別冊歴史読本 第18巻第35号(平成5年12月)
東京都(下町)
総論 大震災・大空襲で変貌した街(戦争考古学研究会)
街の変遷 伝統ある盛り場上野・浅草の歴史(小森隆吉)
落語漫歩吉原「五人廻し」
戦時下の下町と東京大空襲
手記 川と橋の町の大空襲(石井きん)
手記 国民学校六年生の戦争(船渡和代)
手記 七歳の少年が見た東京大空襲(滝村忠臣)
焼け跡からの出発
手記 大空襲で焼けた私の店〈桔梗家〉(堀木義雄)
手記 苦しかった店の復興〈笹乃雪〉(奥村多吉)
街の変遷 震災・戦災・水害を克服した墨田区の新しい下町づくり
両国どすこいマップ
運河と埋め立ての街・江東区
商品広告に見る戦時下の世相
庶民生活の変遷 下町深川の暮らし(中沢義雄)
仕事と産業 下町に残る伝統工芸
祭りと遊び 上野の祭礼と浅草のお祭り(石川俊)
落語漫歩「付き馬」
年表 昭和の移り変わり(東京編)
横浜市
総論 震災・戦災・接収、三重苦から甦った国際都市(松尾博志)
街の変遷 震災の復興で幕を開けた横浜の昭和(斎藤秀夫)
戦時下の横浜と大空襲
軍靴につつまれた国際都市・横浜の庶民生活(小柴俊雄)
戦時下の外国人たちは
戦時下の学校教育と学童疎開(小柴俊雄)
手記 横浜大空襲・そのとき私たちは(小野静枝)
町会長が語る中華街の変遷(高橋柢祐)
街の変遷・焼け跡からの出発
手記 マッカーサーを厚木から先導して(臼井長太郎)
祖国の中の異国・占領下のヨコハマ(斎藤秀夫)
祭りと歳時記 今も連綿とつづく海の祭り、丘の祭り(岸上興一郎)
横浜めりけんマップ
未来都市ヨコハマ 「みなとみらい21」に託す夢
年表 昭和の移り変わり(横浜編)
大阪市(北部)
総論 大阪駅前とOBP地区の昭和史(青木茂夫)
街の変遷 昭和とともに変わってきた梅田界隈(伊勢戸佐一郎)
市民の協力で再建された天守閣・昭和の大阪城物語
商品広告から見た昭和の移り変わり
庶民生活の変遷・私の戦中戦後
誰もがおなかをすかしていた(幸田美佐子)
怖かったお巡さんの目(藤田富美恵)
仕事と産業 商人の町・大阪の「船場大学」(和田亮介)
祭りと遊び 日本一を誇る「天神まつり」(近江晴子)
年表 昭和の移り変わり(大阪編)
北九州市
総論 都市再生にかける北九州市(米津三郎)
街の変遷・戦時下の北九州
鉄鋼の街・北九州ならではの空襲と機雷投下(笠井邦充)
手記 鉄都が壊滅した日(立石由美子)
北九州の防空体制
街の変遷・企業城下町の衰退
九十年前に祖父が造った熔鉱炉(小野有夫)
年寄りは住みにくい企業城下町(矢野善吉)
新都心化する小倉駅前
スペースワールドへの期待
庶民生活の変遷
手記 私も銃後を守る乙女だった(宇都宮富希子)
手記 我が家を襲った二度の災害(今田勉)
針一本も貴重品だった戦中
地元の名物
年表 昭和の移り変わり(北九州編)
青森市
総論 悲劇乗り越え生まれ変わった青森市
街の変遷 戦災を契機に急がれた街づくり(髙谷進)
街の変遷・市民の空襲体験
焼け残った土蔵に救われて(名畑嘉真)
身重の体で逃げ回る(今村あい)
夫を病院に残して(佐藤リヨ)
庶民生活の変遷 三日三晩をかけた戦前の結婚式(今村みさを)
すったもんだの市民生活(大竹芳)
仕事と産業 一世を風靡した青森の缶詰
台風による「洞爺丸」の沈没事故
子供と教育 虚しかった私の学生時代(佐藤黎二)
青森じょんがらマップ
祭りと遊び 世界的に有名になった「ねぶた祭り」
年表 昭和の移り変わり(青森編)
資料編
戦中用語ひとくち解説(福島鑄郎)
編修・取材・写真協力一覧
主要参考文献
編集後記