近代文学 第1巻第1号,第6号、第2巻第1号、第3巻第10号,第11号(昭和21年1月~23年11月)
第1卷第1號
藏原惟人を圍んで(近代文學同人)
藝術歷史人間(本多秋五)
昔の日記(正宗白鳥)
よもの眺め(宮本百合子)
詩二篇(長光太)
變形譚(花田淸輝)
島崎藤村(一)(平野謙)
創作
わが血を追ふ人々(坂口安吾)
停れる時の合間に(佐々木基一)
死靈(一)(埴谷雄高)
同人雜記
No. 6
評論
「政治の優位性」とは何か(平野謙)
「ドストエフスキイの生活」について―小林秀雄論補遺―(本多秋五)
芥川龍之介論(3)(福田恆存)
座談會
フランス文學を語る(河合亨/荒正人/中村眞一郎/佐々木基一/加藤周一/埴谷雄高)
コロキア
左縦がき(勝本淸一郎)
肉體の亂舞(千田九一)
非文學的妄語(渡邊一夫)
短歌
秋風(江口渙)
かりよん
小林秀雄著「無常といふ事」にいてつ
見え過ぎる目(山室靜)
花(中田耕治)
戰爭文學(荒正人)
創作
義仲(大井廣介)
停れる時の合間に(4)(佐々木基一)
死靈(6)(埴谷雄高)
同人雜記
表紙素描(荻高德)
No. 8
座談會
近代精神について 大塚久雄を圍んで(瓜生忠夫/荒正人/小田切秀雄/佐々木基一/埴谷雄高)
三つの世界(荒正人)
文學的でない一つの感想(中野好夫)
コロキア
政治の周邊(中村哲)
女の仕事(芝木好子)
聖者物語の傳播(田中於莵彌)
三人の娘(江間章子)
戲作者文學論(坂口安吾)
かりよん
藤村の「東方の門」について
藤村小感(山室靜)
東方の門・巡禮(杉森久英)
東方の門(小原元)
東方の門覺書(永積安明)
私は中途半端なぞ嫌だ(小田切秀雄)
創作
朽葉(新庄宗俊)
死靈(八)(埴谷雄高)
表紙素描(荻須高德)
同人雜記
カツト(片山芳/小林二郎/角屋一雄)
十月號
宮本百合子論(IV)(本多秋五)
逆流の組織(關根弘)
理想主義の周邊(山室靜)
『死靈』論―
□異邦人の言葉(本多秋五)
□〝あつは〟と〝ぷふい〟(武田泰淳)
□『死靈』の位置(大井廣介)
□物質の不倫について(安部公房)
壺 池水は濁りに濁り(亀島貞夫)
チェホフ討論會(佐々木基一/福田裕/齋藤正直/中田耕治/野間宏/埴谷雄高/平田次三郎/荒正人)
チェホフと現代(佐々木基一)
作品
火の踵(原民喜)
十一月號
★戰後作家論★
戰後作家について(伊藤整)
行動の場に立つて(篠久喜)
宮本百合子論(本多秋五)
チェホフ討論會II(佐々木基一/野間宏/荒正人/平田次三郎/中田耕治/埴谷雄高/齋藤正直/福田裕)
作品
ある夜の窪みに(安部公房)
月下の渦潮(六七枚)(島尾敏雄)
編輯後記