文学　第１号ー第４号（昭和４年１０月～５年１月）

文學　第一號　目次
眠ってゐる男　（堀辰雄）
異國　（永井龍男）
ロオザになれなかつた女　（藤澤桓夫）
戀愛の結果（詩）　（北川冬彦）
文藝批評の解體期　（安倍知二）
疲勞の詩人　（吉村鐵太郎）
DE SERMONE （西脇順三郎）
希臘古詩（詩）　（佐藤春夫）
地獄の一季節（ランボオ）　（小林秀雄）
ナジア（ブルトン）（佐藤朔）
新刊批評
頂點とマックス・ジヤコブと現實と　（横光利一）
假説の運動　（瀧口修造）
二九年版日本プロレタリア詩集　（中野重治）
南京六月祭　（村庄三郎）
ソヴイエト・ロシアの映畫　（飯島正）
アメリカ文學とは　（春山行夫）
スワン家の方（プルウスト）（淀野隆三）
マルセル・プルウストに就いて　（佐藤正彰）
編輯後記　（犬養健）

文學　第二號　目次
屋根の上のサワン　（井伏鱒二）
プロテウスの倒影　（宗瑛）
實驗室における太陽氏への公開状　（瀧口修造）
『天主に世界の滅亡を告ぐ』（詩）　（上田敏雄）
新文學とその任務に就いて　（久野豊彦）
文學的實體について　（横光利一）
文藝時評　（小野松二）
詩壇時評　（北川冬彦）
暖かさを浴びる（詩）　（室生犀星）
地獄の一季節（ランボオ）　（小林秀雄）
貨幣贋造者の日記（ジツド）　（大野俊一）
プルウストとスノビズム　（原研吉）
プルウストのある姿態　（神西淸）
新刊批評
映畫の研究　（阿部知二）
蟹工船　（立野信之）
オルフェ　（堀辰雄）
西部戰線異状なし　（吉村鐵太郎）
海外消息
ヂアギレフの死（蘆原敏信）
フヂタ嗣治（佐藤朔）
屋根の上の牡牛（春山行夫）
ドイツの新進詩人達（藤田暉）
ヨリス・イヴェンス（飯島正）
スワン家の方（プルウスト）（淀野隆）

文學　第三號　目次
涼廊（戯曲）　（中村正常）
意志を持つ風景（小説）（藏原伸二郎）
高貴な水族館（小説）（原研吉）
十一月の視野に於て（詩）（三好達治）
藝術と自由　（雅川滉）
藝術に關する走り書的覺え書　（小野松二）
片岡鐵兵氏に　（吉村鐵太郎）
地獄の一季節（ランボオ）（小林秀雄）
テスト氏の序（ヴァレリイ）　（佐藤正彰）
新刊批評
詩集「戰争」（梶井基次郎）
フロイドの「藝術と精神分析」（坂本越郎）
ジヤン・コクトオ氏の講演　（堀辰雄）
無秩序として考へられた秩序について
手帖
（堀辰雄）
（深田久彌）
（阿部知二）
（吉村鐵太郎）
（永井龍男）
（池谷信三郎）
スワン家の方（Ⅲ）　マルセル・プルウスト

文學　第四號　目次
評論
古典主義の原則について　（西脇順三郎）
片岡鐵兵論　（吉村鐵太郎）
佐々木茂索論　（阿部知二）
宗瑛の作品について　（堀辰雄）
作家と作品　（川端康成）
詩
軍艦肋骨號遺聞　（安西冬衞）
血鹽について　（北川冬彦）
小説
避病舍　（長冲一）
或フォードの一生　（深田久彌）
彼と彼女　（久野豊彦）
新刊批評
「虚妄の正義」に就て　（三好達治）
「超現實主義詩論」（春山行夫）
アンドレ・ブルトンの「超現實主義と繒畫」　（神原泰）
飜譯
地獄の一季節（ランボオ）　（小林秀雄）
スワン家の方（Ⅳ）（マルセル・プルウスト）
手帖
（井伏鱒二）
（雅川滉）
（中村正常）
（笠原健治郎）
（神西淸）
（堀辰雄）