日本及日本人 第１２１号－第１２７号（昭和２年４月～６月）

月刊日本及日本人　第百二十一號（昭和二年四月一日發行）
口繪＝泰西名畫（高村眞夫選）文字の研究（中村不折藏）ラヂオ（大野靜方筆）
題詞
東西南北＝[恐怖すべき國民生活の危機]＝日英米三國會議＝英米の目標＝欣然快諾主義＝國民政府の動揺＝共産派と孫文派＝上海の青天白日旗＝片岡藏相の失言＝政府研究會の妥協＝現内閣死守同盟＝財界の不安
主張＝第一義敎育の振作
主張＝『一圓文學』の及ぼす弊害
第二軍縮會議の一考察（安井正太郎）
米國の女性文化と國策（藤田進一郎）
人物評論
　憲本聯盟の策士（鷺城學人）
六郷（ABC）
評林
頭山立雲翁の言葉
雲間寸觀
本邦蠶絲界の横斷縦斷（中）（杜子）
大塊一塵
皇室の御紋章に就て（酒井勝軍）
政界憤忿錄（雲峰人）
若槻田中床次の三角關係（門田勝衞）
イギリスの表裏について（松田福松）
長詩＝郷土追放（三井甲之）
現代の學風（奚疑生）
不斷的思想戰線に立ちて（福村忠男）
傳記と評傳（穆生）
日窟瑣談＝學校病（增島六一郎）
時非にして高土を懐ふ（德田雲山）
大西郷と其時代（九十一）（雜賀鹿野）
第一人者久阪玄瑞（十一）（井上劍花坊）
日本文苑（館森袖海選）
俳句（寒川鼠骨選）
文壇噂話（馬群丹）
大正操觚界の追憶（一）（久木獨石馬）
文藝雜事
人壽百歳＝國民基本衛生論（二十二）（岸本雄二●）
新聞風聞録（風聞子）
方繼孺の墓を搜り得て（志賀重昴）
太簡薫筆（劍花坊）
松前追分節の話（湯朝竹山人）
子規庵歌會
雪窓隨録（天鐘道人）
玉石同架＝新刊寄贈雜誌
簾視壁聽
關西の震災雜記（尾藤貞一）
政界消息
小説＝岳飛（五十）（猪狩史山）
時事漫畫
日本俳句（碧梧桐選）

月刊日本及日本人　第百二十二號　春季臨時號（昭和二年四月十日發行）
口繪＝竹（佐野五風筆）
題言＝春風に對する心
題詞＝
最低賃金法論（太田寅松）
女人成佛論（犬飼修三郎）
雲間寸觀
皇道と王道（井箆節三）
國柱七傑（天泉樓主人）
昔しの武士の家計（蒼溟子）
信長と頼朝（關露香）
全樂堂渡邊崋山先生（土井城山）
河井繼之助の最期（石川諒一）
足利尊氏と粕屋四郎左衛門（岡田建文）
出頭没頭（朴念人）
墓參記（和泉良之助）
百年忌（ABC）
伊勢古市記（三村淸三郎）
後家が懸けた謎（楠方熊楠）
一歩の數（山口剛）
疑問の惣嫁（三田村鳶魚）
本朝色鑑（笹川臨風）
『好色一代男の流れ』
好色川柳男川柳女（井上劍花坊）
『源氏物語』の垣間見（明田米作）
支那好色文字中の白眉（洞玄生）
西鶴斷片（池田孝次郎）
アメリカ人の好色生活（藤田進一郎）
大塊一塵
書畫骨董鑑定祕傳（由良新二郎）
骨董ローマンス（由良生）

月刊日本及日本人　第百二十三號（昭和二年四月十五日發行）
口繪＝泰西名畫（高村眞夫選）　文字の研究（中村不折藏）　抗夫のかみさん（大野靜方筆）
題詞
東西南北　［南支國辱事件と軟弱無抵抗外交］＝鵺的第五十二議會＝暴行議員の起訴＝齋藤總督全權就任
　南京國辱事件＝内閣の重大責任＝荒木大尉の立場＝武装解除の疑問＝不干渉と無抵抗＝共同抗議の愚＝漢口事件起る＝國策と信條＝露國大使館捜索
主張＝政治公明化の二手段
主張＝荒木大尉の責任感
主張＝國威失墜の責任
支那打倒帝國主義と滿豪問題（山田武吉）
第五十二議會の印象（白鳥健）
人物評論
　新舊衆議院正副議長（鷺城學人）
評論
頭山立雲翁の言葉
雲間寸觀
國體論の歸著點（中野刀水）
大塊一塵
本邦蠶絲界の横斷縦斷（下）（杜子）
政界憤忿錄（雲峰人）
村落計畫の研究（一）（赤堀又次郎）
櫻と潔を競うふ荒木大尉（東寧生）
日窟瑣談＝支那内亂の國際鎭厭を提唱す（增島六一郎）
　露國大使館包圍に對する嚴正批判（同上）
明治天皇御集研究（四十七）（三井甲之）
文壇噂話（馬群丹）
大西郷と其時代（九十二）（雜賀鹿野）
淺田宗伯先生フランス大使を治す（中山忠直）
『大正故人の跡』の落穗（磯邊彌一郎）
文藝雜事
日本文苑（館森袖海選）
和歌（三井甲之選）
俳句（寒川鼠骨選）
酒十首集
大正操觚界の追憶（二）（久木獨石馬）
新聞風聞録（風聞子）
人壽百歳＝國民基本衛生論（二十三）（岸本雄二）
太簡薫筆（劍花坊）
眞如法親王の御事について（境野黄洋）
再び泰檜論に就て（仁神守忠）
花に埋めよ龍雄碑（兒玉花外）
無邪思野雜記（四）（田中逸平）
玉石同架＝新刊寄贈雜誌
簾視壁聽
小説＝岳飛（五十一）（猪狩史山）
時事漫畫
日本俳句（碧梧桐選）
政界消息

月刊日本及日本人　第百二十四號（昭和二年五月一日發行）
口繪＝泰西名畫（高村眞夫選）文字の研究（中村不折藏）若衆（大野靜方筆）
題詞
東西南北＝〔憲政會内閣より政友會内閣へ〕＝露支國交斷絶＝蒋介石の彈厭政策＝臺銀緊急勅令案＝樞府對政府＝政府の正面衝突＝樞府御前會議＝内閣遂に總辭職＝田中政友會内閣＝純乎政黨＝政友本黨と研究會＝髙橋新藏相＝果然財界大破綻
主張＝大國策樹立と御前會議
主張＝大學教授の反省時代
主張＝『國民に討ふ』とは何ぞ
主張＝國策を忘却せる政黨
支那擾亂の現勢と其對策（大井二郎）
英國の國民性と外交（藤田進一郎）
人物評論
　齋藤軍縮主席全權（鷺城學人）
政界憤忿錄（雲峰人）
評林
頭山立雲翁の言葉
雲間寸觀
農村赤化の細部分析（三井甲之）
大塊一塵
南京事件と海軍指揮官（高垣憲臣）
杉浦翁の倫理書を讀む（丸山生）
村落計畫の研究（二）（赤堀又二郎）
六郷（ABC）
政友會に誨ふ（負窓散人）
日窟瑣談＝文藝家に使命の自覺を望む（上）（増島六一郎）
明治天皇御集研究（四十八）（三井甲之）
好古日録（木村卯之）
大西郷と其時代（九十三）（雜賀鹿野）
文壇噂話（馬群丹）
第一人者久阪玄瑞（十二）（井上劍花坊）
日本文苑（館森袖海選）
和歌（三井甲之選）
俳句（寒川鼠骨選）
文藝雜事
大正操觚界の追憶（三）（久木獨石馬）
新聞風聞録（風聞子）
人壽百歳＝國民基本衛生論（二十三）（岸本雄二）
川柳門外觀（鹿野生）
加藤清正の逸話（鳶魚）
太簡薫筆（劍花坊）
無邪思野雜記（五）（田中逸平）
試験問題漏洩は怪むに足らず（自然居士）
子規庵歌會
玉石同架＝新刊寄贈雜誌
關西視聽（尾藤貞一）
簾視壁聽
小説＝岳飛（五十二）（猪狩史山）
政界消息
時事漫畫
日本俳句（碧梧桐選）

月刊日本及日本人　第百二十五號（昭和二年五月十五日發行）
口繪＝泰西名畫（高村眞夫選）文字の研究（中村不折藏）藤娘（大野靜方筆）
題詞
東西南北［二大分野對立と昭和新政局］＝支那形態停頓＝露國陰謀暴露＝外交團紛糾＝國際經濟會議＝敎育界の不祥事＝新黨俱楽部出現＝政治家處進退＝新世第一次行幸＝樞府彈劾案決議＝朝野共に無氣力＝平和の臨時議會
主張＝玉碎主義に邁進せよ
納税者は永く記憶せよ＝財界の攪亂責任者は誰れぞ（武藤貞一）
信用經濟の實驗（赤堀又次郎）
人物評論
　田中新首相と閣僚（鷺城學人）
政界憤忿錄（雲峰人）
評林
杉浦重剛翁の倫理書（蘇峰生）
雲間寸觀
勞農政治の眞相（堀敏一）
大塊一塵
「民政黨」と「小作者獨裁」（三井甲之）
日窟瑣談＝文藝家に使命の自覺を望む（下）（増島六一郎）
明治天皇御集研究（四十九）（三井甲之）
文壇噂話（馬群丹）
第一人者久阪玄瑞（十三）（井上劍花坊）
大日本殉國會の講演を聽く（東寧生）
最近政變の表裏觀察（太虚道人）忍
六郷（ABC）
田中に諭す（負窓山人）
田中内閣雜感（一氏義良）
希望の數々（仲木貞一）
御隨意に（阪本勝）
政友會内閣（井荻千四百）
危い哉積極政策（下田將美）
新聞風聞録（風聞子）
大正操觚界の追憶（四）（久木獨石馬）
文藝雜事
日本文苑（館森袖海選）
和歌（三井甲之選）
俳句（寒川鼠骨選）
「眞如法親王の御事蹟に就き」境野黄洋氏に答ふ（田中逸平）
太簡薫筆（劍花坊）
無邪思野雜記（六）（田中逸平）
寺十首集
「色づく蕾」の著者芳子女史を悼む（白鳥健）
玉石同架＝新刊寄贈雜誌
人壽百歳＝國民基本衛生論（二十四）（岸本雄二）
簾視壁聽
小説＝岳飛（五十三）（猪狩史山）
政界消息
時事漫畫
日本俳句（碧梧桐選）

月刊日本及日本人　第百二十六號（昭和二年六月一日發行）
口繪＝泰西名畫（高村眞夫選）文字の研究（中村不折藏）鵜飼（大野靜方筆）
題詞
東西南北＝〔時流に阿附する政黨及び政府］憲本兩黨の合同＝立憲民政黨＝時流に媚ぶるのみ＝新黨々首問題＝地方官の大更迭＝腕の喜三郎＝白上大塚兩知事＝現内閣の對支國策＝教育の實際化＝人口增加一百萬
主張＝貴族院の本分と勅撰議院
主張＝現代日本人の虚僞生活
樞府彈劾決議の國法上の價値（白鳥健）
軍縮會議と日露新關係(桑原冊二郎）
人物評論
　新内閣の十一政務官（鷺城學人）
評論
頭山立雲翁の言葉
雲間寸觀
政治の本義（新渡戸稲造）
大塊一塵
普選と一圓本と民政黨（三井甲之）
外明内閣（土井城山）
日本主義を基調とせる大師の宗敎（宮崎忍海）
過大廣告（丸山莠三）
日窟瑣談＝法治國民と論理學（增島六一郎）
肥料の分配（奚疑生）
修身敎授と社會的環境（瀧澤曲南）
出頭沒頭（朴念人）
日記の蟲干（月峰散士）
雨（上）（穆生）
明治天皇御集研究（五十）（三井甲之）
雨（下）（穆生）
大西郷と其時代（九十四）（雜賀鹿野）
文壇噂話（馬群丹）
第一人者久阪玄瑞（十四）（井上劍花坊）
日本文苑（館森袖海選）
和歌（三井甲之選）
俳句（寒川鼠骨選）
新聞風聞録（風聞子）
大正操觚界の追憶（五）（久木獨石馬）
文藝雜事
志賀矧用先生を憶ふ（小村俊三郎）
太簡薫筆（劍花坊）
人壽百歳＝國民基本衛生論（二十五）（岸本雄二）
噫子規母堂（鼠骨）
無邪思野雜記（七）（田中逸平）
政界憤忿錄（雲峰人）
玉石同架＝新刊寄贈雜誌
子規庵歌會
小説＝岳飛（五十四）（猪狩史山）
第廿九回梅窓會の記（東寧生）
時事漫畫
天聲會（第二囘）（尾藤生）
簾視壁聽
日本俳句（碧梧桐選）
政界消息

月刊日本及日本人　第百二十七號（昭和二年六月十五日發行）
口繪＝泰西名畫（高村眞夫選）文字の研究（本號休掲）雨夜の怪（大野靜方筆）
題詞
東西南北＝［對支積極外交と内閣改造］＝英露國交愈～斷絶＝政府の山東出兵＝出兵理由の聲明＝山梨私設公使＝将・閻・張の妥協＝田中内閣の改造＝去れる高橋藏相＝海相の軍縮聲明＝社會科學事件判決
主張＝恐懼戒愼せよ田中首相
主張＝軍人首相の外交獨裁
滿蒙經營論（阪東宣雄）
人物評論
　二度勤めの日銀總裁（鷺城學人）
評論
頭山立雲翁の言葉
雲間寸觀
特別任務と殉國志士（松島宗衞）
大塊一塵
日窟瑣談＝學友原嘉道君に呈す（增島六一郎）
動物界靈異誌（鹿野）
極東は舊態に逆行（高木繁）
政界憤忿錄（雲峰人）
日記の蟲干（月峰散士）
街頭所見（銀座）（丁久使）
明治天皇御集研究（五十一）（三井甲之）
街頭所見（猿江裏）（丁久使）
大西郷と其時代（九十五）（雜賀鹿野）
行燈背負つた文士（宇賀の浦人）
第一人者久阪玄瑞（十五）（井上劍花坊）
文壇噂話（馬群丹）
日本文苑（館森袖海選）
和歌（三井甲之選）
俳句（寒川鼠骨選）
皇陵巡拜圖繪（一）（釋瓢齋）
大正操觚界の追憶（六）（久木獨石馬）
文藝雜事
城戸元亮君に興ふ（關露香）
皇陵巡拜圖繪（二）（釋瓢齋）
人壽百歳＝國民基本衛生論（二十六）（岸本雄二）
新聞風聞録（風聞子）
無邪思野雜記（八）（田中逸平）
皇陵巡拜圖繪（三）（釋瓢齋）
玉石同架＝新刊寄贈雜誌
太簡薫筆（劍花坊）
靑十首集
小説＝岳飛（五十五）（猪狩史山）
皇陵巡拜圖繪（四）（釋瓢齋）
時事漫畫
簾視壁聽
時事俳句（釋瓢齋選）
日本俳句（碧梧桐選）
政界消息