文芸倶楽部　第８編－第１３編（明治２８年８月～１２月）

文藝クラブ第八編目次
●口繪
水雷士官　木板極彩色　（梶田半古筆）
武相名所二十八景　寫眞銅版刷
橫濱海岸遠望
武州本牧雪景
仝割烹店
金澤八景
相州鶴岡八滿
由比ヶ濱
長谷觀音
仝大佛
片瀬祖師堂
江の島岩屋下り口
仝洞門
小田原滄浪閣
報德二宮神社
箱根湯本
仝玉簾の瀧
塔の澤
仝宮の下間山道風景
宮の下
堂ヶ島
底倉
木賀
小涌谷
臺の平村の風色
葦の湯
仝山中曾我兄弟の墓
箱根權現
仝離宮
駿州鈴川橋上の富士

●小説
水雷士官　（三宅靑軒）
風流武者　（前田曙山）
子守唄　（霞亭主人）
思の家　（採菊散人）
懺悔文　（三昧道人）
從軍記者　（松居松葉）
夢怨　（賀古殘夢）
新闇中政治家　（原抱一菴）

●雜録
和洋美人比較論　（思案外史）
妙な灰吹
武相名所　（戀川子）
夏ころも　（中川愛氷）
旅は道連　（ちいね）
夏露　（瀧亭）
狂言畫師　（小波）
歌姫　かざしの花
觀世撚り　（月の家薄）
地が早い
劇塲の内部　（天仙子）
妙齢
東海道汽車九里程　（鶯燕烏）
盆燈籠　（小萩）
若旦那懇親會　（京の藁兵衛）
花むしろ　不忍池の蓮花を思ひて　（ゆかり女）
水馴竿　（醉茗小萩）
忠婦　（紫水女）
神詣　（李園女史）
村の小川　（世外佳人）
愛嬌競　（夢外翁）
迷執
萩の上風　（蘆山人）
附き物
蕎麥　（せいけん）
浦納涼　（かつら子）
染心菴　（花澤春雨）

●詞筳
俳文
戯文
詩壇
和歌
新體詩
俳句
狂歌
狂詩
狂句
端唄
都々一

●雜報
次號豫告
文學者たるの資格
商賣のいろいろ
虫賣
秋色
殘暑
風來山人
下駄
東西の旅行
京十二美人
朝鮮の妓樂
大坂の七不思議
借家の相違
大坂紳士の別稱
苔香園
美人の寫眞募集

文藝倶楽部第九編目次
●口繪
くろふね　木板極彩色　（富岡永洗筆）
天然の美と人の美　寫眞銅版刷
白扇倒懸東海天
祇園三代鶴
藤間の大ざらひ
沼津保養館
上野公園雪景
美人撲螢
新柳二橋の美形
葭町濱田屋奴
山城宇治きくや
講武所おこひ
大磯鴫立澤西行菴
西行木像
美人玩球
姐さんお座敷
水かがみ

●小説
黒船　（遅塚麗水）
妾薄命　（笠園主人）
新聞中政治家　（原抱一菴）
にごりえ　（一葉女史）
老書生　（小倉山人）
たのむ木陰　（戸川殘花）

●雜録
月の嵐山　（笠園）
三人妻　（あけぼの）
海水浴　（思案外史）
研師のかたに　（瑞籬）
耶馬溪　（をぐら）
つまべに　（いなぶね）
旅は道連　（ちいね）
履歴の眞相
米升の稲荷祭　（默菴）
錢函
銀坐街　（三宅靑軒）
古城　（橋本花涙）
萩の上風　（蘆山人）
花くらべ　みのむし　（藍染）
となりのぢいさん　（水柿）
少女心　（てきせん）
不夜城　（若紫）
別世界　（池尾みわ子）
ねむけざまし　（紫水女）
月のわかれ　（きん子）
磯の松風　（絗齋主人）
納涼臺　（京の藁兵衛）
松風蘿月　（浦浪）

●詞筳
新作浄瑠璃
俳文
戯文
詩壇
和歌
新体詩
俳句
狂詩
狂歌
狂句
端唄
都々逸

●雜報
美人の寫眞
乖童子
貴き人
鼎嶺の秋感漫録
各大臣夫人
石橋忍月居士
ふぢや
京都流行通信
富士山頂の一大奇觀
團子坂の菊細工
戰地だと思へ
雁初來
當世風流形髷百種
大坂の俗謠
俳優百花見立


文藝クラブ第拾編目次
●口繪
女房殺し　木板極彩色　（三島蕉窓筆）
山光水明と人の美　寫眞銅版刷
羽黒山出羽神經
紀州和歌の浦觀海樓
紀州瀞八丁
丹波山本濱
豊前耶馬溪羅漢寺
琵琶湖疏水線路蹴上インクライン
山城伏見三栖濱
電氣鐵道
陸中巖美渓
成田山仁王門
月ヶ瀬橋より遠嶺人家を望む
北海道厚志海濱昆布乾燥の状
京美人御薗市松、池田まさ
浪華美人八重子、とみ、玉蝶、伊丹幸小君
東都柳橋光子、福壽
仝葭町小千代
仙臺美人立花屋小船
長崎美人桃太郎、愛吉
伊勢古市美人玉助

●小説
女房殺し　（江見水蔭）
當世大縮尻　（關梅痴居士）
よしやあしや　（饗庭篁村）
鐵窓　（桐生愈虐）
緊急問題　（左川外史譯）
夏むし　（束松露香）
忠孝二筋道　（二橋生）
當世記者氣質　（武田仰天子）

●雜録
好男子變遷論　（思案）
工女　（若紫）
耶馬溪　（をぐら）
二子
醜婦を呵す　（白水生）
箱馬車　（小萩）
馬塲求女　（風谷）
馬鹿
秋の一夜　（笛川生）
花うばら　嵯峨の名處　（桂蔭）
庭のおちば　（ゆかり女）
おなじこと　（水柿）
我戀人　（紫水女）
忍ぶ草　（醉霞）
京美人の評　（靑軒）
蘆生の粟餅書生の栗飯目黑榮花物語　（乙羽）
十五夜　（浦浪）
小金の露　（鶯亭）

●詞筳
和文
俳文
戯文
詩壇
和歌
新體詩
俳句
狂歌
狂句

●雜報
小説豫告
美人の寫眞
口繪説明
都踊
スコット乳菓
俳優百花見立

文藝倶楽部第拾壹編目次
●口繪
鰻旦那　木板極彩色　（水野年方筆）
千紫萬紅　寫眞銅版刷
あきのこゑ
おもひ
あきくさ
美人舟遊
浪華美人
名古屋美人
都美人
地方美人
新町花街
島原遊郭
げに美人は天地の花なり人間の花なり

●小説
鰻旦那　（山田美妙齋）
我か罪　（それがし）
蒔かぬ種　（饗庭篁村）
角　（思案外史）
奇病　（小杉天外）
小桃源　（田山花袋）
椰子花　（渡邊默禪）

●雜録
書生十二時　（思案）
不必用
浪華の蘆　（百橋逸人）
貴女の一つ下　（春海）
旦那藝　（京の藁兵衛）
算術
馬塲求女　（風谷）
揉術　（西村春海）
田舎の此頃　（愛軒）
菊によせて　（ゆかり女）
思ひぞいづる　（浦浪）

●詞筵
鏡花水月美人禪　（稲舟女）
紅葉見の記　（桃支庵）
雨中觀楓　（鷗夢）
病る人の許へ　（春雨）
秋廼辭　（露香）
對月言志　（きさ子）
愛萩　（牧子）
詩壇
和歌
新體詩
俳句
狂歌
狂句
端唄
都々一

●雜報
次號小説豫告
懸賞課題
落葉片々
文學者と生活
文學者と社會
浪華文壇
鐡膓居士
鶯亭金升
暫
スコット乳菓
紅葉
造菊
枯野
流行概畧

文藝倶楽部第十二編臨時増刊
閨秀小説　目次

美人不忍池を望む　（渡邊省亭）
はしがき　（中島歌子）
萩桔梗　（花圃女史）
わすれがたみ　（若松賤子）
十三夜　（一葉女史）
黑眼鏡　（薄氷女史）
暮ゆく秋　（大塚楠緒女）
村時雨　（簪花女史）
片時雨　（ゆかり女）
しろばら　（稲舟女史）
手箱の内　（藤島雪子）
刷毛彩色　（石榑わか子）
名譽夫人　（小金井喜美子）
やみ夜　（なつ子）
閨秀小説の奥に　（竹屋雅子）

文藝倶楽部第十三編目次
●口繪
京の猫　木板極彩色　（筒井年峯筆）
千紫萬紅　寫眞銅版刷
東京新橋美人
仝柳橋美人
和歌山十美人
新潟名妓
三州豊橋美人
濃州大垣美人
若松美人
松江名妓
廣島名妓
福山美人
鶴岡美人
岡山美人
長崎美人
名古屋美人
浪華美人
伊勢津市名妓
凾館名妓
信州姥捨山
岩代柳津
羽前三瀨濱の立石
讃州小豆島寒霞渓紅雲亭

●小説
風俗小説京の猫　（三宅靑軒）
人の命　（松居松葉）
喇叭卒　（小杉天外）
葛のうら葉　（小倉山人）
帝の勲功　（中島逐波）
迷子札　（猪波暁花）
當世記者氣質　（武田仰天子）

●雜録
餅花　（柳香）
暫の狂言　（靑々園）
月洩る宿蘆　（山人）
波華蘆　（百橋逸人）
富本豊前太夫　（桃川如燕）
幸福の追求　（笛川）
皷の罰　（聖泰子）
春興相談　（鶯亭金升）
書生十二時　（思案外史）
蘆節間一日物語　（桂香菴）
丸行燈　（みやこの）

●詞莛
雪達摩の讃　（露香）
名月　（桐逎舎）
御無理俳諧　（思椀房）
わかれ　（桂しづ子）
おちば集　（水田）
傍若無人の記　（鳳來堂）
色欲辭　（其風子）
思ふ女のうせしを悲しみて　（明月生）
詩壇
和歌
新體詩
俳句
狂詩
狂歌
狂句
端唄
都々一

●雜報
美人の寫眞
小説
歳暮
文壇の新旗幟
細君の品評
古代に於ける女子の地位
東都流行衣服
京都祇園新地の新衣
涙華流行一班
スコット乳菓
横濱名勝寫眞案内