日本及日本人 第２２４号－第２３１号（昭和６年５月～８月）

月刊日本及日本人　第二百二十四號（昭和六年五月一日發行）
題詞＝損國威
口繪＝和布刈神社除夜の神事＝唐船入津の圓對馬（廣重）
題言＝尚武節を盛にせよ
主張＝國威を覆す卑屈軟弱外交
主張＝國を賣つて何の勳功ぞ
主張＝日本心の新らしき萠芽
支那及び支那人の正體（村田熊三）
支那の民族主義と滿蒙（山田武吉）
米土の呪ふ色（東隅生）
評林
一人一話＝ゲペウー組織の内情（葱嶺學人）
雲間寸觀
賣國的軍縮論を排撃す（綿引美佐雄）
史界飛行歌（第三十一）（中島氣崢）
神威國防論（六）（高鍋日統）
支那史觀（第二）（中島氣崢）
ホーランド日本記（五）（大塚北洋譯）
壺中消息（無憂扇）
日本文苑（館森袖海選）
俳句（寒川鼠骨選）
三昧句（河東碧梧桐選）
支那談屑（十三）（佐久間東山）
餘り酷い東京日日の名称惡句に就て（八角八十八生）
長崎に於ける吉利支丹療養所（松尾矗明）
見る目、嗅ぐ鼻（暗流生）
内外半月記（四月上旬）
子規庵歌會
玉石同架＝新刊寄贈雜誌

月刊日本及日本人　第二百二十五號（昭和六年五月十五日發行）
題詞＝扶東亞
口繪＝白帆（アール・シー・ド・モルガン作印畫）
題言＝八百萬の神としての町村長
主張＝對露國交の危殆
國策の基調を失へる外交（本多熊太郎）
滿蒙問題と國民の生存（蜷川新）
高松宮兩殿下を迎へ奉りて（東隅生）
評林
一人一話＝堕涙集を讀みて（永原鉦齋）
雲間寸觀
自然人心理より觀たる文明人心理（櫻澤靜雄）
史界飛行歌（第三十二）（中島氣崢）
支那通列傳（一）（天邊光）
支那史觀（第三）（中島氣崢）
神威國防論（七）（高鍋日統）
巨眼一撃（天雷公）
ホーランド日本記（六－完）（大塚北洋譯）
壺中消息（無憂扇）
日本文苑（館森袖海選）
俳句（寒川鼠骨選）
氷十首集
伊庭の兄弟（一）（小笠原長生）
名主心得書（莫安柄）
春日遲々（鳶魚）
貘のなげき（森田義良）
眞の農村の叫び
　農人のために叫ぶ（晩香園主人）
　土の種々相と農人の信念（吉田程二）
［西鶴輪講］西鶴織留本朝町人鑑（一）（諸家）
對外硬の烽火（飛戟天）
砂糖と江戸文化との關係（澤田章）
内外半月記（四月上旬）
玉石同架＝新刊寄贈雜誌

月刊日本及日本人　第二百二十六號（昭和六年六月一日發行）
題詞＝誰共護＝有因果
口繪＝新緑雨情（熊川氏作印畫）
題言＝古典教育は國力の源泉
主張＝異變論と維新論
印度支那と支那人並に日本人の移住問題（横山正脩）
太平洋會議より脱退せよ（綿引美佐雄）
無産派系統の對支大謬見（山田武吉）
評林
一人一話＝剽竊書「日本地圓測量小史」（洗雲莊）
雲間寸觀
琉球に就ての研究（戸上駒之助）
青島の邦人漁業壓迫（山芙峰）
史界飛行歌（第三十三）（中島氣崢）
神威國防論（八）（高鍋日統）
支那史觀（第四）（中島氣崢）
支那通列傳（二）（天邊光）
壺中消息（無憂扇）
日本文苑（館森袖海選）
俳句（寒川鼠骨選）
三昧句（河東碧梧桐選）
三つの思想と日本（上）（片倉藤次郎）
子規庵歌會
伊庭の兄弟（二）（小笠原長生）
水間寺觀音の金を借る事（南方熊楠）
［西鶴輪講］西鶴織留本朝町人鑑（二）（諸家）
柳澤吉保の三富開墾（夏秋園子）
牧野藻洲翁の古稀壽宴に列して（白雪山人）
『亦樂莊』小遊記（鹿野山人）
減俸騷ぎ（鳶魚）
内外半月記（五月上旬）
玉石同架＝新刊寄贈雜誌
王道（井上劍花坊選）

月刊日本及日本人　第二百二十七號（昭和六年六月十五日發行）
題詞＝談仁義
口繪＝碧海孤帆（シー・アール・フイツプス作印畫）
題言＝誰か進で虎尾を踏む
主張＝刑餘大臣奏請の責任
日本民族の正統思想（佐藤清勝）
パークス時代の再來（綿引美佐雄）
評林
一人一話＝山下大將を懐ふ（小笠原長生）
雲間寸觀
言靈學上より觀たる三種神器（宇佐美景堂）
天皇親政の國體と神社崇拝（水野滿平）
イギリスの危機（東隅生）
大塊一塵
神威國防論（九）（高鍋日統）
史界飛行歌（第三十四）（中島氣崢）
支那通列傳（三）（天邊光）
支那史觀（第五）（中島氣崢）
支那談屑（十四）（佐久間東山）
壺中消息（無憂扇）
日本文苑（館森袖海選）
俳句（寒川鼠骨選）
黄白（井上劍花坊選）
三つの思想と日本（下）（片倉藤次郎）
簾視壁聽
伊庭の兄弟（三）（小笠原長生）
祇園祭の沿革と起源（姉川柳太郎）
飛んだ大岡越前守（鳶魚）
［西鶴輪講］西鶴織留本朝町人鑑（三）（諸家）
内外半月記（五月上旬）
減俸問題經過（日誌）
官吏減俸爭議八面觀（山田玉川）
堤十首集
玉石同架＝新刊寄贈雜誌

月刊日本及日本人　第二百二十八號（昭和六年七月一日發行）
題詞＝履虎尾
口繪＝『敵國降伏』（醍醐天皇宸筆寫）
題言＝元寇六百五十年
主張＝國家綱紀の破壞
滿鐵と滿蒙政策（山田武吉）
須らく都會文明の重圍を破れ（吉田程二）
國權の失墜と國民生活（綿引美佐雄）
評林
一人一話＝フランスに於ける東洋研究（櫻澤如一）
雲間寸觀
國史開展上に於ける元寇（雜賀鹿野）
大魂一塵
『日本人の寒地に適せざる理由』を讀みて（下瀨謙太郎）
時宗の光明眞言（莫安柄）
神威國防論（十）（高鍋日統）
五億圓の不換紙幣發行（飛鳶居士）
白ン坊の馬力（東陽生）
支那通列傳［福島將軍、中西正樹、内田康哉、佐々木安五郎］（天邊光）
支那史觀（第六）（中島氣崢）
軍部當局の決意を促す（茨城一雄）
史界飛行歌（第三十五）（中島氣崢）
日本文苑（館森袖海選）
俳句（寒川鼠骨選）
球道角道（井上劍花坊）
伊庭の兄弟（四）（小笠原長生）
難有い人身賣買取調委員（鳶魚）
小學地理書に就ての非難（松村巖）
壺中消息（無憂扇）
［名古屋の名物男］大口高根翁（上）（大橋青波）
『和歌』欄復興に就て［社告］
［西鶴輪講］西鶴織留本朝町人鑑（四）（諸家）
德田秋聲氏の挑燈文（胸別亭）
俳句商賣から賭博化（佐渡荒海生）
内外半月記（五月下旬）
絲十首集
玉石同架＝新刊寄贈雜誌

月刊日本及日本人　第二百二十九號（昭和六年七月十五日發行）
題詞＝回正氣
口繪＝巨濤映陽（中村氏作印畫）
題言＝天下果して人無き仮乎
主張＝革命外交と常道外交
日支米開戰論（桑原冊次郎）
敢て軍縮營業者に訓戒す（紫山道人）
評林
一人一話＝滿蒙に遊びて（高山公通）
雲間寸觀
ソウエート聯邦の經濟的變遷（チエクーリン）
米少年と國憲（東隅生）
露西亞の五箇年計劃を視察して（橋本群）
或る冤罪囚の手紙（葱嶺學人）
『物部』とは何か（佐藤仁之助）
史界飛行歌（第三十六）（中島氣崢）
支那史觀（第六）（中島氣崢）
支那通列傳（五）＝秋山好古將軍と熊谷直亮（天邊光）
古歌に詠まれた田兒之浦（姉川柳太郎）
白々しい張學良の日支親善論（山芙峰）
神威國防論（十一）（高鍋日統）
日本文苑（館森袖海選）
俳句（寒川鼠骨選）
和歌欄復興（社告）
伊庭の兄弟（五）（小笠原長生）
澤十首集
名古屋の名物男大口高根翁（大橋青波）
壺中消息（無憂扇）
浮世繪と板畫の研究（一）（樋口二葉）
納涼雜趣（丘下陣人）
盆祭と中元（姉柳子）
［西鶴輪講］＝西鶴織留本朝町人鑑（五）（諸家）
内外半月記（六月下旬）
フーヴア氏戰債提案の反響
玉石同架＝新刊寄贈雜誌

月刊日本及日本人　第二百三十號（昭和六年八月一日發行）
口繪＝文天祥正氣歌（久阪玄瑞書）＝正氣歌（國分青厓）＝神洲正氣歌（東湖書）
題言＝正氣は維新の源泉
主張＝大膽に挑戰し來る支那
軟弱外交の檢討（山田武吉）
大陸問題の解決（紫山道人）
露國の壓制下に惱める外蒙古（中野晴介）
評林
一人一話＝日本語源と篠崎金吾の「和學辨」（木村莊五）
雲間寸觀
再び文部省の暇名遺改定案案に抗議す（山田孝雄）
大魂一塵
日本神道の研究と發見（上）（宇佐見武吉）
史界飛行（第三十七）（中島氣崢）
ソウエツト露國は何うなる乎（葱嶺學人）
支那史觀（第八）（中島氣崢）
支那通列傳（六）＝野口多門と古澤吉（天邊光）
壺中消息（無憂扇）
神威國防論（十二）（高鍋日統）
日本文苑（館森袖海選）
俳句（寒川鼠骨選）
和歌欄復興（社告）
伊庭の兄弟（六）（小笠原長生）
米の女流思想を防げ（東隅生）
名古屋の名物男大口高根翁（下）（大橋青波）
［西鶴輪講］＝西鶴織留本朝町人鑑（六）（諸家）
正氣歌の読み方
内外半月誌（七月下旬）
滿鮮問題の公憤（飛戟天）
半水と高根と辭世の疑問（湯朝竹山人）
子規庵歌會
玉石同架＝新刊寄贈雜誌

月刊日本及日本人　第二百三十一號（昭和六年八月十五日發行）
題詞＝羊對虎＝欲無迹
口繪＝吉田松陰正氣歌（杉重華筆）＝支那の排日ポスター（數種）
題言＝縦横十文字の政治
主張＝東亞に對する國策の基調
主張＝滿蒙の危機と軍部
質實剛健なる農民魂の教育（吉田程二）
統帥權の嚴正意義（山田耕三）
興國正氣歌（中島氣山）
評林
一人一話＝印章の變化（姉川柳太郎）
雲間寸觀
日本神道の研究と發見（中）（宇佐見武吉）
大魂一塵
支那通列傳（六）＝四王天延孝と佐竹令信（天邊光）
史界飛行歌（第三十八）（中島氣崢）
世界が變つて來る話（三浦關造）
米の中性女子（東隅生）
［實説］平壌の暴動（寺町六郎）
正義と權利とを基調として（對外同士會）
日本文苑（館森袖海選）
俳句（寒川鼠骨選）
和歌欄復興（社告）
伊庭の兄弟（七）（小笠原長生）
壺中消息（無憂扇）
中華民國の排日教育（山下永幸）
子規庵歌會
浮世繪と板畫の研究（二）（樋口二葉）
八十八の升搔に就て（宮武省三）
人物のくさぐさ（一）（森銑三）
［西鶴輪講］＝西鶴織留本朝町人鑑（七）（諸家）
内外半月誌（七月下旬）
玉石同架＝新刊寄贈雜誌
狂人狂句（劍花坊）

月刊日本及日本人　第二百三十二號（昭和六年九月一日發行）
題詞＝一醒目
口繪＝藤田東湖正氣歌（藤森芳洲書）＝雲無心而出岫（鹿野山人寫）
題言＝神霧北溟に塞がる
主張＝對支問責特派大使を派遣せよ
印度支那關税問題の解決を促す（横山正脩）
瀕死農村の救濟國策（鈴木國俊）
怪しからぬ佐藤大使の言（山芙峰）
評林
一人一話＝米賈偶談（那仁牙志）
雲間寸觀
日本神道の研究と發見（下）（宇佐見武吉）
正氣歌（次藤田東湖韵）（千早多聞）
北滿に於ける鮮民壓迫の實状（福井白龍）
東京無烟炭に對する報復關税（横山正脩）
ソウエート露國の世界的評價（葱嶺學人）
史界飛行歌（第三十九）（中島氣崢）
支那談屑（十五）（佐久間東山）
支那史觀（中島氣崢）
中村大尉虐殺を何と見る？（飛戟天）
俳句（寒川鼠骨選）
壺中消息（無憂扇）
寧樂の觀音研究（赤堀又次郎）
説教の通り相場（東隅生）
軟弱外交の犠牲者お吉（永原鉦齋）
嶋十首集
浮世繪と板畫の研究（三）（樋口二葉）
鎌倉時代のきりぎりす（姉川柳太郎）
高根翁の辭世について（大橋青波）
骨董漫談（由良新三郎）
［西鶴輪講］＝西鶴織留本朝町人鑑（八）（諸家）
桂川清遊記（里雪生）
逆ねぢを食はする支那（黒鐵騎士）
内外半月誌（八月上旬）
玉石同架＝新刊寄贈雜誌