日本及日本人 第２４８号－第２５５号（昭和７年５月～８月）
月刊日本及日本人 第二百四十八號（昭和七年五月一日發行）
題詞＝觀大局
口繪＝『攪英雄之心』（林子平書）
題言＝リツトン卿は何を調査する乎
主張＝極東の風雲と米露
皇道と王道と自然的變革（山田武吉）
積極外交と日滿攻守同盟（千山萬壑樓主人）
リツトン卿並聯盟調査員に與ふ（末次政太郎）
評林
一人一話＝エチオピアの第一印象（山内正夫）
雲間寸觀
滿蒙問題の基礎的觀念（太田保一郎）
支那史觀（第二十二）（中島氣崢）
滿蒙新國家の東洋政治學的考察（藤澤親雄）
三勇士最期の崇高なる眞相（中柴惠洲）
米國の非道心理と日本の使命（三浦關造）
壺中消息（無憂扇）
日本文苑（館森袖海選）
俳句（寒川鼠骨選）
石鉄百首（その四）（森田義良）
「大衆文藝評判記」（九）（鳶魚）
和歌漫言（八）（中島氣崢）
西鶴輪講＝［西鶴織留世農人心］（十八）（諸家）
匪賊討伐・顧維鈞入滿問題・上海停戰交渉（日支）
極東問題を列國は如何に観察しつつある乎
内外半月誌（四月上旬）
玉石同架＝新刊寄贈雜誌
月刊日本及日本人 第二百四十九號（昭和七年五月十五日發行）
題詞＝與正直
口繪＝廟古悲風之詩（蒲生君平書）
題言＝大志ある者は周密細心
主張＝大陸國策の根幹樹立
主張＝上海自由都市を建設せよ
國際聯盟と我等の態度（大山卯次郎）
皇國本然の大道に卓立せよ（紫山道人）
日本は聯盟を脱退すべし（佐久間貞次郎）
國家統制下の満蒙大移民計畫（東胡逸民）
正氣歌（川田瑞穗）
吾人の進むべき道（ラス・ビハリ・ボース）
評林
一人一話＝易より觀た滿鐵（永原鉦齋）
雲間寸觀
思想國難に直面せる『役の行者』（大三輪信哉）
支那史觀（第二十四）（中島氣崢）
暗殺に對する疑問（寺町六郎）
學界春秋（小仙子）
宣統帝に謁見の記（川島浪速）
石鉄百首（その五）（森田義良）
河野通治は忠臣か國賊か（上）（景浦直孝）
日本文苑（館森袖海選）
俳句（寒川鼠骨選）
三昧句（河東碧梧桐選）
支那談屑（二十一）（佐久間東山）
壺中消息（無憂扇）
「大衆文藝評判記」（十）『富士に立つ影』（鳶魚）
和歌漫評（九）（中島氣崢）
人物くさぐさ（九）（森銑三）
山の生活（七）（吉田泅鴎）
『茶は茶で別々』（印東千鐵）
牛十首集
西鶴輪講＝［西鶴織留世農人心］（諸家）
亦樂莊の櫻（政教坊）
北滿攪亂の形勢と滿洲調査委員の動靜（日誌）
極東形勢の推移と英・米・佛・露の言論界
内外半月誌（四月下旬）
日本獨自の政治革新（山芙峰）
玉石同架＝新刊寄贈雜誌
月刊日本及日本人 第二百五十號（昭和七年六月一日發行）
題詞＝盍自奮
口繪＝與大樂源太郎餞別詩（梅田雲濱書）
題言＝神聖維新の洪範を垂れよ
主張＝皇國維新の非常時
主張＝皇軍たるの大精神
主張＝非常時内閣の重大使命
皇國本然の立場に覺到せよ（井上清純）
教育も大いに革新せよ（山田武吉）
印度支那との通商及び關税（横山正脩）
北米に老ゆる同胞（東隅生）
評林
一人一話＝勤王思想の變化（赤堀又次郎）
雲間寸觀
遠呂智の語源に就て（戸上駒之助）
支那史觀（第二十五、完）（中島氣崢）
極東共和國建設問題に就て（エム・ゴロワチヨフ）
鳥人の沽券落つ（東隅生）
臺灣一瞥（鹿野南溟）
河野通治は忠臣か逆賊か（下）（景浦直孝）
和歌漫評（十）（中島氣崢）
『役の行者』の生涯（大三輪信哉）
壺中消息（無憂扇）
日本文苑（館森袖海選）
俳句（寒川鼠骨選）
振ひ起つべき時（依田秋圃）
支那談屑（二十二）（佐久間東山）
石鉄百首（その六）（森田義良）
半可山人植木玉厓（一）（森銑三）
詠爆彈三勇士（一）（鹿野山人）
山の生活（八）（吉田泅鴎）
『大衆文藝評判記』（十一）『紅蝙蝠』（鳶魚）
歐洲は變る（大澤靜雄）
滿洲事變・上海事變の經過（日誌）
米英佛の與論に反映したる東洋時局
内外半月誌（五月下旬）
玉石同架＝新刊寄贈雜誌
月刊日本及日本人 第二百五十一號（昭和七年六月十五日發行）
題詞＝何不速
口繪＝清川八郎之書
題言＝軍人と政治家
主張＝天業恢弘の大著眼
非常重大事に於ける農村救濟政策（紫山道人）
印度支那關税問題と直通航路（横山正脩）
齋藤内閣の政黨淨化（山芙峰）
評林
一人一話＝一兵士の錢家宅奮戰記（古谷榮一）
雲間寸觀
日本最初の韓式築城（一）（武谷水城）
中國々民黨組織系統
島津齊彬の大陸的經綸（中村徳五郎）
和歌漫評（十一）（中島氣崢）
支那談屑（二十三）（佐久間東山）
壺中消息（無憂扇）
日本文苑（館森袖海選）
俳句（寒川鼠骨選）
轉和陸放翁（村上霽月）
西郷嫌ひ（莫安柄）
『聖雄押川方義』に題す（瓢停）
半可山人植木玉厓（二）（森銑三）
石鉄百首（その七、完）（森田義良）
『大衆文藝評判記』（十二）『鳴門祕帖』（鳶魚）
魚十首集
西鶴織留輪講雜記（野間光辰）
滿蒙及び上海事件の經過
英米の與論に現はれたる極東形勢
内外半月誌（五月下旬）
玉石同架＝新刊寄贈雜誌
月刊日本及日本人 第二百五十二號（昭和七年七月一日發行）
題詞＝無意義
口繪＝滿洲國溥儀執政の書＝少年荒木貞夫の手紙（三村清三郎氏藏）
題言＝神仙の祕匿
主張＝亞細亞は甦へる
政黨による議會政治の一轉機（山田武吉）
大義名分の意義（松村巖）
不徹底なる修身教科書（馬場讓）
評林
一人一話＝佛教と經濟（赤堀又次郎）
雲間寸觀
易經に現はれたる明治大帝（上）（海保遊道人）
眠り過ぐる米の産業（東隅生）
アルゼンチン共和國大觀（上）（半田孝平）
戰爭文學随感（藤田江牛）
ソウエート聯邦の實體と煩悶（シビリヤーク）
日本精神を歌ふ（鈴木好太郎）
國家社會主義を排撃す（小山田劍南）
壺中消息（無憂扇）
日本文苑（館森袖海選）
俳句（寒川鼠骨選）
轉和陸放翁（村上霽月）
支那談屑（二十四）（佐久間東山）
和歌漫評（十二）（中島氣崢）
山の生活（九）（吉田泅鴎）
哭白井博士（蕨橿堂）
勘彌逝く（白箭峯）
［式亭三馬］諢話浮世風呂輪講（一）（諸家）
皇國日本の人格教育（山芙蓉）
『大衆文藝評判記』（十三）『鳴門祕帖』（鳶魚）
滿洲國攪亂匪賊横行と聯盟調査委員の行動（日誌）
米英の與論に現はれたる極東問題
内外半月誌（六月下旬）
玉石同架＝新刊寄贈雜誌
月刊日本及日本人 第二百五十三號（昭和七年七月十五日發行）
題詞＝在傑士
口繪＝國士經營（大野靜方筆）
題言＝新たなる國士經營
主張＝聯盟を克服せよ
齋藤首相に與ふるの書（副島八十六）
軍力を背景とする外交（片倉藤次郎）
農村荒廢の根源（紫山道人）
再び欺みかるる勿れ（秦鏡子）
評林
一人一話＝西伯利の自治獨立に就て（葱嶺學人）
雲間寸觀
易經に現はれたる明治大帝（中）（海保遊道人）
世界景氣振興三策（赤堀又次郎）
アルゼンチン共和國大觀（中）（阪田孝平）
和歌漫評（十三）（中島氣崢）
日本最初の韓式築城（二）（武谷水城）
壺中消息（無憂扇）
有史以前の信仰遺蹟を探る（一）（宇佐見景堂）
日本文苑（館森袖海選）
俳句（寒川鼠骨選）
愛國心の社會学的研究（一）（納武津）
轉和陸放翁（村上霽月）
支那談屑（二十五）（佐久間東山）
勝田半齋の詩中八友歌（一）（森銑三）
［式亭三馬］諢話浮世風呂輪講（二）（諸家）
滿蒙事變の經過と英米の與論（日誌）
内外半月誌（六月下旬）
玉石同架＝新刊寄贈雜誌
月刊日本及日本人 第二百五十四號（昭和七年八月一日發行）
題詞＝何準備
口繪＝清川八郎書、死の國境（大野靜方筆）
題言＝明治天皇を偲び奉りて
主張＝滿洲國承認後の形勢
維新革正の二大要義（山田武吉）
印度支那に直通航路を開け（横山大脩）
支那の國家承認を取消せ（古谷榮一）
困つた錯覺的僻論（東隅生）
評林
一人一話＝延原翁の死と現代思想（小林勝民）
雲間寸觀
易經に現はれたる明治大帝（下）（海保遊道人）
壺中消息（無憂扇）
對滿國策大綱（日高瓊々彦）
和歌漫評（十三）（中島氣崢）
愛國心の社會学的研究（二）（納武津）
戰十首集
有史以前の信仰遺蹟を探る（二）（宇佐見景堂）
日本文苑（館森袖海選）
俳句（寒川鼠骨選）
日東の小敦煌（田中敬）
轉和陸放翁（二）（村上霽月）
勝田半齋の詩中八友歌（二完）（森銑三）
山の生活（十）（吉田泅鴎）
［式亭三馬］諢話浮世風呂輪講（三）（諸家）
日本英傑史謠（一）（中島氣崢）
自力主義の國民更正運動（山芙峰）
滿洲國承認問頭及び海關接収その他（日誌）
内外半月誌（七月上旬）
玉石同架＝新刊寄贈雜誌
月刊日本及日本人 第二百五十五號（昭和七年八月十五日發行）
題詞＝當大政、正艱難
口繪＝故日高壯之亟大將書、版畫「瀬戸の夕映」（石崎重利筆）
題言＝權力に傲り功名に逸る勿れ
主張＝非常人なき非常時
明治の隆昌時代を回顧して（山田武吉）
日本の聯盟脱退後の對支宣戰（桑原册次郎）
評林
一人一話＝涼しい家温かい屋（赤堀又次郎）
雲間寸觀
愛國心の社會学的研究（三）（納武津）
壺中消息（無憂扇）
日本に對する赤露及米國の陰謀（靺鞨道人）
生々たる山東（馬場讓）
『マコト』の道（秦眞次）
和歌漫評（十四）（中島氣崢）
有史以前の信仰遺蹟を探る（三）（宇佐見景堂）
日本文苑（館森袖海選）
俳句（寒川鼠骨選）
滿洲國仰天記（莫安柄）
轉和陸放翁（四）（村上霽月）
炎暑の句（羅漢柏）
境町事件聞書（平山重治郎）
『大衆文藝評判記』（十三）『大岡政談』（鳶魚）
［式亭三馬］諢話浮世風呂輪講（四）（諸家）
日章旗をヒマラヤ嶺頭に（田代倫）
熱河の風雲と滿洲國承認と日本側の陣容（日誌）
内外半月誌（七月下旬）
玉石同架＝新刊寄贈雜誌