文芸戦線 第4巻第5号,第5巻第1号-第11号(昭和2年5月~3年11月)
第四卷第五號
メーデー感慨 卷頭言
メーデー讃歌(ウエ・キリロフ)
我等の五月祭(エル・イヴン)
文藝の領域に於ける露國共產黨の政策(藏原/千田)
文藝運動の方向轉換はいかにして可能なりや(田口憲一)
太平洋の爭奪戰と沿岸勞働組合會議(小牧近江)
帝國主義者から見たロシアの對支政策(佐野袈裟美)
アンチ福本イズムの誤謬に就て(北浦千太郞)
ガンガラ河の話(田口運藏)
二三の火花(三好十郞)
モダンガールを嗤ふ(中野正人)
發禁寸言(米田曠)
林房雄氏の轉形(平林たい子)
前田河廣一郞(前田河廣一郞)
文藝戰線(×○□)
藝術と社會生活(林房雄)
ル氏の『ドン・キホーテ』(武藤直治)
田口氏への感謝狀(宅昌一)
小さい田舍者を讀む(奈良幸夫)
同人諸氏へ(森元二)
東海講演旅行記(里村欣三)
『浚渫船』を讀む(小堀甚二)
秋田雨雀氏へ(森田一二)
千葉の巷から(竹內生)
再組織のプロ藝へ(沼田法雄)
映畫時評(金子洋文)
紳士俳優その他(佐々木孝丸)
『母親』について(鎌倉好雄)
前衛座稽古場から(A)(佐々木孝丸)
前衛座稽古場から(B)(千田是也)
前衛座稽古場から(C)(佐野碩)
藝術と科學(藤森成吉)
文藝時評(山房吉)
文科鬪爭と無產階級(田口憲一)
自己淸算のために(遠藤愼吾)
現段階と無產者藝術(黑住大助)
實踐的考察の提言(今野賢三)
(メーデー前後の記)
建議案一つ(松村善壽郞)
我等のメーデー(樋口弘)
メーデーを前にして(金熈明)
メーデーの思ひ出(淺野純一)
凾館のメーデー(水谷三重三)
食ふための一週間(安武善廣)
一日のクレムリン(リスノフスキー)
創作五篇
摩天閣(戯曲)(ウイツトフオゲル)
坑夫の子(小說)(葉山嘉樹)
勞働祭(小說)(岡下一郞)
脚を折られた男(小說)(黑島傳治)
或る校正係(戯曲)(山田淸三郞)
第五卷第一號
小說・火夫の顏と水夫の足(葉山嘉樹)
小說・「屈伸道」講演會(細田民樹)
小說・機關車・人間(岡下一郞)
小說・老 船(岩藤雪夫)
小說・電工見習日記帖(金子洋文)
小說・犬と寢る女の家にて(今野賢三)
小說・海鳴り(鶴田知也)
小說・小作人(伊藤榮二)
小說・穿きもの(細田源吉)
小說・農夫の鞭(黑島傳治)
小說・戰爭(ジヤツク・ロンドン/前田河廣一郞譯)
小說・米利堅兵(フセヲロド・イワノフ/荒畑寒村譯)
藝術運動に現はれたる宗派的分裂主義の諸相(靑野季吉)
中國國民革命の反動化(柏八里)
レエニンの死(特別讀物)(岡一夫)
海の見えない街(詩)(林芙美子)
我が友に與ふ(詩)(石井安一)
文藝戰線
漲ぎる聲援
吾等の同志(林田伊助/田邊幸夫/木村鄕兒)
生長の原理 卷頭言(靑野季吉)
近代風景(前田河廣一郞)
舊い曆は閉じろ(米田曠)
劍劇映畫(守谷治久)
コロンタイ女史の『赤い戀』(平林たい子)
特輯附錄無產靑年讀本(勞農藝術家聯盟編)
靑年に對する演說(レーニン)
若きアンチ、ミリタリストに訴ふ(バルビユス)
靑年インタナシヨナルの歷史から(チチエリン)
中學生諸君(ジヨーレス)
戰時中の社會主義的共產主義的靑年運動(ムユンツエンベルグ)
第五卷第二號
戯曲・拵へられた男(前田河廣一郞)
小說・動亂(里村欣三)
小說・天井裏の善公(金子洋文)
小說・避難線(小堀甚二)
我等は帝國主義をどう見るか?(無産階級政治問答)(石賀毅)
理論家の理論的誤謬(小堀甚二)
私は如何に『策謀』したか(山川均)
いとしのカチウシヤ(詩)(林芙美子)
農奴の夢(詩)(石井安一)
鐵鎖 卷頭言
フアツシズム雜考(前田河廣一郞)
木賃宿で逢つた老人(岩藤雪夫)
黑い軍艦(林田伊輔)
小ブルジョア革命主義の作品を排す(久板鹿地兩君の戯曲に現はれた反動性)(靑木壯吉)
新劇協會『盗人』其他(影山明)
『石油帝國主義』(ブツクレビウ)(山崎生)
詩
印度は××と同じですか(李長敬)
拷問(大山三太郞)
父親(木村鄕兒)
乳(鳴田好夫)
文藝戰線
吾等の同志
三月『無産婦人號』原稿募集
野田爭議の實狀(黑島・鶴田)
續兵營夜話(寺島幸夫)
思ひ出より(ルナチヤルスキイ/笹尾幸太郞譯)
特別讀物新反對派は何處へ行く?
トロツキイ派の陰謀(片山潜)
ソヴエツト聯邦共產黨紛糾事件の眞相(高山生)
デミヤン・ベツドヌイの演說(北浦千太郞)
第五卷第三號
無產階級の婦人運動(山川菊榮)
ソヴィエット聯邦に於ける婦人(ケーテ・ドウンケル)
赤い廣場にて(マグダレン・マルクス)
カンテラの光(新妻伊都子)
クララ・ツエトキン(近藤榮藏)
廣東の彼女達(眞砂洋史)
われらの日―三月八日 卷頭言
洗濯板(林芙美子)
思ひ出(伊藤福子)
職婦生活(志田唯子)
選擧演說會(前田河咲子)
詩
糸捲工場(楠生ちか子)
呪咀(大友光代)
女子靑年團(佐藤美津)
母親の世界(三谷彫子)
留守居(荒野明子)
無題(森川千代)
特輯 無產婦人問題論集(九篇)
レーニンと勞働組合(クルプスカヤ)
われ等の軍勢は擴大す(クルプスカヤ)
全世界の農婦團結せよ(農民インターナシヨナル婦人部)
最善の努力を婦人大衆組織に(ジノヴイエフ)
最初の婦人デー(スタール)
勞働婦人と勞働組合(ストラツサー)
勞働婦人の統一戰線へ(ツエトキン)
祝辭(ツエトキン)
英國の婦人代表者會議(スコツト)
唯物論か唯心論か(續「理論家の理論的誤謬」)(小堀甚二)
外部から注入されたる知識(靑島佐四久)
豆畑・土管の唄・敵(詩)(岩淵威夫)
故鄕のタノよ(詩)(米田曠)
朱帆は海へ出た(詩)(林芙美子)
農奴の夢(詩)(石井安一)
築地小劇場を見る(前田河廣一郞)
シンクレアからの手紙
短い感想(鶴田勝子)
總選擧に關する資料
ブツクレビユウ(里村欣三/靑木壯一郞)
文藝戰線
總選擧應援日記
小說・夜風(平林たい子)
小說・暴風を貫く呼聲(岩藤雪夫)
小說・天井裏の善公(金子洋文)
長篇小說・ボストン(アプトン・シンクレア/前田河廣一郞)
第五卷第四號
小說・電燈の油(葉山嘉樹)
小說・線路工夫(山內謙吾)
戯曲・ホテルの一夜(小島勗)
小說・陷穽(カー・ボリシヤコフ/島田元麿譯)
長篇小說・ボストン(アプトン・シンクレーア/前田河廣一郞譯)
政治的見解その他一二(靑野季吉)
論評二つ(前田河廣一郞)
三月作品評(小堀甚二)
彼等の本質は何か(林史郞)
無産婦人生活記錄
一女敎師の手記(和田操)
紡績女工より(岡光江)
或る私信(等々力とも子)
詩
見ねえ兄弟(加藤漣)
無音の叫喚(門堀勝利)
投げ出した身體(蘆原暮太郞)
一切の權力を(寺澤資郞)
隨筆・和田久太郞君の事ども(堺利彥)
隨筆・エンマ・ゴルドマン(田口運藏)
長篇小說・天井裏の善公(金子洋文)
詩・呻吟ほか二篇(岩淵威夫)
詩・反×は藝術である(丘文夫)
海の小品
マドロスの遺稿より(寺澤資郞)
海上八大地獄(小畠龜吉)
荒れた手萬歲(葉山嘉樹)
選擧運動に依つて感じた事(今野賢三)
製糸工塲(伊藤榮二)
共同便所と大學生(岡下一郞)
ルムペンの日記(岩藤雪夫)
壁新聞
左翼的作家の世界的大結成成る
「勞農友の會」生る
シンクレアの地獄(黑島傅治)
洋文の銃火を讀む(岡下一郞)
表紙(竹本明)
卷頭言(里村欣三)
文藝戰線
戰線資料
世界資本主義の現段階と無產階級運動(「勞農テーゼ」解說)(山岡一郞)
總選擧批判(笹尾幸太郞)
農民運動に於ける左翼婦人の任務(山川菊榮譯)
資本主義國に於ける農民婦人の敎育及び組織(農民インタナシヨナル代表者報告)
ロシアに於ける經驗(ロシア××黨報告)
第五卷第五號
暴壓に抗して聲明す(勞農藝術家聯盟)
新黨樹立に關する聲明書(勞農藝術家聯盟)
社會・文藝に就ての時評(靑野季吉)
谷崎潤一郞論(前田河廣一郞)
小ブルジヨアと革命(マキシム・ゴルキー)
社會主義の方へ
雜感(靑野季吉)
雜感(平林たい子)
問題は今後に(靑木壯一郞)
迎へて可なり(金子洋文)
眞理の敵(細田民樹)
如何に行くか(今野賢三)
感じたまゝ(石井安一)
左へ(伊藤榮二)
默殺(岩藤雪夫)
批判が必要(里村欣三)
鐵兵君その他(小堀甚二)
吾等の五月
赤都のメーデー(荒畑寒村)
メーデーに際して宣言する(勞農藝術家聯盟)
メーデーが來た! 卷頭言
メーデー雜記(阪本英/權均/岡本一郞/豐島公正/武田亞公/羽賀龍浪/菊本東吾/松田八十二/出口芙二夫/田畑春四郞/梶原藤雄/前田美與志/喜田麻沙雪/淺野純一/棚橋貞男)
無產政黨合同のスローガン(靑島佐四久)
中國國民黨の反動政策(柏八里)
婦人代表者會議に就て(アーチウゼ)(山川菊榮譯)
黨に於ける婦人の仕事一般(「××黨年鑑」より)(島田元麿譯)
廢人(小說)(リヂヤ・セイフーリナ)
穴(小說)(黑島傳治)
十姉妹(小說)(山本勝治)
酒樽(小說)(岡下一郞)
佐渡の唄(小說)(里村欣三)
ボストン(小說)(アプトン・シンクレア)
壁新聞
今野賢三氏の「汽笛」(平林たい子)
水平藝術聯盟創立さる
モンドについて、その他
文藝戰線
戰線資料
驀進(詩)(岩淵威夫)
LA FRONT(詩)(米田曠)
押しひしがれた街(詩)(寺澤資郞)
五月祭(詩)(藤井淸士譯)
李寳華よ健在なれ(詩)(寉朴秀)
漫畫
甘茶でかつぽれ・プルの堅壘・メーデー・議會の形勢・小兒病(堤寒三)
天井裏の善公(大衆小說)(金子洋文)
留置場(遠藤淸吉)
呪はれたる敎材(酒井八洲男)
黑箱(勞農露國監房日誌)(黑海千々香)
第五卷第六號
戯曲・ポスタ―(前田河廣一郞)
小說・牧塲を逐はれて(鶴田知也)
小說・見えない鑛山(伊藤永之介)
小說・三つの棺(山內謙吾)
小說・草にころぶ(黑島傳治)
長篇小說・ボストン(アプトン・シンクレーア/前田河廣一郞譯)
出兵費反對!即時撒兵!! 卷頭言
吾等の六月
漫畫時評(堤寒三)
詩
七百の首(松田八十二)
赤いたすき(勝目照子)
マルクスボーイよ(宗成夫)
勞働者のために(吉田峽路)
忍耐の唄(加藤漣)
夕暮の南京路で(內堀勝利)
隨想・論駁(石田丑之助)
サヴェート聯邦はマキシム・ゴリキーから何を期待するか(ニコライ・ブハーリン)
具體的事實としての繪畫(福田新生)
我黨と勞働婦人(エ・ヤロスラフスキ)
回顧五年
顧みて思ふ(小牧近江)
文戰初期の頃 部分的な事ども(今野賢三)
種は實つた(細田民樹)
「文藝戰線」回顧(吉江喬松)
詩・泥溝は汎濫する(岩淵威夫)
詩・海を越えて(高橋辰二)
詩・我等(中山鏡夫)
詩・守れ戰線を(米田曠)
壁新聞
ジヤングルに就て(里村欣三)
中野重治を嗤ふ(北川健一郞)
「勞黨」婦人版生る
「種蒔く人」「文戰」表紙曠集
文藝戰線
戰線資料
隨筆・紋付羽織(平林たい子)
隨筆・軍港地一情景(林田伊輔)
隨筆・自己整理(岡下一郞)
隨筆・「文戰」復活の前後(前田河咲子)
グツド・フライデー(田口運藏)
異母弟の贈物(山本勝治)
黑箱(勞農ロシア監房日誌)(黑海千々香)
第五卷第九號
無産大衆黨の結成に際して吾等の立場を聲明す(勞農藝術家聯盟)
獨房語(小說)(葉山嘉樹)
シベリヤから返つて來た手紙(小說)(鶴田知也)
木枕(小說)(伊藤永之介)
頭蓋骨(小說)(岡下一郞)
足音(小說)(平林たい子)
ボストン(長篇)(アブトン・シンクレア)
吾等の九月
映畫斷片
無產大衆黨の輝ける任務(鈴木茂三郞)
舊勞働農民黨々員諸君に訴ふ(無產大衆黨)
勞働農民新聞の裏切的逆宣傳(石川讓)
日本資本主義の發展(勞農テーゼ解說)(山岡一郞)
借地借家調停委員の威嚴(布施辰治)
戰爭と流言(小牧近江)
レーニン主義講義(大衆講座)(靑野季吉)
交藝時評(前田河廣一郞)
「文藝戰線」とプロレタリア文化(山岡一郞)
ソヴイエツト文學の發展(ア・ルナチヤルスキイ)
マキシム・ゴルキー(ペ・エス・コーガン)
滑川電燈爭議調查報告(小堀甚二)
秋田縣一日市の小作爭議の現狀報告(今野賢三)
跛と盲(岡下一郞)
鞭(寺澤資郞)
露領での出來事(島田元麿)
表紙(勞藝美術部)
文藝戰線
同志の叫び
資料
投稿短評
壁新聞
文戰八月號を評す(文戰横須賀讀書會)
鐵兵の作品其他
詩
タマをこめろ!(岩淵威夫)
戰爭から退却する俺達(東利根夫)
墓(高野英二)
海(高橋辰二)
詩の書けない詩人(北岡實)
施療患者(齋藤貞次)
天井裏の善公(金子洋文)
ルスキー・デレエヴニ(北浦千太郞)
第五卷第十一號
民衆よたて!(詩)(デミヤン・ベドヌイ)
ロシア革命と日本の運動(靑野季吉)
一九一七年十一月七日(ジヨン・リード)
レニンとクロンシタット要塞との會話(B・ポリヤンスキイ)
レーニンと農夫(シリフテル)
十一月七日のクーデター(田口運藏)
文藝時評(小堀甚二)
ペチ・ブル急進主義の諸相(平林たい子)
『施療室にて』(黑島傳治)
勇敢に淸算せよ(岩藤雪夫)
社會時評(檜六郞)
モスコウ通信(丘文夫)
勞農美術十一週年(F・K・シユミツト)
上官の復讐(アンリ・バルビユス)
海上の叛亂(R・W・ポストゲード)
レーニン主義講義(2)(靑野季吉)
詩 十一篇(武本龍夫/岩淵威夫/伊藤花子/寺澤資郞/伴野英夫/藤本杏子/高畑信吉/大坪實夫/丸田六郞/桐生房雄)
暴風(小說)(里村欣三)
小作人の犬と地主の犬(小說)(葉山嘉樹)
漂流(小說)(村中豐次)
員章を打つ(小說)(山本勝治)
吾等の十一月
文藝戰線
大衆の叫び
勞農露國の敎化的發展
編輯ノート