日本及日本人 第１９２号－第１９９号（昭和５年１月～４月）

月刊日本及日本人　日本武士道號　第百九十二號（昭和五年一月一日發行）
題詞
口繪＝上杉謙信筆「第一義」＝義家と貞任（古版畫）＝楠公像（大野靜方筆）
題言＝荒磯の巨巖に題す
主張＝最高道徳たる權威
主張＝立憲の本義と臣道
主張＝元老並に内府の責任
主張＝七割は果して七割なるか
武士道の起源及び最終目的（磯邊彌一郎）
武士道即人間道即日本道（副島八十六）
武士道の行方（藤井甚太郎）
武士道に就いて（永原鉦齋）
惟神道と武士道（桑原册次郎）
能樂・謡曲に見る武士道の顯揚（山崎樂堂）
大谷刑部少輔吉隆を論ず（石川諒一）
井原西鶴の武士道論（井箆節三）
捕鳥部萬と長谷部信連（伊藤武雄）
一騎當千の實例（川田瑞穗）
日本武士道の八徳目（境野黄洋）
經濟的に見た武士の生活（赤堀又次郎）
鎧に就きて（佐藤仁之助）
武士道に就ての話（三田村鳶魚）
一野武士の告白（林若樹）
外人の觀たる日本武士道（ジエーエチ・デニソン）
武士道と進馬の賦（兒玉花外）
予の好める武士（諸家）
壺中消息（無憂扇）
熊本神風連（五幕二十場）（田代倫）
朝比奈三郎義秀（長篇）（關露香）
英雄太閤と歌聖磯丸（長篇）（土井城山）
武士道切腹史（長篇）（井上劍花坊）
子規庵歌會
旅順閉塞私記（匝瑳胤次）
豐太閤自筆日記と武將（漫畫十五葉）（大野靜方筆）
書十首集
大陸政策中斷の最大痛恨時（高鍋日統）
其後の滿州問題を論ず（山田武吉）
露支の紛爭と弗外交の横暴（淺野利三郎）
評林
雲間寸觀
昭和五年の財界展望（阪東宣雄）
日本文苑（館森袖海選）
しきしまの道（三井甲之選）
俳句（寒川鼠骨選）
日本人川柳（井上劍花坊選）
東西南北（日本＝亞細亞＝世界）
内外半月誌
日本俳句（河東碧梧桐選）

月刊日本及日本人　第百九十三號（昭和五年一月十五日發行）
題詞
口繪＝宋勅版一切經（不折）＝西條山引返し之圓（芳綱畫）＝蓬莱郷（大野靜方筆）
題言＝矛を執るの屈原
主張＝八千萬同胞に告ぐ
主張＝人格國格民格を明解せよ
主張＝小幡公使の赴任を促す
主張＝米國軍縮大使來朝の目的
妄りに他國の政治を模倣する勿れ（佐藤清勝）
對支非協調の破綻（佐久間貞次郎）
評林
雲間寸觀
　共産黨事件の嚴正批判
對露攻勢戰略原理（蓑田胸喜）
押川方義翁を憶ふ（北洋生）
ソウエート聯邦内の縦横觀（鳥井忠恕）
壺中消息（無憂翁）
日本文苑（館森袖海選）
俳句（寒川鼠骨選）
三昧（河東碧梧桐選）
『熊本神風連』に就て（若尾庄吾）
（創作）猶太禍（五十公野清一）
海外への四英傑（長詩）（兒玉花外）
亡命タタール族の光（村瀬生記）
東西南北（日本＝亞細亞＝世界）
社會時評（輕佻なる世相の一面）
内外半月誌
時事漫畫
玉石同架＝新刊寄贈雜誌

月刊日本及日本人　第百九十四號（昭和五年二月一日發行）
題詞
口繪＝維新三傑（寫眞）＝新政厚徳の旗擧（月岡芳年筆）＝言論戰（大野靜方筆）
題言＝擘き出す二月の天
主張＝政黨私に政柄を弄ぶ
主張＝政黨渦中の國家及び國民
主張＝倫敦會義と米國の野心
主張＝文教は國家の最高權威
印度國民運動の促進（石田●吉）（いしだけいきち）
評林
雲間寸觀
　革新的人豪
日本史上の革新的人豪（桑原天泉）
東洋史上の革新的人豪（川田雪山）
西洋史上の革新的人豪（松村介石）
革新的人豪の特有性格（ラス、ビハリボース）
藤原實資と藤原隆家（伊藤松雄）
革新的人豪雜筆（池田孝次郎）
革新的人豪（諸家）
壺中消息（無憂扇）
日本文苑（館森袖海選）
しきしまの道（三井甲之選）
俳句（寒川鼠骨選）
三昧句（河東碧梧桐選）
支那談屑（一）（左東山）
子規庵歌會
東西南北（議會は陛下の議會なり）
社會時評＝（醫療の社會化運動）
内外半月誌
時事漫畫
玉石同架＝新刊寄贈雜誌
日本人川柳（井上劍花坊選）

月刊日本及日本人　第百九十五號（昭和五年二月十一日發行）
題詞
口繪＝桂の井（中村不折筆）＝紅梅雉圓（小栗宗丹筆）＝梅花薫（大野靜方筆）
題言＝建國二千五百九十年
主張＝建國の精神
主張＝帝國の命運と倫敦會議
主張＝何が正しく明るきか
主張＝選良たる二大要件
主張＝刑事被告人を斥けよ
神器相承論（伊藤武雄）
尊天皇愛皇國歌（香取秀眞）
紀元節（蕨直治郎）
評林
雲間寸觀
五教統一會創立の議（中島氣崢）
尊皇篇（中島氣崢）
朝鮮の學生騒動（和島紅雨）
「一野武士の告白」を讀む（南方熊楠）
日本文苑（館森袖海選）
しきしまの道（三井甲之選）
俳句（寒川鼠骨選）
三昧句（河東碧梧桐選）
高天原［長詩］（日高瓊々彦）
壺中消息（無憂扇）
［戯曲］天王山上の火（田代倫）
若尾氏に答ふ（田代倫）
支那談屑（二）（左久間東山）
星十首集
亡命十年の在日本回教徒（金井寛三）
男の下落（鳶魚）
四庫全書の事（赤堀又次郎）
東西南北（日本＝亞細亞＝世界）
内外半月誌
玉石同架
時事漫畫
日本人川柳（井上劍花坊選）

月刊日本及日本人　第百九十六號（昭和五年三月一日發行）
題詞
口繪＝奉天の二元帥六大將＝奉天入城（寫眞）＝叫ぶ顔（大野靜方筆）
題言＝更に一層の高處より
主張＝政黨爭覇の鬪爭戰
主張＝國意は那邊にある乎
主張＝代議士たるよりも村長たれ
主張＝國民教育の改善
主張＝奉天會戰二十五周年
アメリカ海軍の東洋進出戰（高橋節雄）
倫敦會義と米國の提案（匝瑳胤次）
勞農露國の死脈（鳥居忠恕）
評林
一人一話＝言葉の無駄
雲間寸觀
日本文化の世界的優越（藤澤親雄）
歌御會始預選歌評論（中野常春）
支那婦人の地位と其テンポ（佐久間貞次郎）
壺中消息（無憂扇）
日本文苑（館森袖海選）
俳句（寒川鼠骨選）
三昧句（河東碧梧桐選）
劍氣と詩（井上劍花坊）
愚庵和尚の俤（永原鉦齋）
米國大使訪問記（平田晋策）
海島の雄爲朝碑（兒玉花外）
小橋前文相の疑獄に就て（光流齋）
子規庵歌會
東西南北［日本＝亞細亞＝世界］
財界展望［深刻なる不景氣時代出現］
内外半月誌
時事漫畫
玉石同架＝新刊寄贈雜誌
西洋政治の批判［第一講］（佐藤清勝）
日本人川柳（井上劍花坊選）

月刊日本及日本人　第百九十七號（昭和五年三月十五日發行）
題詞
口繪＝明治初年の帝都（昇齋筆）＝明治二十年頃の日本橋（大野靜方筆）
題言＝萌え出づる力
主張＝閣僚奏薦の重大責任
主張＝政治家は哲學を修めよ
フアシズム經濟に於ける私企業（宇野忠夫）
ソウエート露西亞の末期近し（鳥居忠恕）
教育制度改革論（葛生桂雨）
騒亂のロシア（鳥居忠恕）
評林
一人一話＝ラマザンの信條（クルバン・ガリエフ）
雲間寸觀
日米和戰の分岐點（平田晋策）
支那へ支那へ（佐藤吉三郎）
復興帝都に就いて＝くだらない西洋模倣（中村不折）
地震と火事から（三田村鳶魚）
日本文苑（館森袖海選）
しきしまの道（三井甲之選）
俳句（寒川鼠骨選）
三昧句（河東碧梧桐選）
澄靈塔重修會
壺中消息（無憂扇）
支那談屑（三）（佐久間東山）
唐人お吉異聞（遠藤萬川）
普選と圓本（多井兼吉）
貝十首集
近世日本國民史糾謬（松村嚴）
昭和疑獄展開記（光流齋）
東西南北［日本＝亞細亞＝世界］
社會時評＝社會各階層と政戰
財界展望［新政策の實現如何］
内外半月誌
時事漫畫
玉石同架＝新刊寄贈雜誌
西洋政治學批判［第二講］（佐藤清勝）
同胞の面汚し（痛憤生）
日本人川柳（井上劍花坊選）

月刊日本及日本人　第百九十八號（昭和五年四月一日發行）
題詞
口繪＝流血の中に生るるスワラジ（ナラヤン筆）、王者の狩（印度古畫）、印度古代の兵士（大野靜方筆）
題言＝世界雄國の氣象
主張＝印度獨立は果して可能か
主張＝特別議會と貴族院
主張＝帝國國防の重大危機
對印度支那の外交と經濟（横山正脩）
累卵の危きにある赤露國状（葱嶺山人）
評林
一人一話＝亡命の思ひ出（ラス、ビハリ、ボース）
雲間寸觀
アメリカの潜水艦（福田一郎）
日本的英雄出でよ（大塚北洋）
　印度は何うなる？
印度は革命か改革か（泗水浪客）
義烈莊に翻つた印度獨立旗（村瀬新吉）
印度獨立線上の勇士（Ｋ．Ｒ．サバイワル）
世界の大勢に逆行する關税引上（副島八十六）
壺中消息（無憂扇）
革命の本心に復れ（張宗昌）
日本文苑（館森袖海選）
しきしまの道（三井甲之選）
俳句（寒川鼠骨選）
三昧句（河東碧梧桐選）
支那談屑（四）（佐久間東山）
天皇御親政號豫告
子規庵歌會
東西南北［狡猾なる哉米國の最後案］
社會時評＝［深刻化した失業問題］
財界展望［緊縮政策破綻の兆］
内外半月誌
時事漫畫
玉石同架＝新刊寄贈雜誌
澄靈塔重脩會
西洋政治學批判［第三講］（佐藤清勝）
日本人川柳（井上劍花坊選）

月刊日本及日本人　第百九十九號（昭和五年四月十五日發行）
題詞
口繪＝坐礁せる難波船（モーチマー作）＝巨濤の襲撃（モーチマー作）＝迷者（大野靜方筆）
題言＝國を以て斃るるの精神
主張＝日本海軍は今や重大危機に瀕す
主張＝精神作興に猛進すべし
　日本に復れ
何故の國家ぞ（竹越與三郎）
新日本主義の眼目（寺田彌吉）
謡曲新體詩（中島氣崢）
評林
一人一話＝總ては還元する（竹越三叉氏）
雲間寸觀
英米の強辯と外務の軟弱（匝瑳胤次）
國防危くして何の軍縮ぞ（月峰散士）
ガンヂー火の叫（兒玉花外）
東支鐵道と露支の葛藤（葱嶺學人）
壺中消息（無憂扇）
日本文苑（館森袖海選）
しきしまの道（三井甲之選）
俳句（寒川鼠骨選）
三昧句（河東碧梧桐選）
支那談屑（五）（佐久間東山）
家十首集
［戯曲］近藤重藏と高田屋嘉兵衞（田代倫）
公憤
長州藩の諸隊費（安藤徳器）
三十三間堂は二つあつた（赤堀又次郎）
米國大使再會見記（平田晋策）
東西南北［総帥權は干犯を許さず］
社會時評＝［自然の暴力と人間の力］
財界展望［軍縮妥協案と財政關係］
内外半月誌（三月下旬）
山洲根津先生（山田兵陽）
時事漫畫
玉石同架＝新刊寄贈雜誌
西洋政治學批判［第四講］（佐藤清勝）
澄靈塔重脩會
日本人川柳（井上劍花坊選）