愛誦 第4巻第1号-第6号(昭和4年1-6月)
第四卷第一號
詩篇
秋の灯(西條八十)
時代の戀(生田春月)
瀧(前田鐵之助)
風鳴る海景(橫山靑娥)
我が愛する白樺に(木川新太郞)
蟲・洋燈(柴山晴美)
故鄕の冬(寺下辰夫)
野火(橫澤芳人)
雁(井上誠)
雪あられ(小畠貞一)
卽興(中山鏡夫)
朝(加藤介春)
或る裏町にて(多田不二)
海外女流詩人抄(西條八十)
隨筆
詩壇隨感(福田正夫)
庭二つ(佐藤惣之助)
詩人の集り(河井醉茗)
評論
ボードレエル論(中山鏡夫)
十「月」後期のロシヤ詩壇(橫澤芳人)
ジョルジュ・デュアメル(宮本正淸)
硏究
生活を唱へる民謠(湯朝竹山人)
日本童謠史講話(橫山靑娥)
民謠私考(石堂保)
小曲・民謠
相・豆・三篇(濱名東一郞)
萱の穗(石堂保)
新小唄八章(前田林外)
故鄕の言葉が(夏木逸夫)
人妻(三井良尙)
短歌
博物館開館式にて(永田龍雄)
相尅篇(山本秋良)
壯烈なる最後(譯散文詩)(高橋廣江)
女性篇
父を偲ぶ(中田信子)
白さぎ(生田花世)
雀(金子みすゞ)
紫・臙脂・銀鼠(稻垣恒子)
あるノート(稻見千代子)
草苺と母(山本華子)
屋敷街(岡本咲子)
故い王座(後藤八重子)
或る夜(伏島千賀子)
都の人に(草川みどり)
淋しき(飯塚小雀草)
いのり(小堀きみ江)
いのり(露木陽子)
龜になる石(田中信子)
第四卷第二號
詩篇
毳(西條八十)
冬夜孤獨歌(佐藤惣之助)
魚・春に逢ふ(柴山晴美)
或る碑名(寺崎浩)
童心(角田竹夫)
簞笥(木川新太郞)
若しも(間司つねみ)
哀しき春(寺下辰夫)
空虛な舞臺(橫山靑娥)
女性篇
墓たち(金子みすゞ)
ひとを打つ(山本華子)
秋の燈臺(稻垣恒子)
樹(植本光子)
いま鳴く鳥は(渡邊衣子)
母となる友(小堀きみ江)
たそがれ(飯塚稜威子)
たこつぼ(田中信子)
短歌
鴨雜煑(生田蝶介)
炭の俵(横堀精一郞)
鐵林山金屋子神社舊址(小瀧空明)
國津橋詠(霜山陽一)
冬色(松本仁)
評論
ボードレール論(中山鏡夫)
十月」後期のロシヤ詩壇(橫澤芳人)
ジョルジュ・デュアメル(宮本正淸)
硏究
日本童謠史講話(橫山靑娥)
民謠私考(石堂保)
詩篇
轉換の前に突立つた存在(竹田靖治)
肉祭の神具(月原橙一郞)
蟇(澁谷潤)
酒場哀唱(吉川則比古)
荒波にさいなまれて(羽根田理一)
一枚の枯葉(村歌風)
うたがひ(秋山紅村)
土の中から生まれた詩(山岡巖)
晝の薄暮(中村伊佐治)
武藏野に佇つ(神山康人)
民謠
椿(大關五郞)
逢ひに來るなら(松村又一)
そら(夏木逸夫)
子安貝(三井良尙)
備忘錄
ステイヴンスン書簡抄(石堂保)
隨筆
詩の風景(中西悟堂)
粥(西谷勢之助)
春の休憩室
新人篇
毬(永井鶴之介)
鶴(加藤まさを)
生きてゆく(河田誠一)
夢にのみ(田村しげる)
栗の實(小林籟)
寒牡丹(屋田茗樹)
哀慕(及川二郞)
野ねずみ(坪井憧三)
柿(坂部比路太)
讀者欄
詩
小曲
童謠
民謠
短歌
通信
第四卷第三號
詩篇
詩作(西條八十)
影繪(橫山靑娥)
シルエツト(澁谷榮一)
子鳩(淸水暉吉)
邂逅(寺崎浩)
おゝ稻は彼方に(木川新太郞)
寂しい夢(間司つねみ)
卽興(中山鏡夫)
破產(百田宗治)
民謠
鵯(大關五郞)
踏靑(河井醉茗)
小唄八章(前田林外)
女性篇
羽蒲團(金子みすゞ)
花と鳥(金子みすゞ)
丘(深水澄子)
かまどのうた(稻見千代子)
母と影(稻垣恒子)
顏をみていると(伏島千賀子)
金木犀(田中信子)
火花の戀(小堀きみ江)
白猫(淸田榮)
淋しき心(飯塚稜威子)
評論
ボードレール論(中山鏡夫)
ジョルジュ・デュアメル(宮本正淸)
「十月」後期のロシヤ詩壇(橫澤芳人)
硏究
朝鮮詩壇觀(李軒求)
日本童謠史講話(橫山靑娥)
詩篇
買物の歸り途々子供のことを(岡田刀水士)
吹雪の唄(靑木茂若)
幸福者(江口隼人)
かくれんぼ(中村伊左治)
蒲公英(張田友次郞)
明日の太陽(秦欽哉)
曼珠沙華(小熊秀雄)
秋の夜推考(神山康人)
INSOMNIA(吉川則比古)
冬眠(八十島稔)
隨筆
或る逸話(西條八十)
春芽ぐむ(島本久惠)
短歌
面影(生田蝶介)
斜雨莊近詠(永田龍雄)
雪の故鄕(山本亮)
ひよこの歌(杉田星歌)
雪荒れ(國井葭村)
花嫁(福田武男)
歲旦詠(松本仁)
備忘錄
詩書小觀
新人篇
月光詩曲(矢澤章)
夜の光點を結ぶ(梅村歌風)
月光の中に(河田誠一)
晩秋(三井良尙)
顋髯(小林籟)
純白にあこがれる(城利休)
黄昏の街上(秋山紅村)
男ごころ(福島武子)
讀者欄
詩
小曲
童謠
民謠
短歌
通信
第四卷第四號
詩篇
譯詩二篇(西條八十)
贖罪(多田不二)
黑牛(加藤憲治)
河(林信一)
五月三日を憶ふ(寺下辰夫)
病床の詩(西谷勢之助)
空の鐘(木川新太郞)
春の電鈴(柴山晴美)
ある時弟へ寄する(澁谷榮一)
心落ちいず(橫山靑娥)
雨後の日沒(前田鐵之助)
女性篇
女(小堀きみ江)
或る黄昏の風物(山本華子)
若き日(莊原照子)
片戀(泉あき子)
接吻(竹內てるよ)
しら雪(增田たか子)
おるがんとらうそく(田中信子)
日ぐれ(泉雪子)
うたびと(稻垣恒子)
トンラプの女王(金子みすゞ)
夜中の太陽(友谷靜榮)
雪(英美子)
譯詩
四月の戀(太田武男)
亡人の老人(木川新太郞)
民謠
ともに死のとの(大關五郞)
電車で(夏木逸夫)
紅い風船玉とあの娘(三井良尙)
硏究
「十月」後期のロシヤ詩壇(橫澤芳人)
日本童謠史講話(橫山靑娥)
ボードレール論(中山鏡夫)
詩篇
記念碑(秦欽哉)
雪他一篇(江口隼人)
新生(張田友次郞)
春は赤い馬車にのつて(秋山紅村)
さかだちすれど(中村伊左治)
愁(山路英世)
早春の情思(梅村淸)
王將(長岡孝一)
冬は花輪を解いた(八十島稔)
詩のある素描(隨筆)(柴山晴美)
短歌
十國峠へ(生田蝶介)
山小屋の月(大村由太郞)
借家住居(竹耶里親夫)
いろ鉛筆(古宇田ふみ子)
部屋の灯(渡邊保一郞)
春遠からず(松本仁)
詩書小觀
備忘錄
安樂椅子
新人篇
サナトリアム風景(岸保彥)
冬松山(屋田茗樹)
日陰の山道(和地きよ詩)
枯草原に(水野德好)
妹嫁ぐ(押尾憲治)
嫁御(高橋芳泉)
讀者欄
詩
小曲
童謠
民謠
短歌
通信
第四卷第五號
詩篇
ひゞき(西條八十)
春の中で(中西悟堂)
春を焚く(木川新太郞)
ある時(澁谷榮一)
ペルシヤの春(梶浦正之)
二つの詩(角田竹夫)
雪は旋風の如く(橫澤芳人)
輕燕(橫山靑娥)
碑銘(加藤憲治)
詩心一滴(前田鐵之助)
女性篇
戀の定時干滿は永劫(友谷靜榮)
夕顏(金子みすゞ)
極樂寺にて(稻垣恒子)
ねこまたの汽笛(田中信子)
蠶かひつつ(小宮繁子)
ひとり慕ひて(小堀きみ江)
竹の葉たち(飯塚稜威子)
寂しき心(泉あき子)
降灰の曲(詩劇)(木川新太郞)
民謠
菖蒲咲くころ(寺下辰夫)
夕波千鳥(石堂保)
夜と晝(夏木逸夫)
戀のかけ橋(三井良尙)
譯詩
陰影の園生(ダウスン)(柴山晴美)
うれひ(ビニヤン)(正木京村)
硏究
ボードレール論(中山鏡夫)
「十月」後期のロシヤ詩壇(橫澤芳人)
民謠に就いての私見(橫山靑娥)
詩篇
村落の春(佐野嶽夫)
クララ・ボウ(門田穰)
望鄕(北島俊)
風と勞働者との風景(山岡巖)
月夜(川口洋)
雪二章(中込純次)
カナリヤと女(秋山紅村)
芽生の匂を(梅村歌風)
火花する春(八十島稔)
隨筆
よしなし言(佐藤惣之助)
「白孔雀」時代の思ひ出(澁谷榮一)
短歌
丁字の日向(生田蝶介)
そら豆の花(橫堀精一郞)
水仙の花(田村松之丞)
月の箱根路(神山文太郞)
まどはし(山本亮)
備忘錄
一茶斷片集
假文字名英語
詩書小觀
みをつくし
新人篇
蕾(梅村歌風)
白痴の憧れ(磯村利一)
ある印象(河田誠一)
寂しさ(植原繁市)
眞晝の月(石川雪花)
南の空(矢須田達)
冬の夜の唄(幌谷靖)
月夜(羽生田鳥衣)
讀者欄
詩
小曲
童謠
民謠
短歌
通信
第四卷第六號
詩篇
苦きながれ(西條八十)
挽歌(佐伯孝夫)
深淵(林信一)
春雁(小畠貞一)
明るい征矢(松村又一)
魂の窓(西谷勢之助)
あゝ夢であれ(淸水暉吉)
雨を聽きつ(寺下辰夫)
水流(橫山靑娥)
瀧(生田花世)
影(正富汪洋)
隨筆
昔の女流俳人(角田竹夫)
「白孔雀」頃の思ひ出(澁谷榮一)
種蒔權兵衞の傳說と遺蹟(芝原ひでつぐ)
民謠
藤十郞の戀(濱名東一郞)
東京音頭蒸汽唄(石堂保)
女性篇
私の流儀(友谷靜榮)
百合の花(稻垣恒子)
悔(田中信子)
夏の雨(小宮繁子)
その日から(小林ちとせ)
失ひし寶玉(泉あき子)
ともしび(增田たか子)
子守唄を(鈴木葉子)
煙(飯塚稜威子)
ゆふがほ(小堀きみ江)
硏究
ボードレール論(中山鏡夫)
奈良朝の民謠(橫山靑娥)
「草の葉」以後の米詩壇管見(石堂保)
詩篇
落葉の墓標(中村伊左治)
空のあかり(江口隼人)
晴天の朝(佐野嶽夫)
傷春(矢須田達)
彼(吉永多喜治)
或少女(北島俊)
故鄕の感想(詩壇諸家)
わが一日(詩壇諸家)
わが行樂(詩壇諸家)
短歌
若葉の風(生田蝶介)
氷柱(國井葭村)
八つ手葉(大久保月夜)
妻微恙(大村由太郞)
彼岸(松本仁)
備忘錄
みをつくし
新人篇
雪解の水(梅村淸)
北海道のかに(大塚牛步)
サンパンの春(河田誠一)
酢漿草(植原繁市)
椿(澤みつる)
夕風にのつて來る(矢須田達)
おせど(屋田茗樹)
花藤(三井良尙)
讀者欄
詩
小曲
童謠
民謠
短歌
自由欄