中世武士 (嵯峨のや)
人ごろし (菊池幽芳)
趙遠昌 (前田曙山)
たかせ川 (山田美妙齋)
吉田松陰 (關梅痴)
唯我 (齋藤緑雨)
戰塵 (内田不知庵)
雜録
ゾラ『戰塵』の後に書す (不知庵)
三つどもゑ (風葉)
初春遊記 (落合東郭)
婚禮穴探し (幸堂得知)
文壇逸話 (天仙子)
印度四人婿 (吠多羅)
芝居よしあし草 (贋阿彌)
歌妓年中行事 (あかつき)
詞筵
新體詩
和歌
發句
狂詩
狂歌
狂句
都々逸
端唄
文林
雜報
梅信
伊藤侯の都々一
伊侯今昔の感
春畝と俊坊
東西京の唱歌
二世紀文
芝翫の洒落
喫烟家の閉口
鬼追の古式
將軍の風流
歴代の大關
大酒大食の四天王
四百餘洲の王
文藝倶楽部第三巻第四編目次
表紙
春風双蝶⦅着色石版摺⦆ (淺井忠筆)
口繪
夢視美人⦅極彩色木版摺密畫⦆ (寺崎廣業筆)
櫻花爛漫⦅寫眞銅版⦆
小説
かさね妻 (繁野天來)
室咲南瓜の花 (幸堂得知)
おとどひ (馬塲孤蝶)
堕落 (三宅靑軒)
花の復讐 (太田玉茗)
一花一輪 (柳川春葉)
先生 (小杉天外)
朝日影 (高瀨文淵)
雜録
奈良七重 (乙羽生)
二上り新内 (無黄道土)
三つ巴 (風葉)
ありのまま (鏡花)
野遊び (田山花袋)
歌妓年中行事 (あかつき)
名人合 (園部紫嬌)
書生俳優廿四時 (天仙子)
百鳥譜 (篠田こてふ)
餘興
三河屋甚兵衛 (百川如燕)
詞筵
懸賞披露
新體詩
俳句
狂詩
狂句
端唄
雜報
俳句懸賞大募集の豫告
矢野次郎氏の奇評
石黑總監の二不能
女護島
音羽屋の猫の首輪
他數件