雑誌ブンゲイ コウロン 180000018

文芸公論 第1巻第1号-第12号(昭和2年1月~12月)

サブタイトル
著者名
出版者
文芸公論社
出版年月
1927年(昭和2年)1月
大きさ(縦×横)cm
23×
ページ
10冊
NDC(分類)
900
請求記号
C900/B85/1
保管場所
地下書庫中公新社
内容注記
欠:3,8、保存箱収納
和書
目次

第一年第一號
克服する個性(千葉龜雄)
都會趣味の藝術に就いて(村松正俊)
文藝時評
新感覺派の思ひ出(今東光)
文學の必然的推移(久野豐彥)
作家と階級(林房雄)
新聞雜誌編輯者より文藝家に寄す(山本實彥/白石實三/上泉秀信/島田靑峰/山田淸三郞/安成二郞/鎌田敬四郞/須藤鐘一/長谷川誠也/楢崎勤/渡邊均/榊山潤/淸水彌太郞/西村豐吉/藤村耕一/宮下丑太郞/島中雄作/佐々木俊郞/井澤弘/澤田謙/福山秀賢)
文藝家より新聞雜誌編輯者に寄す(長田幹彥/松居松翁/百田宗治/福田正夫/武川重太郞/小島德彌/森本巖夫/間宮茂輔/佐々木味津三/津村京村/畑耕一/藤澤淸造/佐々木孝丸/近松秋江/中村白葉/細田民樹/上司小劍/下村千秋/古賀龍視/沖野岩三郞/高群逸枝)
小品
失題(里村欣三)
落葉の音(佐々木俊郞)
無產階級藝術運動の方向轉換(伊福部隆輝)
新ロシアの文學【新文藝講話】(尾瀨敬止)
批評・感想・挑戰・辯駁
日本詩壇の現狀を論ず(芳賀融)
虐殺時代(古賀龍視)
二つの現實觀(藤澤恒夫)
後にくるもの(武川重太郞)
共同戰線の崩壞(小野十三郞)
モノロオグ(舟橋聖一)
昨日の文壇と同人雜誌(淺沼喜實)

ブルジヨアのお孃さんに贈る(萩原恭次郞)
死滅の向ふに(松本淳三)
文壇政爭史(ゴツシプ)
無記名評壇((作家批評・作品批評・文壇批評))
大正十六年における私の抱負私の囑望する新人は誰か新人に對する私の註文意見等(小川未明/生田春月/日夏耿之介/松永延造/伊福部隆輝/靑野季吉/鈴木次郞/石濱金作/藤森成吉/川路柳虹/山田淸三郞/高須芳次郞/藤森淳三/淺原六朗/中西伊之助/戶川貞雄/井東憲/
高橋邦太郞/前田河廣一郞/今野賢三/辻潤/小酒井不木/稻垣足穗/南部修太郞/葉山嘉樹/萩原恭次郞/加藤武雄/村松正俊/上司小劍/須藤鐘一/高田保/大木雄三/細田源吉/北村喜八/尾崎一雄/千葉龜雄/石丸梧平/中河與一)
文壇松の內((漫畫))(須山計一)
文藝公論合評會(村松正俊/鈴木彥次郞/尾崎士郞/稻垣足穗/今東光/伊福部隆輝/片岡鐵兵/橋爪健)
最近文士錄(文壇三百氏の略傳住居)
創作
ラ氏の笛(松永延造)
マドロスと鼠(葉山嘉樹)
星を喰ふ村(稻垣足穗)
白狐(橋爪健)
アダム前書(十一谷義三郞)
 
第一卷第二號
文藝公論合評會出席者(寫眞版)
大變です(新人畫譜・(一)稻垣足穗氏)
時代感覺その他(千葉龜雄)
現在の共產主義文學の解剖(村松正俊)
善なる民衆(松永延造)
文藝時評
推論の途中(今東光)
滅亡する文壇人(森本巖夫)
批評・感想・挑戰・辯駁
一つの口火(山田淸三郞)
現代劇の希求その他(北村壽夫)
不定見(岩崎純孝)
文藝家とその社會的生活(武藤直治)
リアリズムの根據(壺井繁治)
續有爲轉變(富澤有爲男)
嬉しい贈物(林房雄)
靑年席から(內山惇一)
小兒左傾病者の文藝觀(戶川貞雄)
ブルジヨア文學の最終型(小宮山明敏)
大藤治郞の追憶
大藤君(高村光太郞)
排中律とシユートケース(井汲淸治)
大藤君と食物の話(金子洋文)
詩人會時代の大藤君(井上康文)
大藤治郞君の事(細田源吉)
大藤治郞君の事(野口米次郞)
誅(佐藤惣之助)
思ひ出(尾崎喜八)
上方見物(故大藤治郞)
隨筆小品
人類平等の說(上司小劍)
治水の聖(佐藤惣之助)
ブルジヨア社會の飾窓(小堀甚二)
佛蘭西の文壇的雜話(高橋邦太郞)
無記名評壇
新年戯曲收獲(TI生)
文壇漫畫(堤寒三)
文壇噂聞書
文藝公論合評會(今東光/尾崎士郞/村山知義/伊福部隆輝/鈴木彥次郞/村松正俊/橋爪健/高田保/鍵山博史)
創作
ある報告書(鈴木彥次郞)
弱い兵士(村山知義)
痣のある兄嫁(淺原六朗)
斑點(橋爪健)
落武者(高田保)
 
第一卷第四號
新人畫譜(4)―今東光氏(寫眞版)
文藝公論と陣痛期の文藝の會(寫眞版)
文藝の藝術性と社會性(土田杏村)
都會趣味藝術再論(村松正俊)
隨筆
イバニエスと日本(千葉龜雄)
石上好古談(日夏耿之介)
文藝時評
超目的意識論序說(橋爪健)
藝術の反逆的精神(尾崎士郞)
批評感想
多元論的文藝觀の再整理を望む(中村還一)
時感二つ(朝野諄)
憂鬱なる戯畫(赤木健介)
無產階級藝術の出發理論(承前)(伊福部隆輝)
ボオドレエル感想錄(堀口大學)
新聞文藝欄編輯者の感想
笑談戯語(報知・佐近益榮)
ジヤーナリストの立塲から(都・上泉秀信)
多元論的立場から(讀賣・淸水彌太郞)
愚痴つぽい感想(時事・榊山潤)

プロレタリア物語(萩原恭次郞)
未來を呼ぶ(松村久子)
劇作家と處女上演(堀口久吉)
無記名評壇(新人六氏)
春宵漫談
溫泉その他(豐島與志雄)
蘭の話(小川未明)
新ロシア作家の自叙傳(リージン)(尾瀨敬止)
伊太利文壇雜話(岩崎純孝)
プロ美術(渡邊素舟)
文壇漫畫(須山計一)
文壇噂聞書(XO生)
創作
ホテル女(小說)(松永延造)
火山に祟られたお話(戯曲)(北村小松)
四一八浬の戀(小說)(富田常雄)
靴(小說)(飯田豐二)
進水式(戯曲)(村山知義)
赤い石(小說)(伊藤永之介)
空氣は自由である(戯曲)(鈴木彥次郞)
 
第一卷第五號
寫眞版
新人畫譜5(村松正俊氏)
第三回合評會出席者
新しき愚論時代(江口渙)
藝術に於ける二樣の美(本莊可宗)
颷風文學の再歸(新居格)
賭博の哲學(隨筆)(萩原朔太郞)
ボオドレエル感想錄(翻譯)(堀口大學)
想片(尾崎士郞)
文藝時評(橋爪健)
批評・感想・挑戰・辯駁
屑の押賣り(小野十三郞)
プロレタリア文學私見(田邊耕一郞)
「間」の問題(鈴木外喜)
アナキズム文學論斷片(芳賀融)
とりまぜて色煙筆(鹽崎良一)
最近觀たもの讀んだもの(上司小劍/細田源吉/生田春月/鈴木彥次郞/鈴木厚/淺原六朗/大木雄三/古賀龍視/土田杏村/山本有三/武野藤介/小川未明)
小品
母の失敗(尾崎一雄)
饒舌と沈默(横光利一)
天文臺(小說)(フセワロド・イワノフ/岡田光一郞譯)
最近の海外文壇
現代ロシア文學の新展開(藏原惟人)
伊太利のグロテスク劇(岩崎純孝)
現代イスパニアの農民詩人(花野富藏)
詩・詩評
汽笛(岡本潤)
晴れるまでは曇れ(三好十郞)
汽車(大鹿卓)
葬式(三輪猛雄)
詩よ詩人よ詩壇よ(橋爪健)
ダダは何處へ
ダダは何所へ行つたか(萩原恭次郞)
現政府と理論鬪爭屋とダダイスト(岡田龍夫)
無記名評壇(作家評・文壇評・作品評)(新人六氏)
最近の地方文壇狀勢(通信)
文藝公論合評會(村山知義/尾崎士郞/林房雄/藤井淸士/淺原六朗/高田保/橋爪健)
創作
誰も知らない(小說)(十一谷義三郞)
苦い記憶(小說)(淺原六朗)
硝子管の家(戯曲)(舟橋聖一)
四十男のエピソード(推薦戯曲)(島影盟)
 
第一卷第六號
新人畫譜
6村山知義氏(寫眞版)
7川端康成氏(寫眞版)
生命力と渾成美(千葉龜雄)
無產派文藝の第三過程への轉化(本莊可宗)
一昨々日の批評家宇野氏(片岡鐵兵)
文藝の藝術性社會性再論(土田杏村)
隨筆
喋々(十一谷義三郞)
雜感(水守龜之助)
農村閑話(平林初之輔)
文壇時事
全集ものに就いて(赤松月船)
客觀的價値の重要性(鈴木厚)
現代日本文學の主要傾向(上田保)
十一谷氏の位置(杉本捷雄)
歷史的産物だ(大木雄三)
最近觀たもの讀んだもの(中村白葉/靑野季吉/山田淸三郞/水守龜之助/小酒井不木/中村正常/下村千秋/辻本浩太郞/藤森淳三/佐藤惣之助/南部修太郞/武川重太郞)
無產派文學の高揚(麻生義)
僕の五分間劇場(稻垣足穗)
小品
昇降器(久野豊彥)
蝙蝠屋さんの死(加藤由藏)
點火五分前(塚原健二郞)
田舎の芝居趣味(福士幸次郞)
昔見た芝居(辻潤)
新劇團體の目標とその過程に就て
民衆劇場建設への道(佐々木孝丸)
新劇硏究所の六年(若月紫蘭)
心座書拔(舟橋聖一)
新しい喜劇(金平軍之助)
新劇協會に就て(岸田國士)
築地小劇場の事(北村喜八)

詩二つ(高橋新吉)
●(草野心平)
第三の男(三好十郞)
無記名評壇(新人五氏)
文藝公論合評會(萩原朔太郞/片岡鐵兵/森本巖夫/本莊可宗/尾崎士郞/古賀龍視/橋爪健)
創作
合唱(五十枚)(高田保)
夜を通して(三十枚)(小島勗)
汽罐(四十五枚)(富田常雄)
 
第一卷第七號
評論
土田杏村氏に答ふ(平林初之輔)
何を私が詩に要求するか(萩原朔太郞)
文壇乘取り運動(村松正俊)
雜誌プロレタリア藝術に就て(中野重治)
創作の材料又は構想を得たる旅の思ひで
旅で得た作品のヒント(加藤武雄)
今度歐羅巴を(江間修)
旅と云つても(前田河廣一郞)
七月の健康美その他(鈴木次郞)
ハルピンの一夜(南部修太郞)
九州の旅(加藤一夫)
あらゆる材料(葉山嘉樹)
旅行して(片岡鐵兵)
北海道に(淺原六朗)
忘れられないのは(生田春月)
伊香保(三宅やす子)
隨筆
追憶斷片(宮島資夫)
ある文學靑年(井東憲)
武藏野の一角より(金田一京助)
高田保氏の渡佛を送る(金子洋文/横光利一/堤寒三/岡榮一郞/靑野季吉/下村千秋/森岩雄/藤森成吉/林千歲)
創作
戀と幽靈(小說)(林房雄)
海軍記念日(小說)(藤澤恒夫)
五位鷺(戯曲)(小泉卓)
最近の海外文壇
英國文學の現狀(幡谷正雄)
最新フランス戯曲の新傾向(高橋邦太郞)
現代ロシア文學の新展開(藏原惟人)
伊太利文壇雜話(岩崎純孝)
詩壇新人合評會(速記錄七十枚)(萩原恭次郞/大木篤夫/岡本潤/中野重治/松本淳三/赤松月船/三好十郞/橋爪健)

海へ下る(佐藤惣之助)
詩一篇(高村光太郞)
風の頌(新進無產派の長詩)(上野壯夫)
高田保を送る詩二篇(堀口大學)
最近の地方文壇情勢(地方在住の新人六氏が各地方の文界についてその實狀と抱負をのぶ)
文壇漫畫(堤寒三)
文壇漫畫(須山計一)
口繪寫眞版
新人畫譜8(高田保)
文藝公論地方講演の諸氏
編輯者愚痴(橋爪健)
無記名評壇(六月戯曲評及び小說評)(新人三氏)
文藝時觀
文學の上で政治鬪爭は出來ぬ(郡山弘彥)
柔かな疳癪玉(中野正人)
明日の苦行文學(朝野諄)
社告
文藝公論豫約募集(直接豫約の利得)
高級投書欄設置について(選者發表)
 
第一卷第九號
斷橋の嘆(芥川氏の死と新興文壇)(萩原朔太郞)
藝術に於ける『自己目的』と『目的意識』と(本莊可宗)
高畠素之氏の國家社會主義を評す(大槻憲二)
女流文藝の實際問題(生田花世)
われら如何に進むべきか
仕事について(林房雄)
物を云ふ(久野豊彥)
確乎として自分の道を(小島勗)
もう澤山だ(富田常雄)
私は行くまだ踏まれない徑を(古澤安二郞)
分柝せよ(阿部知二)
藝術家虐殺時代(舟橋聖一)
如實なる表現を(黑島傳治)
藝術の武器より武器の藝術へ(武田麟太郞)
何よりも新しさを(橋本英吉)
パイプのヤニ(中村正常)
魔天樓の窓(狩野鐘太郞)
鯉の進出(衣卷省三)
唯眺めて居る(鴇田英太郞)
目標を鬪爭に(里村欣三)
千圓ほしい(飯田豊二)
飛行機に乘るがよい(北村小松)
創作
遍路抄(小說)(高橋新吉)
粉雪(小說)(下村千秋)
飢餓の記(小說)(橋本英吉)
籤(戯曲)(畑耕一)
埋憂記(小說)(井伏鱒二)
最近觀たもの讀んだもの(辻潤/森本巖夫/小堀甚二/江口渙/高橋邦太郞/左近益榮/高須芳太郞/福田正夫/三宅周太郞/尾瀨敬止)
原理(詩二篇)(野口米次郞)
瀧について(散文詩)(尾崎士郞)
無記名評壇(八月小說戯曲評)(新人二氏)
新人欄
博愛館燒燼記(入選・小說)(內山貞三)
宗敎(入選詩)(武波林太)
俺達の酒宴(入選詩)(湊英季)
最近の地方文壇情勢
上州文壇(坂田哲郞)
廣島文壇鳥瞰と一苦言(臥虎山生)
福島縣詩文壇の現狀(祓三光義)
香川文壇の現狀(黑田昤吉)
奈良地方(失名氏)
選者の言葉
選者の言葉(萩原恭次郞)
投稿小說選評(橋爪健)
社告
文藝公論豫約募集
高級投書欄設置について

第一卷第十號
無產文藝の承認過程(村松正俊)
「我」の自覺の諸相と藝術上の「イズム」(本莊可宗)
隨筆
二文人の死(今東光)
高原帶・スケツチ(佐藤惣之助)
最近の海外文壇
獨逸無產文學の一瞥(藤井淸士)
米國文學の輪廓(幡谷正雄)
スペインの新興社會文學を讀んで(花野富藏)
特別記事わが二十歲の頃
投書狂の書生(千葉龜雄)
早稻田の文科(長谷川天溪)
單身故鄕を出ず(小川未明)
秋水の死刑(細田源吉)
女性の誘惑を克服する練習(白井喬二)
「新聲」の編輯(高須芳次郞)
大膽な空想(中村吉藏)
臘勉時代(村松正俊)
飜然心機一轉(米川正夫)
二十歲の憂鬱(生田春月)
孤獨(上司小劍)
その頃の讀書(片岡鐵兵)
野心の權化(今東光)
若きカント時代(新居格)
第一に自己革命(水守龜之助)
畫生から徒弟(岡田三郞)
修道院志望など(萩原恭次郞)
空界への憧れに(稻垣足穗)
童貞と雲(淺原六朗)
密臘船へ(江口渙)
札幌の少女(本莊可宗)
不良少年時代(戸川貞雄)
記憶に殘つて居ること(鈴木彥次郞)

一分間の空想(萩原恭次郞)
佛蘭西および日本の若い詩人に贈る(上田敏雄)
彈丸の他に俺たちに何がある(野川隆)
Kを思ひながら(小野十三郞)
正義に就いて(上野壯夫)
最近觀たもの讀んだもの(片岡鐵兵/上泉秀信/大槻憲二/若杉鳥子/岩崎純孝/平林たい子/岡田三郞/今野賢三/工藤恒/久野豊彥)
文藝時觀
宣傳文學一考(飯田德太郞)
「漸く佳境に入る」(高間芳雄)
新人の印象(3)鈴木彥次郞・その人間その仕事
同心の友(今東光)
新選組のやうな顏(稻垣足穗)
健康な野性味(鷹野つぎ)
信賴するに足る隣人(伊福部隆輝)
鈴木君少々(酒井眞人)
力作的(富田常雄)
同じ東北人(諏訪三郞)
敵(橋爪健)
無記名評壇(九月小說及び文壇評)
最近の地方文壇情勢
新人欄
蛾(推薦小說)(加藤平治)
サツコ、ヴアンゼツチを救へ(推薦詩)(高下鐵夫)
あいつは殺された(推薦詩)(鹽野筍三)
創作
狹布里遺聞(戯曲―六十枚)(鈴木彥次郞)
戀の一杯賣(小說―二十五枚)(吉行エイスケ)
 
第一卷第十一號
既成文壇の崩懷期に處す
將來の文學(小川未明)
オリエンタリズムの立塲から(高須芳次郞)
ブル文學の崩懷(小宮山明敏)
催眠劑が必要だ(辻潤)
部分的戰場(橋本英吉)
改革は鬪爭の外なからむ(靑野季吉)
プロ文學をも檢討せよ(花野富藏)
現實力への弛緩(細田民樹)
慘めな崩懷へ(細田源吉)
爆擊飛行機(林房雄)
文壇ギルド解體の趨勢(郡山弘彥)
どんな卓拔な騎手だつて(中河與一)
茶番狂言的(宮地嘉六)
退屈な創作(藤森淳三)
認識を創造せよ(芳賀融)
文壇惡の改良法(松永延造)
小生の意見(福士幸次郞)
崩懷は當然(片岡鐵兵)
凡ては文壇的生長とみて(武川重太郞)
雜感(生田春月)
斷想(高村光太郞)
虛無的な否定(福田正夫)
殘る人は殘る(上泉秀信)
プロ文學の將來(本莊可宗)
黨派に對する二つの理解(中野正人)
不滿足な文壇の現狀(武野藤介)
プロ文藝萬歲(島影盟)
時日の問題(草野心平)
凡ては解體後(大木雄三)
ブル文とプロ文(狩野鐘太郞)
散筆(衣卷省三)
同人雜誌の俊銳(萩原恭次郞)
兩階級の興廢に(高橋新吉)
プロ文學の將來(岡本潤)
關心をしない(稻垣足穗)
返答一束(伊福部隆輝)
誰か鳥の雌雄を(日夏耿之介)
斷片(山田淸三郞)
毛斷文壇呆談(鴇田英太郞)
百の理屈も屁(榊山潤)
問題はそれ以外(三好十郞)
プロ作家の仕事(黑島傳治)
自ら崩れ去る(百田宗治)
一家言(淺原六朗)
徒黨黨派文壇の不快(靑山倭文二)
われわれの罪だ(舟橋聖一)
原理的諸問答(內藤辰雄)
礎は出來た(堤寒三)
空氣よし(藤森成吉)
偶感三言(鈴木文史郞)
職業としての文藝家から社會的鬪士としての文藝家へ(山內房吉)
いはゆる文春社(古澤安二郞)
必ずしもプロに非ず(木蘇毅)
幻影の亂舞(中村還一)
プロ魂に出發(堀江かど江)
既成作家の功罪(久板榮二郞)
憫笑を送らんのみ(南部修太郞)
切支丹文學の鑑賞(土田杏村)
中間派文藝理論を排し併せて政治と文學との關係を論ず(本莊可宗)
新文壇への轉向(村松正俊)
隨筆
夢多き頃(わが二十歲前後)(中西伊之助)
秋の一節(尾崎士郞)
文壇時評
文壇ギルド解體の趨勢(麻生義)
社會群としての文壇の崩懷過程(川原次吉郞)
專問的意識の崩懷と藝文革命(高群逸枝)
中河氏の致命傷(武野藤介)
プロ派檢討(松本淳三)

彼等の一人が言つた(三好十郞)
投票凾(小野十三郞)
市ケ谷の冬(黃瀛)
最後の微笑を交さう(推薦)(寺尾實)
藝術よ反抗の旗を振れ(推薦)(鹽谷寛二)
心座を觀る(劇評)(富田常雄)
二つの詩集(觀たもの讀んだもの)(萩原恭次郞)
寸言(投稿選評)(萩原恭次郞)
無記名評壇(文壇評・作品評)(新人五氏)
文壇批判合評會 文壇組合の解體 文藝春秋其他の功罪 ジャアナリズムと文壇惡 プロレタリア文藝の將來(今東光/村松正俊/藤井淸士/赤松月船/本莊可宗/鈴木彥次郞/森本巖夫/橋爪健)
創作
我等と隣人(長編「我が無職時代」の發端)(松永延造)
表紙(今東光)
 
第一卷第十二號
本年度文藝總決算
本年度評論界の諸問題(村松正俊)
今年度戯曲界の總決算(富田常雄)
一九二七年の無產者文藝運動(山內房吉)
プロ藝はどのやうな道を步んで來たか(久板榮二郞)
詩壇の一九二七年度(三好十郞)
一九二七年の詩人の活動(江森盛彌)
最近觀たもの讀んだもの(葉山嘉樹/新居格/森岩雄/小出楢重/夏川靜江/畑耕一/藤井眞澄/伊澤蘭奢/飯田豐二/富田常雄)
文學に於ける當來形式に就て(本莊可宗)
君には一生惡口を云つて貰ひたい(中河與一)
ブルジヨア文學の崩懷とプロの將來(久野豊彥)
無記名評壇(新人二氏)
新人の印象(4)葉山嘉樹・その人間とその仕事
同志葉山の意力(里村欣三)
苦しめる葉山君(片岡鐵兵)
素描すれば(佐々木孝丸)
わが無產派文學の花(森本巖夫)
葉山嘉樹の人と藝術(小堀甚二)
致命!(橋爪健)
米國の小劇場運動とその競技會(最近海外文壇の情勢)(吉岡靑村)
女流新詩輯
ロマンチストの言葉(林芙美子)
颱風(碧靜江)
郊外の秋(友谷靜榮)
追憶(大井さち子)
歸燕(森三千代)
秋の夢(米澤順子)
【新設】口語歌(高草木暮風、淸水信ほか十五氏)(土田杏村選)
新人欄
ビスマルクと鸚鵡(推薦創作)(內山貞三)
崩懷の內在性(推薦評論)(淺田種郞)
喇叭(推薦詩)(秋岡潤一)
スローガン(推薦詩)(素鄕共三)
創作
D舞踊團(松永延造)
賣物(佐佐木俊郞)
疲れた風景(榊山潤)
銀貨をくふ足(衣卷省三)
歸鄕(工藤恒)
表紙(今東光)
漫畫(須山計一)